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Senior Mania -landlady-

其の参

(畜生…畜生、畜生!あいつら、僕を馬鹿にして…気にしてたのに…あんなこと言うなんて…な、何がミノムシだよ!)
自分のペニスを見られた恥ずかしさ。そして、笑い飛ばされた悔しさ。部屋に戻ってからも、わたるの怒りは一向に収まらなかった。
(僕だって、知ってるよ。大人の…大人のあそこが剥けてることくらい…畜生!…ぼ、僕のだって…僕のだって、そのうち、ちゃんと大人になるよ…け、けど…)
わたるは、先程の酔っ払い2人の姿を思い出した。赤黒く巨大な、グロテスクな物体を股間に備えた大人達の姿。ふと自分の股間に手を当てみる。
(ぼ、僕のも…いつかはあんな風になるのかな?…)
ブリーフの中を覗きこめば、いつも触りなれた無毛のそれは、こじんまりと白いブリーフに収まっている。酔っ払いのそれとは余りにも違いが激しすぎる。思わずわたるはため息をついた。
(ハァ…な、なれるのかな?…ほ、本当に…お、大人の…あそこに…なれるのかなぁ?…)
大きさだけをみても、ジャンボフランクフルトと一口ウィンナーほどの差がある。しゃがみ込み、ブリーフの中を覗きこみながら、わたるは自分のペニスの将来を憂いだ。その時…。
(シャッ!)
いきなり入口の襖が勢い良く開けられたのだ。
「坊やぁ。夕食だよぉ!」
襖を開けた犯人は、女将だった。
「ヒッ!」
わたるは声にならない悲鳴を上げていた。それはそうだろう。一人こそこそとブリーフの中を覗きこんでいる時に、他人が入ってきたのだから。
「ん?な〜に、やってんの?坊や」
「な、な、な、なんでも…な、なんでもない…あ、そ、そう…か、身体を…さっき、女将さんに言われたから…か、身体を拭いてたんです…」
「はぁ?そんなの随分前の話じゃないか?それに、座りながら下向いて…どうした?お腹でも痛いのかい?」
「ち、違うよ…ほ、本当に、身体を拭いてただけです…よ…」
「ふ〜ん、そう…ま、いいや。それより坊や、夕食だよ。食堂に用意してあるから、早くおいで」
「は、はい…」
それ以上、特に気にする様子もなく、女将は部屋から出ていった。
(あ、危なかった…よ、よかったぁ…入口に背を向けてて…)
わたるは、ホッと胸をなでおろした。

「ガッハッハッハ…」
「ゲハハハハ…ウィ〜」
食堂の近くまで来た時、わたるは愕然とした。聞き覚えのある下品な笑い声が、食堂から聞こえてきたからだ。
(!!!…こ、この笑い声は…)
食堂の入口から、そっと中を覗いてみる。すると、やはり浴衣に着替えたあのデブとハゲが、四人掛けのテーブルに隣り合って座っていた。テーブルの上には、空になったビール瓶が5、6本置かれおり、2人はコップを片手に、あいも変わらず大口を開けてバカ笑いをしている。
(な、なんで、あいつらが…え?…あれ?…女将さん?)
驚いたことに、同じテーブルの向かいには女将が座っていた。女将の前にも、やはりビールの入れられたコップが置かれている。
(お、女将さんまで、一緒になって…じょ、冗談じゃない、こんなところで、ご飯なんか食べれないよ…)
わたるは、そっとその場を離れようとした。ところが、間の悪いことにわたるは女将に見つかってしまう。
「あらぁ?…坊や、そんなとこで、何してんのぉ?早く、入っといでよぉ」
「う…」
こうなっては観念するしかない。なるべく二人の酔っ払いの方を見ないよう、わたるはとぼとぼと食堂の中に入っていった。
「お〜、さっきの坊主じゃねぇか…ヒック…」
「ん?…おぉ、坊主ぅ…ウィ〜…元気にしてっか?」
(何、言ってんだ。この酔っ払いめ…)
下手に相手にすると、また何を言われるか解らない。わたるは、2人をまったく無視することにした。
「ほらぁ。早く、座んなよぉ。坊やは、そっちのテーブルだよぉ」
この食堂にはテーブルが2つ。どちらも四人掛けの、さほど大きくないテーブルだ。女将は、酔っ払い達がいない方のテーブルを指差した。
「うわっ、すごい」
そのテーブルにはものすごいご馳走がならんでいた。海のもの、山のもの、満遍なく取り揃えられたそれらは、下手な料亭よりずっと豪華で美味しそうな品々だった。
「でっしょう!アハハッ、驚いただろ、坊や。こんな宿屋で、こ〜んな料理が出てきて。解っただろ、坊や。この宿はね、檜風呂とあたしのこの料理でもってんのさ。アハハ…」
女将の声のトーンが、少し高い。上機嫌にケラケラ笑っている姿からすると、どうやら女将にもかなりお酒が入っているようだ。
(確かに、凄い料理だ…けど、まいったな…女将さんまで、あんなに酔っ払って…)
さっきの酔っ払いに加え、女将まで…。何やら、嫌な予感がしてきたわたるだった。

わたるが食事をはじめてから10分ほど経った頃だろうか。
「よう、坊主。ところでよぉ…ウィ〜…おめえの母ちゃんは、食いにこねぇのか?」
突然ハゲが、風呂場での話しを蒸し返してきた。
「……」
あくまで無視を決め込み、一人黙々と食事をするわたる。けれども、酔っ払い達はしつこくからんでくる。
「ヒック…なんだよ、坊主。随分と大人しいじゃねぇか」
「なぁ、坊主ぅ…ウィ〜…母ちゃんはどうしたって聞いてるんだよぉ」
(しつこいなぁ…一人で来たって言ってるのに…もう、うんざりだ…)
しつこい酔っ払い達に、わたるはすっかり嫌気がさした。夕食を切り止め、椅子から立ち上がろうとするわたる。
「酔っ払いども、あんまり坊やにからむんじゃないよ。あんた達と違って、この子は、大事なお客様なんだからね」
けれどその時、そんなわたるの気持ちを察したのか、女将が、助け舟を出してくれたのだ。
「それに、この坊やはね、たった一人でうちに泊まりに来たんだよ」
「へ?…」
「い?…ヒック…」
女将の言葉に、首を傾げる2人の酔っ払い達。
「何、おかしな顔してんだい、2人とも」
「だってよぉ…ヒック…この坊主、まだ小学生だろ?」
「ウィ〜…そうそう、一人でこんなとこに来れるわけねぇよ」
「ば〜か、何言ってんだい。この坊やはね、こう見えても、この春から高校生になるんだよ」
こう見えても…は余計だったが、わたるの変わりに、ピシリと酔っ払いどもに言い聞かせてくれた女将だ。
「へ、へぇ〜…ヒック…坊主、風呂場で言ってたのは、ホントのことだったのかい?」
「ウィ〜…こりゃぁ、驚いた」
さすがに酔っ払い達も、女将の言葉は信じるしかないようだ。鳩が豆鉄砲を…とは、こういうことを言うのだろうか。わたるを見る2人の酔っ払いの顔は、とても間抜けなそれに見えた。
(ヘヘン…驚いたか。だから言ったろ…)
酔っ払いの間抜け面に気を良くし、打って変わって、得意げな表情をするわたる。しかし、それもつかの間のことだった。
「…って言っても、あたしも最初は驚いたけどね」
(え?…)
「てっきり小学生かと思ったからね。坊や、顔も童顔だし、身体は小さいし…」
「そうだよなぁ…ヒック…今時の都会の子は、みんな坊主みたいに小さいんか?」
「そ、それは…身長は…確かに、大きいほうじゃないけど…」
つい返事をしてしまったわたるだ。しかし、悔しいけれどそれは事実だ。わたるは、確かに小さいほうだった。小学校、中学校と、身長順に並んで5本の指に入らなかったことは無い。
「そうだよねぇ。み〜んな坊やみたいに小さいってことは無いよね」
あっけらかんと気に触ることを言う女将。けれど、こんなことで腹をたてている場合では無かった。あのハゲの酔っ払いが、それ以上にとんでもないことを言い出したからだ。
「それじゃあよ…ウィ〜…あっちの方はどうなんだい?」
「え?…」
「あっちだよ…ウィ〜…み〜んな、坊主みたいにツルツルなのかい」
「な!」
この酔っ払いは、一体何を言い出すのだ。さっきの風呂場と違い、ここには女性がいるのだ。口は悪いとは言え、目の醒めるような美人の女将さんがいるのだ。わたるは焦った。
「な、な、何言ってんだよ!」
「なんだよぉ…ウィ〜…教えろよぉ」
「お、俺も知りてぇな…ヒック…都会の子はよぉ、み〜んな、あんなもんなのかい?」
「な、な…」
「なんだい?さっきから何の話しをしてるんだい?ツルツルだの、あんなもんだのってさ」
三人の会話を良く理解できない女将が、ついに口を挟んできた。
「い、い、いや、お、女将さんには、か、関係ないよ…そ、それより、こ、この料理…」
必死に女将の気をそらそうとするわたる。しかし、残念ながら酔っ払いの口にはブレーキをかけることは出来なかった。
「あれだよ…ヒック…あれ」
「だから、なんだい?あれって」
「や、止めて…止めてよぉ!」
女将さんに自分のコンプレックスを…それも、あんな恥ずかしいことを知られてしまう。わたるは、悲痛な叫び声をあげていた。けれど、遠慮の無い酔っ払いは、無常にもわたるの秘密を、女将にばらしてしまう。
「あれってのはさ…ウィ〜…チンポだよ、チンポ」
「へ?チンポぉ?」
一瞬、ポカンとした表情をする女将。
「さっき風呂場でよぉ…ヒック…この坊主のチンポ、見ちまったんだよ。そしたらよぉ、まだ毛も生えてねぇんだよ」
「ええ〜?!それ、ホントかい?坊や?」
この時女将は、少し大げさではと思えるほどの驚声を上げた。恐る恐る女将の顔を見れば、わたるに向けられた女将の瞳は、まるで子供がおもちゃを見つけた時のようにキラキラと輝いている。
「そ、そ…そんな…こと…:」
わたるに、返事をする余裕などあろうはずがない。余りの恥ずかしさに、わたるは真っ赤になって俯いてしまった。しかし、わたるには残酷なことに、次の瞬間…。
「アッ〜ハハハハ…な〜に?そうなのかい?坊やはには、まだ毛が生えてないのかい?…アッハッハ…なんだい、なんだい坊や。見た目と同じで、そっちの方もやっぱり子供だったんだねぇ…アッ〜ハハハハ…」
情け容赦のない女将の甲高い笑い声が、食堂一杯に響き渡ったのだ。
「それもよぉ…ウィ〜…小せえチンポなんだよ」
「そうそう…スッポリと皮被ってよぉ…ヒック…あれじゃあ、どう見ても小学生のチンポにしか見えねぇよなぁ」
「ええ?皮?…皮って、チンポのかい?…アッ〜ハッハッハ…そうだよねぇ。毛も生えてないくらいだもんねぇ。そうかぁ、坊やのは、まだまだ可愛い包茎チンポなのか。アハッ!アハハハハ…」
「う、う、うぅ…う、嘘だよ!…オジさん達の言ってること、全部嘘だよぉ!」
わたるは思わずそう叫んでいた。勿論、嘘をついたのはわたるの方だ。しかし、同姓のオヤジ達だけならまだしも、女将は女性である。それも、一目見て我を忘れてしまったほどの美貌を持った大人の女性だ。その女将に、自分にとって絶対秘密の無毛と包茎を知られ、さも可笑しそうに呆れ顔で笑い飛ばされたのだ。思春期のナイーブな少年が、思わず嘘をついてしまうのも無理のないことだろう。とは言っても、苦し紛れに嘘など、当然この酔っ払い達には通用しないのだが。
「ああん?何言ってんだよ、坊主…ウィ〜…嘘ついてるのは、おめえの方じゃねか」
「俺達はよ…ヒック…しっかりと見たんだぜぇ。ミノムシみてえな坊主のチンポをよぉ」
「ゲハハハハ…おお、あのミノムシじゃあ…ウィ〜…誰だって小学生かと思っちまうぜ」
「はぁ?ミノムシィ?…ミノムシって、なんだいそれ?」
「だからよぉ…ウィ〜…皮被って縮こまったチンポがよぉ…ゲハハ…」
「ガハハハハ…そうそう…ヒック…まるで、ミノムシがぶら下がってる見てぇなんだよ」
「アッ〜ハッハッ…なるほどねぇ、ミノムシか。そう言えば、赤ちゃんのチンポなんかは、確かにミノムシに見えないこともないねぇ…アハッ…上手いこと言うじゃないか」
「ガハハッ…だろぉ?」
「そうか、そうか、坊やは股ぐらにミノムシぶら下げてんのか…アッハハハハ…」
「ゲハハハハ…」
お腹を抱えて笑い転げる、女将と酔っ払い達。
「う…くっ…嘘だ、嘘だ…嘘だよぉ!…う、うぅぅ…」
羞恥と、屈辱と…。俯いたわたるの口から、呻き声が漏れる。何よりも大人の女性である女将からの嘲笑がわたるの心を傷つけた。出来ることなら、この場から消えて無くなりたいとさえ思ったほどだ。
(ひ、ひ、酷いよ…酷いよ、女将さん…い、いくら酔っ払ってるからって…デブ・ハゲと一緒になって、あんなこと言うなんて…)
もうこんな辱めには耐えられない。わたるは風呂場のときと同様、その場から逃げ出そうとした。しかし、そんなわたるに、なおも追い討ちをかけてきた酔っ払いだ。
「お、坊主、寝んのかい?…まぁ、ガキはもう寝る時間だわな…ヒック…じゃあ、坊主、部屋かえって、しっかりとマスかいて寝るんだぜ…ガッハッハッ…」
「な!」
勿論、わたるは、中学生に入ってからというもの、毎日のようにオナニーに励んでいる。しかしこんなところで、しかも女将さんの前でなんて下品なことを、なんて恥ずかしいことを言うんだ。わたるはカッと頭に血を上らせた。しかし当の本人の美人女将は全然気にする様子もないようだった。
「アッハハハ…いやだね、もう、冗談止めなよぉ。こ〜んな小さな坊やが、まだそんなことしてるわけ無いだろう?…ねぇ、坊や?…アッハハハ…」
「え?…」
少し複雑な心境のわたるだった。子供扱いされるのは嫌だ。だからと言って『オナニーは、いつもしてます』などとは言えるわけが無い。
「そ、それは…」
女将の問いかけに言葉を詰まらせるわたる。しかし、迷惑なことに酔っ払いオヤジ達が、わたるの気持ちを代弁してしまう。
「ゲハハ…そんなことねぇよなぁ、坊主。子供に見えても、もう中学生だ。頭の中ぁ、女の裸で一杯だよなぁ…ウィ〜…だからいつもいつも、チンポ弄くりまわしてんだろぉ?」
「そりゃ、そうだ…ヒック…いくらミノムシみてえなチンポでも、マスかきぐらいは出来んだろ…でもよぉ、女将の前じゃ、そんなこたぁ恥ずかしくて言えねぇよな。なぁ?坊主…ガッハッハ…」
「な、な…」
酔っ払い達の不躾な言葉に、もはや言葉など出なくなってしまったわたるだった。女将はと言えば、こんな下品な話にも関わらず、やはりお構いなしだった。
「へ〜こんな小さな子がねぇ?…ねぇ、坊や、どうなんだい?ホントに坊やは、もうセンズリかいたりしてんのかい?」
(セ、セン…お、女将さんが…セ、センズリなんて…)
「そりゃあ、してるさぁ…ヒック…中学生だってんなら、きっと毎日だぜ…なぁ?坊主」
「そうそう、こっそりと母ちゃんの目を盗んでよぉ…ウィ〜…シコシコ、シコシコやってんだよなぁ?」
「アハッ…いやだぁ、そうなのかい?坊やはいつも、こんなことしてんのかい?…シコシコ、シコシコってさぁ?」
「!!!」
その時の女将の仕草に、わたるは目を疑った。女将は右手の親指と人差し指、中指で輪をつくると、目の前のビール瓶の口の部分に巻きつけた。そして、さも可笑しそうにけらけらと笑いながら、その指を上下に動かし始めたのだ。
(お…お、女将さん…な、なんて…こと…)
瞬間、頭が真っ白になったわたるだ。それくらいビール瓶を指で扱く女将の手つきは、艶かしく、いやらしかった。
「ねぇ、坊やぁ?どうなのさぁ?」
「え?…し、してない!してないよ、そんなこと」
女将に上目使いで顔を覗きこまれたわたるは、再び嘘をついてしまう。わたるの顔は、3人のように酒を飲んでいるわけでもないのに、滑稽なほど真っ赤に染まっている。
「だよねぇ。ほらぁ、ごらんよ。まだまだこんな可愛らしい坊やが、センズリなんかしてるわけないだろう?」
「ホントかよぉ?坊主…ヒック…もしホントにしてねぇのなら、おめえ、ホントにまだガキなんだな」
「ウィ〜…俺が坊主の年の頃には、もうしてたけどなぁ…なぁ、坊主?おめえ、嘘ついてんだろ?」
「し、してない…してないよ!」
「まぁまぁ、もういいじゃないか?坊やがセンズリかいてようと、なかろうと…ほら、坊やはもう寝るんだからさ。もう部屋に返しておやりよ」
「ま、そりゃ、そうだな…ヒック…でもよぉ、坊主。おめえ、マスかきぐれぇしなくちゃ駄目だぜ」
「そうそう…ウィ〜…自分で弄くってれば、少しはでかくなるかもしれないしよ」
「ヒック…皮も剥けやすくなるってもんだ…ガハハ…」
「ご、ごちそうさま!」
女将さんの美味しい夕食を全部食べていないのは心残りだったが、わたるは、一刻も早くその場から消えたかった。ガタガタと乱暴に席を立ち、逃げるように自分の部屋に向うわたる。しかし、そんなわたるに駄目を押したのは、だれあろうあの美人女将だった。
「坊やぁ。センズリかくんならかいてもいいけどさぁ、お布団とか浴衣とか、汚すんじゃないよ。汚したら、フリチンで後始末させるからねぇ」
「な!…」
「ガッハッハッ…こりゃあ、いいや…ヒック…」
「ウィ〜…ミノムシ揺らして、浴衣の洗濯か、ゲッハハハハ…」
「それと、まさかとは思うけどさ。おねしょなんかするんじゃないよ。おもらしするような締りの無いチンポには、お灸をすえるからねぇ。わかったかい?アッハハハハ…」
「ガッハッハッハ…」
「ゲハッゲハハハ…」
「お、お、お、おやすみなさい!」
わたるは、3人の酔っ払いの笑い声を後に、悔し涙を流しながら部屋に逃げ帰っていった。