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Senior Mania -kindergarten_teacher-

其の拾壱

「あのね、わた君?」
「…は、はぃ?…」
どこか迫力さえ感じさせるようこの態度に神妙に返事をするわたる。そんなわたるにようこは一言冷やかに呟いた。
「君は…エッチだよね」
「…な、なんで、ひ、ひど…い…」
「エッチだよ君は、間違いなく。子供のくせに大人の女のパンティを覗いたり、オッパイを触りたがったり…とんでもないスケベ小僧…」
「ぅぅ…うぅ…」
「けどさ、そんなスケベなのに知らなさ過ぎるよ…色々と。お子様過ぎるよ…だから…」
「え?な、なに?…あ、あの…よ、よ…ようこ…先生?」
「…先生も苛めすぎちゃったし、そのお詫びってわけじゃないけど…中学生になる前に、先生がちょとだけ教えてあげようかな?ってね」
「え?え?…よ、ようこ…せ、先生?…な、何、言ってるの?」
「あぁ、けど今のわた君のお子様チンポコじゃあ…フフッ…逆にお仕置きになっちゃうかも…ま、先生に生意気な事を言ったんだからそれも仕方ないよね…フフ…」
「え?え?…あ、あの?…」
「だ・か・らぁ…クスッ…こういうこと」
「?!…はぅ!…ぅぅぅ…うぐぅぅぅ…」
不意の衝撃にわたるがまたうめき声を漏らす。これで何度目だろう、再びようこの右太腿がわたるの股間に押し当てられたのだ。
けれど先程とは少々違う。ガシガシと攻撃的なそれではない。優しく穏やかに、柔らかい太腿にわたるの股間の膨らみを沈み込ませていくようなゆっくりとした動作だった。
「はぅぅ…や、止めてよぉ…よ、ようこ先生…そ、それされたら…ぼ、僕、オ、オシッコ漏れちゃうよぉ…だ、駄目だよぉ」
弱々しい泣き声を漏らし、さすがにもう我慢できないと最後の力を振り絞り、力任せにようこから離れようとするわたる。
その刹那、ようこは左手で優しくわたるの頭を抱くと自分の胸の谷間に押しつけた。そして静かに身体を横たえていく。当然わたるもようこに折り重なるように倒れこむ。
仰向けになったようこが、わたるの耳に口を近づけそっと囁く。
「いいから…いいから静かにしてなさい、スケベ小僧。これから…先生がイイコトを教えてあげるんだから…」
「ふぐぅ…イ、イイ…コト?…あ、あぐぅ…」
「そ、イイコト…とってもね。だからぁ…スケベ小僧はそのまま暫くジッとしてなさい」
わたるのペニスを包み込むように押し当てられた太腿が、左右にユサッユサッと揺れ始めた。
「はぅ!…あ、あ、あ、あぁぁぁ…」
悩ましい太腿の揺れに合わせ、ようこの胸元でわたるは小刻みに小さな悲鳴を漏らす。それが嬉しいのか、ようこはさも楽しげにさらに太腿を擦りつけていく。
左右に揺れているだけだった太腿がわたるのペニスをなぞり上げるように上下に動き始める。
元よりさっきまでの刺激ですでに直前まで追い込まれていたわたるの幼いペニス。当然、このようこの太腿の執拗な愛撫を堪えることなどできようはずもない。
焦るわたる。このままでは本当にようこの目の前でお漏らしをしてしまうに違いない。
ようこの太腿から逃れようと懸命に腰をくの字に曲げ、出来る限り太腿との接点の間に隙間を空けようと試みる。しかしそれは幼い少年の最後の悪あがきにしか過ぎなかった。
「あ、こら、逃げないの。往生際が悪いぞ、スケベ小僧」
「あ、あ、あ…だ、だめ…だめぇ!」
ようこの右手がわたるのお尻のあたりを押さえつけた。そしてグイグイと上から圧力をかけ、わたるの股間を太腿に擦りつける。
股間は右手と右太腿にサンドイッチにされ、そして頭は左手でオッパイの谷間に抑え込まれたわたる。もはやわたるにようから逃れる術はなかった。
「だ、だめ…だめ、だめ、駄目だよぉ!…は、はぅ…せ、先生…よ、ようこ先生ったらぁ…ぼ、僕…オ、オ、オシッコ…も、漏れちゃうぅぅぅ!」
「ほぉ〜ら、そんなに暴れないの…それに…わた君、勘違いしてる」
「はぁ、はぁ、はぁ…へ?…え?…か、勘…違い?…」
「ん…勘違い。あのね、わた君。わた君が漏らしそうになってるの…それ、オシッコじゃないよ」
「…はぁ…はぁ…あ、あ、あ…オ…オ、オシッコじゃ…ない?…」
実はわたるも薄々感付いてはいた。確かに何かがペニスから吹き出しそうな感じがしている。
けれどもオシッコなら、これほどペニスに奇妙な感触を受けるはずはない。これほど切ない思いをするはずがない。これはオシッコではないのだ。
ならこれはなんだ。何が自分のペニスに起こっているんだ。ペニスが蕩けてしまいそうなこの感覚は一体何だ。
あぁ、またどんどん切なさが増してくる。ビクビクとペニスが震えてくるのが自分でも良くわかる。このまま放っておいたら自分のペニスは爆発してしまうのではないか。
射精未経験の幼い少年は、股間に与えられるこれまで感じたことのないあまりに強烈な刺激に恐怖すら感じていた。それが快感だと気付く余裕などなかったのだ。
「じゃ、じゃ…ぁ…こ、これはぁ…これはなんなのぉ!…あ、あ、あ…チ、チンチン…チンチンがぁ…こ、壊れちゃうよぉ!…こ、怖いよぉ!…よ、ようこ先生!」
股間に襲い来る快感に泣きじゃくり、半狂乱となったわたる。逃げ場の無いようこの半裸の上で縋るようにオッパイに手を伸ばす。
「痛っ!…こら、オッパイを強く触ったらダメって言ったでしょ?…あらあら、な〜に怯えてるの?わた君…そんなに怖がらないくていいのに」
「あ、あ、あ…け、けど…けどぉ!」
「やれやれ、意気地のないスケベ小僧だこと…しょうがないなぁ、あのね、わた君。先生はこれから君に…射精を教えてあげるんだよ」
「は、はぅぅ…シャ、シャ…セ…イ?…」
「そう、射精。これから君は射精を経験するんだよ」
「あぅ…ふぐぅ…シャ、シャセイ…シャセイってなに?…あぅ…なんなのぉ?!」
「言ったでしょ?…とってもイイコト。だからぁ…もう喋らないでジッとしてなさい。ジッとしてれば…チンポコ…可愛がってあげるから」
「…あ、あ、あぅぅ…か、かわい…がる?…」
ようこが何を言ってるのか当然わたるに解るはずもない。それにオシッコでは無いのかもしれないが、このままでは何かをお漏らししてしまう。
わたるは逃れられないまでもジタバタとようこの身体の上でもがきはじめた。
「あぁ、もう、本当に聞き分けのないスケベ小僧なんだから…あ、そうだ…フフフフ…じゃあさ、わた君?」
「はぐぅ…な、なに?…あ、あ、もう、止めてよぉ…」
「大人しくイイ子にしてたら、先生、ご褒美あげる」
「え?…ご、ご、ご褒美?…ご、褒美…って?…あぅぅぅぅぅ…」
「あのね…このままジッとして…上手に射精できたら、先生、わた君にパンティ見せてあげる」
「うぐぅぅぅ……………え!」
「好きでしょ?わた君。パンティ見るの。スケベ小僧だもん、当然だよね。ね?どう?先生のパンティ、また見たくない?」
「うっく…そ、それは…そ、そのぉ…」
「今度はコソコソ見る必要無いんだよ。堂々と見ていいの。先生、怒ったりしないよ?…どうする、スケベ小僧クン?」
わたるにとって、それはあまりに魅力的なようこのご褒美だった。
初めて見た大人の魅惑的な白いパンティ。自転車にまたがったようこのパンチラ。椅子に座ったようこのパンチラ。
もっと大胆に大きく脚を拡げて欲しい。もっともっと良く見てみたい。そう願ったようこの純白のパンティ。
それをコッソリと盗み見るのではなく、ようこ自らが見せてくれると言っているのだ。
それは、このムッツリスケベ少年に言う事を聞かせるには十二分な交換条件だった。
返事をする代わりにソッとようこのオッパイに両手を伸ばし、顔をようこの胸の谷間の奥深くに埋め、言われるがまま暴れを放棄したわたるだ。
そんな従順なわたるの態度が、ようこの口元に笑みを浮かばせた。
「クスッ…いい子だね…っていうか、やっぱりスケベ小僧だね、わた君は。パンティって聞いただけで大人しくなっちゃって…クスクスクス…ま、いっか。じゃ、そのまま大人しくしてるんだよ」
「……う、うん…」
まだ恐ろしいという感情が消えないのか、プルプルと身体を震わせながら小さくわたるが頷いた。
「あらあら、ビクビク震えて…そんなに怖い?」
「だ、だ、だってぇ…」
「やれやれ、オッパイ触ってる時はあんなに活き活きしてたのに。やっぱりまだまだお子様だね…フフ…ほら、パンティ見たいんでしょ?そろそろ覚悟を決めなさい、スケベ小僧」
「で、で、でも…でもぉ…」
「でもじゃない。チンポコぶら下げてるんでしょ?男の子が泣きごと言わないの…う〜ん、そんなに不安ならさ、目を瞑ってエッチな事でも考えてれば?」
「……え?…」
「目を瞑ってエッチな事い〜っぱい考えるの。そういうの得意でしょ、わた君は?ほら、先生のオッパイとか、さっき見た先生のパンティとか…ねぇ?先生のパンティ何色だった?」
「…うぅぅ…し、し…しろ…白だった…」
「ぷっ!ぷぷぷ…ほ〜ら、白状した。先生のパンティ覗いてましたって」
「あ…そ、それは…そ、その…あ、あの…ご、ご…ごめんな…さぃ…」
「フフ…いいの、もう気にしてないよ。わた君がすっごいスケベ小僧だっていうのは分ったつもりだからさ。さぁ、そろそろリラックスできたかな?」
「え?」
「それじゃあ目を瞑って…エッチな事考えながらでいいから…力を抜いて楽にしてなさい」
「う、うん…」
「大丈夫、大人しくしてて………すぐ終わるからね」
「あ?…あぅ!…はぁぅぅぅぅぅぅぅ!」
そして、いよいよようこの太腿による愛撫が再開された。
的確にわたるのペニスを捉え、逃さないようしっかりと柔らかい右太腿に沈みこませる。
そしてユラリユラリとわたるの股間全体を愛撫するように大きくグラインドさせていく。
「あぅ!…あ、あ、あん!…あ、あ、あ、あふぅ…」
「クスッ…あらあら、気持ちよさそうな声を出して…フフ…まだ始めたばかりなのに、もう駄目なの?…クスクスクス…」
「はぅ…あ、あ、あ、あ、あぁ〜」
始めたばかりと言われても、それ以前にひとしきりようこの太腿に蹂躙されたわたるのペニスは既に発射直前だ。
そんなわたるの状態など百も承知のようこ。さらにズリズリと衣擦れの音を立てながら右太腿を無軌道にそれでいてどこかリズミカルに動かしていく。
時には左右に、時には上下に、そして時には円を描くように、片時もわたるのペニスから離れることなく睾丸もろともマッサージするかのように太腿を這い回らせる。
「はぅ…あっ!あ、あ、あ、あ、あぅ…あ、あ、あん!」
太腿の動きに合わせスタッカートの利いた喘ぎ声をあげるわたる。そんなわたるがようこには面白くて堪らなかった。可愛くて、愛おしくて堪らなかった。
「フフ…ほらほら…もうちょっと我慢してねぇ…ウフフ…ほらほらほら…」
「あん、あん、あ、あっ、あっ、あん、あん、あん」
ペニスに当てた右太腿をほんの数センチ動かしてやるだけで、わたるは全身をビクビクと震わせる。
ともすれば腰をビクンと跳ね上げようこの太腿から離れようとするが、ようこは巧みな動きで太腿を追従させ、片時もペニスを逃さず愛撫を続けていく。
「フフ…ビクビク震えて…クスッ…ほらほら…頑張れ頑張れ…ほらほらほら…」
「はぅ!あぅ!あん!…あん!あん!あん!」
わたるの喘ぎ声が大きくなる。射精がそこまで近づいていることが手に取るようにわかる。
「あらら…やっぱり、もう駄目みたいだね、わた君…ウフフフ…」
「あん!あん!…せ、せん…あん!…せ、先生…や、やだ…」
「ん?どうした、わた君?…ほらほら…どうしたの?…」
「や、やだ…チ、チンチンがぁ…あん!…チンチンが爆発しちゃうよぉ!」
「クスッ…いいよぉ、そのまま爆発させちゃって…チンポコ、思いっきり爆発させちゃいなさい、わた君」
「あん!…だ、だめ…あん、も、もう…あん!」
「うん、いいよ。ほらほら…いっぱい、いっぱいエッチな事考えて…めいっぱいチンポコ膨らませて…ほらほらほら…」
「あ!あ!あ!あ!…だ、だめ!もう、だめ!せ、先生!よ、ようこ先生!ぼ、僕…チ、チンチン、爆発するよぉ!」
「うん、うん。いいよ、我慢しなくていいんだよ…それじゃあ…上手に射精しようねぇ、わた君」
ようこの太腿の動きが、一層素早くそして小刻みになった。マシンガンのように震えるようこの右太腿。わたるの腰もそれに合わせガクガクと震え始める。
「あ!あ!あ!あ!…も、も、もう!…あ!あ!あ!…も、もう!」
わたるにとって生まれて初めてのその強烈な刺激はあまりに圧倒的だった。
台風の海に浮かべられたボートに一人ぼっちで取りの残されたかのような…ボートの淵にしがみつき荒波に投げ出されるのを必死の思いで堪えているような…それはもはや恐怖に近かった。
わたるがそんな恐怖と一人戦っていることが感じ取れたのだろう。その恐怖を少しでも取り除こうと、ようこは左手でしっかりとわたるの頭を抱き締める。
そして、その時はきた。
「も、もう…はぅ!…あ、あ、あ…も、もう、だ、だめ!…あ、あ、あ……あぐぅうあぁぁぅぅぅぅ!!」
わたるの腰が一際大きくガクンと跳ねた。それと同時にようこは右太腿に当たっている小さな塊がビクビクといななき始めるのを感じていた。
「イ、イッたんだね、わた君…射精したんだね…あ、あぁ、す、すごい…」
まるで荒馬にでも乗っているかの如くわたるの腰がビクンビクンと2度3度と跳ねがる。それに合わせようこの太腿の中でペニスがビュルビュルと打ち震える。
「あぁ…あぁ…す、すごい…まだ…まだ、出てる…」
それは激しく、そして長い長い射精だった。いつまでも震え続けるペニスに、ようこはさらに強く優しく太腿を押し当てていく。
少しでもわたるの快感を長引かせるかのように。少しでも多くの精液をわたるのペニスから絞り出そうとするかのように。
「はぅぅぅ…あ…あぅ…あふぅぅぅぅ…は…はふぅ…はぁ…はぁはぁはぁ…」
やがて全てを放出すると、わたるはグッタリと沈み込むようにようこの柔らかい半裸に身を預け、そして動かなくなった。もっとも呼吸だけは息絶え絶えではあたっが。
「はぁはぁはぁ…せ、せ…はぁはぁ…せん…せ…い…はぁはぁはぁ…」
「ん…終わったみたい、ね…フフ…そんなに息を切らして…可愛い子…いいからこのまま少し休んでいなさい」
そんなわたるを優しく抱きとめるようこ。時折思い出したようにわたるの幼いペニスがピクッと打ち震え、ようこの太腿をノックする。その感触をようこは心地良く味わっていた。

それから数分の間、ようこはぼんやりと天井を見つめ、まるで母親が赤ん坊にするように胸に抱いたわたるの頭を左手でゆっくりと撫で、右手は背中をポンポンと軽く叩いていた。
すると漸く息が整ってきたのだろう、わたるがゆっくりと身体を起こし始めた。
「はぁ…はぁ…はぁ…よ、よう…ようこ…せ、先生…」
「ん?な〜に、わた君?もう、大丈夫?」
「え?…う、うん…はぁはぁ…だ、大丈夫…だと思…ぅ…」
「クスッ…あんまり、大丈夫じゃないみたい…フフ…ま、無理もないか。初めての射精だもんね」
「シャ…シャセイ…こ、これが…」
「そう、射精。これでわた君も精通して…フフ…もう立派な男の子だね。お赤飯炊いてあげようかな?アハハハ…」
「え?…なに?…ぼ、僕は…最初から男…だけど」
「フフ…や〜ね、冗談も通じないなんて。ほ〜んと、何にも知らないんだから。困ったスケベ小僧だね。ま、それは追々教えてあげるとして…で、どうだった?」
「え?な、なに…が?」
「しゃ・せ・い。初めての射精はどうだったの?わた君」
「え?…な、なんか…よ、よく分らない。凄かった…凄かったんだ。こ、怖いくらい凄くて…あんまり凄くて…よ、よく分らなかった…」
「アハハ…そっかぁ、初めての射精はそんな感じなんだ。これは先生にとっても貴重な体験だな。男の子が精通した瞬間に居合わせて、その生の感想を聞くなんて中々経験できないもんね…でもさ…」
「え?」
「よく分らないっていうのはちょっと淋しいかな?…ねぇ、わた君?よ〜く思い出してごらん?射精した瞬間、どんな感じがしたか…特に…」
「特…に?…」
「特にチンポコ。ねぇ?チンポコ、どんな感じがしたかなぁ?」
「え?そ、それは…その…」
ストレートなようこの質問にわたるは顔を赤らめた。ようこに言われるまでもない。実際、こうして話している今でさえ、あの感覚の余韻が股間に残っているのだから。
ただそれを正直にようこに話すのが恥ずかしくて、思わず俯き口ごもったわたるだった。しかし、そんなわたるの態度すらようこはお見通しのようだ。
「アハッ…その顔は、分ってて誤魔化してるって顔だね、わた君。ほら、正直に言ってごらん?先生、笑ったりしないから」
「う、うん…その…あ、あの…チ…チン…ア、アソコが…」
「うん、うん、チンポコが?」
「あの…ホントに…爆発したみたいな感じがして…その…と、とっても…その…とっても…」
「チンポコがとっても?」
「…き、気持ち…良かっ…はぅ!よ…ようこ…先生?…」
わたるが言い終わるよりも早く、再びようこがわたるの頭を両腕で抱きしめていた。
「可愛い!わた君。可愛いよ、ホントに。そっか、そっか、チンポコ、気持良かったんだ。そっか、そっかぁ」
「ちょ、ちょ…せ、先生…や、止め…」
ようこがまるで幼い子にそうするようにわたるの頭をヨシヨシと撫で始めたのだ。
さすがにこれは恥ずかしい。わたるは身をよじるようにしてその手を逃れようとするのだが、中々ようこは止めようとはしてくれなかった。
「フフ…いいじゃない、そんなに恥ずかしがらなくても。先生、わた君のこと誉めてるんだよ。わた君が精通して立派な男の子になったこと」
「で、でも…これじゃ、まるで…赤ちゃんみたい…」
「やだ、止めない。ヨシヨシ、いい子だねぇ、わた君は。ちょっとスケベ過ぎるのは玉に傷だけど…けど、そのおかげで上手に射精できたんだもんねぇ?…うん、ヨシヨシ、いい子いい子…」
「せ、先生…ちょ…や、止め…も、もう、止めてよぉ」
さっきまでの緊張感のある雰囲気はどこへやら、まるで仲の良い姉弟のようにじゃれつく二人だった。
その時…
「うあ!」
わたるが小さな悲鳴をあげた。
「ど、どうしたの?わた君」
「いや、あ、あの…ちょ、ちょっと…あの…」
「なに、ハッキリ言いなよ。どうしたの?」
「いや…その…ア、アソコが…あの…ニチャッって…」
「あ…」
わたるの言葉にハッとした表情のようこ。全てを聞かずともわたるの言いたい事を理解したようだ。
それはそうだろう。わたるはパンツの中に射精してしまったのだから。きっと、その感触が不快で我慢できないのだ。
「あ、ごめんごめん。そうだよね。さ、早くしないと…ズボンまで沁み込んできちゃう」
「え?…う、うん…」
ドタバタと慌てて身体を起こす二人。ようこはサッとブラウスだけ羽織り自分のブラジャーを拾い上げると、わたるの手を引いて部屋の外へと連れ出した。

「あ、あの…ほ、本当に…本当に脱がなくちゃ駄目?…よ、ようこ先生?…」
今二人が居るのはおよそ3畳ほどの小部屋。タイル張りでシャワー完備のその部屋は、まるで浴槽のない浴室といった感じの部屋だった。
通常その部屋は、洗濯は勿論のこと泥遊びで汚れた園児の身体を洗う場として、また『そそう』をしてしまった園児の下の世話をする場として使われている。
そこでようこは、水道の蛇口を開け洗濯用のタライに水を溜め始めると、わたるにズボンとパンツを脱ぐよう命じてきたのだ。
この部屋に連れてこられた時から薄々予想は出来てはいた。しかし、面と向かって『パンツを下ろせ』と言われれば、幼いわたるが赤面するほど恥ずかしくなってしまうのも仕方のないことだろう。
それに当のようこは、この部屋に入るや否や濡れタオルでわたるの唾液で汚れたバストをサッと拭い終えると、さっさとブラジャーを身に着けブラウスを着てしまった。
身繕いを整えたその姿は、もうすっかり幼稚園の先生そのものなのだ。
そんなようこを目の前にして自分だけズボンどころかパンツも下ろさなければならい。それは、わたるにとって耐えがたい羞恥だった。
そこで、ようこに脱がなくてもいいだろうと訊ねたつもりだったのだが、ようこの返答は…
「何、言ってるの。パンツの中がニチャニチャして気持ち悪いんでしょ?早く脱いで洗濯しなきゃ。それにズボンにまで沁みてきたら大変だよ」
「う…うん…」
「ホラ早く。パンツ1枚くらいなら渇くのに1時間もかからないけど、ズボンまで洗濯することになったら…どうするの?わた君。ズボンが乾くまでフリチンでいなくちゃならないよ。それでもいいの?」
「え…そ、そ、それは…や、やだよ。こ、困るよ、そんなこと…」
「でしょ?なら早くパンツを下ろしなさい。ホラ、早く」
「う…うん…」
「それに…」
「え?…」
ようこの口元に笑みが浮かんでいた。ニヤリと口元を歪めたそれは、ちょっといやらしい感じのする微笑みだ。わたるの心臓がドキリと音をたてる。
「それにさ、わた君だって早く確認したいんじゃないの?自分のチンポコから、何が出てきたのか」
「え?…う、うん…そ、それは…」
「ほらほら、だから早くズボンを脱いで…パンツを下ろしてごらん?」
「う、うん…じゃ、じゃあさ…せ、先生…う、後ろ向いててよ…」
「え〜、な〜に?自分は先生のパンティをジーッと見てたのに」
「い、いいじゃないか…ね、ねぇ、ようこ先生、お願いだよ。後ろ向いててよ」
「やれやれ…はいはい、わかったから。早くパンツ下ろすんだよ、わた君」
ようこはそう言って、クルリと後ろを向くと水の溜まったタライの前に膝まづき、水道の蛇口を止めるとじっとわたるの準備を待つことにした。
そのようこの背後で、わたるはオズオズとズボンを脱ぎ始める。そして次はいよいよパンツだ。ようこがコチラを向いていなことをもう一度確かめた後、ゆっくりとパンツを下ろしていくわたる。
いつもの乱暴な脱ぎ方ではない。まず、そーっと前の部分のゴムをお腹から引き剥がすようにして、自分のペニスを覗き込んでみる。
「あ!」
そこに見えた光景に思わず小さな声をあげたわたるだった。ちょっと黄色がかった白い粘度のある液体がわたるのペニスにベッタリと付着しているのだ。初めて見るそれはわたるにとって少々気味の悪い光景だった。
その時、そんなわたるの様子は予想通りと言わんばかりに、ようこがクスクスと笑い始める。
「クスクス…どうしたの?わた君…何か変なものでも見つかった?…クスッ…クスクスクス…」
「あ、あ、あの…こ、これ…なに?なんなの…なんかネバネバした…」
「クスクス…本当に初めて見るんだね…フフ…あのね、それが精液だよ」
「セ、セーエキ?」
「そ、精液。その中に精子が一杯泳いでるの…赤ちゃんの元だね。それが出せるようになったってことは…フフフ…わた君も赤ちゃんを作れるようになったってことなんだよ」
「セ、セーエキの中に…セーシ?…セ、セーシが…あ、赤ちゃんを?…」
そんなようこの説明も、性的な知識を決定的に欠いたわたるにとっては、さらに混乱を招く種にしかならない。
「はぁ〜ま、いっか。どうせ、そのうち覚えるだろうし…さ、早くパンツを渡して、わた君」
「う、うん…」
ようこがわたるの方を振り向かない様にして、右手だけ後ろに差し出してきた。その手にそっと自分のパンツを手渡すわたる。
「うわ!お、重い!なに、これ?」
勿論、重いと言っても大人のようこが持てないほどの重さと言う意味ではない。しかし、ズッシリと手ごたえのあるそれは、およそたった一枚のパンツとは思えないほどの重さだったのだ。
「す、すごいねぇ。こぉ〜んなに一杯出したんだ…精通時の精液、か…ホント、すごい…こんなに…」
ようこの驚嘆の声に何やら心細くなるわたる。丸出しの下半身を両手で隠し、ようこの背後からそっと覗きこんでみる。
ようこはひっくり返したパンツの前の部分に付着した粘液をシゲシゲと見ながら、さも驚いたといった表情だ。
「な、なんか…へ、変なの?…ようこ…先生?…」
「ん?…あ、ごめんごめん。ちょっと量にびっくりしちゃって…大丈夫だよ。わた君がとっても元気だってことがわかっただけだから」
「…え?…ど、どいうこと?」
「なんでもな〜い。でもわた君、ズボンは大丈夫?こんなに一杯出したら、ズボンも汚れちゃってるんじゃない?」
「あ…えっと、ズボンは…うん、大丈夫。ちょっと湿った感じがするけど、染みが付いてるってほどじゃない…です」
「そっか…それはそうだよね。こんなにネバネバしてたら…プリップリッのゼリーみたいだもんね。先生、初めて見た。こんな精液」
確かにようこの言う通り、わたるのそれはペリッと剥がす事ができそうなほど粘度の高い精液だった。きっとそのためにパンツを貫通してズボンを汚すにはいたらなかったのだろう。
「あぁ、ごめんごめん、何度もこんなこと言ったら不安になっちゃうよね。大丈夫だよ…クスッ…やっぱりわた君がとってもエッチだってことが改めて分っただけだからね…クスクス…」
「え?…な、なに、それ?…ひ、ひどいよ…」
「いいの。さっきも言ったけどさ、わた君が何と言おうとエッチなものはエッチなの。少しは自覚しなさい、スケベ小僧クン」
「…うぅぅぅ…」
「アハハ…しょげない、しょげない。それにさ…先生、嫌いじゃないよ。スケベなわた君は…フフフ…じゃあちょっと待っててね、すぐ洗っちゃうから」
そう言いながら、タライにパンツを放り込みバシャバシャと洗濯をし始めたようこだ。わたるはその斜め後方から、両膝を奇麗に揃えて膝まづき洗濯をするようこを片身の狭い思いでただじっと見つめていた。
射精だろうと、オシッコだろうと、自分のそそうの後始末をようこがしていることには変わりがないのだ。
もう中学生にもなろうとしているのに、お漏らしをし、その後始末をかつての憧れの先生に任せているとは。
それに今のこの状況はどうだ。身繕いをしてすっかり先生らしい姿となったようこ。そんな身嗜みを整えた大人の女性の背後で、自分はフリチン姿で股間を両手で隠しながら立ちすくんでいる。
さっきのボクたんより自分の方がよっぽど幼稚園児みたいではないか。あまりの情けなさにいっそこの場から消えてなくなりたいとさえ思うわたるだった。
しかしこの直後、さらにわたるは情けない思いをすることになってしまうのだが。