花見山公園

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 天気が良かった4月10日に行ってきました。今年(2010年)の4月の東北地方の天候は不順で、次の週は雪が降ったくらいでしたので、絶好のタイミングだったと思います。
 花見山を知ったきっかけは、東北新幹線のマガジンラックに備えられている「トランヴェール」という冊子だったと思います。冊子をいつ頃見たかは覚えていませんし、花見山を特集した記事で知ったのか、広告であったのかも朧気です。ただ、写真家であった故秋山庄太郎氏が「福島に桃源郷あり」と賞賛したという、花が咲き乱れる光景を写真ではなく実際に見たくなりました。
 福島県福島市に所在していて、公園と名付けられていますが、地元の花木生産農家の私有地だそうです。それにも関わらず、無料で公開されています。福島市観光物産協会公式ページで詳細と開花状況が紹介されています。ピーク時には交通規制されるようなので、同サイトで事前に調べておくと良いと思います。ツアー客らしい団体もいて、思っていた以上に賑わっていました。参考までに、NHK仙台によると、今年は4月24日までに24万人が訪れたそうです。春の開花シーズン中は、福島駅から花見山までの臨時バス「花見山号」が出ます。私が利用したときは、往復500円でした。片道15分くらいだったと思います。時刻表では、福島駅からは20分おきに出発するようでしたが、満員になり次第出発していたみたいでした。
 シーズン中に限られるかもしれませんが、駐車場の近くに「物産広場」が設けられていて、地元のお土産を売る店や、福島牛を使った弁当屋などが出店していました。なお、ゴミは持ち帰りとなっていて、公園内は禁煙となっています。



福島駅にて 駐車場〜公園  
 
手前はボケ(蕾が多かったです)    

 仙台から花見山行きの臨時の列車があり、それより1本早い電車で行くか迷っていましたが、せっかくなので、臨時列車に乗りました。特別な車両のようでした(この列車を撮影するためなのか、所々でカメラを構えた鉄道ファンらしき人達を見かけました)。福島駅では、出迎えがありました。
 上の写真は公園内に入る前に撮ったものですが、これだけでも、規模の大きさがお分かり頂けるかと思います。「桃源郷」というのも伊達ではありません。この日は、染井吉野とボケは早かったですが、ヒガンザクラ、オカメ桜、レンギョウ、ウメ、利休梅、サンシュユ、それとわずかしかありませんでしたが、ツバキがほぼ満開でした。


公園入り口   公園内(レンギョウ) 頂上付近から望む福島市と吾妻連峰 オカメ桜

 公園と言っても、ちょっとした山です。「30分コース」、「45分コース」、「60分コース」の3つのコースがあるので(時間が長いほど、標高が高いところまで行けます)、体力に合わせて選ぶと良いと思います。60分コースで行ける頂上付近からは、福島市が一望できます。市街地の奥に見えるのは、吾妻連峰です。福島県と言うこともあって、高村光太郎氏の「樹下の二人」の一節が思い浮かびましたが、ここからは、安達太良山(阿多多羅山)は見えないようです。





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