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Share MILF -島原 吉野-

其の拾

「さ、さて、それじゃあ……私の方が年上だし、呼び方は『吉野』で良いわよね。よ、吉野…も私のことは高尾と呼んでちょうだい」
「えぇっ?」
高尾が胸に抱いた吉野を引きはがしながら、唐突にそんなことを言い始めた。
急な高尾の変化にしばし目を丸くした吉野だったが、よくよく高尾を見れば少々顔に赤みがさしている。
また、先ほどのセリフもどことなく芝居がかったそれに思えた。
きっと照れ隠しなのだろう、いつも冷静沈着に見える高尾にこんな一面があったとは。
何やら親近感を感じ、クスッと笑みを零した吉野だった。
「ふふ…はい、吉野…でお願いします。なんか嬉しいな……あ、けど私は流石に呼び捨ては…それじゃあ『高尾さん』って呼ばせてもらいますね……うふふ…」
「な、何?…何か可笑しかったかしら?…」
「いえ、少しも…ふふふ…」
この人は付き合ってみれば意外と可愛らしいところがあるのかもしれない。
普段はシェアメイドの代表として自分に厳しく気丈に振舞っているんだろう、大変だな、と、そんなことを思った吉野だった。
「な、何よ、やっぱり笑ってるじゃない……ん…こ、こほん……ま、まぁ、いいわ。それじゃあ『ご報告』を続けさせてもらわね」
「はい、よろしくお願いします。高尾さん」
ニコニコ笑顔の吉野に、どこか納得のいかない憮然とした表情の高尾。
兎にも角にも、漸く高尾の報告が再開されることになった。
最初の頃と違うのは二人の位置……二人は吉野のベッドを背もたれ代わりにして横並びに座っていた。
「あーでも、ごめんなさい、やっぱり『ご報告』だけは、今まで通りお客様として接しさせてもらうわね。砕けた言葉だと調子が狂うわ」
「はい、大丈夫です、高尾さん…うふふ…」
「…もう、この娘は…………それでは、と……坊ちゃんの『精通』『自慰』『露茎』までお伝えしましたね。次は…」
「次は…」
それはきっと、息子の童貞喪失。
けれど吉野には、もうモヤモヤとした焼きもちや嫉妬のような感情は浮かばなかった。
いや、むしろ、愛しい息子の初めての女性がこの高尾で良かったと、心から思えるようになっていた。
しかし、高尾の話は、吉野の想像とは全く違う内容だったのだ。
「その後は…3度の射精で坊ちゃんは大層お疲れの様子でしたので、坊ちゃんがゆっくりお休みになられるよう、しばらく私は坊ちゃんの部屋から離れることにいたしました」
「………………え?……あ、あぁ、そ、そうなんですね…そうですよね。いくら若いといっても、たて続けに3回じゃあ……」
ただ息子の回復を待つため高尾は部屋を離れたのだろう、吉野はそう思った。
ところが高尾はその吉野の言葉を肯定することなく、ただ淡々と次の作業の内容を語り始めるのだった。
「坊ちゃんのお世話は思いのほか早く終わりましたので、かなりご契約いただいた時間が余ってしまいました。それでは申し訳ありませんので、お部屋のお掃除をさせていただくことにしたのです」
「……え?…お、終わり……そ、掃除?…」
「はい、とはいえさすがに本格的に家中の大掃除をする時間はありませんでしたが」
「え、えぇ、勿論、そ、そんなことしていただかなくても……で、でも……え?……あ、あの?……ボ、ボクのことは?…」
「坊ちゃんのお部屋は、遠慮させていただきました。坊ちゃんは既にお休みでしたので……それでリビングと…」
「あ、そ、そうじゃなくて…お部屋の掃除のことではなくて…」
話が噛み合わない、高尾は一体何の話をしているのだろう。
そう首を傾げる吉野をよそに、やはり淡々と『ご報告』を続ける高尾だ。
「リビングと……ここ、島原様のお部屋をお掃除させていただきました」
「え?…わ、私の?…」
「はい、でも……リビングも島原様のお部屋も十分綺麗でしたので、結局私がしたのはただのお片付けくらいでしたが……ただ…」
「ただ?……」
そこで吉野をチラリと見た高尾の顔に少しばかり意地の悪い微笑みが浮かんでいた。
何だろうと訝し気な表情になる吉野。
「ただ……なんです?高尾さん?…」
この時吉野は、まさかこれから余りの羞恥に顔どころか全身を赤く染め上げられることになるなどとは露程も思っていなかった。
それはスッと高尾がベッドの下に手を差し入れた時だ。
吉野があっと小さな声を出した時にはすでに遅かった。
高尾がベッド下から取り出した『あるモノ』を、吉野の目の前に差し出したのだ。
「駄目よ、吉野…こぉんなモノを簡単に他人に見つかるところに置いておいたら…ふふっ…」
突然、友達に対する話し言葉に変わった高尾の顔に、少々厭らしいニヤリとした微笑みが浮かんでいた。
高尾に見せられたものを確認するや否や、ボっと音が出たかと思えるほど一瞬にして顔を真っ赤に染めた吉野だった。
「そ、それっ!!…や、やだっ!た、高尾さんっ!そ、それっ…それ、返してっ!」
慌てた様子で高尾の手からソレを奪い返そうとする吉野。
しかし高尾は、そうはさせるかと吉野の手の届かぬ位置まで高々とソレを掲げてしまう。
「シー、駄目よそんなに大きな声で……どうしてそんなに慌てているの?…何もそんなに恥ずかしがることでもないでしょう?私達の年なら…」
「やっ!いやっ!たっ、高尾さんったらっ!ひ、酷いっ!酷いわっ!」
吉野はなんとか高尾の手からソレを奪い取ると、背後に隠しながらキッと高尾を睨みつける。
しかし、そんな表情は一瞬のこと。
次の瞬間には、目を泳がせながらしどろもどろに言い訳をする吉野だった。
「こ、こ、これは…さささ、最近、か、肩がす、すごく凝って…だ、だ、だけど…あ、あんまり使ってなくて……ほ、ホントですよ…こ、こんなの…ぜぜぜ、全然…」
その慌てぶり、まるで子供が悪戯を咎められた時のような態度だ。
思わずクスリと吹き出した高尾だった。
「クスッ……そうなの?肩こりねぇ……まぁ確かにそれは効くわよね。電気マッサージ機は」
そう、それは約20センチほどの筒状の胴体に、直径4センチほどの球体のようなヘッドがついた機械。
所謂電マだったのだ。
それを見つけられた吉野は、なおも言い逃れをしようとあたふたと嘘八百を並べ立てる。
「そ、そ、そうなんです…そ、それは…か、肩だけじゃなくて…こ、腰とか、足とかにも、よ、良く効くんですよぉ!だ、だ、だから、わ、私、毎晩それを使って…」
「吉野…貴女さっき全然使ってないって言ってたわよね」
「!……あ、あ、そ、そそそうでしたっけ?…あ、あああれ?お、おかしいな……」
おかしいのは吉野の態度だ。
揚げ足を取る必要もない、勝手に自滅していく吉野の慌てぶりに高尾は本格的に笑い転げた。
「クスクスクスクス……もう、いいのよそんな言い訳しなくても。私たちの年齢なら、これくらい持ってても不思議じゃないでしょう?…それにぃ…」
「ふ、不思議じゃない…って……え?…そ、そそ、それに?……」
吉野は、またしてもニヤリと少々意地の悪い笑みを零した高尾の表情を見逃さなかった。
けれどしまったと思った時には、今度もまた時すでに遅し。
再びベッドの下に手を差し入れた高尾が、今度こそ何も言い逃れ出来ないモノを取り出してしまったのだ。
「その電マ…これと一緒に置いてあったのよねぇ……ふぅ〜ん……まぁ、ある意味これも『マッサージ』に使うものだものねぇ」
「あー−−っ!!……そ、そそそれっ!……ああああああ、あのぉ……そ、そそそれはぁ……そ、そそのぉ……ぁ……ぅ…ぅぁ……ぅぅぅぅ…」
人の顔色とはここまで変えられるものなのだろうか。
高尾の目に映る吉野の顔は、いまやトマトと同じくらい真っ赤に染め上げられていた。
そんな吉野を面白がってか、少々苛めっ子の気持ちが湧きあがったのか、なおも吉野を揶揄い続ける高尾だ。
「まぁ、立派ねぇ。長さも太さも坊ちゃんの倍はあるかしら?……それにしても色も肌色で、表面は柔らかいのに芯は通ってて、血管も浮き出ていて……凄いのねぇ、まるで本物みたい」
「ぁ……ぁぅ……ぅぅぅぅぅ……」
滑稽なほど真っ赤に染めた顔を上げることもできず、ただ俯いて、呻き声のようなものを上げる吉野。
高尾がベッド下から取り出したもの。
それは高尾の言うとおり、色も形も何から何まで本物そっくりに作られた男性自身を模ったディルドだったのだ。
それの長さはおよそ18センチ、太さは直径で3.5センチほどだろうか、高尾の報告が正しければ確かに息子のほぼ倍はある計算だ。
しっかりと張り出た雁首に、薄っすらと青みがかる血管が浮き出た竿。
その逞しくモノモノしい姿は、女ならば誰しも視線を釘付けにされてしまうことだろう。
それが先の電マと同じところに一緒に並べて置かれていたのだ。
それの意味するところは?……もはや吉野に下手な言い逃れなどできようはずもなかった。
すると……
「ぅ…ぅぅ…ぅぅぅっ…ひっ、酷いよっ!酷いよ酷いよ、高尾さんったら!……こ、こんなに私を恥ずかしめて!…ひ、酷いよぉ……ぅ…ぅぅ…ぇぇん……ぅぇぇん…」
とうとう年甲斐もなく、泣き始めてしまった吉野だった。
少々やり過ぎたか…流石に高尾も気まずい思いでポリポリと頭を掻いた。
「あぁ…な、何も泣くことないじゃないの吉野…ごめんなさい、ちょっと意地悪が過ぎたわね。謝るわ」
「……ぅぇぇ…ぇぇぇ・・…」
「ねぇ、泣かないで。それに……さっきも言ったけど、これくらいのこと、私たちの年ではそれほど気にすることじゃないでしょう?」
「そ…そんなこと…ないです…ょぉ……は、恥ずかしい……です…ょお……た、高尾さんに…こんなの…も、持ってること知られちゃってぇ…」
まさか三十路を過ぎた女が…それも、女性自身を武器に人生を戦ってきた女がこの程度のことで……いや、物事の捉え方は人それぞれか。
改めて謝罪の言葉を口にする高尾だった。
「あぁ、ごめんなさい。本当に私が悪かったわ。でもね…こんなこと知られてって吉野は言ったけど……この程度のこと当たり前じゃない?」
「ぇ?…あ、当たり…前?」
「そうよ、こんなオモチャの一つや二つ持っていたって不思議はないってこと。だって貴女は前のお仕事を辞めてから、男など見向きもせず、寄せ付けもせず一人頑張ってきたのでしょう?だったら仕方ないじゃない。男から遠く離れていたって、性欲は消えたりしないんだもの」
「…………そ、それは……そう……です…けど…」
何か言い包められている感は拭えないが、高尾の有無を言わせぬ様子に思わず吉野は耳を傾ける。
吉野が泣き止んだことに一先ず安堵する高尾だ。
「ちょっと自分勝手な考えを押し付けてしまうけど……私はね、この程度のことは簡単にお話できる仲になりたいの、貴女と。友達として、ね。そうね…このオモチャの使い心地はどうだったか教えて欲しいくらいよ」
「ぇ……た、高尾…さんが?…」
「何よ、以外?あぁ、貴女はまだ知らなかったわね。私も、今独り者だから…ね」
「ぁ……そ、そうなん……ですね…」
「えぇ、それに特定の相手がいないことも貴女と同じよ。恋人は勿論、セックスフレンドもいないわ。まぁ、欲しいとも思っていないけど……だけど大人の女だもの。性欲は湧いてくるでしょう?だから私だって……オナニーくらいしてるわ。当たり前じゃない」
言われてみれば確かにその通りなのかもしれないが、吉野にとってはやはりまだまだ気恥ずかしい話だ。
明確にオナニーと言われて、さらに恥ずかしさがこみ上げる。
中々笑顔が戻らない吉野に業を煮やしたのか、高尾は真横に座る吉野の肩を抱き寄せるとそっと吉野の耳に顔を近づけ自分の秘密を吐露するのだった。
「それにね…………私のは、電マもディルドも、もう一回りは大きいわよ……クス…」
「!!!……や、やだ…た、高尾さんも……も、持って?…」
「だからそう言ったじゃない……いやだ、確かに恥ずかしいわね…ふふふ…だからそう何度も言わせないで」
「あ、ご、ごめんなさい……って、あ、あれ?……わ、私が謝るところ…なの?」
「ふふ……アッハハハハ……」
「……くす……あはっ……あはははは…」
漸く笑顔が戻った吉野だった。
そんな吉野の肩を抱き寄せたまま、その微笑みを覗き込むようにじっと見つめる高尾。
吉野には、その高尾の表情は微笑んではいるもののどこか真面目なものに思えた。
「ど、どうか…しま…した?高尾さん…」
「ん……あのね、吉野。これは友達半分、お仕事半分の言葉として聞いて欲しいのだけど…」
「はい?…」
今度は吉野が、高尾の顔を上目遣いで覗き込む。
「シェアワイフやシェアミルフ……ナイトサービスをご利用になる奥様や、お母様達には同じ傾向があるの」
「…同じ…傾向?…」
「えぇ……怒ったりしないで聞いて頂戴ね。これはお客様から得た統計なのだけど……ナイトサービスをご利用になる奥様、お母様はね…ほとんどの場合、その方自身が欲求不満に陥ってるのよ」
「え!」
高尾に抱かれながら小さな驚きの声を上げる吉野。
高尾は構わず言葉を紡ぐ。
「自分が欲求不満に陥っているから、きっとそんな大したことではなくても余計に悩んでしまうのね……あとは冷静さを欠いた判断をしてしまったりとか……聞くけど、吉野。正直に答えてくれる?」
「え?……は、はぃ…」
「貴女……坊ちゃんの奇行を見てから……ろくにオナニーもしてなかったでしょう?」
「!……そ、それは!…そ、そのぉ…」
不躾な質問に思わず高尾の胸から離れようとする吉野。
けれど高尾は、吉野を逃がさないようにしっかりと抱きしめた。
「正直に、ね?……」
こんなに近くで真剣な眼差しで見つめられたら、もう白状するしかない。
蚊の鳴くような声で、吉野は高尾が正しいことを認めるのだった。
「は…はぃ……なんか…あれから、そ、そんな気になれなくて……ボ、ボクのあれを見てから、シェアメイドに伺うまで……い、いえ、昨日まで…一度も…」
「やっぱり…ね…」
高尾は、ふぅと深いため息を吐いた。
「あのね、吉野……以前、シェアミルフのサービスとしてカウンセリングのようなこともしてるって言ったけど…」
「は、はい…お、覚えて……ます…」
「実際にカウンセリングが必要なのはお子様達なんかじゃない、お母様達だったケースが多いのよ。ハッキリと言うわね。吉野もその一人よ」
「…………そ、そう…です…か…」
高尾の言葉に特に反論する素振りも見せない吉野だった。
昨日までの自分なら、そんなことは無いと言い張っていたかもしれない。
けれど吉野は、高尾との会話を通して今までの自身を卑下してきた生活は間違っていたかもしれないと素直に思えるようになっていた。
そしてその生活が、自分を良くない思考をするように仕向けていたのではないかと思い始めていた。
「どうやら……気付いてはいるようね」
「た、高尾さんの……お陰です。た、確かに……私は、自分自身の不安をボクのせいにしていたかもしれないから…」
「そう……でもね、吉野。不安や心配事は誰にだってある。けれどそれを必要以上に大きく深刻なもののように思ってしまうのよ。欲求不満に陥ると、ね」
「そ、そうなんですね……は、恥ずかしいけど……た、確かに思い当たるところは…あ、あります…」
「だから……」
「え?……た、高尾…さん?……あっ!」
吉野を抱く高尾の腕に力がこもった。
そしてまるで吉野を押し倒しでもするかのように、吉野の背を背後のベッドに押し当てる。
正座をしていた吉野は、その高尾の行為により尻餅を付いたような姿勢となった。
両足が前に投げ出され、自然とM字となって開かれる。
久しぶりに身に着けたスカートがあられもなく膜れ上がり、福与かな太腿がすっかり露になった。
「ど、どど、どうしたんです……た、高尾さん?」
当然吉野は慌てた様子を見せる。
そんな吉野の目を静かに見つめ、高尾がそっと囁いた。
「これからシェアミルフの最後のサービスを提供させていただくわ。ただし、対象は坊ちゃんじゃ無い……吉野、貴女よ」
「わ、私?に?……サ、サービスって?……」
「大したことじゃないわ。ただ……貴女の欲求不満を少しでも解消できるように……お手伝いを、ね…」
言いながら高尾は、左手でしっかりと吉野の肩を抱き、右手で露となった吉野の太腿を撫で上げた。
不意な愛撫に、思わずピクリと腰を震わせた吉野だ。
「え!そ、それって…あ、あん!や、やだ…た、高尾さん!…そ、そんなとこ…さ、触っちゃ…」
高尾の右手が滑らかな吉野の太腿を幾度となく撫で上げる。
そして、徐々にその手は吉野の股間に近づいていく。
「た、高尾さん…ま、待って、高尾さん……わ、私…そ、そんな…だ、駄目よぉ…」
「何が駄目なの?……ねぇ、吉野?貴女、まさか……私が気付いていないとでも思ってるの?」
「え?…な、なんの…ことぉ?……やん!…」
高尾の右手がネットリと厭らしく吉野の太腿を這いまわる。
けれど……何故だろう、嫌ならばきっと力ずくで高尾から逃れることは出来るのに。
いや逃げないまでも、股間を閉じることくらい簡単に出来るのに。
ただジッと高尾のされるがままになっている吉野。
そんな吉野に、高尾は容赦なく辱めの言葉を投げかけた。
「ねぇ、吉野……貴女、さっき私の『ご報告』を聞きながら……『いけないこと』してたでしょ?」
「!!!……」
ある意味、電マやディルドを見せつけられた時よりも衝撃を受けた吉野だった。
それは恐怖といっても差し支えないほどに。
「そ、そ、そ、それは…そ、その…べ、別に……別に…何も、してなんか…いません……でした、よ?…『いけないこと』なんて……わ、私、そんなこと…」
「ふぅ〜ん、何もねぇ……でもいいの吉野?私、これから触っちゃうけど……貴女のお股…パンティ、触っちゃうけどそれでも何もしてなかったって言える?……潔く、白状した方がいいと思うけど?」
「!……だ、だ、駄目!……そ、そんなとこ、触っちゃ駄目…ですよぉ…」
「何故?……何故、触っちゃ駄目なの?」
「だ、だってぇ……」
万事休すだった。
触ってはいけない理由を答えることは、結局、何をしていたかを答えるのと同じなのだから。
だから吉野は、高尾の質問に従い潔く自分から白状するのだった。
とぎれとぎれに、羞恥に赤く染まる顔を高尾の胸に隠すようにして。
「わ、私……た、高尾さんの『ご報告…』…き、聞きながら…じ、自分で……その……あ、あそこを…さ、触ってまし……た…」
最後の方など殆ど聞き取れないほどか細い小さな声で『いけないこと』を白状した吉野。
その言葉に満足しながらも、高尾はさらに吉野を追い詰める。
「ん?触って?…あそこを?……あそこって……どこ?」
「!……そ、そんなぁ……あ、あそこはあそこ…ですぅ……意地悪ですょぉ、高尾さん…」
まるで少女のようにむずがる吉野に、高尾は苦笑いとも微笑まし気ともとれる笑みを零す。
「もう、しょうがない娘ね。こういう時はね、吉野。正直に言えばいいのよ。お・ま・ん・こ、触ってましたってね」
「!!!……エ、エッチ!た、高尾さんのエッチ!」
本当に少女のようだ、そんな吉野の態度が高尾のS心に火をともす。
「あら、私がエッチなの?エッチなのは、人とお話をしている時に、コッソリおまんこなんか弄ってる吉野じゃないの?」
「あ……ひ、酷い……そんな言い方ぁ……で、でも……ご、ごめんなさい……わ、私が……エ、エッチ……でしたぁ…ごめんなさいぃ…」
いとも容易く非を認める吉野。
二人きりのこの部屋に、何やら淫靡な空気が充満していく。
頭がボーっとする、股間が疼く。
吉野は、ある種もう正気ではなくなっていたのかもしれない。
「そうよねぇ、エッチなのは吉野よね?……それじゃあ、エッチな吉野?……触るわね」
「っ!…」
その瞬間ピクッと身体を硬直させた吉野だ。
それはすでに嫌がってる素振りではなく、高尾の指の到着を今か今かと待ち望んでいるかのようにも見えた。
そしていよいよ高尾の指先が福与かな太腿を這い上がり、M字開脚ですっかりと露になったパンティの股布に触れた。
「ぁふぅ!」
何とも悩ましい喘ぎ声が吉野の口から漏れる。
その可愛らしさに、さらに意地悪を言う高尾だ。
「まぁ、ビショビショ……やぁねぇ、吉野ったら。私の話を聞きながら、こぉんなにおまんこ濡らしていたなんて。やっぱりエッチねぇ、吉野は」
「あ、あ、あぁん……ご、ごめん…なさい…………エ、エッチでごめんなさいぃっ!……で、でもぉ……そ、そんな言い方……し、しないでください…よぉ…」
「駄目よ、こんなエッチな娘は……いえ、エッチなのは吉野のおまんこよね?こんなエッチなおまんこはしっかり始末をつけてあげないとね」
「?……し、始末?……ぁ……ぁあああっ!」
高尾の言葉の意味が分からず、ふと高尾の顔を見上げようとした時だ。
吉野の目には、高尾の顔は映らなかった。
なぜなら、不意に強烈な怪しい快感が股間を襲い、思わず目を閉じてしまったからだ。
見るまでもない、間違いなく高尾のしなやかな右手が吉野のパンティの中にもぐりこみ的確にクリトリスを捉えていた。
それは、自分で触れている時などと比べ物にならないほどの……快感。
吉野は腰を打ち震わせた。
「そう……後始末よ。話をしながらコッソリ弄っていたくらいじゃ……不完全燃焼でしょ、このおまんこは?ちゃ〜んとスッキリさせてあげますからね」
「は!はぅぅっっ…あ、あぁんっ!た、高尾さんっ…高尾さんっ!」
何故だろう?相手は女性なのに、いや女性だからこそか。
まるで自分でオナニーしている時のように、いちいち気持ちいい部分だけを刺激してくる。
鼻息を荒げた男の乱暴な愛撫などではない。
膣の入り口をすっと人差し指でなぞり、そのヌルヌルに湿らせた指で優しく労わるようにクリトリスを転がしてくる。
親指でくいっと皮を引っ張り上げ、むき出しにしたクリトリスの根本部分を撫でるようにぬらりぬらりと擦りたてる。
「あ、あ、あ、あふぅ……あ、あ、あ、あんっ!」
「どう?気持ちいい?吉野?これ、気持ちいい?」
「あ、あんっ……き、気持ちい……いいょぉっ!……た、高尾さん……き、気持ちいいよぉ!」
股間に感じる快感を素直に告げる吉野に、高尾はニコリと微笑んだ。
「そう、よかった。元プロの貴女だから…私に満足させられるか不安だったけど……安心したわ」
「そ、そ、そんなことないですぅ……た、高尾さん……じょ、上手…です…よぉ……じょ、上手過ぎてぇ……あぁ……わ、私……あ、あん…私ぃっ!」
「それじゃあ……スッキリしてね、吉野……ほらっ!」
「あっふぅぅぅんっ!」
高尾はいよいよ薬指と中指を吉野の膣の中に埋め込んでいった。
その指を何の抵抗もなくいとも簡単にぬるりと咥え込むトロトロに愛液を滴らせた吉野のおまんこ。
その中で愛液塗れとなった指をくいっと曲げ、高尾は指の腹で膣の中を掻きむしる。
そうしながら今度は親指でくるくる、くるくると円を描くようにクリトリスを揉みこんでいった。
「あ、あん!……だ、駄目!それ駄目!……たっ、高尾さんっ!そ、それっ!それ駄目ぇっ!…」
「こら、ちょっと声が大きわよ吉野……いいから、そのままイっちゃいなさい!」
左手で吉野の口を覆い隠す高尾。
吉野の股間をまさぐる右手は、さらに激しく踊りだす。
やがて……
「あぅ…ひょひのはん!……ふああああ………ふあっ!……ふうああああああああぁぁぁぁっっ!」
その瞬間、吉野の腰が跳ね上がった。
両のつま先を立てて、M字に開いた股間を宙に浮かしガクガクと震わせる吉野。
高尾の指を咥え込んだ膣からピシャッピシャッと飛沫が弾ける。
高尾が驚いたことに、吉野はオルガスムスを感じながらも腰を厭らしくくねらせ、咥え込んだ高尾の指を更に奥へ奥へと誘い込み膣壁で擦りたててきたのだ。
最後の最後にこんな腰使いをされたらどんな男性も間違いなく昇天させられてしまうだろう。
これがプロの腰使い、本物の床上手というものなのか、と感心させられた高尾だった。
「はぁはぁ、はぁはぁ……ぁ……ぁぁ……や、やだ…わ、私……イ、イかされちゃったよぉ……は、恥ずかしいょぉ……」
何をいまさら、さっきはあんなに貪欲に腰を振っていたのにと、高尾の口元に呆れの笑みが浮かんだ。
「いいのよ、恥ずかしがる必要なんかないわ。私は吉野にスッキリしてもらいたかったんだから……こんなこと貴女に言うのは釈迦に説法かもしれないけど……自分でオナニーするのとは全然気持ちよさが違うでしょ?他人にイかされるのは。例え……例え相手が同性だったとしても、ね」
「……………………」
いまだ恥ずかしいのか、高尾の胸に顔を隠しながらコクンと一回頷いた吉野だった。
が、しかし、高尾の辱めはまだ終わらなかったのだ。
「あらあら……パンティ、びしょ濡れになっちゃたわね。もういっそのこと脱いじゃいましょうか?」
「え!?ちょ、ちょ、ちょっと、た、高尾さん……ま、待って…そ、そんなの…恥ずかしいですよぉ…」
「でも、ほら…こんなにびしょ濡れだと穿いてて気持ち悪いでしょ?……それに邪魔でしょ、こんなの穿いてたら」
「え?……じゃ、邪魔?……」
何のことだろうと首を傾げる吉野に、またまた高尾が目を細めて厭らしい笑みを浮かべた。
「一度指で弄ったくらいじゃ……まだまだ足りなすぎるでしょ?このおまんこは?」
「え?あんっ!」
膣口からクリトリスをつるんと撫で上げる高尾の指、思わず吉野の口から小さな喘ぎ声が漏れる。
「た、足りないって……そんな…」
「ん?足りないでしょ?ほら、折角ここにぃ……こぁんな立派なちんぽがあるんだし」
そういいながら例のディルドを手にする高尾。
そして自分の指先に付着した吉野の愛液をそのディルドに塗りたくる。
テラテラと鈍く光る吉野のディルド、それを見た吉野の喉がゴクリと鳴った。
「クスッ……ほら、やっぱり欲しいんでしょ。さ、ほら腰をあげて……ほら早く…」
「え?…ぁ…ぁぁ…は…はぃ…」
言われるがまま思わず腰をあげる吉野、その腰からスルリと高尾はパンティを引き下ろした。
股間を剥き出しにされ、思い出したように恥ずかしさが込み上げる。
吉野は両手で股間を覆い隠した。
「何よ、いまさら。そんなとこ隠す必要ないでしょ?」
「で、でも私……ぜ、全然、お手入れとかしてなくて……は、恥ずかしいですょ……」
「そんなこと気にしないの。女同士でしょ。それに…普通の奥様はそんなところほとんどお手入れなんかしてないわよ。ほら手をどけなさい、吉野」
「ぅ…ぅぅ……は…はぃ…」
おずおずと股間から手を放す吉野。
少々毛深い股間が露となり、ベトベトに濡れた陰毛が膣の周りにペッタリと張り付いている様子が窺える。
それは、女の高尾の目にも余りに厭らしい光景だった。
「あぁ、丁度いいわね。このびっしょり濡れたパンティでおちんぽを拭えば……うん、ヌルヌル……これなら簡単に入るわね…おまんこに」
吉野を見てニコリと微笑む高尾。
おまんこ、おちんぽ……少しでも吉野の興奮を煽ろうと高尾はわざと厭らしい単語を並べ立てた。
そして吉野の愛液塗れとなったディルドを、いよいよ吉野の膣にあてがっていく。
「さあ、いい吉野?入れるわよ」
「……ぇ…ぁ、ぁの……は、はぃ……」
高尾の視線から逃げるように顔を背けながらも、小さく頷いた吉野だ。
そして高尾はまた吉野に驚かされることになる。
それはディルドの先っぽ1センチ程を吉野の膣に埋め込んだ時だった。
「あ!あぁ〜ん!」
「え?」
喘ぎ声を漏らした吉野の腰がくいっと浮き上がったと思った瞬間、まるで池の鯉が餌に食いつくように、吉野のおまんこがパクリとディルドを咥え込んだのだ。
そしてその一瞬で、約18センチのおちんぽは吉野のおまんこにいとも簡単に全てを飲み込まれていた。
流石にこれには目を疑う高尾だった。
「よ、吉野…あ、貴女……す、凄いわね……」
「お、おぉぉん……き、来たぁ……お、おちんぽ…・…おまんこにぃ……お、おぉぉん……た、高尾…さん……お、お願いですぅ……お、おちんぽ動かしてぇ…」
「え、えぇ……」
今まで使わなかった卑猥な単語を口にする吉野。
あんあんと可愛らしい喘ぎ声が、いまや発情期の雌猫のような低音の唸り声に変わっていた。
「お、おぉぉ…おほぉん……き、気持ちいいよぉ……こ、これ……ひ、久しぶり…久しぶりなのぉ……おほぉぉん…た、高尾さん……も、もっとぉ…もっとぉ…」
やれやれ、これではどっちが主導権を握っているのやらと苦笑いの高尾だったが、吉野の欲求不満を解決できるならと素直に要求に応える高尾だった。
「はいはい…ほらほら…これで、どう?こう小刻みにピストンするのがいいの?それともこうやってぇ……おまんこ掻きまわしてほしいの?ほら、どうなの?吉野」
「お、おぉぉん……ど、どっちもぉ……おほぉぉん!……どっちもいいですぅ……」
と言いはしたが、実は高尾はあまり手を動かしていなかった。
吉野の腰が自ら悩ましく蠢いていたからだ。
横に振り、縦に振り、時にはグリンと厭らしく腰を回してくねらせる。
くちゅりくちゅくちゅと卑猥な音が部屋中に鳴り響く。
高尾の手は、ただ吉野のおまんこからディルドが飛びださないように支えているだけとなっていた。
「はぁはぁ……お!おぉぉん……あ、あぁ……す、凄いよぉ……た、高尾さん……ま、また……おほぉん!……また、私…イっちゃうよぉ!」
「えぇ、いいのよ、吉野。イきなさい、ほら好きに腰を動かして、おまんこの気持ちいいところ自分で擦って…さぁ!」
その時、高尾には予想外のことが起きた。
「おぉぉん……や、やだ……わ、私だけなんてぇ……た、高尾さんも……高尾さんもぉっ!」
「え?あん!」
不意に吉野が身体を捩り、左手を高尾の腰のあたりに伸ばしてきたのだ。
そしてその手はタイトミニをずり上げ、高尾の尻を撫でまわす。
「なぁに、私も気持ちよくしてくれるのかしら?」
急な吉野の動作に少々驚きはしたが、すぐに冷静な態度を取り戻した高尾だった。
シェアメイドの女の子に同じように後始末を付けるとき、こんな風に高尾の股間に手を伸ばしてくる女の子は珍しくはなかった。
自分だけ気持ちよくなってしまうのが恥ずかしいからなのか、気持ちよさを共有したいからなのか、高尾もイかせようと試みてくるのだ。
とはいえ、相手の女の子に昇天させられた経験など一度も無かったのだが。
「た、高尾さんも……おほぉん……高尾さんもぉ……え?……あ!た、高尾さんのエッチぃ…パ、パンティ穿いてない…じゃないですかぁ…」
「え?嫌ね、穿いてるわよ。今はいてるのはTバックだからお尻は丸出しなの」
高尾の股間を見れば、すっかり膜れ上がったタイトミニから深紅の逆三角形が露になっていた。
確かにパンティは穿いているようだ。
「Tバック?……や、やっぱりエッチじゃないですかぁ……おほぉぉん……」
「タイトミニだから普通のパンティだとパンティラインが浮き出ちゃうでしょ?」
「…おぉぉん…こ、こんなの……うちのボクが見、見たんですかぁ……ど、童貞坊やがこんなの見たら……は、鼻血出さなかったですかぁ?…」
「クス…大丈夫よ。坊ちゃんに見せたのは普通のだから……わざとパンティラインを出すために昨晩は普通の形のパンティを穿いてたの」
「あぁん……そ、そっか……そ、そういうの……ど、童貞坊やはぁ……か、簡単に…お、おちんちん、勃てちゃいますよねぇ……おほぉぉん…」
「ふふ……流石に『筆おろしの女神』ね……童貞君のことはよく知ってるのね」
「おほぉん……そ、そんな言い方…し、しないでくださいよぉ……そ、そんなことよりぃ……た、高尾さんも…高尾さんもぉ……お、お願いですぅ……も、もう少し……お、お股…開いてくださいよぉ…」
「はいはい…しょうのない娘ね、私のことなんかいいのに…」
言いながら、吉野は右膝を立てるようにしてガバッと大きく股間を割り開いた。
タイトミニはすでに吉野によって、腰のあたりまで捲り上げられている。
高尾の大きく開かれた股間の中央に見えるのは、小さな深紅のTバックスキャンティだけだった。
その余りに卑猥な光景は、確かに吉野の息子が見たら鼻血でも出してしまうのではないかと思わせる。
しかし……高尾はまだ高を括くっていた。
適当に吉野に股間を弄らせていれば、そのうち吉野が独りでオルガスムスを迎えこの秘め事は終わるだろうと。
その勘違いに気付かされたのは、吉野の左手が高尾のパンティに潜り込んだほんの数秒後のことだった。
「ん……え?……あ、あ……よ、吉……吉野?……ぁ…ぇ?…ぁ…あぁん!…」
女同士とはいえ、こんな淫らなことをしているのだ。
確かに少しは高尾も股間を濡らしていた。
しかし、その少量の愛液を指先にまぶした吉野の人差し指が高尾のクリトリスの辺りをこね回し始めた時だった。
得も言われぬ快感がいきなり股間を襲ってきたのだ。
自分でオナニーする時よりもはるかに鋭く、強い快感が、あっという間にクリトリスを…いや、膣全体を痺れさせてきたのだ。
まさか、こんな……少しばかり焦った表情を見せる高尾。
「ちょ……よ、吉野…ちょ、ちょっと…」
しかし当の吉野は、高尾のそんな様子には気付いていないようだった。
股間のディルドに身悶えながら、ただただ吉野は高尾の股間に添えた右手を怪しく蠢かせているだけだった。
けれどそんな吉野の右手に高尾は翻弄され始めていた。
「あ、あ、あ、あん!よ、吉野ぉ…ちょ、ちょっと待っ……あん!」
すでに高尾の股間は、セックスすらできるほど十分に潤っていた。
くちゅくちゅと湿った音が聞こえてくる。
なんで、こんなに?……そんなことを思っている間にも高尾の膣からはじゅくじゅくと愛液が滴り落ちてくる。
「……た、高尾さんも…高尾さんもぉ……お。おほぉぉん……き、気持ちいいよぉ!おまんこ気持ちいいよぉ!」
「だ、大丈夫…だから……わ、私はぁ…いいからぁ……ほ、ほら吉野ぉ……あ、貴女こそ……ん!え?!あっ!!あっはぁ〜〜〜〜ん!」
ついに吉野の人差し指と中指が高尾の膣内に潜り込んだのだ。
そして二本の指をかぎ状に曲げ、ぐちゅりぐちゅりとあたかも高尾のおまんこから愛液を掻きだそうとするかのように動き始める。
「ひっ!ひぃっ!……あ、あぁっ!……よ、吉野……吉野…ちょ、ちょっと…だ、駄目よ……あっ!あぁぁぁぁん!」
まるでポンプで水をくみ上げる程の容易さで、高尾の股間から激しく甘美な快感が引きだされてくる。
「お、おほぉぉぉん……た、高尾さん……わ、私のも……動かしてくださぃよぉっ……も、もっとぉ…もっと強くぅぅ…」
「あ、あぁぁん……わ、わかってる……わかってるけどぉ…あぁっ!……あ、貴女が……貴女の指がぁ……あああん!」
互いの股間を弄り合う、二人の熟女。
部屋いっぱいに、卑猥な湿った音と、淫靡な匂いと、艶やかな嬌声が充満していった。
やがて……
「あ!だ、駄目!……よ、吉野!……わ、私っ!……私、もうっ!…」
「ま、待ってぇ……た、高尾さん!…わ、私も……私も、もうすぐだからかぁ……お、おぉぉん……もうすぐだからぁっ!」
自らの腰を悩ましく振り立て、高尾に追いつこうとする吉野。
その手助けをするかの如く、細かい動きで吉野のおまんこにディルドを出し入れする高尾。
そしてついに二人は同時にクライマックスを迎えるのだった。
「イく……イくっ!……イくイくイくイく!イっくぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」
「わ、私も……おほぉぉん!……た、高尾さん!……私もぉぉぉぉぉぉおほぉぉぉぉんんんっっ!!!」
二人の股間からプシャーッと愛液の飛沫が弾け飛んだ。
高尾のおまんこは吉野の指を、吉野のおまんこはディルドを、食い千切らんばかりにぎゅうぎゅうと締め上げる。
腰をガクガクと、全身をワナワナと震わせながら、互いに与えあった快感に耐える二人。
やがて、その快感の波が収まると二人はぐったりと背後のベッドにもたれ掛かった。
オルガスムスを仲良く同時に迎えた二人の熟女は、びしょ濡れのおまんこに心地よい気だるさを感じつつ、暫しの間そっと静かに抱き合うのだった。