■ 9月17日 (土)
◆ 「アルゴンの判定人」
CGI ゲーム「 Lord of Argon 」は、しつこく製作中である。
とはいえ、先日ランダムイベントをくっつけた事で、実装しようと考えていた機能はほぼ全て実装した。
(泣く泣く切った機能についての話は、また別の機会に。)
今回実装した「賢人会議イベント」。
ちょいとおかしな賢人会議の行動が、結局はプレイヤーの邪魔になる、とゆーモノを製作当初から考えていたのだ。 いわゆる「インペリウム」における「皇帝の介入」のようなものである。
ワールドイベントと同様に、賢人会議イベントの発生するトリガーも上手く行ったのだが、やはりイベント内容のコーディングとバランス調整に手間取る。
面白そうなイベントを思いついても、そのイベントが起こったプレイヤーが「挽回」できるかどうか。何度かテストプレイをしつつ、コーディング。
これを続け、そこそこのバランスが取れた所で導入した。
……が、「一番やっかいかもしれない」と思ったイベントが、いきなり自分の勢力に起こるとは予想していなかった。
導入しようとしたイベントの中には、プレイヤーの勝敗に関わるようなイベントもあったりしたのだが、それはボツ。
例えば「賢人会議による戦略の介入」と称して、「ユニットを勝手に移動させてしまう」イベント。 実にアッパラパーで困ったイベントではあるが、その動かされたユニットが要所の守りを固めていたり、アイテムを持った相手を追撃していたりしたら致命的である。下手をしたら挽回できないまま終わってしまう。 ユニットの一部を移動、などとゆー事も考えてみたのだが、やはり「ボツ」。
とはいえ、「優劣が逆転しちゃうかもしれない」イベントも面白くて何やら勿体ない気がするので、プレイヤー側が唱える「魔法」として復活させるかもしれない。 (…そうすると、戦略マップにおける広域魔法、ってなルールを付けねばならないか。うむむ。)
現在、解決しようと思っている所は「アイテムの争奪戦から離れてしまったプレイヤーが、『辺境国』になってしまう事」である。
まずは距離的な問題。 ランダムの神様の悪戯で、集めなければならないアイテムが遠くにある場合、大抵は領土を拡げなくてはならない。そうなると他の勢力とぶつかる回数が、アイテムに近い勢力より多くなってしまう。既に争奪戦をしている勢力に割ってはいるのは、なかなか難しい。
その次に国力の問題。 一時的に滅んで小国になると他の勢力は大国になっている訳で、アイテム争奪戦に再び参加する事は困難である。ゲリラ戦をして勝機をうかがったり、友軍に援助したりと、勝敗に関わる事は出来るのだが、やはり逆転は難しい。
有利なプレイヤーがあっさり逆転されるのもナニではあるので、これはこれで良いのかもしれない。 が、参加し続けているプレイヤーが「フェードアウト」してしまうのも寂しい限りである。
そんな訳で大国を相手にした小国なりの勝利条件を、思案している。
「英雄による勝利」など新しい勝利条件を作るか、クエストのような「第二勝利条件」を作るか。ここは思案の思案橋である。
後はユニットに付ける絵である。 数十ものクリーチャーを描くのはてーへん(大変)だが、楽しみにしていたトコロ。
へへーん、こんな楽しい所、誰にもさわらせないもんねー。 ………と、思って Painter で描き始めてみたのだが、……絶句。久しぶりに描いたものだから、絵がハチャけている。
少し描き続けていたらカンは戻ってきたのだが、やはり絵は描いていないと駄目よの。 とほほ
うむむ、ユニットの絵は何風にしようか。 俺マンガ風か、塗りたくりか、可愛いらしく行くか、イメージを壊さぬようにシンプルなドット絵か。
完成は、まだまだのようである。 はっはっはっ (「完成」と変換しようとしたら、ウチの辞書は「陥穽」と変換した。なかなか言い得て妙である。)
全然飽きていないので、まだやる。
◆ CGI ゲーム「 Lord of Argon 」
◆ http://www2.tky.3web.ne.jp/~archon/lord/lord.htm
◆ 「イタリアン」
久しぶりに、「◆ i-OGM 」さんでボードゲームとカードゲームを購入。
以前よりチェックしていた「オルトレマーレ」というボードゲームが入荷されたので、他に入手しようと思っていたカードゲームもまとめてゲットである。
ふと気付いたら、偶然にも全てイタリア産のゲームであった。
ルールブックを読んだだけでプレイはしていないが、どのゲームもシンプル、かつ駆け引きがあって楽しそうである。
- ・ 「 Oltremare (オルトレマーレ)」 (直訳すると「深い青」「海外へ」、らしい)
- 副題は「ヴェニスの商人」。 プレイヤーは一商人となって地中海の港を渡り、積み荷を作るゲームである。
商品カードには「商品」の他に、それぞれ「航海」「海賊」「市場」などのアクションが示してある。「積み荷」として手札から商品カードを出した場合、カードに示してあるアクション──例えば「航海」ならば港から港へ進み、「海賊」ならば山札の商品カードを海賊の山札へ移す──を行わなければならない。
また、「積み荷」の山にある「一番上のカード」に描いてある「海運力」の数まで手札を調整せねばならず、「搭載数」の数だけ手札をプレイしなくてはならない。 手札の数は、自分の順番が来るまでに商品カードを他のプレイヤーと取引する事で、減らすことができたりする。
積み荷を作るたびに「やらなければならない行動」が伴ってしまうので、カードを出すタイミングと順番がなかなか難しいようである。 まあ、余ったカードは誰かに押しつけることも出来るので、あまり気にすることはないようである。
山札が無くなったら、ゲーム終了。積み荷を精算して、一番儲かったプレイヤーが勝利である。 商品の同じ種類が連続した数で、値段が決まる。 例えば絹は「0/3/8」。 1枚では値段が付かず、2枚連続していると3ドゥカティ(ドゥカティ=お金の単位)、3枚連続していると8ドゥカティ。間に他の商品が入っていると連続にはならないので、プレイ中に積み荷が幾ら儲かるか考えて商品カードを出さねばならないようである。 (商品の精算方法やカードを他人に押しつけるトコロは、豆育てゲーム「ボーナンザ!」を思い出した。)
シンプルながら、軽〜く戦略も考えねばならないようなので、面白そうである。
ゲームのパッケージはコンパクト、かつ手作り感が漂う。早くプレイしてみたいゲームである。
- ・ 「 BANG ! (バン!)」
- 保安官と無法者が撃ち合う、マカロニ・ウェスタンなカードゲームである。
プレイヤーは「保安官(1人)」「保安官補佐(複数)」「無法者(複数)」「裏切り者(1人)」の役になる。 「保安官」「保安官補佐」の保安官チームは、「無法者」「裏切り者」を全て倒せば勝利。「無法者」は「保安官」を倒せば勝利。保安官の座を狙う「裏切り者」は自分以外を全員倒せば勝利、である。
役は「保安官」以外全て秘密。 誰が「補佐」で誰が「無法者」か判らないので、互いに誰が仲間か判らないのである。 無法者が保安官を狙えば正体が判ってしまう&補佐も無法者が判るので、いつ保安官に銃を向けるか。あえて保安官に銃を向けた無法者仲間を撃って補佐を騙るか。 そして裏切り者は何を騙るか。
ドンパチのある派手な「汝は人狼なりや?」かもしれない
撃ち合いは手札から「バン!」カードを射程内のプレイヤー(通常は両隣のみ)に出し、相手が「ミス!」カードを出せなければヒットポイントを削れる。ヒットポイントは「ビール」カードを出すことで回復する。(ビールで回復するとは何て良いゲームだ!) 武器カードを出せれば(装備すれば)、射程は伸ばすことができる。
その他、樽、馬、商店、インディアン、ダイナマイト等々…、西部劇にでてくる小道具は特殊カードとして使用できる。
気分は「夕陽のガンマン」である。 ここはプレイ中のBGMとしてエンリオ・モリコーネのCDも欲しいところだが。(やめれ)
- ・ 「 Lupus in Tabula (タブラの狼)」
- 直訳すると「テーブルの狼」。
いわゆる「汝は人狼なりや?」である。
最低限のプレイ人数が8人以上(マスターを入れると9人以上)、とゆートコロが難点ではある。(笑)
またもやボードゲームとカードゲームを買ってしまったが、まだ未プレイの物もある。…とゆーか、多い。
「膝ポン」もののルールやシステム、魅力的なコンポーネントを見るとついつい手に入れてしまう。 ほとんどビョーキである。
◆ 「久々に『 Operation Flashpoint 』」
久々に、戦場 SIM 「 Operation Flashpoint 」をプレイ。
最新パッチを当てて CD-ROM 無しですぐ起動出来るのになかなかプレイしないのは、「一発当たればジ・エンド」とゆーハードさで腰が重いからであろう。
しかし時々、この緊張感の中で気分を集中させミッションを遂行したくなる、魅力的なゲームである。
歩兵やら工兵プレイをしてヘリや戦車の援護は受けていたのだが、やはり自分でヘリや戦車を操縦してみたい。と、いう訳で、シングルミッションをプレイである。 (しかし、何故に今まで何も操縦していなかったのか、自分でも不明である。あー勿体ない)
- ・ 「 Ground Attack 」
- 戦闘ヘリ(コブラ)に乗り込み、一機でソ連軍のコンボイを撃破するというミッションである。上官は「 Fly low, hit hard, 低空を飛行して猛攻を加えろ」と気楽に言っちゃってくれる。 どーやら、コンボイに対空攻撃車輌は無さそうなのでそれだけは一安心。
目の前にあるコブラに搭乗。すでにガンナーの席は塞がっているので、仕方なく操縦席へ。 エンジン始動〜。トルク上げ〜。 ローターが回り始めると操縦席も軽く揺れ始める。 お? なかなか良い雰囲気。
「よっこらしょ」と浮かび上がったらゆっくり機首下げ、前進して少々の揚力を稼ぐ。 高台のヘリポートから飛び立つと、眼下に見える街へググッと沈み込む。慌ててトルク上げ。あやうく教会の屋根にぶつかるところであった。
あまり高度を上げず速度も上げず目的地(ウェイポイント)へ飛行していると、ガンナーが敵コンボイを発見。 T-80 戦車と BMP 装甲車、ジープ(ソ連製は何て言ったっけか)、トラックが無数である。
すれ違いがてらに機関砲を掃射。ホバリングターンして後ろからトラックを狙う。 コンボイは蛇行しながら急いで街の中へ入って建物を盾に。 ガンナーも良い腕をしている。あっと言う間にトラックを殲滅。 …と思ったら、ジープはトラックの陰から陰を走り回りヘリの目をかわし続ける。 ジープを仕留めてから気付くと、 T-80 と BMP は猛スピードで次の街へ直進。
撃ち漏らしてはならじと追いすがり、速度を落として狙いを付ける。装備をミサイルに切り換えてガンナーに指令。ガンナー、ミサイル発射。 BMP は大破で行動不能。 T-80 に何発か当たったように見えたが、高速に旋回してうねる草原を駆け抜ける。
ヘリをターンさせる瞬間に戦車を見逃した。 レーダーを見ながら旋回。射線を避けながら街へ戻り、隠れる戦車。 迷彩もあるので、目視ではなかなか見つからない。
戦車が動いた時、砂煙が上がった。見つけた! 戦車との距離を狭めてガンナーに発射命令。ガンナーは戦車に2発叩き込んで、仕留めた。
ミッションは成功である。
ヘリポートに着陸するとき、少々ズレたが気にしない。
……実は、ここまでプレイするのに以外と手こずったのである。
装備の切り換えに気付かず機関砲だけで戦車を仕留めようとして、ミッションに失敗したり。(おいおい) 相棒に目標を指定する方法を忘れていたのでガンナーが何もせず、結局1人で操縦と攻撃をやってみたり。(おいおいおい) 140km/h ですれ違いざま、ロケット弾をぶっ放したり。(おいおいおいおい) 帰りに立木にぶつかって、ロストしたり。(おーい) 着陸するときに味方の輸送トラックを巻き込み炎上したり。(おーいおい)
何度か練習したら、上手く行くよーになった。
最初、乗り物の操縦は歩兵 SIM のオマケ程度のものだと侮っていたが、それは思いこみであった。 この操縦感と、小癪な敵 AI との戦い。歩兵や車輌も同時に展開しているので、ヘリのフライト SIM とは違う運用法。 とても面白いのである。
さて次は、 M1A1 エイブラムス(戦車)に搭乗じゃい。
- ・ 「 Heavy Metal 」
- 乗り物の操縦も本格的と判った OFP 。 お次は陸の王者の戦車に乗りたくなるのは、当たり前のことであろう。 (ちょっと違うか)
このミッションは「便利屋」になって、エイブラムスを修理・燃料補給。戦車小隊に合流して、一緒に街の攻略をするのである。
戦車に乗り込むと……せ、狭い。前が見えない。 細い窓から覗いて見える風景とコンパスを頼りに、ゴロゴロゴロと補給基地まで。(実は頭だけ出せば視界は開けるのだが、それに気付くのは後の話)
ここでこの戦車のクルーと合流。1人に砲座任せて、1人は指令席へ。 あ、でもお前ら、戦車長は俺だからな。 燃料を補給し、修理用トラックの前で修理を受ける。(一度、ブレーキを誤って、修理用トラックを転がしてしまったのは秘密だ)
仲間に操縦を任せて、自分は指令席へ。コンパスと地図を見ながら操縦士に指令を出し、合流地点へ。(曲がり角ごとにマップをクリックすればいいのだ)
小隊に合流すると、小隊長から「お前は指令席に座り直せ〜」と命令される。……いや、最初から座ってますって。
小隊長の命令通りに隊列を組んで、進行。一応、頭は隠しておく。
小隊長、敵戦車発見。 T-72 の戦車隊、カモである。 丘を盾にして T-72 に狙いを付け、てーっ! 2台撃破。敵ジープも巻き込んだらしい。
小隊長がノリまくっていて、獲物を幾つか奪われる。 頼りになる隊長である。
街が見えてきた頃、 T-80 戦車隊を発見。隊長に連絡。 隊長、対戦車砲を持った兵も発見。「全車機銃用意!」 大乱戦である。
我が車も数発食らい、乗組員も怪我をする。貫通弾の残りも少なくなってきた。 街の中にはいると、操縦士が混乱。木立に突っ込む。だーっ、そっちじゃない!
砲弾がガンガン飛び交う中、建物の陰から T-80 に数発食らわせて撃破。
他の仲間も各自奮戦して街を攻略した。 優れた小隊のおかげで被害も(あまり)無く、ミッション成功である。
しかし全車ボロボロ。即、修理であろう。
しかし、今まで「 OFP 」のヘリ・車輌に乗らず、その面白さを知らなかったとは、つくづく残念。
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