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Senior Mania -friend's mother-

其の弐

(おばさんの身体を見て勃起させちゃうなんて…………厭らしい子ね)
(ご、ごめんなさい、おばさん…)
(可愛らしい顔してこんなにエッチだったなんて…………厭らしい子ね)
(ご、ごめんなさい…ぼ、僕…本当にごめんなさい…)
(お股のぶらぶらはまだとっても小っちゃいくせに…………厭らしい子ね)
(あ、あぁ……ご、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…お、おばさん…も、もう許して…)
「わたるちゃん?わたるちゃん?もう11時よ、そろそろ起きな……」
「ご、ごめんなさいっ!おばさんっ!」
「キャッ!」
悪夢に唸らされていたわたるは、ガバッとタオルケットを跳ね除けながら飛び起きた。
けれど、そこに見えたのは…
「ど、ど、どうしたの…いきなり……お寝坊したからって何もそんな大声で謝らなくても……」
「ぇ?……ぁ…ん?……えっ!?……おっ!お、おばさん?!」
寝ぼけ眼をこすってよく見れば、確かにそこには驚きの表情でわたるを見つめるみのりがいた。
「そうよ、おばさんよ。どうしたの?わたるちゃん、ほら、もうお昼近いわよ。そろそろ起きないと、ね?」
「あ……は、はい…」
今朝のみのりは生成り色のスクエアネック、ノースリーブの一見ワンピースのような装いだった。
けれど丈は極端に短くやっとみのりのお尻を覆うことができる程度だ。
だから、みのりはブラウンの七分丈のパンツを穿いていた。
いかにも夏らしいさわやかな装いが、みのりの美しさを際立てる。
朝一番でこんなみのりを見ることができるなんて…つい顔を二やつかせてしまったわたるだ。
「な〜に、朝からニヤニヤして…………厭らしいわね」
「あ…」
みのりに『厭らしい』と言われ、昨晩の出来事がフラッシュバックした。
みのりに股間を撫で上げられ、勃起していることを知られてしまったあの無様な出来事が。
わたるが起きたことを確認すると、みのりはサッサと部屋を出ていこうとする。
「お、お、お、おばさん…あ、あの…」
そのみのりをわたるは呼び止めた。
何を話そうか考えていたわけじゃない、頭の中の整理なんて付いていない。
だけど兎に角昨晩のことは謝らなければ、と思ったわたるだった。
「なに?」
短い言葉を返すみのり。
やはりわたるには、みのりの態度が冷たいような気がしてならない。
きっと…エッチな自分のことを、厭らしい自分をのことを怒っているに違いない、嫌ってしまったに違いない。
嫌だ、そんなことは嫌だ、そんな思いがわたるを突き動かした。
「ご、ごご、ごめんなさい!お、おばさん!ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい!」
とはいえ、それはただ闇雲に『ごめんなさい』を連発するだけだったのだが。
それでも、そんなことしかできなくても、わたるはみのりに頭を下げ続けた。
「…………はぁ……もういいわよ、わたるちゃん」
「え?…も、もういい…って?」
「だから…もう謝らなくてもいいわよ、ってこと。どうやら、おばさんが怒っていたことは気が付いてるみたいだし…」
やはりそうだったっと、恐る恐るみのりの顔を窺うわたるだ。
「そ、それは……は、はぃ…わ、わかってます…」
「何に?おばさん、何に怒っているのかも分かってるの?わたるちゃん」
「あ……ぅ……そ、そそ、それは…その……」
答え難い質問にわたるは言葉を詰まらせる。
けれど下手に惚ければ、本当にみのりに嫌われてしまいかねない。
覚悟を決めたわたるは、素直に正直に冷やかな視線で自分を見るみのりに答えるのだった。
「ぼ、ぼぼ、ぼ、僕が……エ、エッチな……エッチな目で……お、おばさんを……み、見てたから…です…」
「そうね。おばさん、わたるちゃんはとっても良い子だと思ってたから、本当に驚いたわ」
「ごご、ごめんなさい!お、おばさん!ごめんなさい!!」
「だから、もう謝らなくていいって言ったでしょ…………もう…こんな時は可愛らしくなっちゃうんだから、ずるい子ね」
「え?」
みのりを見れば、その表情には苦笑いが浮かび、その視線は今までのように冷やかなものでは無くなった気がする。
もしかしたら許してくれるかも?わたるの心に希望の火が灯る、けれど……
「とはいえ……わたるちゃん?そこは全然反省しているようには見えないんだけど?」
「……ぇ?…………あっ!!」
みのりを見ればその視線は、わたるの股間に向けられていた。
朝勃ちのため細やかなテントを張ってしまったわたるの股間に。
「ちっ、ちっ、ちっ、ちが…違うんです!こ、ここ、これは…ち、ち、違うんです!」
股間を両手で覆い隠しながら慌てて弁解するわたる。
確かにこれは違う、今勃起してしまっているのは、何もエッチなことを考えていたわけでもしていたわけでもない。
その誤解をなんとか解こうと必死になるわたるだった、が……
「あはは……ごめん、ごめん。流石にこれは意地悪が過ぎたわね、わたるちゃん」
「…ぁ……ぇ?……」
「大丈夫よ。おばんさん、大人だもの……朝、男の子がそうなっちゃうことくらい知ってるわ。エッチなことなんて考えてなくてもね」
ウィンクしながらわたるの頭をよしよしと撫でるみのりだ。
「でも、わたるちゃん……おばさんが怒っていたのは本当よ。だからそのお詫びはしてもらいたいわね」
「そ、そ、それはもう、な、なな、何でもします!お、おばさんが許してくれるなら、ぼ、僕、な、何でも!」
「ふ〜ん、何でもねぇ……それじゃあ、おばさんの頼みを聞いてくれる?わたるちゃん」
「も、もも、勿論!」
「本当?嘘ついたら……昨夜のことわたるちゃんのお母さんに言っちゃうわよ?」
「う、う、嘘なんか付かないです。ほ、ほほ、ホントに、ぼぼぼ、僕、な、何でも…」
みのりの身体を見て勃起させてしまったことを母親に言いつけられるなどとんでもない話だ。
必死になってお願いをするわたる。
そんなわたるの姿が滑稽だったのか、ニコリとみのりは微笑んだ。
「くす……わかった、わかった…それじゃあ、これで仲直り。ね?」
「え?で、でも…おばさんの…た、頼みって?…」
「それは、また今度……そのうち、ね。さ、もう起きなさい、わたるちゃん」
そう言って部屋を出ていくみのり。
「?……は、は…ぃ……」
含みのあるみのりの言葉に首を傾げながらも、みのりの後に続くわたるだった。

「それじゃあ、わたる君、本当に送らなくていいのかい?」
「はい、ぼ、僕、自転車で来てるから」
「じゃあな、わたる。今回はホントに悪かったな」
「うん、野球、楽しんできてね」
「それじゃあ、あなた達、気を付けていってらっしゃい」
朝食なのか昼食なのかわからない食事の後、友人とその父親は予定通り東京に旅立っていった。
わたるが驚いたことに、みのりは野球観戦に行かず留守番をするということだった。
それは食事中のこと……
「あれ?おばさんは野球に行かないんですか?」
「ええ。おばさん、野球なんてルールも知らないもの。それに二人がいない間ちょっとお家のお掃除でもしようと思って…お盆も近いからね」
……というわけで、みのりと二人、友人とその父親を見送ることになったのだ。

「そ、それじゃあ、おばさん、ぼ、僕も帰りますね。お、お世話になりました」
リビングに戻ると、わたるは改めてみのりへのお礼を口にした。
恥ずかしい出来事もあったが、最後には仲直りできて良かったと思いながら深々とみのりに頭を下げるわたる。
けれど、みのりはそんなわたるを引き止めたのだ。
「えーもう帰っちゃうの、わたるちゃん?おばさん、わたるちゃんに頼み事があったんだけどなぁ」
「え?な、なんですか?」
みのりに頼み事と言われれば、わたるに断ることなどできはしない。
朝の約束が思い出される。
(嘘ついたら……昨夜のことわたるちゃんのお母さんに言っちゃうわよ?)
正直そんな約束をせずとも、みのりの頼み事ならなんだってわたるは聞くだろう…普段ならば。
しかしこの約束をした経緯を考えると……もしかしたらとんでもない無理難題を言われるかもしれない、と少々わたるは身構える。
そんなわたるの様子がみのりに伝わったのだろうか、明るく笑いながら依頼内容を伝えるみのりだ。
「やーね、わたるちゃんったら。そんな神妙な顔して…クスクスクス…そんな難しいことじゃないわよ。さっき言ったでしょ?おばさん、今日お掃除しようと思ってるの、それを手伝って欲しいだけよ」
「あ、な、なんだ…そんなこと、か……も、勿論、い、いいですよ。ぜ、是非、お手伝いさせてください、おばさん」
少しばかり肩透かしな感じもしたが、その程度のことなら喜んで。
素直に了承するわたるだった。
「ふふふ…ありがと、助かるわ、わたるちゃん。あ、でも……一つお願いがあるのよね」
「な、なんですか?」
「これよ、これ」
そう言って、みのりがテーブルの上に置いてあったあるモノを取り上げた。
「それ…って、エアコンの…リ、リモコン?…ですか?」
「そうなの。昨日、ちょっと言ったけど…おばさんエアコンの不自然な寒さが苦手でね…止めさせてもらってもいいかしら?」
わたるにとっては、その程度のことパート2だ。
「あ、ど、どうぞどうぞ…僕も、暑いのはわりと平気ですから…」
「あ、そうだったわね……暑かったらパンツ一丁になってもいいからね……うふふ…ありがと、わたるちゃん」
「そ、それは…え、遠慮します…」
ウィンク付きでありがとうと言われても、さすがにみのりの前でパンツ一丁になる勇気はないわたるだった。

「さ、それじゃあ始めましょうか。場所はこのリビングだけね。まずはお片付けして…それから掃き掃除と拭き掃除…1時間くらいで終わっちゃいましょ。ね、わたるちゃん?」
「は、はい」
普段、家の掃除など手伝わないわたるだ。
正直、面倒な作業だがみのりと一緒なら我慢……いや、むしろ進んでお手伝いしたいくらいだ。
わたるは一生懸命、みのりの片付けを手伝った。
そのわたるの直向きさを神様が見てくれていたのだろうか、この後、わたるに思ってもない幸運が舞い込むことになる。
それは作業を始めてから10分後くらい、粗方片付けが終わった頃のことだった。
「さてと片付けはこれくらいでいいかな?ありがとね、わたるちゃん……でも、流石に暑いわねぇ、大丈夫わたるちゃん?」
いくら窓を開け放しているとはいえ、真夏の午後にエアコン無しは流石に堪える。
わたるのTシャツはすっかり汗でビシャビシャになっていた。
「は、はい…そ、そうでうね。ちょっと暑いですね…はは…」
「ホントだ、汗びっしょりじゃないわたるちゃん……ねぇ、これ脱いじゃえば?本当にパンツ一丁になってもおばさん、構わないわよ?」
「だ、大丈夫です、こ、このままで、大丈夫です…から…」
自分の家ならそうするが、他人の家、それもみのりの前でパンツ一丁など恥ずかしくてなれるわけがない。
わたるは慌てて断ったのだが…
「えぇ?でもこんなTシャツ着てたら風邪ひいちゃうわよ?それにぃ……おばさん、一人で脱ぐの恥ずかしいなぁ」
「えっ?!」
みのりが……脱ぐ?衝撃的な言葉に思わずゴクリと唾を飲んでみのりの顔を見つめ直したわたるだ。
「ん…おばさんもね、エアコンの冷たい空気は苦手だけど暑くないってわけじゃないから……これ、パンツだけ脱いじゃおうかなって」
「パ、パンツ?……ズ、ズボンを?」
「そう。これね、元々スリップドレスっていうワンピースなのよ。だからパンツなんて穿かなくてもいいの。まぁ、スカートが凄く短いからこのまま外に出たり…うぅん、家の中でもあの人やあの子の前ではそんな格好しないけど…今はわたるちゃんしかいないし、いいかな?って」
そう言いながらスクエアネックの肩の辺りを摘まむみのりだ。
「でも、おばさんだけそんな露出が多い格好するの恥ずかしいじゃない?だからわたるちゃんがパンツ一丁に…うぅん、せめてTシャツくらい脱いでくれたらなって」
みのりが脱ぐこととわたるが脱ぐことに関係性など本来無く、脱ぎたければ勝手に脱げばいいはずだ。
けれどオナニー常習犯の童貞の脳内では、自分が脱げばみのりも脱ぐのだとみのりの言葉を単純に解釈する。
あの超ミニスカートの下……ズボンを穿かないみのり。
再びゴクリと唾を飲んだわたるは、二つ返事で承諾するのだった。
「そ、そそ、そうですね……た、確かに…あ、暑いし…ぼ、僕も…Tシャツくらいなら…あ、暑いから…ぬ、脱いじゃおう…かな?……と、とっても暑いから…」
無駄に暑いを強調するわたる。
わたるの気持ちを知ってか知らずか、首を竦めたみのりだ。
「本当?ありがと、わたるちゃん。それじゃあ…ほら、手を挙げて?」
「え?……ぁ……は、はい…」
まるで園児の世話をするように、みのりがわたるのTシャツを脱がせにかかる。
気恥ずかしいが、全てはみのりの超ミニ姿を見るためと我慢のわたるだ。
「はい、脱げました。あら?昨日脱衣所でも思ったけど、わたるちゃんはホントほっそりしてるのねぇ。お腹の辺りも平らで滑らかで…羨ましいわ。さてと、これは後でお洗濯しますからね。それじゃあ…おばさんも…」
その言葉に三度ゴクリと唾を飲むわたる。
そんなわたるを何の気なしに見つめながら、みのりはスリップドレスの裾に手を差し入れていった。
多分ホックなのだろう、パチンという音とジッパーが下ろされる音が聞こえてくる。
「…………はぁ、はぁ……」
軽く開けた口からわたるの息遣いが激しくなる。
そんなわたるに苦笑いを浮かべたみのりは、いよいよブラウンのパンツを下ろしていった。
「…ぁ…ぁぁ…ぁあ…」
瞬間、声を失うわたる。
生成り色のスリップドレス、その超ミニから伸びる長い脚が徐々に露になる。
福与かな太腿は決して細いとは言えずむしろ太い方だろう。
しかしその太く柔らかそうな太腿は下に向かうほど細くなり、キュッと締まった足首の辺りはわたるとほぼ変わらない太さだ。
みのりの太腿の悩ましい程の瑞々しさに、思わず吸い寄せられて頬ずりでもしてしまいそうになる。
別にみのりの下着が見えたわけでもなくただ太腿が露になっただけなのに、股間にズンと重苦しさを感じてしまうわたるだった。
「ふぅ…うん、やっぱりこっちの方が断然涼しく感じるわね。それじゃあ、わたるちゃん?お掃除始めましょうか。わたるちゃんは掃除機を掛けてくれるかな?おばさんは拭き掃除をするからね。ん?……わたるちゃん?……わたるちゃん?おばさんの話、聞いてる?」
「…………あ、は、はい…そ、そそ、掃除機ですね、わ、分かりましたっ!」
みのりの太腿に気を取られ、返事が遅れてしまうわたる。
けれどそれから掃除が終わるまで、わたるはみのりの太腿に…いや全身に気を取られっぱなしになってしまうのだ。
例えば、わたるのもっとも渇望するものは、呆気ないほど簡単にその姿を覗き見ることが出来た。
それはただみのりが棚を拭こうとほんの少しだけ身を屈めた時だ。
その姿を背後からこっそり覗き見ていたわたるは、瞬間全身と股間を強張らせた。
ただそれだけのことでスリップドレスの超ミニからみのりのパンティが垣間見えたからだ。
(お、お、おばさんの……おばさんの……パ、パパ、パンティだっ!)
実は最初、もしかしたらみのりはパンティを穿いていないかもしれないとわたるは思った。
みのりが屈み込んだために極端に短いスカートが少し引き上げられ、そこから明らかに太腿ではない部分、尻臀が見えたのにも関わらずパンティを確認できなかったからだ。
けれどよくよく目を凝らして見るとそれは誤りだと分かる。
紐のように細い黒布が、みのりのお尻の割れ目に挟み込まれているのが見えたからだ。
(あ、あれ…ティ、Tバックってやつ…かな?……す、凄い凄い…お、おばさんのお尻…ま、丸見えだ…)
確かにみのりは黒いTバックのスキャンティを穿いていた。
生成り色のスリップドレスから垣間見える、対照的に黒く面積が極端に狭いTバックスキャンティ。
それを見ようと、ついついわたるはみのりのお尻ばかり追いかけてしまう。
そしてそれをみのりに咎められてしまうのだ。
「わたるちゃん、そっちばかり掃除してないで、こっちもお願いね」
「…あ、は、はい…」
渋々みのりの前に周り、掃除機を掛け始めるわたる。
けれど、そこでも『厭らしい子』の期待を裏切らないみのりだった。
みのりは今はテーブルを拭いていた。
少し前屈みになったみのりの胸元からあのTバックとお揃いと思われる黒いブラジャーがわたるの目に飛び込んできたのだ。
(お、お、おばさんの……ブ、ブブ、ブラジャーだっ!)
スクエアネックから見えるみのりの黒いハーフカップのブラジャーに喚起する童貞少年。
みのりがテーブルを拭く動作に合わせ、ゆっさゆっさと巨乳が揺れる。
そのダイナミックな動きは、あわやブラジャーからおっぱいが零れ落ちてしまうのではないかと思われるほどだ。
(す、凄い、凄い、凄い……あぁ、おばさんのおっぱい見てみたいっ!)
そう切に願うわたるの股間は、すでに痛みを感じるほどパンパンに膨らんでいる。
そのため少し身を屈める必要があったが、これは掃除機掛けが幸いした。
勃起を悟られないようへっぴり腰になっているわたるだが、掃除機を掛けているためさほど不自然には見えなかったからだ。
これ幸いにと、みのりの全身を視姦する童貞少年。
そして極めつけは最後の最後に来た。
「さてと、大体終わったかな、わたるちゃん?」
「は、はい…そ、そうですね。掃除機は全部掛け終わりました」
「じゃあ、最後は……わたるちゃん、キッチンから椅子を持ってきてくれる?そうダイニングチェア…」
なんだろうといそいそと椅子を持ってくると、徐にその椅子の上に乗るみのりだった。
「後は照明を拭くだけね。わたるちゃん?おばさん、怖いから、ちょっと椅子を支えていて頂戴ね」
「え?……は、はい…」
そしてわたるは、目玉が飛び出てしまうかと思えるほどの衝撃的な光景を見ることになる。
それはみのりが照明を拭くために両腕を上に掲げた時だ。
ただでさえ短いスリップドレスの裾が、そのみのりの動作により徐々に引き上げられていったのだ。
椅子を支えるわたるの視点は、丁度みのりの股間の高さに位置している。
まさにわたるのその目の前であたかも演劇開始時の緞帳のようにゆっくりゆっくりと上がっていくスリップドレス。
そしてついにわたるは、正面からあの黒いTバックスキャンティを拝むことになる。
(う、うわっ!うわ、うわ、うわぁっ!お、おばさんの…おばさんのパンティだ!こ、こんな近くに…お、おばさんのパ、パパ、パンティがっ!)
両腕を一杯に上に伸ばすみのり。
股間はすっかりさらけ出され、小さな黒い逆三角形はいまやその全容を露にされていた。
その魅惑のトライアングルに童貞は射るような視線を投げかける。
(凄い…凄い凄い凄い…お、おばさんのパンティ…く、黒いTバックの…パンティだぁ…)
ここぞとばかりに黒いパンティを堪能する童貞少年。
股間は今にも射精しそうなほどビクビク、ビクビクと打ち震える。
(あ、あれ?……も、もしかして…あれは?…………!!!……や、やっぱり!あれ、お、おばさんの……毛……い、陰毛だ!)
黒い逆三角形の両脇に目ざとく陰毛の生え際を見つけた童貞の興奮は最高潮だ。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…」
「ん?どうしたの、わたるちゃん?やっぱりお部屋、暑過ぎるかな?」
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」
あまりの息の荒さにわたるの心配をするみのり。
けれど黒いTバックスキャンティと陰毛にすっかり悩殺されている童貞は、返事もせずさらに鼻息を荒げるばかりだ。
「くすっ……もう少しで、終わるからね。もうちょっと我慢してね、わたるちゃん」
首を竦め、溜息交じりに言葉をかけるみのり。
けれど、そのみのりの言葉も耳に入っていないわたるだった。

やがて童貞にとっての至福の時間が終わりを告げた。
みのりがわたるの肩につかまりながら、そっとダイニングチェアから降りたのだ。
「ありがと、わたるちゃん。これでお掃除は全部おしまいね。おばさん、凄く助かったわ」
いつも通り身を屈めてわたるの顔をの覗き込みながらウィンクするみのり。
「……はぁはぁ、はぁはぁ……え?……あ、は、はい…こ、これくらいのこと……い、いつでも言ってください、ぼ、僕お手伝いしますから…」
憧れのみのりの微笑みに、思わずわたるは顔を赤らめた。
しかし、その顔はさらにさらに赤らんでしまうことになるのだ。
「さてと……あぁ、もう3時近いわね。それじゃあ、おやつにでもしましょうか。実はおばさんね、シャーベットを作ったのよ。一緒に食べましょ?折角だからキッチンじゃなくてお掃除したここで食べましょうか。おばさん、持ってきてあげるわね」
「は、はい…」
リビングには背の低い床置きのテーブルが置かれている。
確かに掃除したばかりのリビングで食べるシャーベットは美味しいことだろう。
膨らませた股間を隠すようにテーブルの横に胡坐を掻いたわたるだった、ところが…
「あーでもちょっと待って……流石に暑すぎない?おばさん、ビショビショになってる…」
「え?…………ぁっ!…」
不意な言葉に、みのりを見上げるわたる。
するとみのりはスリップドレスの胸元部分を両手で摘まみ上げ、風を送る様にパサパサと動かしていた。
パンティばかりに気を取られていたわたるだったが、確かにみのりの上半身は汗だくで、よく見ればあの黒いブラジャーが薄っすらと透けて見えている。
また股間の重さがズドンと増した気がしたわたるだった。
さすがに凝視することは出来ず、わたるは目を泳がせる。
けれどみのりは、そんなわたるをさらに驚かせる提案をしてきたのだった。
「ねぇ、わたるちゃん?」
「は、はい……な、なんですか?……あ、え?…」
黒いブラジャーを透かせたみのりを真っすぐに見ることが出来ず、俯き加減に返事をするわたる。
そのわたるの隣にみのりは徐に腰を下ろしてきた。
思わずみのりの顔を見るわたる。
そのみのりの顔には、何やら悪戯っぽい笑みが浮かんでいた。
そして幾度目だろう、またみのりがわたるの耳にそっと口を近づけてくる。
みのりの汗の匂いだろうか、それとも香水の匂いだろうか、悩ましい女の香りがわたるの鼻いっぱいに充満する。
胸をバクバクと高鳴らせ、股間をズキズキと打ち振るわせるわたる。
そんなわたるに、みのりは驚きの言葉をそっと囁いた。
「ねぇ、わたるちゃん?…………もう一枚づつ、脱いじゃおうか?」
「……………………ぇ?……」
一瞬、みのりの言葉の意味が分からなかったわたるだ。
キョトンとするわたるに、やはり悪戯っぽい笑みを浮かべながらみのりが言葉を補足する。
「だからぁ……一枚づつ、服を脱いじゃうのよ。わたるちゃんは、短パンを脱いでパンツ一丁に、おばさんは……スリップドレスを脱いで下着姿に、ね?」
「…………ぇ?……えぇ?……ええっっ!!」
みのりの言葉を理解するや否や、今日一番の大声を出したわたるだった。
そんなわたるを窘めるみのりだ。
「しっ!声が大きいわよ、わたるちゃん……だっておばさんのスリップドレスはビショビショだし、わたるちゃんの短パンも…ほら、こんなに汗で濡れて…ね?このままじゃ、二人とも風邪ひいちゃうから、いっそのこと下着姿になっちゃおうよ。気持ちいいよ、きっと」
「で、でも…」
みのりの下着姿は魅力的だ、喉から手が出るほど見たいに決まっている。
けれど……今、股間を膨らませている自分がパンツ一丁になることには躊躇わざるをえない。
そんなことをすればわたるが勃起していることなど一目瞭然になってしまう。
そのせいで一度はみのりを怒らせてしまったというのに。
わたるの心の中で見たいと見られたくないが鬩ぎ合う。
そんなわたるの葛藤に決着付けたのは、みのりのあからさまな発言だった。
「大丈夫よ…」
「…………ぇ?……な、何…が?…」
「おばさん、分かってるから…………わたるちゃん、今チンコ膨らませてるんでしょ?」
「!!!!」
みのりのチンコという発言に驚きつつも、ズバリ言い当てられて反射的に股間を両手で覆い隠したわたるだ。
みのりはやれやれと溜息交じりに言葉を綴る。
「はぁ…おばさんが気付いていないとでも思ったの?だってわたるちゃん、お掃除の時ずっとおばさんの胸元やお股を覗いてたでしょ?それも昨晩と同じ見っともないへっぴり腰で……自分から勃起してますって言ってるようなものだったじゃない」
「!!!!……ご、ご、ごめんなさい!お、おばさん、ごめんなさいっ!」
自分ではうまく隠せていると思っていた秘密が実はみのりにはバレバレだったとは。
またみのりを怒らせたんじゃないかと、わたりは必死に謝罪する。
しかし、当のみのりは……
「わかった、わかったから……ほら、頭を上げて、おばさん、そんなに怒ってないわよ」
「……え?」
「わたるちゃんが見かけによらず厭らしい子だってことは昨日分かったし、それにこんな超ミニを見たら……わたるちゃんみたいなエッチな子はすぐにチンコ勃てちゃうわよね?それはおばさんも悪かったなって思ってるから」
「そ、そんな……エッチだなんて…」
「でも、エッチでしょ?わたるちゃんは」
「……ぅ…ぅぅ…」
歯に衣着せぬみのりの物言いに、わたるは言葉を詰まらせる。
そんなわたるにクスリと苦笑いを浮かべるみのりだ。
「だからぁ……ね?こんなビショ濡れの格好してないで、いっそのこと脱いじゃいましょう?おばさん、わたるちゃんがチンコ膨らませててももう怒ったりしないから…ね?」
「…ぅ…ぅん…」
「よし、それじゃあ…わたるちゃん、これ下げてくれない?」
「え?……お、おばさん?」
みのりは徐に立ち上がるとわたる背を向け、スリップドレスの背中の中央にあるジッパーの摘まみを指さした。
あのジッパーを下ろせということだろう。
そんな大それたことを自分が……と思いつつ、そろりと立ち上がるわたる。
「こ、これ…ですね?…」
そして言われた通りジッパーを下げていった。
スリップドレスが割れるように開き、みのりの真っ白な背中に黒い横一文字が現われる。
ブラジャーを見た瞬間、それだけで股間をビクビクと嘶かせてしまうわたる。
そして震える手でやっとのことで最後までジッパーを下ろし終えると、みのりが背後のわたるに囁いた。
「ありがと、わたるちゃん……それじゃあ、おばさんから……脱いじゃうわね」
言うや否やみのりはスリップドレスを肩から外した。
ストンと音もなくみのりの足元に落ちていくスリップドレス。
「あ…ぅぁ…ぁぁぁ…」
そこに現われたみのりの姿に声を失ったわたるだ。
真っ白な背中に映える黒いブラジャーのストラップ。
悩ましく縊れた腰にまとわりつく黒いTバックスキャンティ。
分かっていたことだが、いまやみのりのお尻は丸見えと言っていい状態だ。
垂れ下がることなくツンと上を向き、プリプリと揺れる大きい肉厚の尻臀。
叶うことならば両の掌でグワシと鷲掴みたい、そんな気持ちをなんとかわたるは抑え込む。
そして、破壊力抜群な半裸をこれでもかと童貞に見せつけたみのりがゆっくりと前を向く。
「ありがと、わたるちゃん……ああ、涼しい……ふふふ……リビングで下着姿なんて、いけない事してるみたいでドキドキするわ。さぁ、次はわたるちゃんの番ね」
後ろ姿もさることながら、前から見る下着姿はまた格別に悩殺的だ。
やっとのことで乳首を隠しているハーフカップの黒いブラジャー。
陰毛が垣間見える必要以上に面積の少ない黒いスキャンティ。
わたるの視線がみのりの胸と股間を行き来する。
恐らくわたるの視線の在りかなど承知の上なのだろう、わたるに少しばかりお小言を言うみのりだ。
「ほぉら、わたるちゃん。なにを間の抜けた顔をしているの?次はわたるちゃんの番でしょ」
「あ……ご、ごめんなさい…」
「それじゃあ、今度はおばさんが脱がせてあげるわね」
「え?……ぁ……」
戸惑うわたるの前に跪くみのり。
これによりわたるの顔とみのりの顔が同じ高さになる。
そのわたるの顔を覗き込みながら、ニヤリと少々厭らしい笑みを浮かべたみのりだった。
「ほら、そんなへっぴり腰してないで、ああ、手は横。気を付け、でしょ?」
腰を引くわたるの尻を軽く掌でパシッっと叩くみのり。
せめて股間くらい手で覆い隠そうとしたのだが、それもみのりに止められてしまう。
もはやなるようになれ、わたるはギュッと目を瞑った。
「さ、それじゃあ……短パン下ろして、パンツ一丁になっちゃいましょうねぇ、わたるちゃん…うふふ…」
わたるの短パンにみのりの手が掛る。
いよいよだ…そうわたるが覚悟した次の瞬間には、わたるの短パンはあっという間に足首まで下げられていた。
中央をもっこりと膨らませた真っ白いブリーフが露になる、そして…
「ほぉら、やっぱり…うふふ…わたるちゃんったら厭らしい。こぉんな可愛らしいテント張っちゃって…」
「痛っ!……」
予想通りのわたるの股間の状態に満足げな笑みを浮かべ、わたるの細やかテントの頂点を人差し指で軽く弾いたみのりだ。
不意な刺激に顔を顰めたわたるの頭をよしよしと撫でながら、ゆっくりとみのりが立ち上がる。
「ふふ…ごめんごめん。でも、どう?涼しいでしょ?……裸族って言うんだっけ?家の中を裸で過ごす人達。その人達の気持ち、なんだか分かる気がするわね。気楽っていうか開放的っていうか……さぁ、シャーベットの用意するわね。ちょっと待ってて、わたるちゃん」
「は、はい…」
みのりはいたく下着姿が気に入っているようだ。
みのりに弾かれた無様な自分の股間に痛みを伴う快感を感じながら、プリプリと揺れるみのりのお尻を物欲しげに眺め続けるわたるだった。