どんでん平ゆり園

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 7月9日に行ってきました。切っ掛けは、昨年、アパートの郵便受けにチラシが入っていたことでした。「何で、飯豊(いいで)のゆり園のチラシが仙台に???」と思いつつも、私にとっては、良い情報でした。好きな花を尋ねられたら、間違いなく「ユリ」と答えるくらいユリは好きな花ですが、自分で育てる程度で、ユリ園に行ったことはありませんでした。どんでん平ゆり園は開園期間が限られていて、今年は6月10日から開園とのことでしたが、その頃になるとそわそわして、ゆり園の公式サイトや飯豊町観光協会のサイトの開花状況をほぼ毎日のようにチェックしていました(^^ゞ。これらの開花状況の情報がなかったら、ほとんど咲いていない時期に行っていたかもしれません。1週間前の7月2日頃に見頃になったとのことでしたが、この日は雨だったので焦る気持ちを抑えて延期しました。もっとも、9日も、午前中は曇りだったものの、お昼を過ぎた頃から雨が降ってきましたが。御陰で、片手に傘と荷物、片手にデジカメの状態で、そのせいで手ぶれしてしまったようで、良い写真が余り撮れませんでした。でも、たくさんのユリを見られて良かったです。

 どんでん平ゆり園は、山形県西置賜郡飯豊町にあります。公式サイトによると、敷地の面積は7ha(東京ドーム約4個分以上)もあるそうで、ユリ園としては東日本最大だそうです。150品種50万本のユリが植えられているそうです。

花壇
 「ゆりの花里」、「ふれあい広場」、「休憩広場」、「親水広場」、「ゆりの丘」、「ゆりの小径」、「ふれあい花壇」に分けられています。

 「ゆりの花里」と名付けられた花壇の一部。エントランス(入口)から入って直ぐの所にあり、ここだけでも、「ユリが沢山!」と思えます。撮影するときに何かがおかしかったのか、暗く写ってしまいました。

 左の写真の花壇の奥の斜面から見た「ゆりの花里」。この斜面にはユリだけでなく、アヤメの花が咲いていました。

 

 展望台から望むゆり園。「第一回美しい日本の村景観コンテスト」で農林水産大臣賞に選ばれたそうですが、生憎の天気でこの通り。天気が良い日に見てみたかったです。写真の左側・中央辺りが「ふれあい花壇」です。「ゆりの丘」やレストハウスは、手前の木で隠れています。展望台に登る山道の入口付近には道標がなかったような(途中には2カ所ありましたが)。分かり難さのせいなのか、雨で滑りやすかったせいなのか、展望台まで登っていたのは、私くらいでした。

 このようなアングルで撮ると、山の麓いっぱいにユリが咲いているように見えますね(^^)。「ゆりの小径」で撮った写真だと思います。他の花壇は、花の色が似た品種をまとめたのかな?と思われましたが、ここは、色に関わらず植えられているようでした。

売店
 エントランスに入って右手の売店・お土産コーナーでは、こんにゃく、ソフトクリーム、トウモロコシ、牛串、焼きそば等の屋台で売られているような軽食、地元で採れた農産物を加工した物、この時期ならではのさくらんぼ、郷土の銘菓や民芸品等が販売されていました。
 エントランスの左側にあった花苗の販売所では、ユリの球根や苗だけでなく、色々な園芸植物が販売されていました。
 エントランスから直進したところに食堂兼休憩所のレストハウスがあります。レストハウスではファーストフードを提供していてます。食券を購入する必要がありますが、5千円札、1万円札には対応していません。バーベキューも出来るそうです。

焼き肉セット(1,700円)

 レストハウスのメニューの一つ。ご飯とおかわり自由のスープ付き。他に、うどんや山菜そばなどの手頃な値段のメニューもありましたが、せっかく遠出をしたので、奮発しちゃいました(^^ゞ。山形と言ったら米沢牛が有名だと思いますが、飯豊では「田中牛」を育てているそうです。牛肉を使った食べ物は、他に、牛串(1本500円)や牛丼もあります。

ゆりソフト(400円)

 エントランス右手の売店で販売されていました。小さなユリの鱗茎を甘く煮た物がトッピングされています。苦みが無く、歯触りが良く、美味しかったです(^^)。柔らかいマロングラッセと言って良いかどうか・・・(味音痴ですので(^^;)。ソフトクリーム自体にも百合根が混ざっていたかどうかは不明。

事務所
 エントランスに入って左手にあります。スタッフの方の応対に、非常に好感が持てました。

 気になったことを強いて挙げるなら、植栽されているユリが、スカシユリ型の盃状・上向きの花ばかりだったことです。ヤマユリ型、テッポウユリ型、カノコユリ型の花はありませんでした。150品種と品種が多いものの、花被片の色と形、草姿が違うくらいで、似た形の花ばかりという印象が残りました。今のままでも十分満足出来ましたが、スカシユリ型以外のユリもあれば、もっと良かったと思います(先に、ユリ好きと書きましたが、花の形で言えば、ヤマユリ型>テッポウユリ型>スカシユリ型>カノコユリ型です)。もしかしたら、植えられていたのは全てアジアティック・ハイブリッドの品種で、育てやすさとか、病害虫に対する強さとか理由があるのでしょうかね? 以下、まともに撮れた写真の中からいくつかの品種をご紹介します。(参考までに、うちのサイトのユリの分類の解説はこちらです。)

‘マルセイユ’ ‘スレットザラット’ ‘キアンティ’
 
‘マドリード’ ‘グランドクルー’ ‘ランザローテ’

 施設の概要、アクセス法、開花状況などは、どんでん平ゆり園の公式サイトをご覧下さい。開花状況は、飯豊町観光協会のサイトでも確認出来ます。なお、今年の開園期間は7月下旬までとのことなので、御注意下さい(その前に見頃を過ぎてしまっている品種があるかもしれません)。

「日だまり仔猫」内の関連ページ:ユリ属



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