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カリフォルニア・ポピー

カリフォルニア・ポピーカリフォルニア・ポピー
品種:‘パープル・グリーム(Purple Gleam)’


ケシ科エッショルチア属(ハナビシソウ属)
学名Eschscholzia californica Cham.
英名California poppy
和名ハナビシソウ(花菱草)
別名キンエイカ(金英花)
花言葉私を拒絶しないで下さい、私の希望を叶えて下さい
利用部地上部
利用法 
薬効鎮痙、鎮静、鎮痛、催眠、利尿
メモ

 エッショルチア属の解説は、こちらをご覧下さい。
 原産地は北アメリカ西部(カリフォルニア州、オレゴン州の沿岸地帯)で、カリフォルニア州では州花になっているそうです。日本には、明治初年に渡来したそうです。

 一年草、または短命の多年草で、種子は秋播きしますが、寒地では春播きも出来るようです。種子は嫌光性なので、播くときは覆土します。土は、中性から弱アルカリ性が向いているそうです。また、移植を嫌うので、直播きします。耐寒性がありますが、霜よけをすると良いようです。耐暑性はありません。
 花弁が4枚の一重の他、半八重、八重の品種があります。花は晴天の時に開きますが、夜間や曇天の時は花弁が閉じます。
 ハンネマニア属とは近縁ですが、2枚の萼片が合着して帽子状になり、開花時に脱落すること等が異なります。

 プロトピン、クリプトピン、ケリドニンなどのアルカロイド類と、フラボン配糖体を含みます。民間薬としての利用があります。穏やかな鎮静、利尿の効果があるそうです。北アメリカの先住民は、樹液を歯痛止めに用いたそうです。

追記(2004.8.28.)
 エッショルチア属の解説を追加したのに伴い、内容の一部をそちらに移しました。また、内容を一部追加し、写真のサイズを変更しました。


本棚以外の参考文献
  • Hanelt, P. Mansfeld's Encyclopedia of Agricultural and Horticultural Crops. 169. Springer. 2001.

  • A. シヴァリエ原著.世界薬用植物百科事典.誠文堂新光社.2000年.

コメント

 播種は昨年の10月上旬、発芽はその1週間後、最初の開花は4月上旬です(無加温の温室内で栽培)。6号鉢に3株植えていましたが、1株は枯れてしまいました。写真は、残った2株それぞれの1番花です。左は正常ですが、右は花弁が6枚の上、クリームがかった色が入りました。今、同じ株から咲いている花は、普通の色で花弁も4枚ですが。

 論文は比較的多くあるようですが、そのほとんどが、薬効成分について触れた物のようです。反対に、栽培関係の論文は、1985年以降に限れば見つけられませんでした。化け学関係の論文は読み慣れてないので、今回は論文紹介は省略しましたm(- -)m(2002.5.11.)

 
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