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Scanty Master -seaside memory-

其の弐

「いらっしゃい、わたる。早かったのね」
聞き覚えのある綺麗な声が扉の向こうから聞こえてきた。それは、間違い無くまなみさんの声だ。僕は、扉が開くのも待たずに精一杯大人ぶってまなみさんに挨拶をした。まなみさんに、もう小学生じゃないんだって思ってもらいたかったから。
「こんにちは、まなみさん…ご無沙汰してます」
「あはっ…な〜に?あらたまっちゃって…おかしな子ね」
まなみさんには、僕の態度があまりにも不自然に感じられたらしい。僕は急に照れくさくなってしまった。
「え?べ、別に…そんなわけじゃない…けど…」
「ふふ…さぁ、早く中に入りなさい。外、暑かったでしょ」
ゆっくりと扉が開かれる。そして、そこには太陽みたいに眩しい笑顔のまなみさんが立っていた。
「…」
「さぁ、早く…ん?…どうしたの?わたる」
まなみさんを見た瞬間、僕はボーっとしてしまった。まなみさんの姿に見惚れてしまったんだ。この時、まなみさんは青地に華やかな花が描かれたワンピースを着ていた。それがどう見ても下着にしか見えない程薄い生地の服で、しかも物凄く大胆なデザインだったんだ(後で知ったんだけど、その服はスリップ・ドレスって言うらしい)。腕や肩は完全に露出されていて、胸元はオッパイの谷間が見えるほど大きく開かれている。裾はと言えばこれもまた露出が凄くて、膝上20センチくらいの物凄いミニだったんだ。あの肉付きのよい太腿がすっかり顔を覗かせ、あまりの悩ましさに目も眩むようだった。涼しげでいかにも夏らしい装いと言われればそれまでだけど、僕にとっては、その服は、豊満な女性の身体をエロティックに演出する小道具のように思えていた。
(ま…まなみさん…ふ、太腿…あんなに出して…胸も…少し屈めば見えちゃいそう…)
「何よ変な子ね。私の顔に何かついてる?さあ、突っ立ってないで早くお入りなさい」
「え?…あ…う、うん…」
首を傾げながらまなみさんは僕の腕を捕まえて、家の中に引っ張り込んだんだ。そのおかげで僕はやっと我に返ることができた。
(やば…まなみさんの身体を見て、ボーっとしちゃうなんて…エッチなことを考えてたなんて知られたら、追い返されちゃうよ…気を付けなくちゃ…)
まなみさんは僕をリビングに案内してくれた。来るたびに思うんだけど、相変わらずセンスの良い内装だ。フローリングに、麻布が被せられたをソファとガラス張りのテーブル。そして部屋の隅には、良く手入れされた観葉植物。壁には、多分まなみさんの作品だろう美しい色彩の絵画が幾つも掛けられている。まるでモデルハウスみたいな部屋だ。
「さあ、疲れたでしょ?ゆっくりしてね…冷たいジュースでも飲む?」
「い、いや…おかまいなく…」
ソファに腰を下ろしながら、また大人ぶった返事をする僕。
「アハッ…アハハ…なによ、おかしな子ね。遠慮なんかしなくていいのに…。それに、な〜に、その言葉使い。そう言えば、さっき入口でも…クスッ…大人ぶっちゃって」
「そ、そんなつもりじゃ…そ、そんなことより…マ…ママがよろしくって…」
背伸びしていることを簡単に見透かされて、僕は急に恥ずかしくなった。それで話をそらしたんだ。
「あぁ、そうそう…残念だったわね?姉さん…大丈夫なの?」
「うん。ただの風邪みたいだから…」
そうなんだ。実は今回、僕一人だけがまなみさんの家に遊びに来た。もともと例年どおりママも来る予定だったんだけど、ママったら昨日急に熱を出してしまったんだ。最初ママは、今年はまなみさんの家に行くのを止めようって言ってきた。僕一人で旅するのが、心配だったみたいだ。けど、そんな訳にはいかない。まなみさんに逢うことを、僕はとっても楽しみにしていたから。それに、僕はもう中学生。一人で旅行ぐらいできるんだ。
「そうなの…でも、わたる。一人で良く来れたね。寂しくなかった?」
どうやら、まなみさんも僕が一人で来ることが心配だったらしい。まったく、みんな僕を子供扱いし過ぎだ。僕はちょっとふてくされた。
「さ、寂しくなんかないよ!もう僕は中学生だよ!」
「あら?怒ったの…フフ…そうか、子供扱いされるの嫌いだったものね…ウフ…ごめんごめん。ほら、ジュースでも飲んで、機嫌直してね…」
まなみさんは、ジュースを差し出しながら僕の向かいのソファに座った。目がちょっと笑ってるみたいだ。
(チェッ、それが子供扱いだって言うんだ…僕は、もう子供じゃないのに。けど、まぁいいか…まなみさんなら。まなみさん相変わらず綺麗だなぁ…)
まなみさんを見ていると、何故か腹立たしい気持ちもおさまってくる。我ながらげんきんだなって思うけど。けど、まなみさんはそれ位、綺麗なんだ。僕はまた、まなみさんに見惚れていた。その時、僕は物凄い発見をしたんだ。
(!…あ、あれ!)
その瞬間、僕の目はある1点に釘付けになった。見えてるんだ。あ、あれが…まなみさんのパンティが。僕とまなみさんの座っているソファは、かなり低いタイプのものだ。そのために、座ると膝がお臍と同じ位の高さになる。もともと超ミニのスリップ・ドレスを着ているまなみさんの股間は、まるっきり無防備状態だった。
(し、白だ…は、はっきり見える…まなみさんのパ、パンティ…)
普通、短いスカートをはいた女性は、椅子に座ると自然に股間を手で隠している。中にはハンカチやスカーフで股間を覆い隠す人もいる。でも今、まなみさんは全然股間を気にかけていなかった。ふくよかな太腿を大胆に晒し、その奥に見える魅惑の白い布さえも隠そうともしていない。きっと、僕のことを「男」だって思っていないんだ。子供としか思っていないから、股間に隙をつくってしまっているんだ。
(けど…いいや…。子供扱いされてても。こんなおいしい思いをできるなんて…)
「どうなの?…中学は…」
「う、うん…楽しいよ…」
まなみさんの質問に適当に返事をする僕。まなみさんの目を盗んで、パンティを覗きこむことに夢中になっていたんだ。
(あ…あぁ…パンティ…まなみさんの…白い…あぁ…だめだ…勃っちゃうよぉ…)
太腿に挟まれた逆三角形の白いパンティを見ているうちに、当然のように僕のアソコが興奮してきてしまった。
(痛っ…)
ジーンズの中でアソコが目一杯膨らんで、痛みさえ感じてきた。それでもまなみさんの白いパンティから僕は目が離せなかった。何しろ憧れのまなみさんのパンチラなんて、そう見せてもらえるわけがないんだから。
(痛っ…痛い…アソコが…もう限界だよぉ…)
僕が股間の痛みに苦悩している丁度その時だった。
「ただいま帰りました〜」
不意に入口の方から女性の声が聞こえてきたんだ。
「あ、帰ってきたみたいね…」
「え?…」
「そうか…わたるにはまだ言ってなかったっけ。ちょっと待ってね、今紹介するから…ねえ、みゆき。ちょっと、こっちへきてくれない」
「は〜い、先生。」
やがて両手に買い物袋をぶら下げた女性が、ニコニコと微笑みながらリビングに入ってきたんだ。「みゆき」と呼ばれた、その女性は、まなみさんみたいにすごい美人ってわけじゃないんだけど、笑顔がとても素敵な、可愛らしい感じのする人だった。でも、僕が一番目をひかれたのはその女性のスタイルだ。プロポーションに関しては、きっとまなみさんに負けていないと思う。なぜそう思うかって?だってその時みゆきさんは、避暑地らしくオレンジ色のタンクトップを着て、物凄く短くカットされたジーンズをはいていたんだ。当然、肌の露出が多く身体のラインが手に取るように良く見えるんだもの。特にオッパイが凄くて、普通に歩いているだけで、タンクトップがユッサユッサと揺れるぐらい大きいんだ。
(スゴイ…あんなオッパイ…触ってみたいな…)
まなみさんのパンティに膨らまされた僕のアソコが、またピクッと反応する。
「お待たせしました、先生…あっ、坊ちゃん、お見えになったんですね…」
(ぼ…坊ちゃん?…)
突然「坊ちゃん」なんて言われて当惑する僕。そんな僕を見たまなみさんが、含み笑いをしながら喋り始めたんだ。
「そう、この子が甥のわたるよ」
「はじめまして、わたる坊ちゃん」
「は、は…はじめまして…」
「何よ…そんなに緊張して…クスクス…面白い子」
「ま、まなみさん…こ、こちらは?…」
「彼女は、みゆき。美大時代の私の友達なの」
「友達だなんて、とんでもない。私は、先生の後輩ですよ。先生には大学時代から良く面倒をみてもらってるんです」
「そ、そうなんですか…で、でも…先生って?」
「私、先生みたいな画家になりたくて…それで、いつも指導してもらってたんです…」
「気がついたら、先生って呼ばれてた…私はそんな気はないんだけどね…アハハ」
みゆきさんは、まなみさんより3つ年下の27歳。どうやら、まなみさんの弟子のような存在らしい。普段は、ある有名な画廊に勤めているそうだ。今は夏休みで、ここ数日の間はまなみさんの家に泊まり込みで絵の勉強をしにきているということだった。
「私、ほとんど居候みたいなものだから、先生に申し訳なくて…それで、ここにいる間は、お手伝いさんをすることにしたんです」
「そうだったんですか」
「坊ちゃん、ごめんなさいね。折角、先生のところに遊びに来たのに、私みたいなのがいて…」
「そんな…全然構わないですよ」
「そうですか…もし私のせいで、坊ちゃんがくつろげなかったりしたら…」
「気にしないでいいのよ、みゆき。わたるだってそんなこと思ってないわよ」
「そうですよ、みゆきさん」
「ありがとうございます。先生、坊ちゃん」
「ところで…わたるはいつまでここに?…」
「僕は明後日帰ろうと思ってるけど…」
「そう。じゃあ、みゆきのほうが1日早く帰るのね」
「そうですね。私は、明日帰らないと…その次の日から仕事ですから」
「じゃあ、今日の夜は3人で楽しくやりましょうか」
それから、僕達はしばらく3人で話をしていたんだ。ほとんど絵の話ばっかりで、僕には解らないことだらけだったけど。でも、僕には話している間中、別の楽しみがあったから全然苦にならなかった。楽しみっていうのは勿論、まなみさんのパンティとみゆきさんのオッパイだ。まなみさんは、相変わらず僕に魅惑の白いパンティを見せてくれる。さっきまでは僕と2人きりだったから、そんなにあからさまにパンティを覗くことはできなかったけど、みゆきさんが会話に入ったことにより、まなみさんの視線が僕から逸れることが多くなったんだ。そのため、僕は安心してまなみさんの白い大人のパンティを見ることができるようになった。まなみさんはといえば、会話の内容が絵に関することが多いせいかさっきまでより、話をすることに夢中になっているみたいだ。これはとっても好都合のことだった。何故って、まなみさんの注意が僕に向けられなくなるばかりじゃなく、まなみさん自身のみだしなみに対する注意も散漫になったみたいだったから。つまり、まなみさんの股間が若干開き加減になったんだ。それまで三角形にしか見えなかったまなみさんのパンティが、今や股布さえはっきりと見えるほどに。今まで気づかなかったけど、まなみさんのパンティには美しいレース模様が施されていた。
(やっぱり…大人っぽい…アダルト・パンティだ…うぅ…興奮しちゃう…)
まなみさんのパンティだけで、もう僕の興奮は最高潮だった。けれど僕の楽しみは、それだけじゃない。まなみさんの大人のパンティに加え、その隣では、みゆきさんのオッパイが悩ましく揺れているんだ。ちょっとした拍子に…たとえば笑っただけでも、オレンジ色のタンクトップはプルンプルンと悩ましく揺れる。僕はそれらを一生懸命盗み見ていたんだ。ジーンズの中の僕のアソコはこれ以上ないってくらい大きく、固くなっていた。
(今夜…思いっきりオナニーするぞ…まなみさんのパンティ…みゆきさんのオッパイ…ああ…夜まで待てないよぉ…)
そんな僕の願いが届いたのか、まなみさんの一言で僕は一人っきりになれる機会を得た。
「さてと…もう夕方か…そろそろ、夕食の支度でもしましょうか」
「そうですね…今日は、坊ちゃんの歓迎会ですものね」
「え?ホント?」
「そうよ、わたる。そのために、みゆきにお買い物してきてもらったんだから…」
「あ、ありがとう。まなみさん、みゆきさん」
「さぁ、わたる。わたるはしばらく休んでなさい。部屋は2階の…」
「わかってる。いつもの部屋だね」
「そうよ。あっ、そうだ…わたるの部屋の隣はみゆきの部屋だから、間違えないでね」
「うん」
返事をした僕は、急いで2階にある部屋に向かったんだ。部屋に入ると、中は綺麗に整頓されていた。
(きっと、みゆきさんが掃除してくれたんだな…ああ、相変わらずいい景色だ)
まなみさんのこの家にはベランダがついている。とっても大きなベランダだ。2階の全ての部屋から、このベランダに出られる造りになっている。僕はこのベランダがとっても気に入っているんだ。だって、海を眺めることができるんだもの。ちょっとした展望台って感じなんだ。早速ベランダに出てみると、すでに陽が沈みかけ、鮮やかな夕焼けが海を紅く染めていた。文字通り、絵に描いたような風景だ。
(きっと絵を描くには、こういう環境が必要なんだろうな…ん?…)
僕は、ベランダの隅の方に、何かが釣り下げられていることに気がついた。
(隣の部屋は…確かみゆきさんの部屋だって言ってたっけ…何だろう?…あれ…ああ、洗濯物か…!…あ、あれ…も、もしかして…)
みゆきさんの部屋の前のモノが何なのか思い当たり、僕はハッとしたんだ。
(ま、間違いない!あ、あれ…み、みゆきさんの…パ、パンティだ!)
それは確かに女性のパンティだった。きっとまとめて洗濯したのだろう。何枚かの色鮮やかなパンティが、ヒラヒラと涼しげに潮風に揺られている。パンティだけじゃなく、あのみゆきさんの大きなオッパイを包むブラジャーも数枚一緒に干されていた。
(…ちょっと…ちょっとだけ…)
辺りを見回し、誰もいないことを確かめると、僕は泥棒のようにコソコソとみゆきさんのパンティに近づいていった。
(うわぁ〜…ち、小さいなぁ…)
みゆきさんのランジェリーを近くで見たとき、僕にはそれらがとても小さく感じられた。こんな小さな布切れが、あのみゆきさんの悩ましいお尻を包んでいるんだ。ちょっと信じられない。
(これ…スゴイ…みゆきさん、こんなセクシーなパンティ履いてるんだ…)
僕が一番興味をひかれたのは、真っ赤なパンティだった。まるで今見えている夕日のように紅いそのパンティは、お尻の部分がほとんど紐のようになっている。いわゆるTバックのパンティだった。
(そう言えば…みゆきさん、とっても短い、ピッタリとしたパンツをはいていたっけ…Tバックじゃないとパンツの裾からパンティが見えちゃうもんな…それに、パンティのラインが浮き出ちゃうし…)
自分勝手に納得すると、僕は恐る恐るその真紅のTバックに手を伸ばしたんだ。Tバックの前の部分をそっと撫でてみると、信じられないくらいスベスベとして、とっても触りごこちが良い。感動さえ覚えるぐらいだ。
(ああ…これが…みゆきさんの…みゆきさんのパンティ…みゆきさんのアソコに触れていた…パンティなんだ…)
僕は物凄く興奮してた。鼻血が出るかと思ったくらいだ。まなみさんやみゆきさんと会話をしていた頃から、勃起しつづけている僕のアソコが一層ズキズキと痛み出す。
(だ、駄目だ…もう我慢できない!)
僕は急いで自分の部屋に入ると、ズボンをパンツごと一気にひき下ろした。開放された僕のアソコを見ると、それはピンと上を向きまるで怒っているみたいだった。透明なしずくがすでに先端をぬらし始めている。
(うわ…こ、こんなになって…しょうがないよな…まなみさんのパンチラやみゆきさんのオッパイが…とってもエッチなんだもの…よ〜し、すぐに楽にしてやるからな…)
まるで、まなみさんやみゆきさんが悪いんだと言わんばかりに、僕はアソコをしごき始めたんだ。やがて興奮が快感となって、僕のアソコを直撃する。立っていられず、思わず座り込む僕。それでも右手の動きは止まらない。
「うっ…くっ…はぁ…」
うめき声が出る。アソコがヒクヒクと痙攣してくる。
「う…うぅ…ま、まなみさんのパンティ…みゆきさんの…オ、オッパイ…あぁ…」
正座の姿勢で一心不乱にアソコをしごきつづける僕の頭の中では、まなみさんの真っ白なパンチラとみゆきさんの揺れるタンクトップが、それにさっき手に触れた真紅のTバックが、グルグルと駆け巡る。ほんの数十秒擦っただけなのに、僕にはもう限界が近づいていた。大人の女性のパンティに、いとも簡単に僕のアソコはKOされてしまいそうだったんだ。手の動きをなお一層早める僕。でも、その時…。
(ガチャ)
「ヒッ!」
僕は思わず声にならない悲鳴をあげていた。驚いたなんてもんじゃない。何しろ下半身丸出しのままオナニーしている僕の目の前で、部屋の扉が急にあけられたんだから。そして成す術もなくアソコを握ったまま呆然としている僕の目の前に、みゆきさんの姿が現れたんだ。