理論武装塾
低料金不妊手術
23/11/11
| 高島平のら猫安楽死事件の真実 |
【概 略】
今から約12年前、板橋区高島平でのこと。
ボランティアの○○さんが里親さがしをすると嘘をついて、ホームレス猫への給餌者から３匹ののら猫を引き取ったが安楽死するしかなかった。
○○さんは多くの捨て犬捨て猫を保護している為、全頭に新しい飼い主を見つけるのは物理的に不可能。
それに反感を持った高島平のグループが『里親詐欺被害者の会』なるものを立ち上げて、○○さんを糾弾した事件があったが、失敗に終わった。
その後、『高島平安楽死事件』なる本が出版されることになった。しかし、○○さんを一番の被害者だと考える当方が出版差し押さえをした。
中途半端な猫愛護家と虐待者を見て、一番、胸を痛めていたのが○○さんだからだ。
当方からすれば○○さんが一番の被害者だからだ。
板橋区高島平という地域だからこそ『里親詐欺被害者の会』なるものが結成されたが、これが文京区・港区・世田谷区だったなら、私と同じく総括したはず。
私を未だに批判している輩がいるため、ここでハッキリさせておく。
【詳 細】
高島平の某所で３匹のホームレス猫がエサをもらっていた。
そこには、猫を虐待する者が出没していた。都会の下町には虐待者が多い。
現にその３匹の猫のうち１匹（？）も虐待された痕があったことを、獣医師が証言している。
○○さんは、その惨状を誰よりも胸を痛めていた。
虐待者が出没する場所でお気楽にエサを与える連中とは、動物に対する愛情のレベルが違うからだ。
○○さんはどうしても、そのエサ場に猫を置いておくのが嫌だった。
猫が虐待されることを容認できないからだ。どうしても引き取りたいと考えた。
だが、引き取った猫の全てに新しい飼い主がみつかる訳ではない。運が良ければ新しい飼い主が見つかる。運が悪ければ安楽死となる。
実態を知らない方へ説明する。
行政に例えると、
保健所に持ち込まれる動物の大半が苦痛死処分され、新しい飼い主が見つかる命は、ごく僅か。全頭、新しい飼い主を探すべきだと叫ぶ輩もいるが現実味が全くない（おバカ共産党らの唱える現実味のない政策論と同じ）
新しい飼い主が見つかるまでの間、
１、世話をする人が必要
２、エサ代、治療費などの維持費が必要
３、スペースが必要
そして、保健所に持ち込まれる頭数は無限。今日で終わりということはない。毎日毎日、持ち込まれる。それを一匹も処分しないとなると、世話をする人、
維持費、収容スペースを無限に拡げていかなければいけない。
拡げるには無限に税で予算を確保する必要がある。よって、保健所に持ち込まれた命の全てを助けるべきだという話は全く現実味がない。
これは行政に限ったことではない。ボランティアだって全く同じ。
保護した人が全頭を自分で飼えるはずがないし、里親も簡単には見つからない。なので安楽死も必要となる。（保護頭数をごく少数に限定している人ならば話は別だが）
○○さんは、そのことを正直に給餌者へ伝える気になれなかった。
なぜなら、給餌者は安楽死を避ける為に、その場所で給餌を続ける。
そうなると、また、そこで虐待される。
○○さんは誰よりも誰よりも、動物が虐待されることに胸を痛める人。
だから、○○さんは給餌者へ「成猫は新しい飼い主がなかなか見つからず安楽死になると可能性が高い」とは言えなかったのだ。
給餌者はよほどお気楽なのか、自己愛追求型愛護者なのか、安楽死よりはその場で虐待されたほうが良いと考える者もいる。
お気楽に「里親を見つければ良いだけ」と言ったりもする。
それが、現実味がないことは先にも説明した通り。
嘘だと思うなら、捨て猫捨て犬を無限に保護して、里親探しをしてみれば良い。飼ってくれる人がどれくらいいるのかを自分で確かめてみれば解るはず。
○○さんは「虐待されたらそれまで」「里親を見つければ解決だ」と無責任に言い放つ偽装愛護者らとはレベルが違う。
○○さんは、悪い人を無理矢理、良い人に見立てて里親さがしをすることは絶対にしない。○○さんの里親さがしの方法は、信用できる人に限定して動物を渡す。誰よりも動物を思いやっているからだ。
多くの有志は、捨て犬捨て猫を保護するまでは良いが、その後が問題。悪い人を無理矢理、良い人に見立てて渡して、追跡調査をすることもなく、「良い人へ渡したから幸せに暮らしているはず」とお気楽に言い放つ。
私はそのやり方には大反対で、○○さんの方法を昔から支持している。
現に横浜で、虐殺目的で、次から次へと猫を手に入れて虐待した変質者がいるではないか！！
虐待者も悪いが、そういう輩へ渡す側にも責任の半分がある。
後で確認したが、虐待者は若い女性を使って猫を貰いに行かせていたそうだ。ということは、いかにも大切に飼ってくれそうな女性でも安易には渡してはいけない、ということ。
人間が動物を虐待するのはたやすいが、動物は反撃も自活もできない。飼い主の元から逃亡したとしても自活はできない。虐殺されるか野垂れ死にする。ましてや、ホームレス動物はもっと危険にさらされている。
このことを重く受け止めて欲しい。
悪い人を良い人に見立てて、安易にホイホイと渡すくらいなら健康体でも安楽死すべきです。
自分の手を汚すのが嫌だからといって、動物に苦労を背負わせて、本当に動物の為になりますか。
《なぜ、自分はそうしたいのか》 なぜ、なぜ、なぜ、なぜ、と自分の心を突き詰める必要があります。
多くの動物愛護者は自己愛に傾注している。自分を犠牲にしてまで動物を助ける気はない。それを咎める気はない。
それにしても、せめて理屈くらいは理解して欲しい。
『里親詐欺被害者の会』なるものは「里親さがしをすると嘘をついて引き取って安楽死をした」と上手く宣伝し、多くの人を煽動した。
週刊誌も出版社もこれに乗っかった。週刊誌の記者はその後、上司から「能力なし」と見られて契約打ち切り。出版社も間違いを認め出版は控えた。
『里親詐欺被害者の会』なるものに、何度、討論会を申し込んでも一向に応じようとはしない。
【記者、ブロガーの見識のレベル】
その週刊誌の記者は六流記者（三流の２倍くらいバカ）だった。社会問題を見つけては問題提起し、最後は「政治が悪い」「行政が悪い」と結ぶ。その程度の記事なら小学１年生でも書ける。
知見の高い記事を書くには、
《自ら苦労を買ってでる。解決策を講じる。》の二つは必要不可欠。
特に政治面においては得意になって評論する輩が多いが、大半は間違っている。「政治家が悪い」としか言えない輩が多い。確かにこの言葉は言いやすい。書くと、たったの６文字、発音だと８文字。誰でも覚えられるから広まりやすいのだろう。
ヒトラーの名言に「私は悪いが世間はもっと悪い」がある。これほど、愚衆をズバリと言い当てた名言はないと思う。
日本人は謙遜を美徳とする為、面と向かって、あなたより私のほうが優秀だ
とは言わないが、内心、そう思っている人が多い。
でも、よく考えてみて。どんなに熟慮に熟慮を重ねようとも、どんなに勉強しようとも、所詮、自分の頭でしか考えられないのです。自分より優れた人の頭脳を借りてきて考えることなど、絶対に不可能。また、自分と同レベルの人と会話するほうが楽な為、どうしても井の中の蛙になってしまう。その為、自分の程度の低さを自覚する機会がない。
その点を踏まえ上昇志向を持てば、少しはマシな人間が増えるのではなかろうか。
【これだけはどうしても言っておきたい】
元動物福祉協会阪神支部長の松田早苗様について。
この方ほど犠牲的精神をもって動物福祉に真摯に取り組んできた人はいない。知性レベルはトップレベル。７０を過ぎてブログを書ける動物ボランティアは殆どいないことからしてもレベルの高さが判る。
それよりも、話せば、ずば抜けて聡明だと判る。
無論、理解力がなければそれさえも判らないだろうが。
ただ言葉が足りない（はしょることが多い）ため誤解されやすい。
偽装愛護者はそこへつけ込んで松田早苗様を陥れてはしゃいでいる。
偽装愛護者は知性はかなり低く、自己愛と動物福祉を混同している。動物を利用して寂しさを紛らわすことを動物福祉だと思い込んでしまっている。スタート地点からから間違っている為、善悪の判断を間違えるのは必然。
低俗な輩から批判される松田様は、それだけ優れているということ。