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Senior Mania -teacher-

其の弐

薄暗い教室の中で、少年は勇気を振り絞って憧れの女教師に自分の身に起きた異変を告白した。小さな声で途切れ途切れに。ひろこはその性に疎い少年の話を黙って聞いていた。好奇心を煽られたのか少年の話が進むにつれて、ひろこの瞳はだんだんといやらしく輝いていく。
「それで…目を醒ましたらパンツが汚れちゃってたのね…」
「…う…ん…」
一通り話し終えた少年は恥かしさが更に増してきたのか、真赤に染めた顔を下に向けて両目を瞑ってしまった。そして相変わらず手を両膝に置いたままの姿勢で、元々小柄な身体を更に小さくしてプルプルと身震いを繰り返している。ひろこはまたしても笑い出したくなるのをグッとこらえていた。
(クスッ…いやだこの子ったら…ホントおませさんなのね。勃起だけじゃなくて、夢精までしちゃうなんて…フフ…こんな可愛らしい顔をしたお子様がねぇ…。でも、どうしようかな?…どこまで話せばいいのかな?このおませさんに…。この子にしたら、本当に心配なんだろうし…。何も教えてあげないのは可愛そうよね…う〜ん…)
少年の対応をあれこれ考えるひろこ。腕組みをして何とはなしに窓の外に視線を移すと、椅子の背に体重を預けタイトミニスカートから伸びるしなやかな脚を組み直した。
(う〜ん…私はどうして知ったんだっけな?昔のこと過ぎて覚えてないなぁ…。勃起と射精か…。困ったな…。でも、この子も…・フフフ…可愛い顔して…何も知らないくせにね…一体どんなこと考えて勃起させてるんだろ…フフ…興味あるな…。エッチなことには間違い無いよね…クラスの女の子の裸とか…いや…こんなウブな坊やだから、きっとパンチラぐらいでおちんちん膨らませちゃうんだろうな…皮の被った、小さな小さなおちんちんを…フフフ…。ん?…あら?…)
ふと少年の方に視線を戻したひろこはその光景に思わず目を疑った。なんと、今までおどおどと下を向いていた少年が今まで閉じられていたはずの両目ををいつしか開き、控えめな、それでいて「男」を感じさせるようなギラギラとした視線をひろこに向けているではないか。
(この…子…まさか…私の…)
間違い無く少年の視線はひろこの下半身に向けられていた。驚き、自分の膝辺りに視線を落とすひろこ。見れば脚を組んだために紺のタイトミニがせり上がり、ふくよかな太腿がかなり上の方まで露になっている。少年の低い視線ならば、もしかすればパンティまでも覗くことができるのかもしれない。そしてその太腿とタイトミニの狭間を、少年の舐めるような視線が狙っているのだ。
(まあ…この子ったら…。間違いなさそうね…この子、私のスカートの中を覗こうとしてるんだ…呆れた…しょうのない、おませ坊やだこと…)
ひろこは薄手の白いブラウスに紺のタイトミニスカートといった装いだった。同世代の女性と比べれば、どちらかと言えば地味な格好だ。今日だけではなく、いつもひろこはこれと似たような大人しめの洋服を選んだ。教師という職業がら、なるべくできる限り清楚なそして清潔な感じのする洋服をひろこは意識して身に着けていた。また、余り派手な目立つ格好をしていると、先輩女教師やPTAママ軍団からの非難を浴びることになってしまうことも地味な洋服を選ぶ理由の一つになっている。しかし、ひろこは一つ大きな間違いを犯していた。いや、気付いていなかったのだ。自分の余りのプロポーションの良さに。はちきれんばかりの形のよい大きなバスト。思わず唾を呑み込んでしまいそうになる程くびれたウエストライン。張りのある豊かなヒップ。そして今、少年の目を虜にしている長くしなやかな脚、ふくよかな太腿。身に纏う衣装がシンプルであればある程、それらが更に際立ち、より悩ましくよりセクシーに見えることに、彼女は気付いていなかったのだ。しかも今、その女教師は脚を組み惜しげも無く大理石のように眩い太腿を外気に晒している。少し屈めばきっとそのスカートの中さえも見ることができる程に。昨晩初めて夢精を経験したばかりの少年が、ひろこの匂い立つような女の色気に、目どころか心さえも奪われてしまうのはしごく当然なことだろう。
(ふぅ〜まいったな…今日なんか物凄く地味な格好なんだけど…ちょっと不注意だったわね…坊やの目の前で脚なんか組んじゃって…。パンティ見えそうになっちゃってるもんね…お子様には目の毒よね…けど…だって、まさかこんな坊やが…。あらあら…一生懸命覗いちゃってる…私みたいな歳の離れた女のでも興味があるのかしらね?…でも、あんなに真剣なんだもの、きっと…フフ…女として見てくれてるのね…こんなお子様にね…嬉しいような、困ったような…クスッ…複雑な気持ち…)
首をすくめて苦笑いをするひろこだ。そして、母性にも似た感情で少年の顔を見つめてみる。少年は、ひろこの視線など気付きもしない。まさに昨晩見た、夢のような光景を食い入るように凝視している。
(…み、見えそう…先生の…ス、スカートの…中…。昨日…ゆ、夢にでてきた…先生…ひ、ひろこ…先生の…スカートの…中…。はぁ…はぁはぁ…)
ひろこの目を盗んでいるつもりで、俯き加減で視線だけを魅惑の太腿に向ける少年。いつしか相談を持掛けたことさえ忘れ、憧れの女教師のパンティを覗き見ることだけに意識を集中させてしまっている。徐々に息が荒くなってくる。まだひろこのパンティが見えているわけではないのだが、目の前僅か数メートルのところで憧れの女教師の艶かしい太腿が露になっているという現実は、ただそれだけで幼い少年を興奮させるのに充分過ぎるほどの材料だった。
(ん?なんか息荒くない?…クスッ…もう興奮しちゃってるってわけね…可愛いこと…ちょっとスカートがせり上がってるぐらいで…。フフ…少しからかってやろうかな…実はおかしな相談されて、ちょっとだけエッチな気分になっちゃってたんだ…フフ…どうしようか…そんなに見たいの?…じゃあ先生、もう少しだけ脚を広げてあげようね…可愛いわたる君のためだもんね…フフッ…フフフフフ…)
ひろこの瞳がいやらしく輝いた。口元には薄っすらと笑みさえ浮かべている。そして再びひろこは脚を組み直し始めた。今度は少年に覗かれていることを充分に意識して。素肌と同じ色のストッキングに包まれた悩ましい脚を必要以上にゆっくりと高く上げ、つま先で円を描くようにして移動させていく。その間、ひろこの視線はじっと少年の顔を捉えたままだ。ひろこの行為に対する少年の反応をしっかりと観察するかのように…。
(うわっ!…い、い、今…せ、先生…の…ス、スカートの中が…み、見えた…ような…暗くて…影で暗くて…よ、良く見えなかったけど…で、でも…確か…く、暗い中で…し、白っぽい…ような…なんか…白っぽい…のが…見えた…ような…ゴクッ!)
ひろこに聞こえるほどの音を立てて、少年は唾を飲んだ。膝に置いたこぶしに力が入る。喉はカラカラだ。瞬きをすることさえ忘れている少年は、まるで手品でも見せられたかのように呆気に取られた表情で、ひろこの太腿とタイトミニスカートの隙間を覗いている。そんな少年をひろこは目を細めてさも愉快そうに眺めていた。半ば嘲笑するかのような笑みが美しいひろこの顔をまるで娼婦のように妖艶に見せている。
(あらあら…ポカンとしちゃって…。どう?…ちゃんと見えたかな?坊や。クスクス…驚いちゃって見る暇なかったんじゃないの?…ウフフ…唾を飲む音、先生にも聞こえたよ。ん?…まだ見てるの?…困った子…そんなに気に入ったのかしらね?…先生のパンチラが…クスクス…。でも、だぁ〜め…もうお終いよ…こんなエッチなこと…。わたる君が可愛いから、ちょっとサービスしてあげただけよ。いつまでも見てたって、もう脚を組んだりしないわ…残念ね…小さなエッチ坊や…ウフフフフ…。さてと…そろそろ、話をもどさなくちゃね…)
思い通りの少年の反応に満足したひろこは、いまだ身体を硬直させている少年に向って声をかけた。
「わたる君?…」
「…」
「ねぇ…どうしたの?…わたる君?…」
「…」
しかし、少年にはひろこの声は聞こえていないようだった。返事もせず、俯き加減で尚もひろこのパンチラを覗こうと隙を伺っている。
(ふぅ〜やれやれ、悪戯が過ぎたかな。お子様には、ちょっと刺激的過ぎたみたいね。でも、いけない子…見かけによらないわね…。あの可愛らしい顔をしたわたる君が、こぉ〜んなエッチ坊やだなんて…。先生である私の声さえ耳に入っていないだもの。しかたない子ねぇ…。あらあら、まだ覗こうとしてる…私に見られていることがわからないのかしら?まったくもう…相談を持ちかけてきておいて私はそっちのけなの?ちょっと態度が悪いんじゃない坊や?…あのね、私だって最初に「死んじゃう」って聞いた時はびっくりしたんだぞ…本当に心配したんだからね…それが、勃起と夢精だなんて人騒がせにも程があるわ…ん〜なんか、ちょっと腹がたってきちゃった…)
上の空の少年の態度にひろこは苛立ちを覚えた。キッと少年を睨みつけてみたが、それでも少年はいまだに女教師の太腿の虜になっている。
(おませなエロガキめ!いつまで覗いてれば気が済むの?まったく困った坊やだこと…先生を無視するなんて…それも、スカートを覗くことに一生懸命で、返事もできないなんて…。う〜ん、どうしようかな?…少し、怒鳴りつけてやろうかしら?…ん?…あれ?…何?どうしたの?…この子…)
冷やかな眼差しを少年に送っていたひろこは首を傾げた。少年の様子がおかしいのだ。今までまるでひろこのパンチラに催眠術でもかけられたかのように身動き一つしていなかった少年が、妙にソワソワとしだしたのである。もじもじと何度も何度も椅子に座り直すような仕草をしたかと思うと、今度は脚踏みをするように揃えた両膝を交互に上げ下げしている。まるで落ち着きがないのだ。
(何よ?坊や…急にソワソワしちゃって…。おしっこでも行きたいのかしら?…ん?…え?…あら?…!…ま、まさか!…まさか、この子ったら!…)
その時少年のとった行動にひろこは思わず息を呑んだ。今まで膝小僧の上に置かれていた少年の両手がおずおずと動き出したのだ。それは、太腿の上をゆっくりと這うように移動すると、なんと少年の股間の上で静止した。そして両手で股間を覆うと、少年はなおも落ち着きがない様子でもじもじとまるで身悶えするかのように身体を震わせている。
(こ、この子…この子ったら…おちんちん…おちんちん膨らませちゃってる…)
少年の下半身の変化をひろこは逸早く見抜いていた。確かにこの時少年は勃起していたのだ。ひろこの魅惑的な悪戯に、あのセクシーなタイトミニと太腿の攻撃に、いとも簡単に少年は勃起させられていた。少年は相変わらず矢のような視線をひろこの股間に向けながらも、自分の足の付根に挟み込んだ両手をしきりにもぞもぞと動かしている。
(やっぱり…。なんていやらしい子なの、坊やったら…。ちょっとお股を覗かせてあげたからって、先生の前でおちんちんを膨らませちゃうなんて…まだ、お話中なのに…あらあら、あんなに手を動かして…よっぽど気になるみたい…おちんちん、痛くなっちゃったのね、きっと…。しかたのない子…皮も剥けてないようなお子様のくせに、おちんちん膨らませたりするからよ。何よ、もじもじして恥かしいわね…。やっぱり、こんなやらしいエッチな覗き坊やには、お仕置きが必要かもしれないな…)
興奮に小さな身体を震わせている少年を見ているうちに、このセクシーな女教師の胸に少しばかり意地の悪い感情が芽生えてきた。目を怪しく光らせて、軽く開いた口から舌を出しスッと唇を舐めるひろこ。その表情はあまりにもエロティックだ。元はと言えば少年が勃起してしまった理由はひろこにあるのだが、そんなことは今のひろこにはまったく関係のないことだった。薄暗い教室の中、自分の教え子と2人きり。そしてその教え子は、自分の目の前で幼いペニスを勃起させてしまっている。その現実が、ひろこを別人に変えていた。ひろこは今、明らかにいつもの「やさしい先生」ではなくなっていたのだ。
(坊や、覚悟なさい)
あたかもたった今気付いたかのように慌てたそぶりで右手で自分の股間を隠すひろこ。そして少年の顔を真っ直ぐと見据えると、毅然とした態度でひろこは言い放った。
「こらっ!わたる君!あなた一体、どこを見てるの!。それに、何でさっきから呆けっとしてるのよ!」
静かな教室にひろこの罵声が響き渡る。ひろこの股間に心を奪われていた少年もこれにはさすがに気が付いたようだ。不意な大声に身体をビクッと震わせながら、思わず女教師の顔を見上げてみる。
(い、いけない…ぼ、僕、どれくらい、ぼーっとしてたんだろう?…え?…せ、先生…どこ見てるって…あっ!ど、ど、どうしよう…ぼ、僕が先生のスカートの中を覗こうとしてたこと…ば、ばれちゃったんだ…あぁ…どうしよう…お、怒られちゃうよぉ…どうしよう…せ、先生…ひ、ひろこ先…生…こ、恐い顔してる…)
股間に両手を当てたまま、恐る恐る女教師の顔色を伺う少年。それはあまりにも惨めな情けない姿だった。少年の顔がみるみると蒼褪めていく。あまりの恐怖に頬が、肩が、そして膝がカタカタと音をたてんばかりに震えていた。そんな少年の様子を冷たい軽蔑の眼差しでひろこは見据えている。
(あらあら、気の小さいこと…あんなにプルプル震えちゃって…。私の…先生の目の前で、スカートの中を覗くなんて大胆なことをするくせにね…。ウフフフ…やっぱり、普段は大人しい、気の小さな可愛い坊やなのよね、わたる君は…クスッ…先生、大好きよ…坊や…。でもね、今は許してあげない。坊やのエッチなところを、しっかりと治してあげなきゃならないからね…。これも、教師の務めよね…ウフフフフ…)
淫らな思いがひろこの豊満な胸の奥一杯に広がっていく。思わず舌舐めずりでもするかのようなその態度は、まるで獲物を追い詰めた女豹のようだ。
「ねぇ、わたる君…」
「…」
ひろこは打って変って冷静な口調で少年に呼びかけた。しかし少年は口を開くこともできず、いまだ恐怖にその小さな身体を震わせている。
「わたる君?…お返事もできないのかな?…」
「…あ…あ…の…」
「ん?…どうしたの?ほら、しっかりと先生の顔を見なさい。いつも言ってるでしょ。人とお話をする時は、相手の目を見なさいって。ほら、顔を上げて」
「…は…はい…せ、先生…」
「そう、それでいいの…いい子ね…。で、わたる君?」
「…は、は…い…」
「次は質問に答えないと…質問の内容、忘れちゃったかな?じゃあ先生、もう一度聞くからね…わたる君、君は一体どこを見ていたのかな?…」
まるで子供をあやす母親のように、優しく微笑みながら少年に問い掛けるひろこ。先程の厳しい口調が嘘のようだ。しかし女教師のこの優しい笑みはかえって少年の恐怖を煽る結果となった。笑みの裏側に隠れたひろこの意地悪な一面が少年にはひしひしと感じられたからだ。
(そ、そんな…ど、どうしよう…い、言えないよ…先生のスカートの中を覗いてたなんて…ぜ、絶対…ああ…どうしよう…せ、先生…笑ってるけど…なんか…恐い…)
思わず少年はひろこから目を逸らしてしまう。心臓がドキドキと高鳴る。まさに絶体絶命のピンチだ。ひろこにはそんな少年の困った様子が面白くてならなかった。
(クスクス…可愛い…ウフフ…ビクビクしちゃって…。でも、まだまだ許してあげないよ…坊や…フフフフフ…)
ひろこは再び優しい笑みをたたえて少年を問いただす。
「ん?どうしたのぉ?わたる君…。お返事しなくちゃ、駄目でしょう?ほら…黙っていないで、先生の質問に答えなさい。ぼくは、一体どこを見ていたのかなぁ?」
「ご、ごめんなさい…せ、先生…お、お願い…そ、それは…い、言えないよぉ…」
少年は小さな声でやっとそれだけ話した。顔を真赤に染め、小刻みにプルプルと震えている。恐ろしくてとても自分のしていた悪さをひろこには伝えられないようだった。
「ん?…言えないの?…なんで?」
「そ…それは…そ、その…」
「ねぇ、なんで言えないの?う〜ん、どうしてだろう?先生に言えないようなところを見ていたのかなぁ?…ん?どうなの?…ねぇ、わたる君」
「…」
「そう言えば、わたる君…さっきから下の方を見てたような…」
スカートの裾辺りに何気に手をやり、ひろこは上目使いに少年の顔を覗きこむ。その視線はあたかも少年の心の中を見透かそうとしているかのようだった。少なくとも、少年にはそう思えた。少年は切羽詰まり思わず嘘をついてしまう。
「そ、そんな…こと…そんなことない…です…。ぼ、僕…し、下なんか見、見てない…見てないよ…」
(あら…いけない子ねぇ…嘘までついちゃって…私のスカートの中…私のパンティを覗こうとしてたくせにね…もっと懲らしめてやらなくちゃ…フフフ…それじゃあ…少し話題を変えてみようかな?)
「そうなの…どうしても言いたくないのね。まぁ、いいわ、それじゃあ先生これ以上聞かないであげる」
「ホ、ホント…先生…」
「うん、だってほら…もう6時になっちゃうし、そろそろ話を戻さないと…わたる君、心配でしかたがないんでしょ。おもらしのこと…」
「え…そ、そんな…おもらしだなんて…。僕、おもらしなんてしてない…」
「だって、おちんちんから何か出しちゃったんでしょ?それで、寝ている間にパンツを濡らしちゃったのよね、わたる君は…。それって、おもらしじゃない。ああ、それともオネショって言えばいいのかな?…クスクス…」
「そ、そんなぁ…」
「困った子ね…5年生にもなって、オネショしちゃうなんて。締りのないおちんちんなのね、わたる君のは…」
「で、でも…せ、先生…あ、あの…お、おしっこじゃなかったんだよぉ…。だ、だから、僕…し、心配で…」
溜息混じりに呆れ顔で少年を見つめるひろこ。その軽蔑の眼差しが少年のプライドを傷つけた。少年にとってオネショなどと言われるのは心外なことだった。
「せ、先生…ぼ、僕…本当に…その…オネショなんかしてないんだ…。おしっこじゃないんだ…な、なんか…その…し、白くて、ネバネバしたのが…」
「わたる君。嘘をつくのは良くないわよ。おちんちんからそんなものが出てくるわけないでしょ」
夢精のことなど百も承知のくせに、わざととぼけてひろこは少年に答えた。再びひろこの瞳に意地の悪いどこかいやらしい輝きが宿っている。少年はそんなひろこに食い下がる。なんとしても自分の潔白をひろこにわかってもらいたかったのだ。憧れの女教師に自分がオネショをしたなどと思われるのは、このナイーブな恥かしがり屋の少年にはとても絶えがたいことだった。
「う、嘘じゃないよ…ホ、ホントなんだ…お願い信じて、先生。ぼ、僕が…そ、その…あそこから…出したの…おしっこなんかじゃなかったんだ…」
「本当なの?わたる君…本当に、そんな変なものが、おちんちんから出てきたの?」
「ほ、本当だよ!」
「ふ〜ん…そうなんだ…。だとしたら、困ったなぁ…」
「え?…な、何…せ、先生、何が困るの…」
首を傾げるひろこの態度に少年は不安の色を隠せない。そんな少年を弄ぶかのように、ひろこは口からでまかせを言いだした。性に疎いおくてな少年は、疑うことなくひろこの話に耳を傾けている。
「ん…先生、そんなこと知らないのよ…おちんちんから白い液体が出るなんて…う〜ん、もしかしたら、わたる君…やっぱり病気なのかなぁ?…」
「え!そ、そんな…で、でも…せ、先生…さっき…病気じゃないって…」
「うん、それはね…おちんちんが大きくなるっていうのは病気じゃないわよ。それは…う〜ん、なんて言うか…一種の罰みたいなものだから…」
「え?ば、罰?…」
「そう、罰。まぁ、お仕置きね。男の子特有のね」
「で、でも…僕…別に…お仕置きされるようなことなんて…」
「そんなことないでしょう?わたる君。しょうがないなぁ…さっきまで先生、わたる君に気を使って話さなかったんだけど…わたる君がそんな嘘をつくのなら言っちゃおうかな?…」
「え?…」
「わたる君、じゃあ聞くけど…おちんちんが大きくなるのってどんな時なの?…大きくなって先っぽが痛くなるのって、どんなことをした時なのかな?」
「え!…そ、それは…」
瞬間、少年の顔が蒼褪めた。
(せ、先生…も、もしかして…知ってるのかな?…そう言えば…先生、固くなるとか…あそこのこと…色々知ってたし…ああ…きっと、そうなんだ…先生は、僕がどんな時にあそこを膨らましちゃうかも知ってるんだ…。ぼ、僕が…エ…エッチなことを考えた時に…あそこを…大きくしちゃうってことを…ああ…は、恥かしい…)
自分の秘め事を女教師に見透かされたという事実が、少年の心に絶望感と羞恥心を呼び起した。少年はその小さな身体を更に小さく縮込ませている。まさに穴があったら入りたいといった心境だろう。しかしひろこは容赦なく少年を追及する。
「ほら、言ってごらんなさい。ねぇ、どんな時なの?わたる君。恥かしがらないで言ってごらん」
「あ…あの…」
「何?聞こえないよ。もっと大きな声ではっきりと言いなさい。わたる君少し大人しすぎよ。ほら、男の子でしょ?おちんちんぶら下げてるんでしょ?もっと元気良く」
「…」
「言えないの?…まったく手の掛かる坊やだこと…。しょうがないわねぇ、じゃあ先生が代わりに言ってあげようか?わたる君が…どんな時におちんちんを膨らましちゃうのかをね…」
「せ、先生…や、止めて…」
「ウフフ…わたる君がおちんちんを膨らましちゃうのは…それはね…フフ…いやらし〜ことを考えたり、見たりした時なのよねぇ…とってもとってもエッチなことをねぇ…クスッ…そうよね、違う?…わたる君」
「…そ、そんなこと…」
「あらあら、往生際の悪いこと。駄目よ嘘ついたって、先生知ってるんだから。男の子がエッチな事を考える度に、おちんちんを固くしちゃうってこと。その子がエッチであればあるほど、おちんちんを大きく大きく膨らましちゃうってこと。フフフ…そう考えると…ねぇ、わたる君?きっと君はと〜ってもエッチな坊やなんでしょうね…。クスクス…あぁ〜いやらしい坊やだこと、わたる君は…フフフ…」
「ぼ、僕は…エ、エッチなこと…なんて…」
「こら、もう嘘をつくのは止めなさい。先生、知ってるんだぞ。わたる君が、とってもやらしいエッチな子だってこと。だから、おちんちんが大きく腫れちゃって先っぽが痛くなっちゃうのよ。君がエッチなことば〜っかり考えてるから、その罰としてね。クスッ…そう、今みたいにね…ウフッ…ウフフフフ…」
「!!!」
妖しい微笑を浮かべた美貌の女教師はズバリと少年の勃起を言い当てた。あまりの驚愕に声も出せず狼狽する少年。その慌てふためき様は可哀想を通り越して滑稽でさえあった。何しろ常日頃の自分のやましい部分を指摘されたばかりではなく、まさに今、ひろこの目の前にいる自分のペニスの変化までをも言い当てられてしまったのだから。
「どう?さあ、素直に白状しなさい、わたる君。今、膨らましちゃってるんでしょう?おちんちん。先っぽ、痛いんじゃない?…どうなの?さあ、お返事は?坊や」
「…う…うぅ…」
「実は先生解ってたんだ。わたる君がおちんちん膨らましてるの。さっき先生のスカートの中一生懸命覗いてたものね。先生のパンティ見ようとして…。そんなエッチなことしてるから、バチが当たっておちんちん痛くなっちゃうのよ。自業自得よね」
「!!!」
またしても少年は絶句する。この女教師は自分がパンチラを覗こうとしていたことまでも知っていたのだ。もはや言い訳もできず、観念した少年はひろこに謝った。
「ご、ご…ごめん…なさい…せ、先生…ぼ、僕…その…ごめんなさい…つ、つい…」
「何がついよ…先生、知らなかったわ。わたる君が、こ〜んなエッチな坊やだったなんて…。いい子だと思ってたのにな…こんなにいやらしい子だったなんてね…。先生、がっかりしちゃった…嫌いになっちゃったな…わたる君のこと…」
「ごめんなさい!ごめんなさい!先生…ぼ、僕…僕もうしませんから…絶対、絶対しませんから!お、お願い、先生…嫌いにならないで…お、お願いですぅ…」
(フフ…嫌いにならないでか…ウフフ…可愛いこと…大丈夫よ、ぼくちゃん。先生は、君のことが大好きなんだから…嫌いになったりしないわ…。でも…今は優しくなんてしないわよ。スケベ坊やには、少しお灸が必要だからね…フフフフフ…)
「まったくまだ小学生のくせになんでこんなにエッチなんだろう?困った子ね、君は。でも、わかった?わたる君。おちんちんが腫れて痛くなるようにできているのはね、男の子の中には、君みたいなスケベ坊やがいるからなのよ。女の子のパンティを見たいなんて思ってるわたる君みたいなエッチな子を懲らしめる為におちんちんは痛くなるの。ちょうど、エッチなことをしようとした時にね」
「…そ、そうなんだ…」
「そうよ。わたる君、よく痛くなるって言ったわね、おちんちんが。だからそれはね、君がいつもいつもエッチなことばっ〜かり考えてるっていう証拠なのよ。いやらしいわね…おませな子ね…」
「そんな…いつもいつも…なんて…」
いつもいやらしいことなんて考えているわけじゃない。少年はそう言いたげだった。しかし、いまだ苦痛の治まらない股間を両手で押さえながらでは、さすがに憧れの女教師に強く主張することはできない。たった今、股間が痛くなるのは淫らな事を考えている時だと知らされたばかりなのだから。ひろこの嘘八百を疑う余裕もなく蹲るように椅子に座り、恨めしげに女教師を見る少年の顔は、苦痛と羞恥に歪んでいた。
「何?何か言いたいのかしら?エッチ坊やのわたる君」
「…」
「そうよね。何も言い返す事はできないはずよね。実際に今、おちんちんを膨らましてるんだもんね…先生のパンティを見て…いけない子ね…。で…痛いの?…」
「え?…」
「おちんちんよ。痛い?」
「…は…は…い…。ご…ごめん…なさい…せ…先生…」
後ろめたさに思わず少年はひろこに謝ってしまう。消え入る程の小さな声で…。そして、その少年を更に辱めるため、ひろこは少年にとって拷問にも等しいことを強要したのだ。
「痛いんだ、おちんちん…やっぱりね…。痛いのは先っぽだけじゃないんじゃない?…ズボンの中でおちんちんが大きくなっちゃってるんだものね。窮屈でおちんちん全体が痛いのよね…。でも困ったわねぇ…痛がってばかりじゃ、お話できないじゃない。わたる君がいけないのよ、スカートの中なんか覗いてるから。まったく、ホント〜にしょうがないスケベ坊やね…。う〜ん、でもどうしよう…このままじゃ、お話できないし…!…あっ!そうだ!先生いいこと考えた。ねぇ、わたる君。おちんちんをお出しなさいよ。ズポンもパンツも下ろして、おちんちんを丸出しにするの。うん、それがいいわ。そうすれば、少しは…いえ、随分楽になるんじゃないかなぁ?わたる君のエッチなエッチなおちんちんが…。ね、そうなさい」
「ええっ!」
女教師のあまりにも突飛な発言に、少年は動揺の色を隠せなかった。いくら小5の子供だとはいえ、自分の裸を、それももっとも恥かしい自分の股間を人目に晒すことなど恥かしくてできるわけがない。ましてや憧れのこの美しい担任女教師の目の前で…。
「や、やだよぉ〜。そ、そ、そんなこと、そんなことできないよぉ〜」
少年は激しく首を横に振る。しかしひろこは聞く耳を持たなかった。
「でも、痛いんでしょう?おちんちん…だったら、仕方ないじゃないの。これから、もっと大事な話をしなきゃならないでしょう?わたる君のオネショの話…もしかしたら病気かもしれないのよ。それなのに、そんな…痛いのを我慢しながらなんて、真剣にお話ができないじゃない。ね、先生の言うことを聞いて、パンツ…脱いじゃいなさいよ。おちんちん楽になるよ…ね?…」
「で、でもぉ…」
「でもじゃないでしょ。悩んでるんでしょ。言うこと聞かないなら、先生もうお話止めて帰るわよ。そんな…おちんちんを両手で触ってる子となんて…そんなやらしい子となんてお話してられないもの。もう先生知らないわよ、わたる君のことなんて…」
「…そ…そんな…」
病気かもしれないという発言に、また女教師の冷たい態度に少年は不安感を募らせる。
(ど、どうしよう…せ、先生にあそこを見られるなんて恥かしすぎるよ…。で、でも…本当に病気だったら…やっぱり先生に相談にのって貰わなくちゃ…け、けど…)
不安感と羞恥心とが交錯する中、自分でもどうしたらいいのかわからなくなってしまった少年だ。不意に悲しくなり目に涙が溢れてくる。
(あら可哀想ね、坊や…泣いちゃったのね…ウフフ…それじゃあ…)
実はひろこはその瞬間を待っていたのだ。経験上ひろこは知っていた。子供達というのは一度突き放して泣くほどの思いをさせた後、打って変って優しくしてあげると面白いほど素直になってしまうことを。特にこの少年のように内気で大人しい子供には効果が絶大であることも。ひろこは静かに席を立ち少年の前に進むと、前屈み気味に座っている少年の頭を両腕で優しく抱きしめた。そしてここぞとばかりにあたかも母親のように少年に語り掛ける。囁くように、優しく、優しく…。
「わ・た・る・君…泣かないで…ね?そんなに心配しないで。大丈夫、先生が側にいてあげるから…。先生ね、わたる君のことが大好きなの…だから、わたる君が一人で悩んでいるところなんて見ていられないのよ…。ね、先生がちゃんと相談にのってあげる…だから泣かないで…。でも…でもその代わり、わたる君も先生に、昨日の夜のことをもっと詳しく話してくれないと…もっと真剣に話してくれないとね…。そのためには…ね?わかるでしょう?…。だって、さっきからわたる君たら全然落着きがないんだもの…気になってしかたないんでしょ?…痛くて我慢できないのよね?…だからこのままじゃ駄目よね。ね?わたる君はいい子だから、先生の言ってることわかるよね…」
「…う、うん…わ、わか…る…」
ひろこの思惑通り、素直に返事をしてしまう少年。少年にとって今やひろこは、まさに慈愛に満ちたマドンナであった。このマドンナの優しさに感極まり、思わず少年はひろこに縋るように抱き付いてしまう。悩ましく縊れたウエストラインに両腕でしがみ付き、顔をひろこのお腹辺りに付けて、少年はワンワンと泣き崩れる。そんな少年を見下ろすひろこの口元には、薄っすらと笑みが毀れていた。
(フフ…簡単なものね…もう坊やは私の言いなり…。クスッ…じゃあそろそろ…坊やの大事な大事なおちんちんを…。ウフフ…こんな小さな坊やの勃起したおちんちんってどんなのだろう?…きっと私の人差し指くらいの…クスッ…楽しみ…)
抱きしめた少年の頭を右手で撫でながら、ひろこは更に優しい口調で少年をなだめはじめた。いよいよ少年の下半身を丸裸にするつもりだ。
「いい子ね…わたる君は…わかってくれたのね…。それじゃあ…わたる君、パンツ脱いじゃおうか…パンツ脱いで、おちんちんを外に出すの…楽になるよ、きっと。すぐにおちんちん痛くなくなるよ…。ね?わたる君…おちんちん楽にしてあげようよ…」
「う…うん…わ、わかり…ました…。あ、あの…先生…」
「ん?なぁに?」
「その…ごめんなさい…ぼ、僕…その…あ、あそこを…その…ご、ごめんなさい…」
「ああ、そういうこと…おちんちん膨らましちゃったことを気にしてるのね。いいのよもう気にしないで。先生、怒ったりしないから。そりゃあ、先生の前で…それも先生のスカートの中を覗こうとしておちんちん固くしちゃうなんて、エッチないけない子のすることだけど、でもわたる君が反省して今みたいに素直に謝ってくれるのなら、先生許してあげる。だからぁ…ね?わたる君…安心してその大きくなったおちんちんをお出しなさい…ね?…」
「は、はい…。あ、ありがとう…ひろこ先生…」
少年は完全にひろこの術中にはまっていた。良く考えれば教え子にペニスを丸出しにしろと強要する教師などいるはずはないのだが、そんなことは全く頭に浮かばずに、いまや少年はこの女教師に感謝の念すら抱いているようだった。やがてひろこは、少年の両肩を抱いてゆっくりと少年を立たせると、自分は少年の足元に跪いた。そして少年を安心させるように優しく微笑みながら、少年のベルトに手をかける。
「いい子ね…じゃあまずおズボンからね…」
静かな教室にカチャカチャと金属音が鳴り響き、やがてズボンは少年の足元にストンと落ちた。白いブリーフ姿となった少年は緊張で身体を硬直させている。
(まあ…パンツをこんなに膨らまして…でも…クスッ…やっぱりまだまだ小さそう…。どんなおちんちんかな…フフ…見ればわかるわね…ウフフフフ…)
淫らな気持ちが、ひろこの胸一杯に広がっていく。
「恥かしがらないでいいのよ…。さてと…次はいよいよパンツね、わたる君…」
「う…う、うん…」
「いい子ね…大人しくしてるのよ…。それじゃあ、パンツ…下ろすわね…」
ひろこの瞳が、淫らな好奇心で妖しく輝いていた。