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25年1月

環境省動物愛護管理室 御中

アニマルポリス
〒960-8066福島市矢剣町11−3星野節子
024-563-7650(tel fax)


用件のみにて失意いたします。

貴役所が作成されたリーフレットの中に「繁殖を望まないなら去勢不妊を」という表現があり、明らかに処分削減の弊害となります。他のリーフレットは高度で訴求力もあり評価できますが「繁殖を望まないなら去勢不妊を」という表現だけは絶対に納得できません。

貴役所が去勢避妊の必要性について、充分に理解されていることは、リーフレット全般からして推察できますが、「繁殖を望まないなら不妊去勢を」の文節のせいで全体の評価を下げることになります。

不要な文言〜〜「繁殖を望まないなら不妊去勢を」の削除をお願い致します。これについてのご回答を恐縮ですが25年2月15日迄にお願い致します。


【理   由】

1、繁殖を望む望まないに関係なく去勢避妊は絶対に必要。繁殖推進派からすれば去勢避妊を徹底すると、いずれ絶滅するから繁殖は認めるべきという論理だろう。では、絶滅は家庭動物にとって危機なのか。無の状態には悲しみも苦しみも痛みもない。家庭動物の絶滅によって、動物飼育欲求が満たされなくなる人も出てくるだろうが、人間の寂しさは人間自身で癒すべき。他の生命体を利用して欲求不満を解消するのはエゴとしか思えない。


2、産ませて多頭飼育で一時は正しく飼えるとしても、いずれ、必ず崩壊する。多頭の動物を抱えたまま失業する者、入院する者、死亡する者がいる。特に多いのが、猫をさんざん増やした挙げ句、飼い主が死亡する例。その場合、家族が処分したり、家族が遺棄して野良化させるのが大半。
そうなると、無責任な愛情から、エサを与えるだけで去勢不妊を受けさせない給餌者が出没し、悪循環となる。


3、助ける目的で里親探しをする愛護団体ですら、虐待者を無理矢理、良い人に見立てて渡すことがある。原因は、繁殖した飼い主から多頭の動物を押しつけられて引き受け、世話や金銭問題で疲れ果て、少しでも保護頭数を減らそうという焦りからくるもの。
 


●産ませた飼い主は命を持て余し、一日も早く、家から追い出す目的で、飼ってくれる人を探すので、実質遺棄。●産ませた飼い主は命を持て余し、一日も早く家から追い出す目的で、悪い人へも平気で譲るので、実質虐待者。