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人間と動物の違いを認識してこそ動物福祉。

last updated2003年6月21日


あなたから動物を譲り受けた人が、捨てたり処分したとしても、そのことを正直にあなたに伝えはしません。誰しもが初めは「大切にします」と言うはずです。ところが、動物を捨てたり処分するのは皆、「飼った人」なのです。

一匹の犬・猫が一度に5匹・年に2回産むとして一年後には72匹に増えます。その72匹が一年後には71匹ずつ増えるのですから、5112匹になります。この数に比例させて人間の数を爆発的に増やせますか? 去勢避妊をしましょう。

人間と動物は差別するものではなく、区別するもの。人間と同一視しても、同じ状況に置くことは
無理なのです。動物が貨幣を流通させて、自分でエサやノミ取り薬を買ったり、具合の悪い時に自分で通院することは不可能なのです。

人  間 動  物
処分

遺棄
処分・遺棄されることは
ない。
人間から処分・遺棄される可能性がある。
行政処分だけでも年43万匹。その他にも
のら犬、のら猫が事故死、野たれ死は
集計不可能。
苦痛 苦痛を訴えることができる。裁判を起こすこともできる。 吠えたり泣いたりすると、ご近所から苦情がきて、それによって飼い主が遺棄・処分することも。
親子 独り立ちするまで一緒に暮らせる。 親子が人間から引き裂かれることが殆どであり、
親は泣きながら子を探し回ることも。
発情 解消法がある。 発情期に交尾できないことは精神的に苦痛。発情期に鎖を切って逃亡し、野犬化、のら猫化することが多い。発情からくるストレスを散歩で解消することは無理。
力関係 人間が動物を虐めることがある。 動物が人間を虐めるのは無理。
保健所 人間を処分する保健所などない。 人間の都合だけで処分されることが多い。
病気の場合 通院・入院ができる。 飼い主が連れていかない限り、自分では行けない。