「裁判官の品格」

紹介記事一覧

各紙誌などで紹介された記事一覧です。

(確認した範囲のものです。気が付かれた点があればご指摘ください)

2014/8/11 現在


◆新聞・雑誌など◆

●『サンデー毎日』=2013年12月29日号

(SUNDAY LIBRARY/今週のイチオシ)

 【裁判官には当たり外れがある。薄々と感じているが、池添徳明『裁判官の品格』でぶっちゃけ言われるとやはりのけぞる。検察の主張をうのみにする裁判官はむしろ多い。本書は東電OL、名張毒ブドウ酒など著名な事件を裁いた13人が一体どんな判決を出してきたのかという「履歴書」だ。併せて司法修習時代の同期生らに取材し、その人となりや「人権感覚」を立体的に浮かび上がらせる。裁判官も“人の子”だと分かるが、それだけにもどかしくもある。】


●『財界』=2014年1月14日号(ZAIKAI LIBRARY)

 【裁判官の当たり外れで、人生を大きく左右されてしまうのが裁判の現実。裁判官のあり方と司法の問題点を探る。】


●『ジャーナリスト』(日本ジャーナリスト会議)
=2014年2月25日号(書評)

 <反対意見に耳を傾ける柔軟性/培われた「人間」を見る目>

=藤井満さん(朝日新聞記者)

 


●『埼玉新聞』=2014年7月28日付(文化くらし面/文化ワイド)

<裁判官の「品格」問う/人物像を取材し本に>

=佐藤達哉さん(埼玉新聞記者)

◆埼玉新聞の記事末尾に「1000円」とあるのは、定価1700円+税の誤植です。


◆インターネット書評◆

『福岡県弁護士会』=2013年12月14日(弁護士会の読書)

 【裁判官13人が実名、似顔絵つきで紹介されている本です。私はこんな本がもっとあっていいと思います。裁判官については、三権分立の担い手として身分保障は必要ですが、もっともっと国民から厳しく批判されるべき存在だと思うからです。(中略)とても面白い本です。裁判所の内情を知ることができます。】

『WEB 市民の司法』(法学館憲法研究所)

=2014年2月17日・2月24日(書籍・論文紹介)

 【多くの人が、裁判官は頭脳明晰で公平な判断をする人だと思っているようです。一方、裁判の当事者や弁護士などからは、多くの裁判官には常識が備わっていないという批判もよく聞きます。特に日本の刑事裁判では被告人の99.9%が有罪となっていることから、そこには刑事裁判官の正しくない姿勢があると指摘されます。実際はどうなのでしょうか。(後略)】=その1(2月17日)

 【本書は「裁判官には当たり外れがある」ことを明らかにします。裁判では証拠にもとづいて事実の認定が行われ、それに法律を適用して判断が下されることになります。また、刑事裁判では「疑わしきは被告人の利益に」という鉄則が適用されなければなりません。したがって、基本的には誰が裁判官であっても結論はそう変わるはずがないように思われます。ところが、少なくない裁判官が刑事裁判における「疑わしきは被告人の利益に」という鉄則に則らない判断をしている、ということを本書は明らかにしています。(後略)】=その2(2月24日)

『Amazon/カスタマーレビュー』=2014年4月21日

 【裁判というと、自分から遠い世界のように感じていた。今回、良い機会をいただき、この本を手に取った。が、不勉強で裁判の仕組みも何もわからず、新聞や雑誌を読む程度の知識でこの本のページを捲ってみた。……「裁判官も人間」「完璧とは程遠い」読み終えてすぐの感想である。勝手なイメージでは「裁判の判決はほぼ正しいものだろう」と考えていたがそれは裁判官の裁量、力量、人格……多くの要素が関与しているだと恐ろしささえ感じた。決して表面的な事象を追っている本ではない。13名の裁判官の過去の判決から内容から、裁判官の人となりまで、著者が時間をかけて丁寧に調べ上げ書き上げた良本。つまらない小説を1冊読むのだったら、「事実は小説よりも奇なり」と本書を1冊読むことをおススメする程(だからこそ、事実は恐ろしいのだが)興味深い内容である。(後略)】


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【書籍データ】

「裁判官の品格」

池添徳明/著

発行/現代人文社、発売/大学図書

四六判、212ページ

1700円(本体価格)

ISBN978-4-87798-565-3

2013年11月30日発行


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