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白クマ ピースは今、本当に幸せなのでしょうか?
現在のピースの元気な姿を写真で公開しているサイトがある。写真は一瞬のもの。一日の様子をビデオ化(可視化)しなければ、ピースの本当の姿を見ることはできない。


関係者は、すぐに狭い団地内では飼えなくなり、檻に閉じこめなくてはいけない時がくることくらい想像できなかったものだろうか!!それによるストレスをピースの立場から想像できなかったものだろうか。

安易な優しさは動物にとっては大変な迷惑となる。クマの習性や一生を考えると、美談とし捉える気にはなれない。二度とこのような悲劇を繰り返して欲しくない。

 23年2月8日(火)
とべ動物園 御中

突然、不躾なメールを差し上げる失礼をお許しください。当方は二本松アニマルポリスと申します。4年ほど前に、一度、ハガキで問題提起させて頂きました。その際の内容を文書の下の方に転載いたします。

本日、ピースの様子をサイト上の動画で拝見しましたが、どうしても疑い深くなってしまいます。それは、動画において、一日のうちのほんの僅かな時間を断片で映し出しているからです。当方が、4年前に問題提起の為に送付したハガキへの対処策ではないかと疑ってしまうのです。

4年前にテレビで映された哀れな映像が今も脳裏にあります。後ろに倒れそうになっていたピース。貴県が、動物を観光資源として人に見物させる為に利用している感がしてなりません。今も、腑に落ちないのは、飼育係がアパートに乳飲み子のピースをアパートに連れて帰って育てたことです。

クマはすぐに大きくなるため、生涯、飼育係の家族とアパートで暮らすなど到底、考えられません。すぐに動物園へ戻して、檻に閉じこめることは、想定内のことだったはずです。にもかかわらず、なぜ、わざわざ、アパートで飼育したのでしょうか。どうしても腑に落ちないのです。話題づくりだったのではないかとさえ疑いたくなるのです。


〜〜〜〜〜〜〜〜4年前のハガキの内容はここから〜〜〜〜〜〜〜〜〜

愛媛県立とべ動物園の白クマ・ピースの悲劇

1999年、愛媛県立とべ動物園で母クマに子育てを放棄された小グマ・ピースを飼育係が自宅へ連れ帰って育て、後に動物園の檻へ入れた為、ピースは寂しさと不安から昨年、意識を失いプールで溺死しそうになったり、今は腹部に大きな腫瘍ができている。

全国から激励の手紙が届くそうだが、クマが読めるはずもなく何の励ましにもならないだろう。人に甘える喜びを知らされてしまったピースは、甘える機会を与えられない限り苦しみ続ける。クマが成長した時、人と接触することが人命に拘わる問題となることくらい職員の誰一人として予見できなかったのか?!調べたところ『白くまピース日本初・人工哺育の全記録』と称してDVDが売られている。

初めから愛媛県の計画なのか他企業が便乗したのか解らないが、ピースの長い生涯の“幸せな一時期だけ”を取り上げている。視聴者も疑問を抱かなかったのだろうか。クマが大きく成長したら一般の家で過ごせるはずがない。事実、檻へ入れらてから約7年経ったピースは、ストレスから大きな腫瘍ができた。昨年、溺死してしまったほうが、今ほど苦しまずに済んだのではないのか。苦しみの日々が長引いてしまっているのではないのか。先ずは野性であるクマを人工的に育てたことを疑問視する。乳飲み子の時に苦しまない方法で安楽死すべきだったと思う。県立動物園ならその程度の医療技術はある。現在の哀れな姿と幸せだった頃を比べ、人の浅はかさについて考えて欲しい。幼かったピースは幸せな日々が生涯続くと信じていたはずだが不幸のどん底に突き落とされた。ピースについてはこれ以上、苦しむ前に安楽死するのがせめてもの思いやりだと思う。

野性については、人から干渉されずに生きられるよう環境を守るべきでは?これだけ、全国で野性動物が殺されているのに、国は保護という建前のもとで人工繁殖までしている。野性動物を尊重するなら環境破壊をしないよう努めるべきだと思うが、絶滅しそうだから繁殖するというのはズレてないか。人工飼育をした後に野性に放したり、檻へ入れるのは『遺棄』では? 生命誕生の感動、人工飼育の感動という言葉に踊らされずに真剣に考えて頂きたい問題です。
19年1月2日
〜〜〜〜〜〜ここまで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


二本松アニマルポリス
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4年前にとべ動物園をはじめ不特定多数者へハガキで送付したもの。

 愛媛県立とべ動物園の白クマ・ピースの悲劇

1999年、愛媛県立とべ動物園で母クマに子育てを放棄された小グマ・ピースを飼育係が自宅へ連れ帰って育て、後に動物園の檻へ入れた為、ピースは寂しさと不安から昨年、意識を失いプールで溺死しそうになったり、今は腹部に大きな腫瘍ができている。

全国から激励の手紙が届くそうだが、クマが読めるはずもなく何の励ましにもならないだろう。人に甘える喜びを知らされてしまったピースは、甘える機会を与えられない限り苦しみ続ける。クマが成長した時、人と接触することが人命に拘わる問題となることくらい職員の誰一人として予見できなかったのか?!調べたところ『白くまピース日本初・人工哺育の全記録』と称してDVDが売られている。

初めから愛媛県の計画なのか他企業が便乗したのか解らないが、ピースの長い生涯の“幸せな一時期だけ”を取り上げている。視聴者も疑問を抱かなかったのだろうか。クマが大きく成長したら一般の家で過ごせるはずがない。事実、檻へ入れらてから約7年経ったピースは、ストレスから大きな腫瘍ができた。昨年、溺死してしまったほうが、今ほど苦しまずに済んだのではないのか。苦しみの日々が長引いてしまっているのではないのか。先ずは野性であるクマを人工的に育てたことを疑問視する。乳飲み子の時に苦しまない方法で安楽死すべきだったと思う。県立動物園ならその程度の医療技術はある。現在の哀れな姿と幸せだった頃を比べ、人の浅はかさについて考えて欲しい。幼かったピースは幸せな日々が生涯続くと信じていたはずだが不幸のどん底に突き落とされた。ピースについてはこれ以上、苦しむ前に安楽死するのがせめてもの思いやりだと思う。

野性については、人から干渉されずに生きられるよう環境を守るべきでは?これだけ、全国で野性動物が殺されているのに、国は保護という建前のもとで人工繁殖までしている。野性動物を尊重するなら環境破壊をしないよう努めるべきだと思うが、絶滅しそうだから繁殖するというのはズレてないか。人工飼育をした後に野性に放したり、檻へ入れるのは『遺棄』では? 生命誕生の感動、人工飼育の感動という言葉に踊らされずに真剣に考えて頂きたい問題です。
19年1月2日



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