− 「いつも通り」 −

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■  8月28日 (日)

◆ 「いつの間にか」

 某ゲームをプレイしていたり夏風邪ぶり返したり本を読んだりコーディングしたりデバッグをしたりしたら、いつの間にか8月も28日。
 何事もなかったかのように、日記更新である。


◆ 「狼はどこだ」

 ◆ 人狼審問」に参戦した。
 「人狼審問」は、言わずと知れた「汝は人狼なりや?」のネット版である。
 あー、「また人狼?」などとツッコミを入れぬよーに。自分でも判っている。

 今回は、以前に「 人狼 BBS 」でご一緒した方々との再戦である。人数が足りなかったので、ゲストさんも参加。 再戦には「人狼審問」の「カスタム村機能」を使用。カスタム村は村に導入するルールやパスワードを設定でき、知り合い同士や条件付きの方々とプレイできる。 (カスタム村設立には、参戦すると貯まるポイントが必要なので、気安く立てられる訳ではない。今回、再戦のためにポイントを貯めてくれた幹事さんに大感謝である。)

 村のルールとしては「妖魔あり」。 「妖魔」は人間でも人狼でもない第三勢力。人狼に襲撃されても生き残り、占われると「呪殺」される。 「処刑されずに生き残って」人間か人狼が勝利条件を満たしてくれれば、妖魔の勝利である。
 今までのセオリーが通用せぬので、面白そうである。

 さて、この村では私、「ルーサー牧師」を選択。
 再戦村ゆえ「中の人」がすぐに判ると面白くないので、以前の暑苦しい熱血村長とは程遠いキャラ選択である。神父だの牧師だの真面目なキャラは久しぶり……そして人狼参戦も久しぶりであるが、まぁ何とかなろう。(後日、何とかならない事が判明)

1日目
 自分の職種は村人……ではなく、なんと「霊能者」(死者の正体が人間か人狼かであることを判定する)である。 酒量が落ちること、請け合い。
 そういえば、前回の人狼審問でも霊能者であったような気がしないでもない。
 霊能者は地味〜であるが、占い師の真偽を判別するための手掛かりを残したり、人狼がまだ何匹残っているか確かめられる、以外と重要な職種である。今回も狼から隠れつつ生き延びねば、と決心する。

 1日目での話し合いは目立たぬように目立って、適当に無難な事を……と思っていたら怪しまれる。 うむ、しばらく人狼から遠ざかっていたもので、発言やら作戦のカンが鈍っているらしい。
 意見をまとめる議長役には、結社員(2人ペアで人間であると証明できる)であるとの名乗りを上げて、リック少年が立候補。
 片割れの結社員は潜伏、である。

 書生ハーヴェイが、「交互占い」を提案。 占い師が2人出てきたら、占い先を2人決め、2人の占い師が2日かけて1人ずつ(交互に)占う、とゆーものである。 普通の占いとほぼ同じではあるが、上手く行けば「妖魔の呪殺」で一気に本物の占い師が確定するかもしれない。

 話し合いで、「1日目に占い師が名乗り出る」「交互占い案賛成」との意見が大部分に。
 そんな所に、(ダンディな)美術商ヒューバートが占い師と名乗り出る。その後すぐ、(強烈な)資産家ジェーンも占い師であると名乗り出。 しばらく経ってから、(冷静な)飲んだくれケネスも占い師であると名乗り出。 1日目に3人の占い師が出てきた。今のところ、誰が本物だかサッパリである。
 3人の内訳は「占い師・人狼・狂人」とゆー確率が高いのだが、結社員が人狼を引きずり出すために占い師を騙る事もあり得ぬ話ではない。

 1日目も終わりに近付いた頃、美術商ヒューバートが「実は占い師ではない」と撤回。 結社員であるならば、1日目の騙り&撤回は謎。狼にしてもそのまま騙り続けていた方が有利。妖魔にしたら、もう目立ってしまっている。
 他の全員、頭にハテナ・マークを付けつつ議論を再開。結社員の騙りであれば、今、その詮索は無用。 要するに、占い師が2人になっただけである。 (ここで激しくヒューバートを疑う者がいるのだが、その理由は………)

 そして、互いに「彼を占って欲しい」と挙げていた、書生ハーヴェイと私・ルーサー牧師が「占い先」に決定。 資産家ジェーンは書生ハーヴェイを、飲んだくれケネスはルーサー牧師を占うことに。(翌日はジェーンが牧師を、ケネスがハーヴェイ君を占う。)
 霊能者が初日に占われる……。 失敗した……。
 ステルスしている能力者に見えぬように喋っていたものの、狼の襲撃が後回しになるよう少し怪しめにしていた事が裏目に。 さらに、狼ビンゴしたら目を付けられる故、「人間確定になれば御の字」のつもりで、軽く占い先希望に挙げたハーヴェイ君も占い先に。

 落ち着いてから、「うまくすれば、人間確定になってから霊能者として名乗り出ることができるやもしれぬ」、と狡い考えもあり占いを了承。
 しかし翌日、それがとてつもなく甘〜い考えであったことを思い知る。
(続く)


◆ 「狼はどこだ・2」

2日目
 のんだくれケネスの占い結果は「ルーサー牧師=人間」。
 ……私から見れば当然の結果ではあるのだが、これを自分で証明できないのが辛いところ。 そして、ケネスが人狼であっても「ルーサー牧師=人間」と簡単に出せる故、まだケネスが真占い師である事は判らない。

 資産家ジェーンの占い結果は「ハーヴェイ君=人狼」……。
 これは、ジェーンさんが本物であっても偽物であっても、ヤバいのではないかと慌てる。

 占い師の内訳が「占い師・狂人」で2人の占い結果が同じだとしたら人狼側にはどちらが本物か判らないのだが、「この判定結果で人狼側にはどちらが本物か、判ってしまった」のである。多分。

 人狼判定を受けたハーヴェイ君の反応は、村人のように見える。
 と、なると資産家ジェーンは偽物? 偽物だった場合は、狂人か狼。
 ジェーン=狼ならば、もう1人の占い師ケネスが真占い師と判りきっている。 ジェーン=狂人ならば、人間に狼判定をした事で狼側にケネスが真占い師と伝わっている。 しかし、守護者(狼の襲撃から1人を守る)にはわからない。
 人狼側はいつでも真占い師を襲撃できるのである。 (偽物を切り捨てることにはなるが、狼にとっては占いによって隠れている仲間が見つかることの方が怖いである)

 とはいえ、これは推理であって確証は無い。 ジェーン=本物・ハーヴェイ=人狼という可能性も無いでは無いのである。
 ハーヴェイ君を処刑して、隠れている霊能者(…私だ)の判定を見よう、という事に。
 「交互占い」も少々崩れる。 今日、ハーヴェイを占うはずだったケネスは、他の人を占い、資産家ジェーンは私を占うことに。
 明日、人狼側が偽霊能者を立ててくるだろうから、それ待ちである。

 しばらく考えて、イヤ〜な考えが頭をよぎる。
 翌日、私・ルーサー牧師が「人間確定」になりそうなのである。
 人間確定してから霊能者として名乗り出れば、狂人と思われるかもしれぬが多少の信用は得られるかもしれない。事実、1日目にそう考えていた。

 ジェーンさんが本物なら、私・ルーサーは人間なので、もちろん人間判定。
 ジェーンさんが狂人ならば、ハーヴェイ君(狼判定)を占い先に挙げた私を人間と判定する確率は高い。
 ジェーンさんが狼ならば……、人間確定させるよりも食ってしまった方がヨイ。
 そして現在、この中に妖魔がいるのである。狼は妖魔を襲撃しても成功しない。 占い先として挙がった私が妖魔である確率は低い、そしてケネス=真・私=妖魔ならば私が生きているはずはない。

 狼の晩飯は、私の確率が高い。
 私が襲撃されても、狼側の偽霊能者を引きずりだせれば御の字である。
 が、結局真占い師も真霊能者も確定しなくなるので、ハーヴェイ君が狼かどうかも判らず。次に(判っているはずの)真占い師を襲撃すれば、村の情報力はゼロに近くなる。能力者処刑が早まったら、狼側の時間は稼げる。(皮肉な事に偽物が死んだ真能力者の信用は落ちるのである) ジェーンさんが私を占うため、ケネスが占った人物の白黒も判らないまま、である。

【さて、ここで狼たちはどう考えていたか? ……ネタでハーヴェイ君の恋人役・見習い看護婦ニーナさん襲撃を考えていたらしい。 私の悩みはまったくの杞憂だった訳である。】

 悪いタイミングであるが、霊能者として名乗り出る。
 真占い師襲撃の恐れはあったが、妖魔の居る村で今日明日の占い師の襲撃はし辛いだろうと判断。そして占い先が霊能者として名乗り出れば、狼は逆に襲いにくいかもしれぬと考えたのである。
 さらに、バラバラになった2人の占い先の統一である。これ以上死ぬやもしれぬ能力者に対して占い機能を使うのは無駄である。この村には妖魔がいる。ジェーンさんが本物なら、勿体ないことこの上ない。
 実際に狼がどう考えるか判らないので、…そしてジェーンさんの正体が判らなかったので、狼がどう考えるか、のバクチであった。
 (……が、今にして思うと「やっちゃった」感が。)

 村側は混乱しつつも、この事態を冷静に分析。(情報の多い分、狼側はもっと冷静に分析。) リック少年の一声で、対抗して霊能者として名乗り出る者(真か偽か)を待つ。
 ……しばらくして、私・ルーサーが霊能者確定。
 これはちょっとマズいかもしれない。
 偽物が出ないという事は、狼側が偽占い師のフォローをしない、という事である。 と、言うことは……?
(続く)


◆ 「狼はどこだ・3」

3日目
 ほぼ最悪の事態が発生。
 占い師を名乗っていた、飲んだくれケネスが襲撃される。 そして、処刑されたハーヴェイ君の霊能判定は「人間」。 故に、ジェーンさん=偽占い師。
 襲撃されたケネスが真の占い師である。ショックは大きい。

 狼たちは妖魔が居るにも関わらず、ジェーンさんを切り捨て、真占い師を襲撃して隠れることを選択した。
 偽占い師のジェーンさんが狼ではなかったら、我々は残り3匹の狼を灰色の人物から見つけて「処刑」せねばならないのである。 この切り捨て方はジェーンさん=狂人、と思われるが、万が一を考えても処刑せねばなるまい。狂人ならば、狼側は一手も二手も先行である……。
 かなーり、先は暗くなってきたのである。

 リック少年、ここで密かに結社員の相方を「投票」にて示唆していた。この日は自分が襲撃されると思っていたらしい。
 相方は酒場の看板娘ローズマリー。 これ以上、人間確定の増えない今、非常にありがたい。少し元気が出る。
 13人の内、人間確定の結社員2人と真霊能者1人。「灰色」の10人中に狼が3匹。狂人が1人。妖魔が1匹。
 人外を見つけられるだろうか?


4日目
 偽占い師ジェーンさんを処刑。 判定は「人間」であった。
 故にジェーンさん=狂人。 残り狼3匹&妖魔1匹は丸々残っている。
 狼の襲撃は、元気いっぱいのまとめ役だったリック少年。(涙) 相方のローズマリーさんが、まとめ役を引き継ぐ。

 この時、何人か怪しまれている者がいた。
 発言は少なく肝心な質問をはぐらかす……が、妙な魅力を持つ、「新型癒し系」ごくつぶしミッキー。 占い師を騙り、そして結社員でも無かった美術商ヒューバート。(潜伏した結社員・ローズマリーさんは、当然ながら1日目から疑っていたようである。) 3日目の占い先で、占い師が襲撃された為に正体が判らなくなってしまった異国人マンジロー。 発言は冷静で論理的、だが1人の人物を1日目から執拗に怪しみ続けている、お嬢様ヘンリエッタ。(狼は隠れ場所を少なくするのを恐れる故、疑いを拡げないのである)

 狼にしては行動が怪しすぎる。しかし見たとおり怪しい狼なのかもしれない。
 議論はグルグル回ったが、本当に怪しいのか、狼のスケープゴートにされているのかを判断するために、ミッキーの処刑を決定。


5日目
 ミッキーを処刑。 判定は「人間」であった…。 (確定霊能者はかなりキツい。真っ先に自分の推理違いを確認できちゃうのである。)
 狼の襲撃は、揺れる発言と数々の推理故に人間と思われていた冒険家ナサニエル。ほぼ人間と思われていた故か、狼から妖魔と思われた故か。
 生き残りは、9人。人間確定は、結社員のローズマリーさんと、霊能者ルーサー牧師。 「灰色」の7人中に狼が3匹。 (ミッキーが妖魔でなければ)妖魔が1匹。

 今日、狼を処刑できなかったら処刑+襲撃で人間を2人失い、狼が勝利(もしくは妖魔が勝利)になってしまう。 つまり、今日はずしたら、村の負けである。
 私のカンは、3人の人物を怪しんでいる。しかしその行動と発言で、3人が全て狼とは思えない。 あと1人、謎の人物が居る。彼…ではなく彼女が狼であれば辻褄はあうのである。

 この日会議に遅れて行くと、ローズマリーさんがヘンリエッタ嬢の処刑を仮決定。 ひじょーーに偶然だが、私もブラフを含めてヘンリエッタ処刑を提案しようと思っていたのである。
 ヘンリエッタ嬢は怪しい。しかし繋がりが不明。手掛かりの少ない今、何とかヘンリエッタ処刑に流れる票を見たかったのである。 ヘンリエッタ嬢の反論&抵抗は激しかった。人間なら今日吊られれば負ける故、当然。 そして妖魔でも、ありえる。妖魔…?

 票の流れは読めなかったので、本当に怪しんでいた見習いメイド・ネリーを処刑候補として提案。ローズマリーさんも同じようなことを考えていたようで、ネリーさん処刑に本決定。
 …しかし、狼として怪しんでいた2人が、あっさりと了承。(狼同士、怪しまれない為に了承することはあるが、あまりにも時間が短かった…)
 もう終わりか???と思いつつ、次の日が来るのを待つ。


6日目
 次の日はあった。
 ネリーさんの霊能判定は「人間」……。 もしや「隠れている雰囲気」は「守護者」だったか……?と一人密かに頭を抱える。
 襲撃先は、無し。狼は襲撃を失敗している。
 はたして、生き残っている守護者が上手く人間を守ったか? 狼が妖魔を襲ったか? 狼側が妖魔勝利を恐れて意図的に襲撃を失敗させたか??

 とにかく、今日狼を吊らないと、ジ・エンドである。

 私が1日目にカンで目を付けたのは、ヘンリエッタ嬢と隠者モーガン。 2日目から「?」と思い始めたのはちんぴらノーマン。行動と発言は私がステルス狼をしている時によく似ている。 3日目から怪しみ始めたのは異国人マンジロー。(しかし彼は襲撃された占い師から占われて&生きているので、妖魔ではない)
 灰の中で「人間」だろうと思われるのは、見習い看護婦ニーナさん。
 占い師を騙り撤回、行動も質問の答えも怪しかった美術商ヒューバートは、ある意味怪しさが「突き抜けて」いる。ミッキーと同じように人間なのか。

 かな〜り頭が煮詰まってきたので、議事録を読みつつ決め打ちをする。
 ニーナさんは狼では無い…と思う。襲撃された冒険者ナサニエル同様、狼に見えない。 モーガン老師も、狼なら言わないでもいい事を言い、人をかばって疑われている。 ヒューバートは、夜明け頃ハイになって論じた言葉を信じたい。

 残るは、ヘンリエッタ嬢・ノーマン・マンジローである。
 しかしヘンリエッタ嬢は、ノーマンを序盤から怪しんでいる。後半ならまだしも、序盤から狼同士目立つのは避けたい所。 ヘンリエッタ嬢とノーマン、ステルスの雰囲気を見ると、どちらかが妖魔ではないかと推理。
 この中で、「妖魔の疑いのない」者はマンジロー…。
 しかし、ヘンリエッタ嬢・ノーマンが狼&妖魔となると、ニーナ・モーガン・ヒューバートの中に狼??? あああ、もう訳わからん。

 私は、マンジロー処刑を提案。
 悩んでいたまとめ役ローズマリーさん、マンジロー処刑を仮決定。
 ところがマンジロー殿。 自分処刑の仮決定が出ても、非常に冷静。 …自分が処刑されても明日も続くと知っている狼?と勘ぐる。

 ローズマリーさん、悩みに悩んで、ヘンリエッタ嬢処刑を決定。
 ヘンリエッタ嬢=妖魔の可能性があるので、ちょっと待った〜、と、異論を挟む。 さらに悩んで、マンジロー殿に処刑を変更。 (マンジロー殿、「了解できませんから〜っ!」とギター侍の真似をしつつ反論していたが、何故かスルーされる)
 そして……。

 もう人狼に立ち向かえるだけの人間は残っていない……
 人狼は残った人間を全て食い尽くすと、新たな獲物を求めて去って行った……


 狼は、ヘンリエッタ嬢とノーマンさんと、モーガン老師。  3人ともかい!
 妖魔は、5日目に処刑した見習いメイドのネリーさん。
 負けた……。  大敗北……。

 ミッキー君は守護者…? 占い師騙りのヒューバートさんは村人………?
 わかるか〜〜っ!!

 とにかく個人的に悔やまれるのは、1日目に占い先として挙がった事。能力者としてステルスし通していれば、偽占い師ががどんな判定を出しても慌てることはなかったのである。 さらに、狼の作戦とライン切り(ヘンリエッタ×ノーマン)を読めなかった事。
 そして決定的なのは、最終日の本決定覆し………。
 ぎえええええ  恥ずかしい!
 今回は考えすぎ、かつ、クソ度胸が足りなかったようである。

 エピローグでは、皆さんからありがたいハリセンの嵐を食らった。
 「すいません。」 〜ルーサー牧師より

 負けてしまったが、個性的なキャラが集まって非常に楽しかった。
 驚愕で1日が始まり、落ち着いてから推理、そして夜は宴会。互いに疑いつつも、飲んだりボケたりツッコミを入れたり、駆け引きをしたり頭が痛くなるほど考えたりして、楽しく過ごした。
 また、このメンバーでプレイしたいものである。

 ………え? 既にこのメンバーで再戦が決まった?


◆ 「夏のピザ屋」

 気が向いたときに、「 Grand Theft Auto - Vice City 」をプレイしている。 コイツはいわゆる、「ジョイパッドが欲しいぞ!」と、思うよーなアクション・ゲームである。
 とりあえず、ミッション開始。

 このゲームの主人公はバイスシティの裏社会でのし上がろうとしているチンピラ、トミー君。まずはボスからお使いを頼まれて、顔を広くする。

 あ、美人のねーちゃんを送り届けるんですね。オーケィオーケィ、喜んで。
 少々運転は荒っぽいですが勘弁して下さい、お嬢さん。 消火栓や信号薙ぎ倒していますが気にしないで下さい、お嬢さん。 時々、左車線に入っちゃいますが、気にしないで下さい、お嬢さん。 パトカーが追ってきますが気にしないで下さい、お嬢さん。 いい車がボコボコになっているみたいですが気のせいです、お嬢さん。
 …はい、到着。 お、さすが顔役の女だね。平気な顔をして降りていきましたよ。しかもこの車、私にくれるようで。…でも、ボッコボコだからいらないっすけど。

 お次の仕事は……、陪審員の車をボコボコにして「説得」しろ?本人には手を出すな? 合点。壊すのならまかせて。 うらー、奴は無罪だぜー。どかげし、ぐわしゃ。 通りがかりの会社員を巻き込んだよーな気はするが、陪審員は「納得」したよーである。 ごめんね。

 その後は何だかわからぬがコックをのしたり、労働者のデモを滅茶苦茶にして「鎮圧」したり。
 あのー、ボス。あっし、良いように使われてません? でも仕事下さい。
 へ? もう無い? 別の奴の所へ行け?
 オーケィオーケィ。 ビッグになるには頭の薄いボスも踏み越えないと。 え?違う? さいですか。

 大通りを車で北に向かう。 んー、コルテス大佐とディアス、どっちのボスに行こうかな〜と。(ふんふん♪)
 おや、こんな所にピザ屋が。 おっちゃーん、金を出せ……じゃなかった、ピザくれ。 あ、それから店の裏のバイク空いてるけど、くんない? ……冗談だってば。
 え?冗談じゃない? ピザ配達すれ? オーケィオーケィ、そりゃ面白そうだ。

 わったしっは バイスシティの ピッザッ配りっ♪ (←「ミネソタの卵売り」の調子で) ぶるる〜〜ん
 いや〜、スクーターの運転も慣れると気持ちいいね〜。車の間を抜けてすいすい〜っと。 ……やべ、パトカーだよ。違反してませんよ〜、安全運転ですよ〜。

 おっと、お客だ。 それ!受け取れ!(ばしっ!) ナイスキャッチだ! 次! 背広のおっちゃん!(ばしっ!) ビキニのねーちゃん!(ばしっ!) ヤンキーな兄ちゃん!(ばしっ!)
 (注:ゲーム内で本当に投げ渡します)
 ……しかしこのピザ屋、繁盛してるね。受け取る方も必死だし。 あのー、店長。中身は本当にピザですか〜? 何?余計なことは聞くな? ごもっとも。

 あそこにも客が! おっちゃ〜ん……、「ピザ」って10回言ってみて。言ったら、渡す。 客「ピザピザピザ…」 オーケィ。じゃ、コレは何?(肘を指さして) 客「ピジ」
 わーい、ひっかかった〜。あいたたた、その鉄パイプ、どっから出してきたんだい! それ受け取れ!(ばしっ!)
 (注:ゲーム内にこんなシーンは登場しません)

 …あらら、時間切れ近いよ。ダッシュで店まで戻るぜっ!
  …ごいん!
 ……電柱は、 堅いな…。  …時間切れ、か。ボーナスもパー。
 あー、夜空が綺麗だ。バイクは壊れてるけど。
 いい街だねえ…。

 そんな訳で、この「 GTA - Vice City 」。
 楽しくボチボチとプレイ中である。


◆ 「アルゴンの出来事」

 CGI ゲーム「 Lord of Argon 」は、ただいま製作中である。
 作者自身がプレイに夢中で、未完成ということを忘れているように見えるのは、貴方の気のせいである。 だから、製作を再開したよーに見えるのも、気のせいである。
 本当ですよ?

 先日、ゲームにやっとこさ、ランダムイベント・ルーチンをのっけた。
 イベントのトリガーはテスト済み。 あとは様々なイベントを載せるだけだったのだが、これが以外と大変であった。
 面白そうなイベントを思いつく → コーディングする →[ テストプレイ → デバッグ → バランス取り ](何度かループ)→ 次のイベントを考える ……(以下続く)
 イベントは1つ2つではない。悪いイベントは後に「挽回」できるくらいのバランスでなくてはならない。良いイベントで圧倒的有利になる事を避けねばならない。 さらに、プレイヤーが喜ぶイベントを、なかなか思いつかない。(笑)

 面白いイベントを思いついても、それをこの「データが単純な」システムに「なるべく新規のデータを増やさずに」載せるのは、ちと頭をひねるトコロである。
 まー何とかありがちなイベントを幾つか作って、とりあえずアップである。
 テストプレイしてみたが、そこそこ上手い具合にイベントが発生する。
 善哉善哉。

 イベントのコーディングをしていて危険だったのは、トリガーに使っている定数を変更したくなってしまった事である。

 ゲームの計算に「便利なマジックナンバー」の定数を使うのは気が進まないのであるが、現在この「 Lord of Argon 」内で様々な計算に使っている。(えーと例えば、呪文の消失量)
 このマジックナンバー(定数)は計算ではじき出してから、テストプレイを重ねつつ微調整をする。もちろん、ランダムイベントのトリガーに使う定数もそうである。

 「久しぶりに」イベント・ルーチンのソースを見たときに、この定数とイベント発生の計算方法が不自然に思えた。 そして、ゲームプレイの条件が変わってイベントの発生が抑えられた時に、思わず定数をいじってしまったのである。
 途端にイベント発生の仕方が、不自然になった。
 ふと、テストプレイを重ねた事を思い出す。 ああ、そうだ。あの数値は 3.2 で良いのだ。

 不自然に思える(アンバランスな)定数に直すと、イベントの発生が上手い具合に偏る。 面白いものである。

 現在は、追加するイベントの中身をコーディング中。
 やはり、ビックリ箱のようにプレイヤーを驚かせるイベントの方が、書いていて面白かったりする。(おいおい)


◆ 「まるちぷれい」

 某所のチャットもどきで、
 「シングルプレイなら無視できる戦力の偏りは、マルチプレイにとって致命的」 と意味もなく呟いたら、ある御方から、
 「シングルプレイなら無視できる体位の偏りは、マルチプレイにとって致命的」 と返される。
 なるほど。




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