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Senior Mania -stepmother-

其の参

浴衣の裾を気にしながらゆっくりと仰向けになるみき。
そして裾を戻そうとしたところで老人がそれを静止した。
『あ、奥様すいやせんが、お裾はそのままで。また、奥様の股の間で仕事をさせていただきやすので』
「え?あのまま?…」
またもみきよりも早く反応するわたるに、少々溜息交じりに女将が答える。
「表は下半身だけですので、あのままの方が都合がよいんですよ。坊ちゃん?そんなにママの太腿が気になるんですか?」
「そ、そういう…わけじゃ…」
「ほら、ママは平気なようですよ」
女将が窓の向こうを指さした。
『はぁはぁ…そ、そうなの…え、えぇ…はぁはぁ…わかった、わ…』
仰向けになったみきは、浴衣の裾を直さず惜しげもなく太腿を晒していた。
それも老人が座るため、大きく股を開いたまま。
思春期のわたるにとっては、それはなんとも刺激的な光景だった。
膨らみ始めたペニスがまたピクリと反応する。
自分でも気付かぬうちに、前傾姿勢の腰の引き具合が徐々に徐々に深くなっていく。
「ね?大丈夫ですよ、何度も言ってますが、これはただの按摩ですからね…うふふ…」
わたるの様子がよほどおかしいのだろうか、女将の表情には少々意地悪な笑みが浮かんでいた。
『それでは失礼して…』
『あふぅ!』
「あっ!」
みきとわたるの口から、溜息交じりの吐息と驚きの声が同時に上がった。
「こら、坊ちゃん、お声が大きいですよ」
女将に窘められたわたるだが、これは仕方ないかもしれない。
何故なら老人の手が、またしてもみきの浴衣の裾の中に潜り込んだのだから。
そしてもぞもぞも腰の横辺りを弄っている。
『まずは腰からいきやす。この横の少し凹んだところを…』
『はうっ!…お、お尻と同じね…ピリピリするわ…ん…んんっ!』
(…………)
気持ち良さげなみきの表情とは異なり、わたるのそれは信じられないものを見ているような呆気にとられた表情だ。
肌を直接…それも下半身を撫で回されるみき、そしてそれを気持ちよさそうに受け入れるみき。
それらがどれも、普段のみきとはとても思えなかったからだ。
『へぇ、ここから…徐々に下に向かってリンパを撫でていきやす』
『はぁはぁ…んっ!…な、撫で…る?』
『リンパのような刺激の強いとことは、あまり強く押し込むとよくありやせんので』
『そ、そうなの…ぅっ!…はぁはぁ…はぁはぁ…』
『へぇ、元より按摩の按とは押さえることを。摩とは撫でることを意味しやす。ですのでこれもれっきとした施術んなんでやすよ』
『そう…なの…うぅ…ちょっと擽ったいけどぉ…ぁ…んんっ…き、気持ち…いいわぁ…ふぅ…』
「リ、リンパ?…それって…」
浴衣の中でもぞもぞと動く老人の指を苦々しく見つめながら、わたるが疑問を口にする。
「所謂ビキニラインですよ。坊ちゃんのママの…パンティの淵をなぞるように撫でているんですよ」
「パ、パンティ…の?…」
女将の言葉にバクンと心臓が高鳴った。
浴衣の中の出来事なのでわたるにはみきのパンティなど見えはしない。
ふとみきの浴衣の中を想像してしまうわたるだ。
『はぅ…あふぅ……ん、ん、あぁん…』
またみきの口から艶めかしい声が漏れ始める。
老人はそんなみきには構わず、せっせと手を動かし続けている。
『あんっ!……あ、あ、あ、あ……ん、んんんっ……あぁ、だ、駄目よぉ…』
みきの声を聞いているとさらにさらに股間が重苦しくなってくる。
いつしかわたるの口からもはぁはぁとした吐息が漏れ始めた。
しかし、この後さらにわたるの興奮を煽るような提案を老人がしてくるのだ。
『奥様?すいやせんが、おみ足を曲げて膝を立てていただけやすか?』
『え?…はぁはぁ…そ、そんな姿勢は……はぁはぁ…さ、流石に、は、恥ずかしわ…はぁはぁ…はぁはぁ…』
『ですがこのままだと股の真下を施術できやせん。きっと……へっへっ……もっと気持ちよくなりやすから…』
『も、もっと?……はぁはぁ……そ、そうなの?……そ、それじゃあ……はぁはぁ……こ、これで…いいかし…ら?…はぁはぁ…』
(!!!)
少々下品な笑みを浮かべる老人の頼みを、渋々となのか嬉々としてなのか、結局受け入れてしまうみきだった。
みきがゆっくりと膝を曲げていくと、浴衣の裾が自然と捲り上げられる。
このままではみきの下半身が丸出しに……とはならなかった。
浴衣の裾が滑り落ちる前に、みきは右手で右の太腿を、左手で左の太腿を浴衣ごと押さえたのだ。
(だ、だけど、あんな大胆に股を開いたら…あのおじいさんからは…)
「大丈夫よ、坊ちゃん。あのおじいさんは目が不自由なんだから」
人の心を読む能力でもあるのだろうか?
わたるが心に思った疑問に的確に答える女将だ。
「くす…それとも、あのまま浴衣が滑り落ちた方が、坊ちゃんは嬉しかったのかしらね?…うふふ…」
「な!…そ、そんなわけ…」
『あはぁん!』
「え?」
その時、タブレットから一際大きいみきの嬌声が聞こえてきた。
見れば、みきの股間を見おろすようにして老人がやはりせっせと浴衣の中に差し込んだ手を動かしている。
その手が今までにない快感を与えていることが、みきの様子から窺える。
『あ、あ、あ、あ……そ、そこ……だ、駄目……あ、あ…駄目よぉ…』
『へっへっ…気に入っていただけたようで。ほぉら、こっちはどうでやんす?』
『い、いいっ…き、気持ちいいっ…け、けど…だ、駄目それ以上は……こ、声が出ちゃうぅ…あ、ああん…』
なんとか声を押し殺そうとしているのだろうが、快感が強くてままならないようだ。
『へっへっ…大丈夫でやんすよ大きな声を出されても。この 『施部屋』 が本館から遠く離れているのは、そのためなんでやすから』
「…え?」
「ええ、そうですよ。施術中に声をお出しになるのを恥ずかしがるお客様がいるから、敷地のこんな外れに 『施部屋』 を建てたんですよ」
老人の言葉を補足する女将だ。
『で、でもぉ……あんっ!……』
『大丈夫でやんすから、それに無理に我慢なさると折角の按摩の効果が薄くなっちやいやす』
『そ、そう…なのぉ?……あ、あ、あ、あはぁ〜ん……だ、駄目ぇ……ん…ん、ん、ん!』
老人の言葉に安心したのか、ただ快感を堪えられなくなったのか。
みきの口から喘ぎ声が漏れ始めた。
もはやそれは、わたるが見たアダルトビデオの女優のよがり声とまさに同じ種類のものだった。
『あふ…ん…ん、ぁ、ぁん……い、いいっ!…ぁ、あ〜ん』
『へっへっ、奥様のような肌美人の按摩はこっちも楽しくなっちやいやす。さぁ、内腿を優しく撫でやすね。そして一緒にリンパをなぞって…』
『あん…駄目…そ、それ…駄目よぉ…ん…あ、あはぁ〜ん』
きっと老人の指が、両太腿の根本から腰の辺りまでパンティの淵をねっとりとなぞる様に這い回っているのだろう。
そうでもしないと与えられる快感に堪えられないのか、時折みきの腰がピクンと跳ね上がり、腰や尻が悩ましくクネクネと揺れ動く。
徐々に大きくなるみきの嬌声にわたるの心臓がバクバクと高鳴る。
まさか…まさかこんなところで母のこんな姿を見ることになるなんて。
思えば 『施部屋』 の見学に誘われたことが切っ掛けのこの事態。
思春期の少年にとって幸運なことなのか不幸なことなのか。
あまりの興奮に幼いペニスは痛みを感じるほど、いまや完全にいきり立っていた。
自分でも気付かずうちに、滑稽なほどへっぴり腰になるわたる。
「やれやれ……まったく男の子っていうのは、難儀なものですねぇ……ふぅ……」
わたるに聞こえないほどの小声でそう呟くと、見っともないわたるの姿に冷やかな視線を向けながら、呆れた顔で深々と溜息を吐く女将だった。

『さぁ、これで一通り終わりでやんす。どうでしょう、奥様?お身体は楽になりやしたかい?』
『はぁはぁ…はぁはぁ……ぇ、ぇぇ……はぁはぁ…はぁはぁ……』
やがて老人が施術の終わりを告げた。
先ほどよりもさらに瞳を潤ませた惚けた表情をしているみきは、いまだ息が整わずどうやら頷くのが精一杯のようだ。
みきの意に反し時折ヒクヒクと痙攣する股間周りが、老人の手に与えられた快感の強さを物語っていた。
「お、終わった…の?…はぁはあ…」
ただ見ていただけにも関わらず、わたるの息も激しく弾んでいる。
母親の痴態に股間を無様に膨らませながら。
そんなへっぴり腰のわたるを一瞥してから、冷やかに女将が一言告げた。
「それはどうでしょうね?」
「え?お、終わってないんですか?」
「いえ、おじいさんの言う通り施術は一通り終わりましたよ。でも……坊ちゃんのママはどうでしょうね」
「え?……ママがどうって?…」
「見ていれば分かりますよ」
ガラスの向こうの二人を見れば、老人が仰向けに寝そべるみきを抱き起こしていた。
そしてみきに所謂女座りの姿勢を取らせると、その背後で老人は仕上げとばかりに軽くみきの肩を揉む仕草だ。
『これはこれは、いいお客様でした。按摩冥利につきるってもんです。本当にありがとうございやした』
『え、えぇ…………あ、あの……』
『なんでございやしょう?』
惚けた表情のみきが何やらもじもじとしはじめた。
何か言いたいことがあるのは、隣の部屋にいるわたるにも伝わってくる。
(?…ママは何を言おうとしているんだろう?)
そしてまたしてもわたるの思いを読み取ったが如く女将が答える。
「坊ちゃんのママは……まだ満足していないんですよ」
「え?…」
そしてその女将の言葉の正しさを証明するかのようにみきが言葉を紡いだ。
『あ、あの……もう、終わり…なの?…も、もう少し…お、お願いできないかしら…』
(!!!)
女将の言葉通りの展開に、思わず女将の顔を見上げるわたる。
そんなわたるに女将は、少し屈み込んで視線の高さを合わせると、真っすぐにわたるの目を見つめるのだった。
これまでにない真剣な表情で。
「いい、坊や。これからママが何を言っても、何をしても、大人しく黙って見ているんですよ、わかった?」
「え?…………は、はぃ…」
女将の口調、態度が急に変わった。
お客様に対してというよりは、あたかも母親が子供に対して見せるそれのようだった。
女将の有無を言わさせい迫力に、唾を飲み思わず頷いたわたるだ。
『へぇ、これはこれはすいやせん。ご満足いただけなかったようで…どこか揉み残しでもありやしたかい?』
『いえ、そういうわけじゃ……ないのだけれど……も、もう少し…続けて欲しいから…』
『へぇ、どこを揉みやしょうか?』
『そ…それは…その…』
上気させた表情で、中々、思いを口に出さないみき。
そんなみきに助け舟をだすかのように老人がそっと囁いた。
まるでみきの思いなどお見通しと言わんばかりに。
『もしかして…さっきは揉まなかったところでやんすかい?例えば…………この辺りとか』
『はふぅっ!』
(!!!)
その瞬間、息を詰まらせたわたるだった。
理由はガラスの向こうの二人を見れば一目瞭然だ。
それまでみきの肩を緩やかに揉み解していた老人の左手がいつしか前方に進み、みきの浴衣の胸元を割ってあろうことかその中に滑り込んでいったのだから。
そしてみきの胸をぐわしぐわしと無遠慮に揉み回しているのだから。
みきはといえば……特に抗いはしない。
老人のされるがままに、ただただ喘ぎ声を漏らしているだけだ。
『あはぁん……んん!……そ、そこは……だ、駄目…』
『おや、こいつは失礼しやした。ここじゃなかったようで…』
『あ…ぁぁ…だ、駄目……や、止めちゃ……駄目……ん、ん、ぁはぁん…』
『へっへっ…それじゃあ、続けやすね。なるほどなるほどこれは随分凝っていなさる。先っぽがコリコリになってまさぁ。どれ、こうして摘まみ上げてっと』
『あひぃ!……ん、んんっ!……そ、そこぉっ!……』
その光景をただポカンと見つめるわたるだった。
(な、なに?…なにが始まったの?……マ、ママは……な、なんで嫌がらないの?…オッパイ…オッパイ触られてるのに…)
これで何度目だろう、わたるの心を読み取った女将が呟く。
「さっき説明しましたが…当旅館では如何わしいサービスは一切提供しない。だから施術が終わるまでは、あのおじいさんは決して淫らなことを坊やのママにはしていませんでしたよ」
「え?…」
急に何の話だろう?ガラスの向こうに気を取られながらも女将の言葉に耳を傾けるわたるだ。
「だけど…坊やのママは随分感じてしまったようですね。だから…不完全燃焼になってしまったんですよ。感じているのに気をやれなかったから」
「気…気を…やる?…」
「所謂、イクというやつです。坊やだって、経験あるでしょう?イッた経験くらい、ね」
「!…そ、そ、それ…って…」
不意に飛び出た気恥ずかしい話に、思わず女将の顔から視線を反らすわたる。
そんなわたるに溜息を一つ零した女将だ。
「はぁ…経験あるでしょう?それで…もう少しでイケそうなのにイケなかった。そんなことになったらムラムラしてしまうでしょう?坊やのママだって同じなんですよ」
「…………」
頭では分かる気がする。
けれど何事にも完璧なあの義母が…にわかには信じられないことだが、とはいえ確かに目の前の光景は紛れもない現実だ。
「男性のお客の場合、こうなってしまうことがあるってさっき説明しましたよね?女性の場合もあるんですよ、坊やのママみたいに。そんな時は…お客様のご要望に応えることもあるんです」
「ど、ど、どうして?……」
「女性のお客様に恥をかかせるわけにはいきませんし、何より男は助平だから…くす…女に頼まれたらどんな相手だろうと付き合えるでしょう?坊やのママみたいな美人なら尚更…」
「そ、そんな…こと…」
「惚けないの。おばさんが気付いていないとでも思ってるのんですか?坊やだって…今チンポ膨らませてるでしょう?」
「!!!」
女将の口からチンポなどという単語を聞かされたこともさることながら、見事に勃起を言い当てられたわたるは一瞬で顔を赤らめた。
「はぁ…やれやれ黙っちゃってずるい坊やですね…まぁ、そういう理由でお相手をすることもあるんですよ。お客様と私達…お互いのために、ね」
「…………」
返す言葉も無く、ただただ俯くことしか出来ないわたる。
そのわたるの耳に、またタブレットから怪しい会話が聞こえてくる。
『へっへっ…本当に奥様の肌はきめ細かくてしっとりとしていい乳でやんすねぇ。突立ての餅みたいってぇのはこういう乳のことを言うんでしょうねぇ…へっへっ…』
『やぁん……はふぅ……い、厭らしい言い方…し、しないで…ん、んんんんっ!』
老人の左手に翻弄されているみき、そんなみきの様子を窺っていた老人が次の行動に出た。
『さて、けれど奥様の揉んで欲しいところは乳だけじゃないでやんしょ?例えば……こことか』
『ひぃっ!!』
あろうことか今度は老人の右手がみきの股間に延び、浴衣の裾を割った。
そしてまんまと浴衣の中に潜り込ませたと思った瞬間、みきの口から悲鳴にも近い嬌声が飛び出したのだ。
わたるにだって、老人がみきのどこに触れたのかは予想できる。
『へっへっ…ここでやんしょ?奥様が一番、揉んでほしいところは』
『…あ、あぁ…だ、駄目……そ、そんなとこ……そ、そこは……だ、駄目…よぉ……』
『駄目でやすかい?本当に?』
『嫌っ!……や、止めないで…そ、そう…よぉ……ん、んんん…そ、そこよぉ…』
みきの股間の辺りで、もぞもぞと蠢めく老人の右手。
きっとみきの股間の中心をあの皺だらけの指が厭らしく愛撫しているのだろう。
「…ど、どうして?…」
緊張なのか、憤りなのか、それともただただ悲しいのか。
いろんな感情がごちゃ混ぜになり、呆然と二人をただ見つめることしかできなくなってしまったわたるだった。
『奥様…帯、解いちまいましょうね』
『はぁはぁ…はふぅ…え?……え、えぇ…』
みきの股間から手を抜き出し、浴衣の帯をシュルリと解く老人。
胸のあたりがフワリとはだけ、みきの真っ白な胸元があらわになる。
それを息を飲んで見守るわたるだ。
『さぁ、まずは上だけ、はだけちまいやしょう』
『はぁはぁ…はぁはぁ…』
そして老人は、みきの肩から浴衣を滑り落していった。
みきは答えこそしなかったものの、老人には抗わずそっとゆっくり片方づつ腕を抜く。
「マ、ママ…ど、どうして?…ママァ……」
何故みきは嫌がらないのだろう?何故老人の言いなりなのだろう?
戸惑うわたるをよそに、やがてガラスの向こうにビーナスが現われた。
右腕で両の乳房を覆い隠した、上半身裸のビーナスが。
『へっへっ…あぁ、目が見えないのが残念でさぁ、きっとお美しいんでしょうねぇ…』
『はぁはぁ…そ、そんなことないわ、もう…おばさんだもの……はぁはぁ…』
といいつつ、満更でもない表情のみきだ。
あぁ、確かに今まさに自分は焼き餅を焼いている。
わたるの心に湧きあがる苦々しいどす黒い感情。
間違いなくこれは嫉妬からくる感情だろう。
『さぁ、奥様…鏡の方を向いておくんなせぇ。そして…腕を下ろすでやんすよ」
『え、えぇ…だけど…自分の姿を見ながらなんて…恥ずかしいわ…』
そう言いながらついに乳房を露にするみきだった。
(!!!!)
「まあ素敵なオッパイだこと。白くて大きくて形も良くて。ねぇ、坊や、ママのオッパイ凄く素敵ですねぇ…おばさんと同じくらいの年齢なのに…羨ましい」
今や女将の言葉も耳に入らないわたるだ。
夢にまで見たみきのオッパイが、今わたるの目の前に現われたのだから。
女将の言う通り透き通るように白い大きな乳房がたゆんたゆんと揺れている。
その頂点には茶褐色の乳輪と乳首があしらわれ、それはまるで神様が拵えたのかと思えるほどに大きさも色艶も見事にあの大きく白い乳房に調和していた。
何から何まで完璧なオッパイだ。
「はぁはぁ…ママの…ママのオッパイ…ママの……オ、オッパイ…はぁはあ、はぁはぁ…」
両手を窓につき、へっぴり腰のまま食い入るようにみきの胸を凝視するわたる。
そのわたるの様は、とても滑稽なものに見えたのだろう、女将が揶揄うように囁いた。
「あらあら、じっと見つめちゃって…くす…やぁね、坊やったら。顔に似合わずとっても助平な坊やだったんですねぇ…ふふふ…」
「はぁはぁ…オッパイ…ママの…オッパイ…はぁはあ…」
女将の言葉はやはり今のわたるには聞こえないようだ。
その態度に思わず首を竦めた女将だった。
『さぁ、それじゃあ揉ませてもらいやすね』
『えぇ……はっ!はうぅぅっぅ!!』
老人はみきの背後から両手を回し、大胆に両の乳房を鷲掴んだ。
そして柔々と揉みしだき、掴み、捏ね、摩り始める。
『あ、あ、あふぅ……ん、ん、ん、あん!……い、いいっ!……ん、ん、ん、んんっ!…』
スタッカートの効いた喘ぎ声が漏れる。
その声に気を良くしたのか、老人はさらにみきの乳房を蹂躙する。
手に一杯の乳房を大きく円を描くように捏ねまわし、左右の乳房を交互に上下させて摺り合わす。
それを羨まし気に見つめるわたるは、女将の目にはお預けをくらった子犬のように見えていた。
『へっへっ…いいですかい?それじゃあ、こうやって摘まみ上げたら、どうでやんしょ』
『あひぃっ!』
老人が両乳首を摘まみ上げた。
そして捏ねるように引っ張るように乳首を揉み上げる。
するとみきは身体を捩らせながら、いかにも気持ちよさそうなよがり声を上げるのだ。
『はぁはぁ…も、もう……が、我慢が……ね、ねぇ?…んんん…ぉ、ぉ願い…よぉ…んはぁっ!…』
『へっへっ…もう辛抱できやせんかい?出来ればもう少し乳を揉んでいたいでやんすが……ま、奥様がそう言うんなら仕方ねぇ…さぁさ、奥様。さっきみたいに股座(またぐら)をおっ広げてくれやすかい?』
言いながら老人は女座りをしていたみきの両膝を立たせそして大きく開いていった。
所謂M字開脚、それも今度はギラギラとしたわたるの視線が待つ鏡に向かってだ。
股間を覆っていた浴衣は当たり前のようにみきの身体から滑り落ち、みきの紫色のパンティがその姿を現わした。
(!!!!)
今日幾度目だろう?その瞬間、声を失うわたる。
あのみきが、あの義母が、わたるの前であたかもわたるに見せつけるかのように大きく股を開き紫のパンティを曝け出している。
「あら、坊やのママは随分とおしゃれなんですね。あの艶々な生地はシルクかしら?それにしもて随分と小さい…セクシーなパンティですねぇ」
その言葉通り、みきのパンティはやっとのことで大事な部分だけを隠せる程度の小さな面積のスキャンティだった。
それはどうやら全面がレースになっているらしく、黒々とした叢が薄っすらの透けて見えている。
乳房を丸出しにし叢を透かしたスキャンティを穿いた熟女が目の前でM字開脚している光景に、いまだ経験のないわたるはあまりの興奮に鼻血がでてしまいそうだ。
『ほい、これでいいでやんす。それでは…』
『んはぁん…』
老人が愛撫を再開した。
しばらく大きな乳房を両手で無造作に揉みしだいていたが、それは最初だけのこと。
みきの右の乳房を捏ね回していた老人の右手が、徐々に徐々に下に向かっていったのだ。
みきのあばら骨を数えるように撫で、少々ぽっちゃりとした腹を摩り、さらに下方に向かう皺だらけの右手。
そしてついにみきのパンティに到達するやいなや、当たり前のように紫のスキャンティの中にスルリと潜り込んだ。
『あふぅっ!!……あ、あ……あはぁぁぁぁん!!』
その瞬間、恐らく今日一番の大きなよがり声を上げたみきだった。
『ほう、これはこれは、確かにコリコリに凝ってなさいますなぁ。まるでこの…乳首のようでやんす』
『ひぃ!』
言いながら左の指でみきの左乳首を摘まみ上げる老人。
股間を弄られ、乳首を摘ままれ、見悶えながら嬌声をあげるみきだ。
『あはぁん……あん!……そ、そこぉ……ん、ん、いっ、いいっ!…そ、そこ…いいっ……ん…あふぅん…』
『へっへっ、分かってやすよ。ここがいいんでやんすね。ここが…』
『ぁ、ぃぃっ…ん、んぁ…あ、あ、ぃぃっ…わぁ…んんん…』
パンティの中でもぞもぞと動く老人の手。
その動きに小さなスキャンティの両脇から艶々とした漆黒が溢れ出る。
『へっへっ…なんともいい手触の叢だ。まるで猫の背を撫でているようでやんす』
『あ、あ、あ…そ、そんなこと……あぁ、だ、駄目…そ、そこじゃない……ん…ぁぁ…も、もっと……ぉ、奥……んんんっ…』
『へいへい…欲しがり屋さんな奥様ですねぇ……ほぉらここでやんすね。へっへっ…お核(さね)がピンッと尖っていやすぜ。これをちょいと摘まんで、と』
『ひっ!ひぃっ!……そ、そう…そこぉ……ひっ、ひっ……あふぅぅぅん!』
みきは腰を悩ましくくねらせ、顔をしかめながら、股間に与えられる快感に堪えている。
「ママ…ど、どうして?…マ、ママァ……」
初めて見る義母・みきの女の片鱗。
それが悲しいのか、それとも興奮のためなのか、わたるの瞳に涙が浮かぶ。
いまだ女を知らない股間の幼棒は、かつてないほど硬く硬くいきり立つ。
その時…
「こらっ!坊や、何をしようとしてるの!」
突然、女将の平手がわたるの右手をピシャリと叩いたのだった。