このページ内の文章・画像の転載を禁止します


カナリークリーパー

カナリークリーパーカナリークリーパー
 12月下旬撮影


ノウゼンハレン科ノウゼンハレン属(キンレンカ属、トロパエオルム属)
学名正名:Tropaeolum peregrinum L.、異名:T. canariense hort. ex Lindl. et Moore
英名canary creeper, canary bird vine, canary bird flower
和名カナリアヅル(カナリア蔓)
別名 
花言葉 
メモ

 ノウゼンハレン属の解説は、こちらをご覧下さい。
 英名の canary は、鳥のカナリアに似た花を咲かせることから付けられたようです。
 原産地は、ペルー、エクアドルだそうです。日本には、大正11年に渡来したそうです。なお、異名の種小名(canariense)は、「カナリア諸島産の」という意味ですが、南米原産のこの植物に、なぜ、アフリカ大陸の北西に位置するカナリア諸島に関連した名前が付けられたのか、分かりませんでした。

 半耐寒性の一年草、あるいは多年草です。蔓性のよじ登り植物で、長い葉柄が支えとなるような物に絡まりながら伸長します。4メートルくらいまで伸びるそうです。葉は、掌状で5〜7深裂し、互生します。花は、葉腋に単生しますが、私が観察した限りでは、数節おきに花の代わりに新しい側枝が形成されたり、花序らしきもの(発達が不十分な側枝?)が形成されることがありました。花の大きさは、3cm足らずです。萼は、合弁で5裂し、先端が鉤状に曲がる距が後方に伸びています(写真左)。花弁は5枚で、上の2枚は大きく基部に朱色の斑点があり、下の3枚は小さく粗歯(飾り毛)があります。
 種子は、春に播きます。覆土は6mmくらいが良いそうです。日当たりと水捌けが良いところを好みます。

追記(2007.1.9.)
 写真を差し替えました。


本棚以外の参考文献
  • 特にありません

コメント

 播種は5月上旬、発芽はその10日後、最初の開花は9月上旬です。昨年も播種しましたが、発芽した後の生育が悪く、開花に至りませんでした。
 T&Mの通販で購入したものです。伸長する割に、思っていたより花が小さく、バランスが悪いように思えました。6号鉢に3株植えて支柱に絡ませていますが、今年の日照不足のせいなのか、それとも、仕立て方が悪かったのか、タネが入っていた袋の写真のように、咲き乱れる程には花は咲きませんでした。とにかく伸びるので、鉢植え+支柱よりも、地植えにしてフェンス等に絡ませるのが良いかもしれません。参考までに、花は9月以降に茎頂に近い部分で咲き始めましたが、その頃には、下の方の葉は、ほとんど落ちていました。(2003.9.21.)

もう一言(2007.1.9.)
 昨年、3年ぶりに栽培しました。タネは冷蔵庫に保存していましたが、発芽に支障はないようでした。播種は5月中旬、発芽はその約2週間後、最初の開花は10月下旬です。3年前の栽培と比べて、播種が遅かったり、栽培方法が異なる等の違いがありますが、開花が約2ヶ月ほど遅かったです。前回は屋外で栽培しましたが、今回は無加温の温室内で栽培しています。また、前回と同様に植木鉢に植えていますが、今回は放置していたためか(^^;、根っこが鉢の底の穴から出てしまって地面に直接根付いてしまったようです。右の写真は昨年の12月末に撮影した物ですが、この冬は暖冬とは言え、この時期でも青々としているのは、おそらく、根っこが十分に成長したために株の成長も良くなったためだと思います。最初のコメントに「地植にした方が良いかもしれない」と書きましたが、的中しました(^^)。栽培は適度に手を抜いた方が良いようです(^^ゞ。ただ、フェンスは立てていませんでしたし、支柱は株の成長が良すぎて役に立たなくなってしまっています。所々に黒っぽい蔓がありますが、これは、一緒に育てていたヨルガオ(ユウガオ)です。カナリークリーパーの側で育てていたら絡まってしまいました。手を抜くのにも程がありますね( ̄▽ ̄ゞ

 
HOME   植物名一覧

このページ内の文章・画像の転載を禁止します