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Senior Mania -harlot-

昼下がりの喫茶店。窓際のテーブルで、一人の派手めな女が紅茶を飲んでいる。

女 (ふぅ…退屈…。なんか面白いことでもないかな?…。3時か…。いい年した女が、昼間から何もすること無いなんて…。こうして、外に出て来ても、ただ、ぶらぶらと歩いているだけだもんな…。まだ、お客とるには早いし…。この時間じゃ、まだ叔母さんばっかりだもんね。でも…もういい加減、おやじ達の相手は飽きたよね。まったく、あいつらときたら、ねちっこくて、スケベで…。その上、臭いは、脂ぎってるは、ホント最低だもんな…。香水しろとまでは言わないけど、歯ぐらい磨いて来いっての。まったく、嫌になるよ…。金にならなきゃ、絶対寝ないよな…あんな豚野郎達…。たまには、目の醒めるような色男でも、お客になればいいのに…。ん?…なんだろ、あの子…)

女の前方、少し離れたテーブルに若い男の子が座っている。長袖のTシャツにジーンズ。いかにも男の子らしい格好だ。その彼が、ちらちらと女の方を伺っている。

女 (高校生?…いや…もしかしたら中学生かな?…どっちにしても、まだ子供だよな。何、見てるんだろ?…さっきから私のほう見てる。まさか私をナンパしたいとか。フフッ…私の美貌は、少年さえも…な〜んて、プッ…まさかね。あんな子供が私に気がある訳ないか…10歳くらい年違うもんな…。ウフフフ…あどけない顔して…可愛いじゃん…。10年もすればいい男になりそう…って、フフ…何言ってんだろうね…)

一人含み笑いをする女。男の子の方は、相変わらず控えめな視線を女に向けている。

女 (何だってんだろ…男に見られるのは別に嫌いじゃないけど、ちょっと気味悪いね。もしかするとホントに、あの坊やに気に入られちゃたかな?…おいおい、冗談じゃないぞ。いくらおやじの相手は飽きたっていっても、あんなガキの相手なんかしてらんないって…。あれ?…あの子の視線、やけに下…。あっ、そういうこと…)

ふと思い当たり、自分の膝元に目を落とす女。見れば、ギンガムチェックのミニスカートから自慢の美脚が伸びている。

女 (なるほどね…坊やの目当てはこれか…。プッ…馬鹿みたいじゃん、私…。てっきり坊やに気に入られたのかと…クスッ…。なぁ〜んだ、ただの覗き小僧か…フフフ…可愛い顔してても、男は男ってわけね…ませガキめ…。でも…そうだな…この格好じゃあ、しょうがないか…。もともと男の目をひくための、商売用の服だしな…。大人の男でも引っかかるんだから、あんなガキなんかいちころだよね…。超ミニだもんな…フフ…あの子、一生懸命見てたわけか…きっと、パンツでも覗けると思ってるんだね…。おお、おお…真剣な顔して…そんなに楽しいのかな…。落ち着きがないねぇ…。馬鹿なガキ…そんなに、ソワソワしてたら、覗いてることばれっるっての…。フフ…興奮しちゃって、それどころじゃないってか…。あんな坊やなら、もしかすると脚だけでもうおっ立てちゃってるのかもしれないね…ったく…。坊やを喜ばすために、こんな服着てるんじゃないっての。エロガキめ…ちょっと、困らせてやるとするか…)

大げさな動作で膝元を手で隠し、少年をキッっと睨みつける女。女の視線に気付いた少年は、あたふたと慌てふためき、思わずテーブルの上のコップを倒してしまう。

少年「うわっ!…あ、あぁ…」
女 (あらら…。何やってんの、あの子は…。馬鹿ねぇ。クスッ…クスクスクス…)

女は少年の滑稽な様子を嘲笑う。女に微笑いかけられたと思い、女の笑顔につられて思わず少年は女に微笑み返す。

女 (はぁ?…何か勘違いしてないか?あの坊やは…。私は馬鹿にして笑ってんだぞ…。調子に乗るなよ、覗き小僧…)

少年に向かって、声を出さずに「ば〜か」と口を開く女。そのまま、少年を置き去りにして、喫茶店を後にする。呆然と女を見送る少年。

それからおよそ2時間後、処変わってあるデパートのショーウインドゥ前。喫茶店を飛び出した女が、当ても無く、ただぶらぶらとウインドゥショッピングをしている。

女 (もう夕方だな…そろそろ仕事始めるか…。さてと…どっかに金持ちの良い男はいないかな?…。フフ…溜まってそうな色男は…。あ!あれ、さっきの坊や…)

辺りを見渡した女の視界に喫茶店にいた少年の姿が映った。少年はどうやら女の後をつけていたようだ。

女 (ったく…困った覗き小僧。私の後をつけてきたんだな…。はぁ〜とんでもない子に好かれたもんだ…。そんなにパンツを覗きたいのかね?…さてと、どうしようか?このままつけられてきても面倒だし…。仕方ないね、可愛そうだけどちょっと脅かしとくか…)

少年に向かって早足で歩き出す女。あまりに急な出来事に、少年は身動きができず立ち竦んでしまっている。

女 「ちょっと、あんた!」
少年「は…はい…」
女 「何なのよ。なんで私の後をつけて来るのさ」
少年「…あ…あの…ぼ、僕…あ、後なんか…」
女 (ふ〜ん。やっぱり気の小さい、臆病坊やだね…。よぉし、一気に…)
「何とぼけてんのよ、坊や!あんた、さっきのサ店から私の後をつけて来たんだろ?わかってんのよ!」
少年「あ…あの…」
女 「あの、じゃないだろ!どういうつもりなんだよ。女の後をつけるなんて変体のすることじゃん。あんた変体なの?それともストーカー?」
少年「…」
女 「黙ってちゃ分からないだろ。何とか言いなよ!覗き小僧!」
少年「そ、そんな…の、覗きなんて…」
女 「またとぼけて。サ店で私のスカートの中を覗こうとしてたくせに」
少年「あ、あの…ご、ごめんなさい!」
女 「ごめんじゃないだろ?まったく、ガキのくせに…坊や、あんた幾つなのさ?」
少年「ぼ、僕…じゅ…15…です」
女 「15?それじゃあ、何?あんた、中学生?」
少年「は、はい…中学3年…で…す…」
女 「はぁ…困った坊やだね。まだホントのガキじゃん…。まったく、中坊で、パンツ覗こうなんて…。ませたガキだね。それで…どこよ?」
少年「え?」
女 「学校よ。それと名前。言いなよ」
少年「ご、ごめんなさい。ごめんなさい。そ、それだけは…」
女 「だ〜め。あんたみたいな、エロガキはガッコの先生に怒ってもらうのが一番だからね。ほら、早く言いな」
少年「ごめんなさい。ゆ、許してお姉さん…。ぼ、僕…喫茶店で、お姉さん見て…。と、とっても綺麗だなって…そ、それで…お、お姉さんが気になっちゃて…た、確かに…そ、その…お、お姉さんの…スカート…スカートがすっごく短かったから…その…覗こうとしたけど…で、でも…そ、それも…お、お姉さんが…綺麗だったから…。それで…つい…。ご、ごめんなさい、お姉さん」

涙目になり必死に許しを請う少年。あまりの大声に、2人に道行く人が注目し始め、いつしか2人は野次馬達に取り囲まれている。周囲の目が気になりだす女。

女 「わ、わかった、わかった。坊や、もういい、もういいから。そ、そんなに、大声出すんじゃないよ。恥ずかしいね…」
少年「ホ…ホント?お、お姉さん。ゆ、許してくれるの?」
女 「ゆ、許す、許すよ。だから、もっと小さな声で、ね、坊や。坊やも、なんか、そんなに悪い奴じゃないみたいだし。許すから…。ほら、泣かないで…」
少年「あ…ありがとう。お姉さん」
女 「シィーッ!」
少年「あっ、ご、ごめんなさい…」
女 「まったく…坊や、ちょっと付いておいで…。ほら、どいた、どいた。見世物じゃないんだよ」

少年の手を掴み走り出す女。何とか人ゴミを掻き分け、その場を離れた2人は、ビルとビルに挟まれた、細い小道に入り込んだ。そこは、街から数分も離れていないのにも関わらず、人影のまったく無い静かな場所だ。古ぼけたビルの裏口に階段が備わっており、そこに腰を下ろす2人。

女 「はぁはぁ…ああ、疲れた…」
少年「はぁはぁはぁ…え、えぇ…ほ、本当に…はぁはぁ…」
女 「何言ってるの。子供のくせにちょっと走ったくらいで…。大体、坊やがあんな大声出すから、こんな目にあったんだぞ」
少年「ご、ごめんなさい…」
女 「フッ…まっ、いいか…もう。ところで…あんた名前は?」
少年「え?そ、それは…」
女 「いいじゃん、名前くらい教えなよ。別に、もう誰かに話したりしないからさ」
少年「は、はい…。わ、わたる…です…」
女 「わたる…わたるくんね…」

ポケットから煙草を取り出し、火をつける女。そして、真紅に染められた唇から青白い煙を「フッ」と少年に吹きかける。咳込む少年。

少年「う…ケホケホ…」
女 「フフ…。ねぇ、坊や?」
少年「コホコホ…な、何ですか?」
女 「あんた、いつも女を見たらスカート覗こうとしてんの?それで…後をつけたりすんのかな?」
少年「そ、そんなこと…そんなこと無いです…」
女 「フフ…別にいいじゃん。嘘つくなよ」
少年「う、嘘じゃないです…。きょ、今日は…と、特別…です…」
女 「ん?今日は特別?今日は何が特別なのさ」
少年「お、お姉さんが…と、とっても…そ、その…す、素敵…素敵だったから…。お姉さんが、き、綺麗だったから…。ぼ、僕一目惚れしちゃって…」
女 「はぁ?あんた…さっき言ってたそれ…って、まさか、本気で言ってたの?…」
少年「え?…も、もちろん本気です…けど…な、なにか?…」
女 「プッ!プッ、ププププ…キャハッ、キャハハハハ…。はぁ〜可笑し…素敵?綺麗?私が?アッハッハッハ…はぁはぁ…あ〜お腹痛い。やめてよ…あんた、私を笑い死にさせる気なの?…一目惚れ?…私に?…クッ、ククククク…」
少年「そ、そんな…ぼ、僕はホントに…」
女 「坊や、そう言うことはね、同じ年頃の可愛いらしいお嬢ちゃんに言ってやりなよ。ククク…あんた、私を口説いてるつもりなの?プッ、ププ…キャハハハハハ…」

お腹を抱えて笑い転げる女。その態度に最初は呆気にとられていた少年だが、段々と苛立ちを覚えてくる。そして、更に一層真剣な顔で女に自分の気持ちを伝えようとする。

少年「な、何が可笑しいんですか!ぼ、僕は、ほ、ホントにそう…綺麗だって思ったんです!お姉さん、素敵だって…そう思ったんです!」
女 「あれ?怒ったの?アハハ…ごめんごめん…でも、だって…坊やが笑わせるからさ…ククククク…」
少年「だ、だって…お、お姉さん、ホントに…」
女 「わかったわかった。もういいって。フフフ…でもね、坊や。あんた、私のこと何歳ぐらいだって思ってんの?私、28だよ。坊やより一回り以上年上なんだからさ…ガキが…色気づいちゃって…フフ…可笑しいじゃん…。アハハハハ…」
少年「ガキガキって…。僕はガキじゃ…」
女 「ガキじゃん。私から見ればさ。フフフ…。あんたさ、どうせ童貞だろ?まだ…」
少年「うっ…そっ、そんなこと…」
女 「何だよ。白状しろよ。おい、童貞小僧」
少年「か、関係無いじゃないですか!そ、そんなこと」
女 「関係あるさ。あのね、坊や。一目惚れなんて、童貞小僧が生意気言ってんじゃないよ。あんた、そんなこと言って、私と何がしたいのさ?そんなこと言えばやらせてくれるとでも思ってんの?ん、そうだろ、童貞小僧」
少年「そ、そんこと…ぼ、僕はそんな意味で言ったんじゃ…」

思ってもいなかった、女の言葉に当惑する少年。女は話し続ける。

女 「そんなこと言ったってさ、サ店の時だって、あんた私のスカートを覗こうとしてたじゃん。パンツ覗こうとしてたんだろ?惚れたなんて言ってもさ、所詮は下心だけじゃん。ね、坊や。あんた、どうせあの時、チンポおっ立ててたんだろ?」
少年「え?…そ、それは…」
女 「どうやら、当たってたみたいだね。ほら、やっぱり。どうせ頭の中やらしいことで一杯だったんだろ?童貞小僧のくせにませたガキだよ、まったく…」
少年「ぼ、僕は…ただ…ほ、ホントに…ただ…お、お姉さんが…綺麗だって…」
女 「まだそんなこと言って。いい加減にしなよ、坊や…。ふぅ〜あのさ、坊や…」
少年「え?」
女 「あのね、坊やの幻想を壊すようで悪いけど…坊や、あんた私が何をしてる女か知ってるのかな?どんな仕事してるのか解ってて、そんなこと言ってるのかな?…」
少年「…し、知らない…けど…」
女 「あのね、坊や。私、身体売ってるんだ。娼婦ってやつ…」
少年「!…」
女 「だから、坊やも馬鹿なこと言ってないで…。私の後なんか付いてこられたら商売の邪魔なんだよ…。ハハハ…純粋童貞坊や、どう?がっかりしただろ」
少年「ぼ、僕…そ、その…」
女 「さ、解ったら、もう帰んな。それと、あんまり女の身体ばっかり見てるんじゃないよ。じゃあな、童貞小僧」

立ち上り、その場を去ろうとする女。それを静止するかのように少年が声をかける。

少年「お、お姉さん!」
女 「ん?何だよ、まだ何か用があるの?」
少年「ぼ、ぼ、僕…そ、その…あの…お、お姉さんを…」
女 「何だよ。聞こえないよ。はっきり喋りな」
少年「ぼ、僕…お、お姉さんを…か、買いたい…」
女 「ふざけるな!」

(バシッ!)

少年が話し終わる前に、女の右手が少年の頬を張飛ばしていた。頬に手を当て俯く少年。女は大声で少年を叱責する。

女 「馬鹿野郎!童貞の中坊が、生意気なこと言ってんじゃないよ!。私を馬鹿にしてんのか?」
少年「で、でも…ぼ、僕…お姉さんが…お姉さんがホントに好きなんです…」
女 「まだ、そんなこと…」
少年「だ、だから…僕…お姉さんが言うように…ど、童貞だから…さ、最初は…最初は…お、お姉さんに…ヒック…ウゥゥ…」
女 「あ、あんた…」

泣きながら少年は女に告白した。あまりに幼稚な、ストレートな告白だ。少年の気持ちの純粋さ誠実さがひしひしと伝わってくる。女は戸惑うと共に少年の真剣な思いに心打たれていた。しかしそれとは裏腹に、女は少年を叱責する。

女 「坊や…最初はね、好きな女とやるもんだよ。それにね、私があんたみたいな、皮も剥けてないようなガキを相手にするわけないだろ!そんなこと言ってる暇があったら、家に帰ってセンズリでもしてな。童貞小僧には、それがお似合いだよ!」
少年「う…う…うわぁ!」

いたたまれない気持ちが少年の胸を一杯にした。そして、少年は振り向き、その場から逃げるように走り出す。女はそれを黙って見送っていた。どこか懐かしい、切ない感情を胸に抱きながら。

女 (坊や…悪い気…しなかったよ…ありがとね…。フフッ…一目惚れ、か。私もそういうの、久しぶりに憧れちゃったよ…って…クスッ…私には無理だね…。さぁてと…今日はもう帰るか…。なんか、これからおやじに抱かれる気なんかしないよな…。帰って、坊やのこと考えながらオナニーでもしようかな…アハハ…冗談冗談…)

その時だった。中肉中背、まさに女の言う「脂ぎったおやじ」が女の背後から声をかけてきたのだ。その男は今年52歳。ある小さな子会社の社長で、女の常連客の一人だった。勢力旺盛な彼は、月に5〜6回、女を買っていた。

男 「お〜。やっと見つけたぜ」
女 「あっ…社長さん」
男 「今、お前空いてるんだろ?一発抜いてくれよ。さっきからチンポがおっ立っちまって我慢できなかったんだ」
女 (フン!エロおやじが…)
「ん…お得意様の社長さんには悪いけど、今日は休みなんだよ。他あたってよ」
男 「なんだよ。いいじゃねえか。ほら、もうこんなに…」

女の手を取り、自分の股間に触れさせる男。そこは確かに硬く勃起しているようだった。

男 「な?スゲェだろ。お前も我慢できなくなってくんだろ?ヘヘヘ…。どうだ?なんならここでやっても良いんだぜ」

女の耳元で囁く男。「はぁはぁ」とすでに息を荒げている。口から中年特有の悪臭が立ちこめている。

女 「や、やめな!今日は、休みだって言ってんだろ!」
男 「いいじゃねえか。そんなつれないこと言うなよ。お前だって、そろそろ準備が出来てるんじゃねえのか?。ほれ、股の具合はどうなってる?…」
女 「いい加減にしねえか!このエロじじい。今日はそんな気にならないんだよ!」
男 「なんだと!随分となめた口をきくじゃねか。ふざけんなよ。こうなったら力ずくで犯してやらあ。ヒィヒィ言わしてやるぜ」
女 「や、やめろ!やめろ、この豚野郎!」

男は女を後ろから抱きしめ、胸、股、と女の身体中をいやらしく撫で回す。女は力一杯拒もうとするのだが、やはり、男の力にはかなわない。徐々に着ている服がはだけ、女の白い肌が露になってくる。

男 「いい加減、観念しろよ。いい思いをさせてやるんだからな」
女 「いやあ!」

(バキッ!)

男 「グワッ!」
女 「???…え?…」

何か鈍い音がした瞬間、男の力が抜け、そして男はドサッとその場に崩れ落ちていた。何が起きたのか女は理解できていない。座込み、呆然と倒れた男を見つめている。

少年「お、お、お、お姉さん…は、早く…す、す、座ってちゃ駄目だよ」
女 「ぼ、坊や!」

不意に声をかけられた女。見上げると、さっきの少年が自分に手を差し伸べている。どうやら少年が男を背後から殴りつけたらしい。倒された男は、呻き声を上げながらも再び立ちあがろうとしている。

少年「は、早く!」
女 「う、うん…で、でも…このおやじ…。大丈夫かな?…」
男 「グゥ…ググ…だ、誰だ!…て、てめえ…」
女 「大丈夫そうだね…。それじゃあ、私からも…この豚野郎!」

(ドカッ!)

男 「ウガァ!」

女は、蹲っている男の股間を力一杯蹴り上げた。断末魔の悲鳴を上げる男。股間を抑えてまさに豚のように地面を転げまわっている。

少年「さ、今のうちだよ!お姉さん!」
女 「うん」

手を取り合ってその場から走り去る二人。
どれくらいの時間が経ったのだろう。また2人は別の人影の少ないビルの谷間に潜り込んでいた。さっきと同じような階段に腰掛ける女と少年。女は階段の中程に、少年はその3段下に。

少年「はぁはぁ…」
女 「はぁはぁ…。クスッ…クスクスクス…」
少年「な、何?お姉さん…」
女 「いや、今日は坊やと逃げ回ってばかりいるなと思ってね…。クスクスクス…」
少年「そう言えばそうだね…アハハハハ…」
女 「フフフ…ありがとね、坊や…坊やに借りが出来ちゃったね」
少年「そ、そんなこと…」
女 「でもなんで?なんで、あそこに?」
少年「…」
女 「まっいいか。やるじゃん、童貞小僧。見直したよ」
少年「は、はい」

女を見上げる少年。かすかに乱れた髪が、また一層色っぽく少年の目に映っている。そして、少年の目は、あのギンガムチェックのミニから伸びる美脚の虜になっていた。

女 「ん?こら、どこ見てんだ少年」
少年「あっ、ご、ごめんなさい」
女 「まったく、こんな時に…はぁ〜ムードも何もあったもんじゃないね…。折角…」
少年「え?ムード?折角?…」
女 「フフッ…何でもないよ。まっいいか、どうせ、坊やにはなんかお礼しなきゃなって思ってたしね…。フフ…こんなもので済むのなら安いもんかな…」
少年「え?」
女 「見せてやるよ。坊や。さっきのお礼さ。童貞の性少年には、やっぱりこれが一番のプレゼントだろ?フフフ…」
少年「あっ、あぁ…お、お姉さ…ん…」

女は少年の目の前で、徐々に脚を大きく開いていった。巧みに両手でかばい、股間の中心を少年の目から遮りながら。少年は秘密の扉でも覗きこむかのように目を凝らして、女のM字型に開かれた股間を見つめている。

女 「フフッ…やっぱり、見たかったんだろう?坊や…」
少年「ぼ、ぼ、僕…」
女 「もういいって。意地張るなよ…。フフフ…どう、もっと見たいだろ?この手、どかしてやろうか?どうする坊や…」
少年「う、うん…」
女 「フフ…なんで?なんで見たいんだ?私のスカートの中…。もう一度、もう一度理由を言ってごらん。そしたら手を退かしてやるからさ…」
少年「お、お姉さんが…き、綺麗だから…す、素敵だから…」
女 「綺麗だから?素敵だから?…フフ…他には?…。他には無いのかな?…坊や…」
少年「ぼ、僕…お姉さんが…す、好きだから…」
女 「そう…私が好きなんだ…一目惚れしたんだね…私に…」
少年「うん…うん…そ、そうなん…で…す…」
女 「フフ…いいよ…わかった…。坊やの大好きな私の…ここ…今みせてあげる…」

ゆっくりとゆっくりと両手を股間から上に移動させていく女。そして完全に股間から手を離すと、そのまま両手を上げ、頭の後ろで組んだのだ。今やM字型の脚の中心を遮るものは何も無い。食い入るようにその場所を見つめる少年。

女 「どう?坊や…よく見えるだろ…。パンティ」
少年「うん、うん…よく…よく見えます…。く、黒の…レ、レースのパ、パンティ…」
女 「フフ…そんなに目を大きく開いて…嬉しい?坊や」
少年「う、うん…」
女 「坊や。立ってこっちおいで」
少年「え?」
女 「いいから、早く。こっちに来て私の脚の間に立ってごらんよ」
少年「う、うん…」
女 「そう、それでいいよ。さて、坊や、次は?もっといいことしてあげようね…」

徐に少年のジーンズに手を伸ばしボタンを外しジッパーを下げ始める女。当惑する少年。

少年「う…うわ…お、お姉さん!」
女 「黙ってじっとしてな。坊や」
少年「で、でも…」
女 「いいから。童貞小僧がいつもセンズリしながら考えてるようなこと…今してやるからさ…坊やは黙ってじっとしてればいいんだよ。これは…私からのお礼だからね…フフ…そんなにびくびくすんなよ。男だろ、童貞小僧…」

やがて女は、少年のジーンズを足元まで下げた。そして、真っ白なブリーフに手をかける。

女 「パンツもおろすよ…。そうしなきゃ…いいこと…出来ないからね…」
少年「うぅ…は、はぁはぁ…」
女 「こら、脱がされるだけで、そんなに興奮すんなって…フフ…可愛い坊やだね…」

そして、女は一気にブリーフを引きおろした。

女 「ハハ…思った通りの包茎チンポだ…フフ…童貞のチンポか…久しぶりに見るよ…。可愛いねぇ…。でも、ちょっと匂うぞ。チンポはいつも綺麗に洗っとかなきゃ駄目だぞ、坊や。フフッ…フフフフフ…」
少年「あぁ…は、恥ずかしいよぉ…」
女 「我慢しな。こんなことで恥ずかしがってたら、いつまでも童貞小僧のまんまだよ。坊やだって、早くしたいんだろ?セックスをさ…」
少年「それは…そう…だけど…」
女 「でも、なんだよ、坊や…。折角パンティ見せてやったのに…随分と元気無いじゃないか…。チンポ縮こまってるじゃん。皮被って、まるで、朝顔の蕾だね。フフフ…頼りないチンポだねぇ…坊や…フフフ…」
少年「ぼ、僕…き、緊張し…」
女 「解ってるって。さぁ…目を醒ましてやるよ…童貞チンポ。ほらっ、こうして指で摘んで揉み込んでやればすぐに、おっ立つだろう?フフフ…」
少年「あん…あ…あぁ…」
女 「どう?目が醒めたかな?フフ…ほらほら…お〜だんだん立ってきたぞ…。フフフ…先っぽもちょっと剥けてきたじゃん…。フフ…ほら坊や…がんばれがんばれ…ほらほらほら…フフッ…フフフフフ…」
少年「くっ…うぅ…あん…あ…あぁぁぁ…」
女 「フフ…もういいかな?…ハハ…少し可愛がってあげたら、こんなに硬くなって…。フフ…可愛いもんだね、童貞坊や…ハハハハハ…」
少年「お、お姉さん…」
女 「さてと、坊や、この包茎チンポ、お姉さんが気持ちよくしてあげるからな。残念ながら童貞をもらうのは止めとくけどね…」
少年「え…お、お姉さん…な、なんで…」
女 「言ったろ。最初はね、好きな女とやるもんだよ。お互いがね…。それとも、嫌ならここで止めてもいいんだよ、坊や」
少年「え、そ、そんな…」
女 「じゃあ、セックスは我慢しな。これからお姉さんが、手で一杯気持ちよくしてやるからさ…。フフ…坊やのチンポが立たなくなるまで…何度でも搾り取ってやるからさ…。ほら…いくよ…童貞小僧…しっかりと立ってるんだよ…」

それから約30分の間、女の熟練した手技により、少年は4回も若い精液を放ったのだった。やがて、別れの時…。

女 「すごかったねぇ、坊や…。まさか4回も出すなんて…さすがは、童貞小僧だね…。フフ…1回目は1分と持たなかったのに…最後は10分ぐらいかかっちゃった」
少年「はぁはぁ…う、うん…」
女 「こら、しっかりしなよ。ほら、もうパンツ履いて、いい加減その小さいの隠しな。風邪引いちゃうよ…」
少年「は、はい…」
女 「さてと…そろそろ帰るか…」
少年「え?も、もう…」
女 「何言ってるの。もう童貞小僧はお家に帰る時間だよ」
少年「う、うん…あ、あの…お、お姉さん…」
女 「ん?…」
少年「な、名前は…名前はなんて?…」
女 「名前か…。私はナナコってんだよ…。坊やはわたるだったよね」
少年「は、はい…」
女 「じゃあな。わたる。気をつけて帰れよ」
少年「あ、あ、あの…」
女 「ん?まだなんか用?」
少年「あ、あの…ま、また…また逢ってくれますか?ナ、ナナコさん」
女 「ば〜か。そんな暇ある分け無いだろ。大体私と逢う時間があるんなら、彼女でも見つけてとっとと童貞捨てなよ。な?童貞小僧」
少年「で、でも…」
女 「そんな顔するな。まぁ…そうだな…この街ぶらついてれば、何度か逢うこともあるだろうよ…。その時暇だったら、遊んでやるよ。わたる。私もあんたのことちょっと気に入ったからさ…」
少年「ホ、ホントに!。ホントに、ナナコさん」
女 「ああ、約束するよ。フフ…だから…わたる…チンポはいっつも綺麗に洗っときな。そうすりゃ、気が向いたら…フフ…今度はペロペロしてやるからさ…ウフフフ…」
少年「は、はい!い、いつも綺麗にしておきますぅ!」
女 「じゃあな。楽しかったよ、童貞小僧。ほら、早く帰んな」
少年「は、はい。それじゃあ、し、失礼します。ナナコさん」
女 (フフ…失礼します…か…面白いガキだね…。わたる…か。いけない…私の方も好きになっちゃったかな?…フフ…いい年して、可笑しいね…。ウフフフフ…)

去っていく少年。女は少年の後姿が見えなくなるまで、その場で見送るのだった。