宮南池と南山植物園

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 仕事で韓国に行ったついでに、宮南池には16日に、南山植物園には17日に行ってきました。海外に行ってまでも、植物園等に行ってしまうのは職業病でしょうか(^^;
 以下、韓国の通貨の単位・ウォンを使うことがありますが、100ウォン=約12円と考えて下さい(2006年8月現在)。

宮南池

 百済(4世紀半ば〜660年)の最後の都であった扶余というところにあります。百済の第30代目の王である武王の出身地だとか。幼少の頃「薯童(ソドン)」と名乗っていた武王と新羅のお姫様だった「善花(ソンファ)姫」にまつわる恋の物語を紹介する看板が設置されていました。周囲には、ちょうど、ハスの花が咲いていました。

 池の中央に建つ建物は、「抱龍亭」と名付けられています。たまに、噴水から水が吹き上がります。

 ここのハスは、日本で見かける物より大きい(花柄や花茎が長い)ように思えました。

 

 手が届く範囲に咲いているハスは多くなかったです。望遠レンズがない中、アップで撮れた貴重な一枚。

 黄色いハスも咲いていました。日本にもないことはないと思いますが、珍しいと思います。




南山植物園

 南山の西の麓にあります(最寄の駅は会賢)。ガイドブック(るるぶ・ワールドガイド・ソウル)で知りました。幸い、宿泊したホテルから歩いて行ける距離にあり、これが行くきっかけになりました。熱帯植物(サボテンが多いです)を中心とする植物園で、四つの温室に分かれています。一番古い第一温室は1968年に作られたようです。歴史ある(?)ところに相応しく(?)、雑然としているというか、ごちゃごちゃしているというか・・・(^^;。私以外には職員の人がいたくらいで、閑散としていました。第四温室から外に出る通路には、つぶれた食堂と、お菓子などを売っている売店があります。ここから逆走すれば、タダで園内を見ることができそうです( ̄▽ ̄;(犯罪ですので、実行しないように!)。日本の植物園との違いを楽しむという点では面白いかもしれませんが、保証はできません。軽く、カルチャーショックを受けるかもしれません(^^;。入園料は、大人は500ウォンと日本の植物園と比較したら、格安です。パンフレットはありませんでした。
 第四温室の通路を抜けた先には、ニホンザルやイヌワシなどが檻に入れられている、小さな小さな名ばかりの動物園があります。見物料は無料です。
 また、植物園の向かいには、安重根義士記念館もあります(安重根は、伊藤博文[夏目漱石の前の千円札の人と言えばわかりやすいかも]を暗殺した人物)。こちらは、大人1000ウォンでした。

追記(2007.9.24.)
 南山植物園は、2006年10月に閉園したそうです。ソウルナビ2006年10月のニュース

正面入り口と第一温室

 ここに至るまでに、花壇があります。韓国の国花であるムクゲが咲いていました。この写真では近すぎますが、もう少し離れたところからは、ソウルタワーが見られます。

第一温室

 第一温室では、主に鉢植えにされた植物が、写真のように、所狭しと並べられています。

第二温室

 天井が低いせいで、植物が支えています( ̄▽ ̄;。上に張ってある黒いものは寒冷紗ですが、日本の植物園でこのように張っているところってあるでしょうか???

第二温室

 ユーフォルビア属の植物でしょうか? とにかく、ごちゃごちゃです。

第三温室

 いろいろな種類のサボテンが、一応、種類ごとに植えられています。このような背の低いもののほか、高いものも植えられています。暑いせいなのか、窓が開いていました。エアコンを使っていないのでしょうか?

第三温室

 上記ガイドブックに載っていた写真は、このサボテンを撮ったものだと思います。

第三温室の外

 盆栽がおいてあります。盆栽のウリナラ起源説というものを思い出しちゃいました( ̄▽ ̄ゞ

第四温室

 手前はアオノリュウゼツラン(Agave americana)だそうですが、種形容語が「iamericana」と綴られていました( ̄▽ ̄;。葉っぱに落書きならぬ、落彫りされていましたΣ( ̄□ ̄;

第四温室

 ここにもサボテンがあります(^^;

第四温室

 一番奥では、1鉢7000ウォンで鉢植えが売られていました。でも、どこでお金を払えばいいのやら・・・(^^;。まぁ、どうせ検疫に引っかかるだろうから、ということで、最初から買う気はありませんでしたが。




おまけ

 植物園からの帰りにソウルタワーと南大門に寄りました。南大門を見てホテルへの帰路についたときは21時を過ぎていましたが、男性なら一人でも安全です(笑)

ソウルタワーから見た夜景

 デジカメを夜景モードにして撮影しましたが、三脚がなかったため、思いっきり手ぶれしちゃいました。そんな中、比較的まともに撮れた写真です。
 ソウルタワーの麓まで行くケーブルカーは、往復で6500ウォン、ソウルタワーの展望台まで昇るには、食事抜きなら7000ウォンです(食事付きならもっと高く、より高い展望台まで行けます)。なお、食事抜きの場合も、軽食を売っていますし、ファミレス「HanCook」もあります。ファミレスといっても少々高いですが、メイン+食べ放題のバイキングなので、十分満足できると思います。
 夜になると、夜景目当てのカップルが増えて、ケーブルカーの待ち時間が長くなるので、早目に行って(私は19時頃でした。この時期のこの時間のソウルは十分明るいです)、ファミレスで時間をつぶしてから夜景を見るというのが良いかもしれません。

南大門(手前の建物)

 ライトアップされていました。近代的なビルが林立する中、ここだけは雰囲気が異なります。この近辺には景福宮や徳寿宮のような歴史的な建造物がありますが、これらも、ビルの中に残されています。



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