− 「いつも通り」 −

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■  1月11日 (水)

◆ 「謹賀新年」

 明けたぞ、めでたい。
 少々遅れましたが、
  新年あけましておめでとうございます。
 当サイトにお越しの皆さま、今年もよろしくお願いいたしまする。

 多分、今年もマイペース。


◆ 「今年の目標」

 毎年毎年、サイトでいーかげんな「今年の目標」を立てているが、達成した記憶があまり無い。自慢にもならぬが。
 今年こそは。という訳で、目標を掲げてみる。
  一:描く!
  一:作る!
  一:考える!
 相変わらず抽象的で投げやりな目標だが、頑張る。

 具体的な所では、 CGI ゲーム「 Lord of Argon 」の完成であろう。
 思えばちょうど一年前、勝利条件を付けてゲームらしくなったのだ。 あれから、細々とバージョンアップを重ねに重ねてソースが滅茶苦茶……もとい、ルールも増えてきた。 んー、今では Ver.0.8β くらい。
 一つ二つ微調整を加え、絵も追加して、 Ver.1.0 にしたいところである。
 あと、もう一つ計画があるのだが、これはヒミツだ。(まー、すぐに想像つくよーなものである。あまり期待せぬよーに)


◆ 「トロピカル」

 正月は南国の島で!
 とゆー訳で、南の島国家建設 SIM 「トロピコ」をプレイである。
 本当に行けなくても悲しくなんかない。多分。

 先々月 PC を新調した時、マシンの性能を測りがてら起動したら、やっぱりハマった。 一気に50年統治してしまっただわさ。
 その時のスコアが大いに不満だったので、改めて真剣にプレイである。

*        *        *

秘書官 「新年早々からご苦労様です。プレシデンテ。」
大統領 「君もご苦労。 モチ食う?」
秘書官 「いりません。 で、早速ですが、やっぱりサトウキビ植えますか?」
大統領 「ガンガン植えて……って言いてーけど、サトウキビに適した新しい土地が無いんだよなー。これが。」
秘書官 「おお! では、初めて別の産業を!」
大統領 「っつー訳で、このトウモロコシ農家を2つ、サトウキビ農家に変更。これでオーケィ。」
秘書官 「……………。」
大統領 「はーっはっはっ、その雄弁な無言で私を脅かすな。トウモロコシ畑、新規に建設すっから。」
秘書官 「かしこまりました。」
大統領 「あ、それから伐採所も建設ね。」
秘書官 「我がトロピコの資産でもある森林が勿体ないですな。」
大統領 「あー、宮殿前の中心街予定地を綺麗にするだけだから。どうせ木斬っちゃうんなら、金になった方がよかろ。」
秘書官 「イエス・サー。 さっそく実行いたします。」


大統領 「何だか、資金繰り苦しいな。ソ連からの援助が無かったら、破産だよ?俺ら。」
秘書官 「……プレシデンテの病的なギャンブル癖が国庫を圧迫しとるのです。」
大統領 「やっぱり。」
秘書官 「ギャンブルやめてくださいよ〜。(涙) せめて、勝ってくださいよ〜。」
大統領 「次は任せろ。」
秘書官 「カモの常套句ですな。」
大統領 「相変わらずシビアな奴だね、お前。 とりあえず、このジャングルを元手に観光で稼ぐ。 急ピッチでホテルを建設するよーに。」
秘書官 「はっ。」
大統領 「一番安いヤツね。」
秘書官 「心得ております。 国庫の状態は把握しておりますので。」
大統領 「あーそー。 それから、流通が滞ってる所があるから、山道に道路建設。 観光客も増えるから、ドックも増設しといて。」
秘書官 「はっ。 今すぐとりかかります。」


秘書官 「プレシデンテ、国庫に少々余裕がでてまいりました。」
大統領 「うむ。」
秘書官 「移民が流入してきて、掘っ立て小屋が増えてきましたが。アパートを建設いたしますか?」
大統領 「うんにゃ、ガンガン一軒家建てて、一軒家。 住環境整備ね。」
秘書官 「……悪酔いしましたか? 『住環境整備』とはプレシデンテらしからぬ発言ですな。」
大統領 「だってあのアパート、ボロいしー。 宮殿の前に建てたくないしー。」
秘書官 「確かに。」
大統領 「こないだ、俺、廊下踏み抜いたしー。」
秘書官 「プレシデンテが、『建設許可制度』でボロ儲けしてるからだと推察しますが。 しかるに建築費が……」
大統領 「 海辺に住宅街、それと平行して中心街近くに団地建設、いってみよう。 」
秘書官 「ラジャー。」


秘書官 「国として落ち着いてまいりました。 で、ラム酒工場は……」
大統領 「もちろん、建てる。 あ、ここの南端の山の麓にね。」
秘書官 「!…そこには観光名所の古代遺跡がありますが…!」
大統領 「『ラム酒は全てに優先する』/トロピコ大統領」
秘書官 「変な格言を作らないで下さい。」
大統領 「まーあまり気にするな。 あの周辺はへんぴだし、観光地としても三流でなー。 ここは住民優先の環境重視、ってことで。」
秘書官 「三流って……もしやプレシデンテ、そこ、観光したんですか?」
大統領 「した。 変装してツアーに混ざった。 いやー、暑いの何の。」
秘書官 「……………。」
大統領 「大至急、遺跡周辺の開発いってみよう。」
秘書官 「かしこまりました。」


秘書官 「おお、ラム酒が莫大な儲けを生み出していますぞ!」
大統領 「当たりめーだろー。 毎日、俺が味見してるんだから。」
秘書官 「1ダース空けるのを『味見』とは申しません。普通。」
大統領 「あー、わかったわかった。 小言は牧師と宗教派閥の奴らだけで充分だってばさ。」
秘書官 「派閥といえば、そろそろ選挙ですな。」
大統領 「うむ。」
秘書官 「申し上げ難いのですが、今度の選挙は危ないです。亡命先は考えておりますか?荷物まとめましょうか?」
大統領 「全然、申し上げ難そうじゃないな。」
秘書官 「は。」
大統領 「で、不支持に回っている連中は?」
秘書官 「これが妙な事に資本主義者なのです。 事業は成功しているハズなのですが、妙に不満が……。」
大統領 「あ、わかった。  そーいや、銀行作ってなかったわ。」
秘書官 「…どうも金が回らないと思ったら…。」
大統領 「至急、銀行を建設。」
秘書官 「かしこまりました。」
大統領 「でも、選挙にゃ間に合わないから、票操作しといて。」
秘書官 「やっとプレシデンテらしくなってまいりましたな。」


大統領 「圧勝だな。」
秘書官 「『12票差』の圧勝ですな。」
大統領 「いいのいいの、勝てば大統領。 やってるだけで丸儲け。」
秘書官 「はいはい。」
大統領 「国庫には金がうなっているし。 何に使うかなー。」
秘書官 「(ハラハラ)」
大統領 「んー、暑そうな中心街に街路樹を植えるか。 宮殿の回りも椰子の木植えて。」
秘書官 「おお、国民が喜びそうです。 ではさっそく。」


大統領 「うむ。 街も宮殿も涼しげになったぞ。」
秘書官 「はい。 ……おや、木こり達が。」
(どかっどかっ ばきばきばき めりっ ずしーん!)
大統領 「あーっ! 俺の庭がー……。 (涙)」
秘書官 「伐採所の木こり達は働き者ですな。 見境はありませんが。」
大統領 「……………伐採所の仕事を園芸中心にしとけ。」
秘書官 「わかりました。」


秘書官 「ところで大統領。 もうすぐ50年の任期満了ですが。」
大統領 「おー、もうそんなに経つか。」
秘書官 「食糧危機です。」
大統領 「あん?」
秘書官 「移民が急激に流れ込み、食料が欠乏しております。早急な対策を。 このままでは、引退前に重大な汚点が付くかもしれません。」
大統領 「そういや、トウモロコシ畑を幾つかサトウキビ畑にしちまったからなー。 みんな、サトウキビ食えない?」
秘書官 「食えません。」
大統領 「パンダなら食うかも。」
秘書官 「(大統領の夕食はサトウキビ)」
大統領 「こらこら、妙なメモを取るんじゃない。」
秘書官 「は。」
大統領 「トウモロコシ畑、建設。 それから農家の在庫を無くす為、運送会社を強化だ。市場の位置も見直す。」
秘書官 「はっ! さっそく。」
(この時、漁港を建てるのを忘れていた大統領であった)


秘書官 「おめでとうございます、プレシデンテ。 国民はプレシデンテを称えております。」
大統領 「うむ。」
秘書官 「その偉大さはレーニン並みかと。」
大統領 「褒められてる気はしないのだが、ありがとう。」
秘書官 「一応、我が国は共産主義国ですので。」
大統領 「忘れてた。」
秘書官 「いえいえ、我が国は資本国家として栄えたのですから、忘れるのも無理はないでしょう」
大統領 「違う! この!俺様が!カジノ作るのを忘れていたのだ!! すぐにディーラーを呼べっ!!」




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