メモ | 属名は、「chrysos(金)」と「anthemon(花)」から成ります。 種小名の意味は分かりませんでしたが、ラテン語で「niv-」と付く単語は「雪〜」という意味があるようです。
T&Mの通販で買ったものです。カタログには「T&M オリジナル」とあり、簡単な説明があるのみで、写真は載っていませんでした。関連する資料は皆無です。オリジナルはオリジナルでも、オリジナル「品種」ではなく、新種と言うことなのでしょうか? Googleで学名を検索したところ、1サイト・2ページがヒットしましたが、ドイツ語のページらしく、読むのを諦めてしまいました。
直径2cm足らずの小さな白い花を咲かせます。密植したせいで草丈は低かったですが、T&Mのカタログによると、45cmくらいまで伸びるらしいです。 栽培は簡単で、種子を播いてからは水遣りをするだけで、特に手入れをすることはありませんでした。今後も栽培を継続して、気付いたことを追加したいと思います。
追記(2003.4.21.) 現在、Chrysanthemum属に分類できるのは、厳密には3種、あるいは、5種だけで(3種としているのは参考にした Anderson の文献と「The Plant-Book」で、5種としているのは「The New RHS Dictionary of Gardening」)、いずれも一年草だそうです。その中に、このnivelli種は入っていないようですし、私が育てた限りでは、春に播種した場合は、2年目も開花します(後述しますが、夏〜秋に発芽した株は、翌年の開花後に枯れてしまいます)。しかし、前述の通り資料が全くないので、ここではカタログに記載されていた通り、Chrysanthemum属としました。
| 年越しして開花したので、これまでに気付いたことなどを書いておきます。 耐寒性は、おそらくあると思います。日当たりが良い場所で栽培しています。 形態ですが、花については直径3cm前後の頭状花序が花茎の先端に一つだけ着きます。総苞片は3列だと思います(写真上段左)。舌状花の花弁は白色ですが、基部は黄色です(写真下段)。筒状花は黄色です。花床は円錐状で中空です。葉は羽状深裂で縁の切れ込みは鋸歯状(写真上段右)、互生します。中位の葉の大きさは、長さ3cmくらい、幅1.6cmくらいです。左の写真は、1株の全体を撮したものです。草丈は現在約25cmほどです。よく分枝します。以上の形態からは、Leucanthemum属(レウカンテムム属)に近いと思われますが、実際はどうなのか分かりません。 |
参考文献
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