コスト・ソリューション・コンサルティング

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企業の国際化、グローバル化は、当然のこととなっています。 製造企業は、安価な人件費及びエネルギーを活用した海外生産へと移ってきました。 この結果は、確かに製品の原価引き下げに大きく貢献してきました。

その一方で、技術者を中心にものづくりに関する知識の欠如、コストの優位性の判断の不足、品質意識の低下などが起きてきています。 弊社では、製品を作ってからコストダウンを図るのではなく、利益獲得のために「売価−利益=目標原価」をもとに、製品の設計段階で利益を確保するための指導、支援を行なっています。

会社の製品戦略に基づき、原価面から製品の開発・設計、協力会社の開拓・評価などを含めた総合的にコンサルティングを行なっています。



 

コストベンチマーク実践プログラム

経営管理、設計、購買、生産、販売などの各部門で、売価と原価の関係、設備機械の減価償却や労務費など原価のしくみに関する知識などを習得し、ベンチーマークのための標準原価の設定と改善案の立案を実践指導します。

標準原価の設定は、製品を作るための「あるべき姿」を追求することで、実際に発生した実績原価との比較を行い、原価面からの課題を浮き彫りにし、原価改善を進めることです。

経営管理では自社の収益性向上のために、営業部門では顧客への見積書に、購買部門では取引先からの見積書の査定・評価に、生産部門では作業改善における原価評価の判断など、原価管理システムの基礎としてのコスト標準の作成を指導します。

また、弊社では、エクセルで開発した見積ソフトを活用し、社内で統一した原価標準を効率よく運用できるようなプログラムも準備しています。

生産管理システム改善プログラム

ITを活用した生産管理システムの導入は、生産管理業務の効率化を図るものであって、生産管理上の課題を解決する魔法の杖ではありません。
生産管理上の課題解決には、マン−マシン・インターフェイスを含んだ広義の生産管理システムの再構築と基礎情報の整備が必要です。 そして、生産活動と原価は、表と裏の関係にあります。

有効な生産管理システムを運用するためには、標準原価と同様に生産管理システムの「あるべき姿」とそのための情報整備、運用方法について実践指導しています。

企業連携コーディネートプログラム

近年、企業連携やバーチャル工場など新商品を開発するにあたって、自社の開発力と優れた技術を有している企業、あるいはユニークな技術を有している企業が、相互に協力し合って一つの企業のように製品化を進めるようになってきました。
弊社では、保有するネットワーク並びに調査、開拓によって、商品化や販路開拓などプロジェクト推進のコーディネートを行なっています。

また、クライアント企業が製造業企業でない場合など、企業間連携のためのプロジェクト管理も行なっています。

新たな投資へのリスクの軽減を図り、ノウハウの蓄積などの課題を効率よく進めるとともに、最適な原価での製作を目指し、製品開発を進める企業と優れた固有技術を持つ企業との連携を図るコーディネート活動を支援し、効果的な製品開発を推進しています。

工場廃液・廃油削減プログラム(新プログラム)

製品を生産する工場では、様々な工程で油や水を使われ、その結果として廃油や廃液が出てきます。
具体的には、切削油や研削油、潤滑油、機械作動油などがあり、それらの油が劣化すれば廃油になります。
さらに切削油は、水溶性切削油が主流となっていることもあり、劣化すれば廃液になり、産業廃棄物として処理されることになります。

近年、環境が重要視され、「工場のゼロエミッション」活動がさかんに進められる中で廃油・廃液をいかに減量化して行くかが課題となってきています。 廃液・廃油を産業廃棄物として業者に依存することよりも、工場から排出される量そのものに重点を置き、減らすための指導を行ないます。