あなたから動物を譲り受けた人が、捨てたり処分したとしても、そのことを正直にあなたに伝えはしません。誰しもが初めは「大切にします」と言うはず。ところが動物を捨てたり処分するのは、『飼った人』なのです。今日、捨てた人があなたから、譲り受けた人かも知れません。 | |
産ませてから、情報紙に掲載して新しい飼い主を捜したとしても解決にはなりません。むしろ悪循環になります。現に、福島県においては猫の処分数は年々、増え続けています。犬の処分数も13年度は12年度に比べ380頭も増えました。去勢避妊を受けさせましょう。メスだけでは妊娠しません。オスの飼い主にも責任の半分があります。 |
多くの人に動物を飼う機会を与えることが愛護でしょうか?動物は、口に出して叫ぶことはできません。飼い主次第で運命が決まります。イギリスでは小学校の授業で動物の去勢避妊を学びます。 |
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去勢避妊手術は、単に不幸な命を増やさないだけでなく、発情期に動物が受けるストレスをなくす効果も。発情しているにも拘わらず、交尾できない動物の立場から考えましょう。だからといって交尾させると、遺棄・処分が増えます。 |
《動物の愛護および管理に関する法律》 |
人と動物の違いを理解してこそ動物福祉活動ができるのです。 人と動物を一緒くたにすると必ず間違いを起こします。 |
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------- | 人 間 | 動 物 |
処分 遺棄 |
処分・遺棄されることは ない。 |
人から処分・遺棄される可能性がある。 行政処分だけでも年43万匹。その他にも のら犬、のら猫が事故死、野たれ死は 集計不可能。 |
苦痛 | 苦痛を訴えることも、裁判を起こすこともできる | 苦しくて吠えたり鳴いたりすると、人からうるさがられて処分されることもある。 |
親子 | 独り立ちするまで一緒に暮らせる | 親子が人間から引き裂かれることが殆ど、 親は泣きながら子を探し回ることも |
発情 | 解消法がある | 発情期に交尾できないことは精神的に苦痛。発情期に鎖を切って逃亡し、野犬化、のら猫化することが多い。発情からくるストレスを散歩で解消することはできない |
力関係 | 人間が動物を虐めることがある | 動物が人間を虐めるのは無理 |
保健所 | 人間を処分する保健所などない | 人間の都合により処分する為に存在する |
病気の場合 | 通院・入院ができる | 飼い主が連れていかない限り、自分では行けない |