− 「いつも通り」 −

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■  2月11日 (土)

◆ 「気が付くと」

 しまった。
 いつの間にか前回の日記更新から、ひと月である。
 ネタが無いわけでも無いのに、これまた不覚。 さらには、昨年に引きやがりました風邪もスッキリ抜けずに、時折ぶり返す始末。

 とりあえず、何事もなかったかのよーに更新である。


◆ 「魔法どすえ」

 突然であるが、いまさら「 Master of Magic 」にハマる。
 しかも DOS 版(英語版)でプレイ。何とゆーか、こちらの方が雰囲気が出る。 時折、英語でつまるが、めげたりはしない。

 昨年、新型 PC を導入した際に、 OS も Win98SE から Windows XP にして安定の良さを喜んでいたのだが、やはり気がかりは DOS ゲームを含む昔のゲームの互換性であった。
 試験的に「 Master of Magic 」( DOS 版)を走らせてみると、比較的アッサリと動いたので、そのままハマりこんでしまったのである。

 魔法使いはカスタムである。 呪文はネイチャー×6・カオス×3。スキルは、 Alchemy と Nature Mastery 。 率いる種族はハーフリング。 顔はレイヴン。
 スタートすると、いきなりアラビア〜ンなジャファーと、ナマズ髭のロー・パンに挟まれている土地とゆーことが発覚。 ジャファーの度重なる侵入と攻撃をかわしつつ、相手の土地に腐敗の呪文をかけまくる。 ハーフリング達は呪文に対して強いので、投石士を量産してジャファー領を強行突破。 んで、英雄 Gunther 率いる百戦錬磨の部隊で、ジャファーの首を討ち取る。
 しかし! ロー・パンの首を取るまでは止められるものかかかか!!
 港湾都市周辺の土地を腐らせおるわ、いきなり我が首都に侵攻してくるわ。(お互い様か) ハーフリングの投石士部隊をバーバリアンの闘艦に載せて急襲じゃーーーい!!


 ……とゆー、話だけではナニなので、 Windows XP で走らせる方法などをボチボチ書いてみる。
 この方法は◆ Master of Magic - FAQ & Guide を参照させていただいた。 感謝である。

  • 「 MAGIC.EXE 」ファイルを右クリックして「プロパティ」を表示
  • 「プログラム」タブの「詳細設定」を選択。「互換タイマ ハードウェア エミュレーション」をチェック。
  • 「メモリ」タブのメモリ設定は、全て「自動」に設定。
  • 「互換性」タブの「互換モード」は、「互換モードでこのプログラムを実行する」をチェックし、「 Windows 95 」を選択。
  • 「画面」タブで「使い方」は、「全画面表示」を選択。
  • 「 OK 」で設定終了。
 この後、「 WIZARD.EXE 」にも同じ事をする。
 プロパティを変更すると「 *.PIF 」ファイルが出来るので、後の変更&実行は「 *.EXE 」ではなく「 *.PIF 」ファイルを変更のコト。

 お次に「 AUTOEXEC.NT 」「 CONFIG.NT 」の変更。
 両ファイルは C:\Windows\System32 フォルダにある。コマンドプロンプトを起動するときに(仮想 DOS モードになった時)参照され、ドライバを組み込んだり環境変数を設定する。(はずだ、確か)
 ココで要らないドライバを外し、拡張メモリを使えるように設定しないと、コンベンショナル・メモリを確保できなかったりする。

[ AUTOEXEC.NT ]

set BLASTER=A220 I7 D1 H5 P330 T6
※ コレは Sound Blaster 用の環境変数。…でもこのままじゃ音は出ない

[ CONFIG.NT ]

dos=high, umb
device=%SystemRoot%\system32\himem.sys
files=40
※ メモリの設定。 ちょっと懐かしい。

 設定はこんな具合。
 私は Master of Magic のフォルダに新しい「 AUTOEXEC.NT 」「 CONFIG.NT 」ファイルを作り、「 MAGIC.PIF 」「 WIZARD.PIF 」ファイルのプロパティ→「プログラム」→「詳細設定」でパスを変更。 こちらを読み込ませるようにしている。 ( C:\Windows\System32 フォルダ内の両ファイルに rem 文を追加して、不必要な行を無効にした方が簡単ではあるが。 その際はバックアップを忘れずに〜。)

 んで、生成されてる「 MAGIC.PIF 」から実行すると……。
 見事に起動。 らりほ〜。

 しかし、 音は出ない。
 旧 DOS 時代のゲームである。  ISA サウンドカードや、 SB-Link 付きのサウンドカードを載せていれば音は鳴るのだが、最近のサウンドカードではペケである。

 とりあえず、一部のクリック音や効果音は鳴るのだが、あの、
  ぴろぽろぽろぽろ ててれてー ててててー てってーててー
 呪文を開発したときのファンファーレや、
  でろでっでででででー ぱぱぱぱらぱ ぱぱぱぱらぱ ぱぱぱぱー
 戦闘シーンの不思議な BGM 、そして効果音、
 プレイ中にこれらが鳴らないのは、ひじょ〜〜に味気ないのである。

 そんな訳で、「◆ VDMSound 」をインストールする。
 コレは、 ISA サウンドカードをエミュレートする優れモノのドライバである。 ゲームポートもエミュレートしたりするらしい。 DOS ゲーム上でジョイスティックが使える。

 ダウンロードした「 VDMSound-2.0.4-WinNT-i386.msi 」を実行すると、自動的にインストールされる。
 エクスプローラ等から DOS ゲームの実行ファイルを右クリックした時に、メニューに「 Run with VDMS 」という項目があれば、成功である。 (色々いじっているときに、解凍された VDMSound フォルダの BAT ファイルと PIF ファイルを実行したよーな気がするが、よく覚えていない。)

 お次に「 Master of Magic 」側のサウンド設定。
 そう、あの昔懐かしい「 IRQ 」や「 DMA 」と格闘開始である。(笑)

 Master of Magic ディレクトリ(フォルダ)の「 INSTALL.EXE 」を実行。
 このファイルは、素直に Win XP のコマンドプロンプト( DOS プロンプト)から実行した方が良いよーである。 ちなみに、 INSTALL.EXE 実行前にコマンドプロンプトから「 US 」コマンドで英語モードにしておかないと、マウスカーソルが見えないなどの切ない目に遭う。 私は一度やった。
(※ ここで「メモリ不足!」と言われるよーであったら、 System32 フォルダ内の「 AUTOEXEC.NT 」「 CONFIG.NT 」を書き換えた方がヨロシ)

 「 INSTALL.EXE 」を実行するとメニューが出てくるので、「 Configuration 」を選択。  Music Card は「 General MIDI 」をチェック。「 Configure Card 」で Address = 330 / IRQ = 7 に設定。 Sound Card は「 Sound Blaster 16 (later) 」をチェック。「 Configure Card 」で Address = 220 / IRQ = 7 / DRQ = 1 に設定。 その後、「 OK 」で設定を SAVE して終了。
 「 exit 」でコマンドプロンプトを終了。

 この後、エクスプローラ等から「 MAGIC.PIF 」を実行すると、「でれ〜〜〜ん」との音と共にめでたく「 Master of Magic 」が起動、である。
 起動までにちょっとの間沈黙するが、だいじょーぶ。 VDMSound が、一所懸命準備をしているだけである。
 「 Run with VDMS 」を使わなくても音が鳴るのは不思議であるが、鳴っているのなら深く考える必要もあるまい。


 さて、音付きのプレイであるが。
   不思議な旋律の BGM 。 広域魔法や戦闘時の効果音。
 感情移入度がググッとアップする。
 以前は気にしていなかったが、これが無いとゲームの雰囲気は減じてしまう。 やはり、「 Master of Magic 」にはこの音が無くてはならないよーである。
 空気のようにゲームの雰囲気を醸し出す、 BGM の中の BGM であろう。

 しかし、しばらくプレイしていると、音楽や効果音が鳴るまでの「時間」が気になるのである。 何とゆーか、かなり動作が重くてプレイし辛い。
 この VDMSound 。 サウンドカードにデータを手渡すブリッジやラッパーでは無く、サウンドカードを「ソフトウェア・エミュレート」しているモノらしいのである。
 ソフトでサウンドを鳴らしている故、互換性も再現性も高いが、えらく重い。

 プレイ中、画面切り替えや戦闘シーンでユニットが動くたびに一時停止するのもアレなので、サウンドのサンプル・レートを落とす。
 コレは、VDMSound フォルダの「 VDMS.INI 」をエディタで書き換えて、設定を変えればヨロシ。
; This module emulates a SoundBlaster-compatible card.
 の項の、
; forceSampleRate = 22050
; forceNumBits    = 16
; forceChannels   = 2
 ここのセミコロン(;)を取って、設定を生かせばオーケィである。 これでちょいとばかり、動作が軽くなる。


 そして、プレイ。
 ジャファーよ、お主は良い敵であった。 お主の率いたバーバリアンの街々は、全て受け継がせてもらおう。 ふははははは
 ……見事に、ハマり込んだりしているのである。

 ここで何故、簡単に起動できる 「 DOS-Box 」を使わないのかとゆーと、答えは明快。「遅いから」である。


◆ 「思い出の Screen 」

 Win XP で「 Master of Magic 」をプレイ中、ちょいと「スクリーン・ショット」が欲しくなる。

 Win 98SE では、「 Print Scrn 」キーで DOS 画面をクリップボードにコピーできたのだが、 Win XP では出来ないようである。
 スクリーンキャプチャー・ツール「◆ Fraps 」を始めとするその他のキャプチャーツールでも、真っ黒な画面しか撮れない。
 こうなったら、
 キャプチャー出来るツールや方法を探して三千里、である。
 (またもや、手段と方法が入れ替わったりなんかしているよーだが。)

 DOS ゲーム画面をキャプチャーできるフリーのツールは国内に無いようなので、とりあえず海外のサイトを検索。 それらしきモノを片っ端から試してみた。
 ……が、やはり DOS ゲームの画面キャプチャーは出来ず。
 他にも「 Hyper Snap DX 」のお試し版を使ってみたりしたが、やはり駄目。

 その中で、ちょっと面白かったツールを2つ紹介。
・ 「 Screen Shot Maker 」
  ◆ http://www.atlantsoft.com/utils/ssm.htm
 使い勝手はなかなか良かったし、 DOS 画面もキャプチャーできるとうたっているのだが、 DOS ゲームのキャプチャーは出来ず。コレはコレとして後で使ってみたいツールではある。
・ 「 ScreenThief Ver.1.58 」(シェアウェア)
 懐かしの DOS 版ツールである。 DOS 時代に使っていたので、よもや?と思ったが、やはり Win XP の DOS プロンプトでは使えなかった。(笑) 拾ったページの url は失念。

 何かうまい手はないかな〜、と海外の掲示板をふらついていると、 DOS ゲームのスクリーンキャプチャーについての書き込みを発見。

 「画面キャプチャーだけなら『 DOS-Box 』使えばいいべ?」 (意訳)

 ………確かに、その通りである。
 「 DOS-Box 」は簡単に旧 DOS ゲームを実行できるソフトウェア・エミュレータである。その遅さ故、敬遠していたが、画面のキャプチャーだけ考えれば充分すぎるのである。 ううむ、不覚。

 急遽、「 DOS-Box 」をインストール。
 さらに、「 D-Fend 」も同時にインストール。 「 D-Fend 」は DOS-Box の仮想ドライブのマウントやその他の設定を簡単にしてくれる優れ物のツールである。  DOS ゲームの画面キャプチャー&管理もできる。
・ 「 DOS-Box 」
  ◆ http://dosbox.sourceforge.net/news.php?show_news=1
・ 「 D-Fend 」
  ◆ http://members.home.nl/mabus/dfend.htm

 お次に「 D-Fend 」を使って、「 Master of Magic 」を DOS-Box で走らせる設定。(「 INSTALL.EXE 」もコマンドプロンプトより、こちらで走らせた方が簡単である)
 「 D-Fend 」メニューの「 Profile 」→「 Add with Wizard 」を選択すると、ウィザードが立ち上がって対話形式で簡単に設定できる。
 (ウィザードから「 Auto lock mouse 」を ON にしておいた方が良いかもしれない。)

 設定が終わったら、「 D-Fend 」から「 Master of Magic 」を実行。
 「でろーーーん」の音と共に、無事に起動。
 ………が、やはり遅い。 こちらもサウンドが重いのであらうか。(とはいえ、 Sound Blaster 16 の音をよく再現している。)
 起動も設定も簡単ゆえ、こちらのプレイが快適なら万々歳なのであるが、非常に残念である。

 「 CTRL+F5 」キーで画面をキャプチャー。
 カーソルも含めて無事にゲーム画面が撮れたのである。(ほくほく)
 が、ここまで来てハタと気付いた。

 いったい、何故、ここまでしてゲーム画面をキャプチャーしたかったのであろうか……?
 またもや、手段と目的が入れ替わってしまったようである。 何やら別の意味で「 Master of Magic 」にハマったような気がしないでもない。


◆ 「もくじ」

 ふと思いついて、 Perl で過去の日記のタイトルを抜き出すスクリプトを書いてみる。 比較的、定形のページなので、例外処理もほとんど無く抜き出せた。

 タイトルをズラッと並べてみると、よくもまあこれだけ長い間アホなタイトルを付けたモノだと、しみじみ思う。
 結構忘れている項があったので、スクリプトをいじってリンクを張るように HTML を出力。 おお、目次みたい。

 てな訳で、いつの間にか日記の目次ができた。
  ◆ 日記「いつも通り」目次 →
 (※ 昔の日記ページは日別にリンクされておりませぬ)
 CGI から出力しよーかとも思ったが、重いからパス、である。
 昔の日記を読み返したのだが、 いや〜、昔の俺はハイテンションだ。




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