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Senior Mania -kindergarten_teacher- |
其の拾 自転車に跨ったようこを盗み見た際、パンティの次に目を奪われたあの白い太腿。 触ってみたい撫でまわしてみたいと焦がれたその肉感的な太腿が、わたるの両の足を割りギチギチと股間に押し当てられていた。 (な、なんだ?…な、なんなの、これ…ア、アソコ…アソコがぁ…) 痛いのか、苦しいのか、くすぐったいのか、それとも気持ちいいのか。今まで味わったことのない甘く奇妙な刺激が股間を走る。 わたるは、年上のムッチリとした太腿の感触に戸惑った。いや、怖くなったと言ったほうが正しいかもしれない。 いろんな感触が入り混じっているようではあるが、幼い少年にとっては、やはり苦しみが一番勝っていたからだ。 「な、な、何するのぉ…や、や、や、止め…止めて、ようこ先生…止めてよぉ」 力強く叫んでいるつもりでも何故か心もとない情けない声になってしまう。 一方、わたるがそんな恐怖すら感じていることなど知りもせず、ようこはわたるを叱咤する。 「ほぉら。やっぱり勃起してる。眠くなるかどうか試している子がなんで勃起なんかするのかな?おかしいよね、わた君!」 「な、なに言ってるの、ようこ先生…し、しらない…と、とにかく、や、止めて…く、くるしいよぉ」 「知らないじゃないでしょ!実際、勃起してるじゃない!」 「そ、そんなこと言っても…ぐぅぅぅ…ボ、ボ、ボッキ…なんて…うぐ…ぼ、僕、しらない…よぅ…」 わたるの言葉の半分は本当のことだ。現実に勃起はしている。けれど性知識を決定的に欠いたこの少年は「勃起」と言う単語、そしてその現象を知らなかった。 そんなわたるの乏しい性知識が、ようこの怒りをさらに増していく。 「何、言ってるの?今更、言い逃れなんて男らしくないよ、わた君」 「うぐぅぅ…だ、だってぇ…」 「だって、じゃない!先生の太腿に当たってるコレはなんなの?男の子でしょ?チンポコぶら下げてるんでしょ?だったら男の子らしくしなよ!」 ようこがグングンと太腿を突き上げるようにしながらわたるを問いただす。その度に、あの重苦しくも奇妙な感覚がわたるの股間を悩ませる。 「うぐ…そ、それは…そうだ…けどぉ…ぐぁぁ…よ、ようこ先生…も、もう…や、止めてぇ…」 「止めて欲しかったら、男の子らしくなさい!ほらコレ、チンポコ。一体どうなってるの?」 「!!!…うぐ!そ、それはぁ…うぐぅぅ」 「ハッキリ言いなさい。一体どうなってるの?!」 わたるはさらに窮地に追いやられた。ようこが訊ねているのは、自分の誰にも言えなかった秘密…ペニスの変化のことだと直感できたからだ。 そう簡単に言えるわけがない。それは友達や小学校の先生は勿論、自分の親にさえ話せなかったわたるにとっての極秘事項なのだから。 けれどそんな曖昧な態度はさらにようこのイライラを募らせる。右太腿の突き上げられる速度が増し、回数も増え、ガシガシとわたるの股間を責め立てる。 あまりに執拗なそれは、わたるが白状するには十分な折檻だった。 「ぐぅあぁぁ…や、止めてぇ…い、言うからぁ…言いますからぁ…」 「最初から素直にそう言えばいいの。で?どうなってるの?わた君のチンポコは」 「うっくぅ…か…か、固く…」 「聞こえない!」 ようこの太腿がわたるの股間に当てられたままグリグリッと動く。わたるの股間がまたズンと重苦しさを増す。 「はぐぅ…か、固く…固くなってま…すぅ…」 「でしょ?先生の太腿にコツンコツン当たってるもんねチンポコ。こんなに勃起させておいて知らないも無いよね、スケベ小僧!」 「???…ボ、ボッキ?…こ、これが…ボッキ…」 「そうでしょ、勃起でしょ?わた君がやらしいこと考えながら先生のオッパイを弄ってた証拠じゃないこれが。どうだ参ったか、スケベ小僧め!」 参ったもなにも勝負などしてないじゃないか、とそんなツッコミをすることさえ今のわたるにはできなかった。 (ボッキ?…これが?…固くなるのが、ボッキ?…そ、そうなのか…こ、これが…ボッキ…) 股間の重苦しさもさることながら、自分が今までさんざん悩んだペニスの怪現象を、ようこが当たり前のように「ボッキ」と呼んだことに驚いていたからだ。 一方、そんなわたるの思考など知る由もないようこは、わたるが意図的に惚けていると勘違いしていた。 「聞いてるの?スケベ小僧?まったく、全然反省しないんだね、わた君は。先生、ホントに怒ってるんだからね!」 とは言うものの、実はこの時、ようこはわたるに対して腹を立てているわけではなかった。 わたるに対して本当に怒っていたのはあの最初の出会い、自転車でぶつかった時だ。 勿論、ようこは少年の視線の在処など最初から気づいていた。 自転車で相手を転ばせてしまった手前、また、まだほんのお子様相手に面と向かって怒鳴ることも大人げないと思い、黙ってはいた。 けれど、ぶしつけにスカートの中を覗きこまれれば気がつかないはずはなく、女であれば腹の一つも立つというものだ。 (な、なに、この子?人が心配してるのに…私のスカートの中を覗いてるの?) 視線を落せば、自転車にまたがっているため当然のように自分の股は大胆に開かれている。少年の位置からならスカートの中の白いパンティは丸見えだろう。 (この事故はキミが突然飛び出してきたのせいでもあるのに…人の気も知らないで自分はパンチラ覗き?こんのぉ〜スケベ小僧め…って、あれ?この子、もしかして…) しかしそれがかつて自分が担当した幼児だと分かった瞬間、あまりの懐かしさにこの少年がかなりのスケベ小僧だということはようこの中で霧散してしまっていた。 それを思い出させてくれたのが、さきほどのわたるのオッパイを触ってみたいという懇願だったのだ。 自分で言った通り、ようこにしてみればほんの冗談を言っただけだった。 ようこがオッパイを触ってみると訊ね、わたるが顔を赤くして「やだよ〜」と返し、笑ってお終い。その程度の冗談のはずだった。 けれどわたるのリアクションはそんな筋書きとかけ離れたものだった。 興奮に顔を赤らめ、興味津津にようこのオッパイを見つめながら、触ってみたいなどと返してきたのだ。 (や、やだ…この子、何、本気にして…ってそうか。そういえばさっき私のスカートの中を…ふぅ〜ん、昔はどちらかと言えば大人しい子だったのにね。わた君ったら、こ〜んなエッチな男の子だったんだ…) ようこは呆れながらも、必死な表情でエッチなお願いをするスケベ小僧に興味を覚えた。 (そっか、そっか。もうそんな年になるんだねぇ…クスッ…あんなに真剣な顔して。あ〜あ、まずいこと言っちゃったなぁ。けど…けど、どうせまだ毛も生え揃っていない様な子供だし…) それからの行動は、先ほどわたる自身に伝えた通りだ。 そろそろ色気づきはじめた少年のささやかなスケベ心。それを、お手伝いをしてくれたご褒美として「まぁ、いっか」くらいの気持ちで満たしてやりたいと思っただけなのだ。 付け加えるとすれば、これもかつて自分が面倒を見た幼児の成長の証の一つだ、と嬉しく思ったことも理由かもしれない。 そんな軽い気持ちでわたるに与えた胸のご褒美だった。 しかし、そんなようこにとって計算外なことが起きてしまった。自分自身が本気で感じ始めてしまったことだ。 自分の職場、小学生を卒業したばかりの幼い少年。そんな特殊な状況下での秘め事がようこの興奮を煽ったのだろう。 少年のつたない愛撫なのにも関わらず、艶やかな声を上げるほど感じてしまった。 そして、その上それをわたるに指摘されてしまったのだ。それも「可愛い」などという形容詞で。 なんと情けないことだろう。なんと恥ずかしことだろう。 なんのことはない。ようこはそんな自分自身に腹が立って仕方がなかったのだ。 執拗なわたるへの攻撃。わたるにとっては災難だった。なぜなら、ようこがわたるを叱る理由はただの八つ当たりすぎなかったのだから。 「聞いてるの、わた君?先生はね、わた君のためにこんなエッチな事に付き合ってあげたんだよ。それなのに…」 「大体ね、証拠はないけど最初に会った時だって絶対先生のパンティ覗いてたでしょ?先生、分かってるんだから…」 「まったく…やっと小学生を卒業したくらいの子供のくせに…パンティだのオッパイだのって…十年早いよ!」 まるでそれが大人として、また先生としての面目を回復するための手段でもあるかのようにようこの八つ当たりは続く。 そのようこの八つ当たりを一身に、いや一部分に受けるわたるは、徐々に抵抗する力が弱くなっていった。 パンティを覗き、オッパイを触りたいなどと言ってしまった自分のいやらしいスケベな行為を指摘されて気落ちしたことも理由の1つではある。 しかしそんなことより何より、ようこのふくよかな太腿攻撃を受け続けてきたわたるの股間に妙な変化が現れてきたからだ。 正確には、ようこの太腿にもたらされる感覚が変わったのだ。 今までは重苦しさのみが突出していた。だからこそ今すぐにでもようこに止めてもらいたいと思っていた。 しかし何故だろう。そんな苦痛な感覚は徐々に薄れ、わたるにとって耐えがたいものではなくなってきたのだ。 その感覚を口で表現するのは難しい。敢えて言うなら、くすぐったいような、痒いようなムズムズとした感覚だ。 そのムズムズとした感覚がペニス全体に広がり、逆に何かに擦りつけていなければ我慢できない程ペニスを疼かせるのだ。 「うぐ!ぐぅぅぅ…ふゎぁ…あぁ…」 「何、言ってるの?全然言葉になってないよ、わた君!どうなの?チンポコこんなにしておいてまだ惚ける気?」 ようこの太腿がさらにグリグリと幼い勃起に押し当てられる。わたるの股間の奇妙な感覚がまた一段と強くなる。 そしてついにその奇妙な感覚は、わたるにとって一大事な現象をもたらした。 「あぐ!せ…せ、せ、せん…せい…せ、せんせい、や、止めて!止めてよぉ!」 これまでまともな言葉すら喋れなかったわたるが、突然ボクたんも起きてしまうのではないかと思えるほどの大声を出した。 「ふにゃぁ?〜」 事実、寝ぼけた声を出しながら、ボクたんは寝返りをうった。 「シッ!ど、どうしたのわた君?」 わたるをたしなめるようこ。どうやらボクたんが起きる気配はなさそうだ。けれど突然の大声によほど驚いたのだろう、股間への太腿攻撃はピタリと静止していた。 「はぐぅ…はぁはぁはぁ…ふぅ…はぁはぁはぁ…う…うぅぅぅぅ…」 太腿の圧迫から解放され、わたるの息遣いが徐々に静まって行く。 しかしながら股間の疼きは収まらない。逆に太腿が押し付けられなくなったことで、さらにそのムズムズは強まったような気さえする。 何故か切なく、ようこの太腿が恋しくて仕方がない。思わず自分の方からようこの太腿に股間を押し付け、カクカクと擦りつけたい衝動に駆られてしまいそうだ。 しかし、今はそんなことをしている場合ではない。何故なら、一刻も早くこの場を離れなくてはならないのだから。 「どうしたの?わた君、急に大声なんか出して。ボクたん、起きちゃうじゃない」 「…ふぅふぅ…う、うん…け、けど…」 「なに?正直に白状する気になったのかな?スケベ小僧クン」 「ち、違う…よ、ようこ先生…あ、あの…僕…」 「何?この期におよんで、まだ惚ける気?」 「ち、違うんだ…そ、そういうことじゃなくて…あ、あの…ちょ、ちょっと…離して…ください」 「ん?だ〜め、逃げる気なの?先生、怒ってるんだぞ。ちゃんと白状して謝るまで離してあげない」 「そ、そんな…ちょ、ちょっと待ってよ、ようこ先生…違うんだ…あ、あの僕…ちょっと…」 「ちょっと、なに?ん〜?あ、さては、適当なこと言って逃げる気だな。先生、そんなことじゃ誤魔化されない…ぞ!っと」 「あぅ!あ、はぁ〜ん」 ようこの太腿が、また勢いよくわたるの股間目掛けて突き上げられた。その刹那、脳さえも痺れさすあの奇妙な感覚がわたるの股間に蘇る。 「あ、あ、あ…だ、だめ…よ、ようこ…せ、先生…だ、だめだ…よぉ…」 「なにが駄目なの?駄目なのは正直にならないスケベ小僧でしょ?まったく…ほら、こんなにチンポコ固くして…」 わたるのペニス感触を確かめるように押し付けた太腿をモゾモゾと動かすようこ。わたるの一大事が近づいてくる。 「あ、あ、あ、だ、だ、め…そ、それ…だめ…」 「どうなのわた君。言い逃れできないよね、こんなに勃起させちゃって…ふん!ぶら下げてる本人がスケベだから、チンポコまでこんなにスケベなんだよね!」 ようこの太腿がグリンと回転するように動きわたるのペニスをなぞり上げる。わたるはもう限界だった。 「だ、だ、だめ…よ、ようこ先生…もう、もう止めてぇ…ぼ、僕…も、漏れちゃうよぉ!」 「え?」 「よ、ようこ先生が、そ、そんなことするからぁ…ぼ、僕…も、漏れ…漏れちゃうよぉ!」 「えぇ?…」 再び声を荒げるわたる。それを聞いたようこは思わずキョトンとした顔になる。 「は、はや…く…早く、は、離して、ようこ先生…ぼ、僕…」 「……」 「お、お願い…は、早くぅ…せ、先生ったらぁ…」 「……」 「も、もう…だ、だめ…よ、ようこ先生…ぼ、ぼくぅ…も、漏れちゃう…よぉ…」 「……」 自分の身に起きた一大事に切羽詰ったわたる。一刻も早くこの場を逃れたいのだが、ようこは一向にわたるを放してくれない。 ようこは、そんなわたるの様をまるで珍しい物でも発見したかの如くただ黙って見つめている。 「せ、先生、先生ったらぁ、お、お願いしますぅ…」 何度も何度もようこに懇願するわたる。こうしてる間にも、わたるの股間は一大事を引き起こしそうだ。 しかし、そんな慌てふためくわたるをよそにようこは… 「…………プッ」 「え?」 「プッ…プププッ…アハッ!…アッハッハッハッハ…」 突然ようこは大声で笑い始めたのだ。 (いやだ、この子ったら。射精しちゃいそうなんだ…ほんのちょっと太腿を押しつけただけなのにね…クスッ…子供のチンポコなんて所詮この程度のものか…他愛のないものねぇ) わたるの股間に起きた一大事をいち早く見抜いたようこだった。 良く考えてみれば当然と言えば当然のことだろう。自分は性行為など一通りこなしている大人の女。相手はパンティ1つに一喜一憂するまだまだお子様だ。 そんな色気づき始めたスケベ小僧に乳房を見せ、触らせ、吸わせた。特殊な状況下に思わず自分も喘ぎ声などあげてしまったが、わたるの方がようこの数十倍は興奮しているに違いないのだから。 (クスクスクス…それはそうだよね。いくらスケベ小僧でも、こぉ〜んなエッチな経験は初めてだろうし…あ〜あ、泣きそうな顔して、漏れちゃう〜って…クスッ…結局、まだまだお子様なんだよね、わた君…けど…) ようこが舌をチョロッっと出して、子供が怒られた時のような表情を見せた。 (けど…こんなお子様チンポコをぶら下げた子供にムキになっちゃうんなんて…私も大人げなかったな。はぁ〜やれやれ、ちょっとは反省しなくちゃ。ごめんね、わた君、いじめちゃって…) わたるの余りに幼い態度を見ているうちに、すっかり冷静になり、心にも十分な余裕を取り戻すことができたようこだった。 しかし、この時ようこは気づいていなかった。自分がほんの少し勘違いしていることに。いや、正確には『わたるが勘違いしている』ことに気づいていなかったのだ。 わたるの股間の状況は、ズバリようこが見抜いた通りだ。間違いなくわたるは射精間近まで追い込まれていた。 初めて見る乳房の美しさ、初めて触れる乳房の瑞々しさ。それらに極限まで脹らまされたペニスにふくよかな太腿の愛撫が加えられる。 わたるの幼いペニスなど易々と射精に追い込まれるのも無理もない話だ。 だがこの決定的に性知識を欠いた少年は、この奇妙な感覚を経験したことが無かった。まだ「射精」をしたことがなかったのだ。 だからわたるは自分の股間に起きるであろう一大事を、自分の知っているあるコトと取り違えてしまっていた。 しばらく笑い転げるようこをただポカンと見詰めていたが、そんなようこを見ているうちに今度はわたるの方が少々腹が立ってきた。 無理もない、自分がこんな苦しい思いをしているのに、その加害者のようこはクスクスと笑っているのだから。 「うっく…せ、先生…よ、ようこ…ようこ先生ったら!」 「え?な、なに?わた君」 少々荒げたわたるの声にふと我に返ったようこ。見ればわたるは、睨むような視線でようこを見つめている。 わたるとしては精一杯の批判を込めた表情なのだろうが、切羽詰まった面持ちは隠すことができない。やはり股間は発射間近なのだろう。 いくら凄んだ表情を見せても、ようこから見れば、所詮お漏らしを堪えている子供のそれにしか見えなかった。 「フフ…な〜に、どうしたのかな?スケベ小僧クン、怖い顔しちゃってさ」 「だ、だから…あ、あの…お、お願いですからぁ…ちょ、ちょっと離して…」 「駄目。言ったでしょ?スケベ小僧が惚けるのを止めるまで離さないって。離して欲しいなら…ほら、このチンポコが固くなってる理由をちゃんと言ってごらん?」 「うあ!あ、ぁ、ぁ…だ、だめぇ〜」 思い出したように再びわたるの股間に太腿を擦りつけはじめるようこ。 わたるの股間はもう十分に射精準備は整っている。もはや秒読み段階だ。 「フフ…ほらほら、早く白状しなくちゃ。ねぇ?スケベ小僧。ほらほら…チンポコがどうなっても知らないよぉ?…クスッ…クスクスクス…」 「あ、あ、あ、あぁぁぁぁ…お、お願い…お願いですぅ…せ、先生…や、止めてぇ〜」 「な〜に?止めて欲しいのなら、正直に言えばいいのに…ふん、先生に「可愛い」なんて言ってさ、今の君の方がよっぽど可愛い顔してるよ。ス・ケ・ベ・小・僧・クン…ウフフフフ…」 よほど先のわたるの「可愛い」と言う発言が悔しかったのだろう。ようこの心に悪戯心が芽生えてしまったようだ。 この時ようこは、白状しないのならそれでもいい。いっそこのまま無様に噴射させてやれ、とさえ思っていた。 「ほらほら…正直に白状しなさい、スケベ小僧。僕はエッチな事をしました、ごめんなさいって…ほらほらほら…」 ようこは、まるで楽しい遊びでもしているかの如く薄笑を浮かべ、わたるの股間にあてた太腿をグリグリと躍らせる。 そのまま動かせば、あと数秒ほどで間違いなくこの幼い少年は惨めな射精を迎えるだろう。むしろその姿を見てみたいとさえ思う。ようこの心に悪魔が宿る。 が、しかし… 「あ!あ、あ、あ、だ、だめぇ〜!…ぼ、僕…も、漏れちゃう!…オ、オシッコ!…オシッコ、漏れちゃうよぉ!!」 「…………え?」 それはようこにとって思いもよらない叫び声だった。ようこの太腿がまたピタリと静止する。 「オ、オシッコって…な、何言ってるの?わた君。また惚ける気?」 「な、何をだよぉ…し、知らないよぉ…ね、ねぇ、せ、先生…も、もう止めてよぉ…ヒック…ぼ、僕…オ、オシッコ…オシッコ、漏れちゃうよぉ…」 全てはわたるが惚けているだけだ。ようこはそう思っていた。しかし、わたるを見ればなんということだ。その瞳から一筋の涙が溺れているではないか。 (な…泣いてるの?わた君…え?…え?…えぇ?…) そのわたるの泣き顔に、ようこは戸惑った。 「わ、わた…君?…オ、オシッコって…じょ、冗談…でしょ?」 「ヒック…じょ、冗談じゃ…ない…よぉ…せ、先生が…ぼ、僕のチ…ア、アソコばかり蹴るからぁ…オ、オシッコがしたくなっちゃったんだよぉ…」 涙ながらに訴えるわたる。その表情はとても嘘を言っているようにも惚けているようにも思えない。 (え?えぇ?…な、何言ってるのこの子…だ、だってオシッコのはずが…けど、本当に涙を流して…あ…そ、そう言えば…) ようこは先ほどのわたるの言動を思い出していた。勃起を言い当てたあの時だ。 (そ、そう言えば、この子…さっき「勃起」も知らなかったような…え?え?えぇ?!…う、嘘でしょ?…ま、まさか、この子…この子ったら、ほ、本当に?…) マジマジとわたるの顔を覗き込むようこ。べそをかいたその表情はあまりに幼い少年のそれだ。とても大人のようこに嘘をつける顔ではない。 「あのね、わた君。先生、ちょっと質問するけど…」 「し、質問?…で、でも、オシッコが…」 「ね?わた君、落ち着いてもう一度考えて。きっと今はしたく無くなったんじゃない?オシッコ…」 「え?…えっと…あ、あれ?…あ、ほ、ホントだ…」 ようこの言葉に半信半疑になりながらも股間の状況を確認する。 するとどうだ。今だムズムズとした症状に悩まされてはいるものの、先ほど感じた何かがペニスに込み上げてくるような感覚は確かに無くなっている。 キョトンと狐につままれたような表情のわたる。それを見たようこは自分の推測が正しい事を確信した。 (やだ…こ、この子…ほ、本当に…本当に知らないんだ…う、嘘でしょ…あんなにスケベなのに?…) わたるがかなりのスケベ小僧だということは間違いない。でなければあれほど目を皿のようにして自分のパンティを覗き見するわけがない。 それに例のオッパイ試験だ。あれにしたってまさか本当に眠くなるかどうか試してみたいなどと思っているわけではないだろう。 もし本当にそうならわたるの頭を疑いたくもなってくるが、これまでの言動は年相応…いや、この幼稚園の行く末を話した時の会話を思えばむしろこの年にしてはしっかりした部類の少年だと思える。 やはりわたるは、ただオッパイを触りたい、見たい、舐めたいというスケベな下心を持ってようこの提案に乗ってきたに違いないのだ。 (け、けど…けど、きっと知らないんだ、この子。勃起とか、射精とか…そういうこと知らないんだ…呆れた。あんなエッチな事をするスケベ小僧なのにね…てっきりもう…) ふぅ〜と、一息つくようこ。ヤレヤレといった吹き出しが見えそうな、そんな溜息だった。 「じゃあ…さ。質問するけど、いい?わた君」 「え?…あ、は、はい…何?ようこ先生」 「わた君さ…もしかして本当に知らないんだ…勃起のこと」 「ボ、ボッキ…そ、それって、チ…じゃない、ア、アソコが固くなること…でしょ?」 「ん、そうだけど…それ、さっき先生が教える前から知ってた?」 「い、いや…ううん、し、知らなかった…その言葉はさっき初めて聞いたんだ」 「…そう。そっか…そうなんだ、やっぱり…」 「え?…」 「じゃあさ、勃起はしたことあった?チンポコが今みたいに固くなったのは?これも初めて?」 「え?…そ、それは…その…」 「正直に。正直に言いなさい、わた君。さもないと…」 またようこが太腿を動かすそぶりをする。 次にあれを喰らったら今度こそお漏らしをしてしまうに違いない。わたるは観念して正直に自分の身の上をようこに告白した。 「ア、アソコが固くなったのは…初めてじゃないよ…今までも、何度か…あります」 「いつ頃から?」 「た、確か…5年生くらいの頃からだったと思う」 「そんな前から…そうなんだ。で、それがどんなことか知らなかったの?」 「え?…う、うん…最初は…じ、実は、今でもそうだけど…なんか変だって…ぼ、僕のアソコ…なんか変だってずっと悩んでて…け、けど、こんなこと誰にも相談できないし…」 「なぜ?」 「だ、だって…ア、アソコのことなんて…恥ずかしくて、誰にも相談なんてできないよ…」 「ふぅ〜やれやれだね、わた君。で?そうなっちゃった時、どうしてたの?」 「え?」 「今みたいにチンポコ固くなっちゃった時、どうしてたの?痛かったり、苦しかったりするでしょ?」 「う、うん…なんか痛くなっちゃうんだけど…け、けど、大体、放っておけば知らないうちに直ってたから…だから、そんな急いで相談するこもないかなって…」 「ホントに?本当に、放っておくだけ?それ嘘なんじゃない?」 「え?う、嘘じゃないけど…なんで、僕が嘘なんか…」 「こっそりチンポコ弄ってたりするんじゃないの?こそこそ隠れて」 「え?弄る?…アソコを?…な、何、それ?…え?どういうこと?…あ、あの、も、もしかして…ただ放っておくだけって…それってなんかいけないことなの?ようこ先生」 「……」 こんなスケベ小僧のことだから、てっきり暇さえあればオナニーばかりしているに違いないと思いこんでいたようこだった。 それでかまをかけてみたのだが、どうやらこの少年は嘘をついてはいないだろう。オナニーなどしたことはないのだ。 いや、さきほど射精をオシッコと勘違いしていたことを考えると、きっと精通もしていないのではないだろうか。 「はぁ〜…なんとまぁ…だね、わた君…本当に何も知らないんだ…それなのに、この子ったら…もう…アハッ…あ〜あ、これじゃあ、先生が悪者みたいじゃない」 深々と溜息をついたようこだ。そんなようこの言葉は、勿論わたるにはなんのことだか一向にわからなかった。 「え?せ、先生が悪者?…な、何それ…」 「ん?あぁ、なんでもないよ。それでさ、わた君?もう一つ質問」 「え?あ、は、はい…な、なんですか?」 「どれくらい固くしちゃうの?チンポコ…回数っていうか、頻度っていうか…」 「ど、どれくらいだろう?…か、数えてはないけど…結構、そうなることある…と思う」 「フフ…そうだよねぇ。ものすっごいスケベ小僧だもんね、わた君は…けど、大変だね。そんなに何度も何度もチンポコ固くしちゃうんじゃあ…その度に痛くなっちゃってさ」 「そ、そんな…せ、先生、さっきから、僕のことスケベって…ひ、酷いよ…」 「いいの。わた君が何と言おうと、スケベ小僧はスケベ小僧なの。まぁ、先生もちょっと苛めすぎちゃったけどさ…あ、そっか」 何か妙案でも思いついたのか、不意にようこが両手をポンと叩いた。 「え?な、なに?ようこ先生…?…よ、ようこ先生?…」 ようこの表情を窺うわたる。その時のようこの表情を見た瞬間、背中の産毛がゾワゾワとするような寒気にも似た感覚がわたるを襲った。 それは、緊張感なのか、恐怖感なのか、それとも焦燥感なのか…良く分らないがとにかく今までに経験したことのない喉がヒリヒリとするような感覚だ。 ようこの表情…雰囲気が変わったのだ。なんだろう?一言で言ってしまえば妙に色っぽい大人の女性の表情だ。 そしてその全身から、辺り一面の空気をしっぽりと生暖かく湿らせてしまうような、艶めかしい淫靡なオーラが溢れ出しているのだ。 続 |
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