投稿者: pokkinnrukkin
日本動物福祉協会の“安楽死
2000/11/ 3 5:41
メッセージ: 46 / 1659
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投稿者:
gyomya
日本動物福祉協会の阪神動物救護センター(犬猫安楽死施設)は、1999年6月に閉鎖されたそうです。そのことが、同協会のホームページに載っています。
http://www.corcocu.co.jp/JAWS/jaws_report/rep34_9.html
昭和33年(1958)頃から、捨てられた犬猫を、西宮トラビスチヌ修道院内の居住区で飼いだしたドイツ人教師が、新聞報道で有名になるにつれ、犬猫を捨てていく人が増えて、ついには昭和38年(1963)頃には、苦悩の末、“安楽死"を考えるようになった。そして、昭和46年(1971)、正式に動物愛護協会の施設となった、と書いてあります。
ここでわからないのは、たとえば昭和61年(1986)の大島や平成3年(1991)の雲仙、阪神大震災(平成6年=1994)のとき、犬猫の保護に活動していることです。
ということは、一方で、「里親募集より安楽死を」勧め、年間1万匹も殺しながら、もうひとつの顔では、災害時の犬猫の保護活動をPRしている。これらの活動は、ここだけがやったのではなく、いくつかの団体が協同でやったのですが。
また、去年改正された「動物管理法」を動物愛護協会、獣医師会などと協議したりしています。動物福祉協会は役員に政治家(昭和47年には理事長に中曽根康弘)や皇族・元華族が名を連ねる歴史があります。影響力が強いのです。(動物愛護協会は、動物園長・作家などの役員が多い)
年間1万頭もの安楽死推進ということは、反発にも出会ったらしく、一言、皇族や会員に迷惑をかけたと書いてあります。
しかし、これは、一言ですむことではなく、もっと大々的に、この協会の大きな活動の一つが、去年まで続いた安楽死推進であったことを、世の中に広報すべきです。
ただしく歴史を伝えるべきです。ホームページでは、年に何頭殺したかは書いてありません。オブラートに包まれて、まるで動物達を保護し治療し生かさせたかのような錯覚を受ける書き方をしています。
安楽死推進をしていた団体だとは、ホームページを見ている限り、まったく想像できないでしょう。それどころか、生命をなによりも尊重する団体と主張しています。
どれだけ動物愛護運動が矛盾したことになるのかをはっきりさせるべきです。
いまさら、批判してもしかたないと思います。ひとつ譲って、やむをえなかったとしましょう。しかし、一部に、この「里親よりも安楽死推進」の思想を受け継いだかのような人達が行動していることを、自らの矛盾を明らかにすることによって、防ぐべきです。
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