見積ソフト「コスト算定システム(機械加工編)」

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見積ソフト(コスト算定システム(板金加工編))は、EXCELをベースに板金加工品の原価を見積もるためのソフトウエアです。
操作方法は、EXCELに図面の情報を入力をする要領で進めていただけます。

コスト算定の手順は、図面や生産ロットの情報をもとに
材料情報の入力 → 加工情報の入力 → 算定結果の表示
です。

CAMソフトのようにパスを入力するのではなく、図面に表示されている寸法や精度などを入力することで、原価算出できるようにしています。 以下に主な入力項目の事例を紹介します。

材料情報の入力

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<材料費の入力>

メニュー画面で、品目番号、品名、生産ロットなどを入力し、「コスト算定へ」ボタンをクリックすると材料の入力画面になります。  この画面では、材料費の計算をを行ないます。

板金加工の場合には、材料費の算出と一次加工がセットになっています。したがって、一次加工を選択します。
そして、一次加工の最初に材料費の設定から始めます。図面で指定している材質を選びます。

入力項目は、材質、部品を展開したときの厚さ(板厚)、幅、長さ、材料のロス分を加味するための材料余裕率を入力いただきます。その結果が、材料重量、材料単価、材料費に表示されます。

そして、もうひとつに定尺材を使って、要求された品目をすべて製作した場合の、一個当たり材料費を参考値で表示しています。

とくに、レーザー加工とNCTプレス加工では、材料のロス部分に違いがあり、これらの情報の変更や材料費計算に容易に反映できるようになっています。

                                     

加工情報の入力<レーザー加工の入力>

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加工費の算出は、材料費の算出を行った後、続けて操作することができます。
レーザー加工では、上記のような入力項目がワークシートが表示されます。

形状および精度は、選択項目になります。このほかに切断長さについて、図面上の加工長さを入力していただき、その箇所数を入力します。
これで、加工箇所の機械時間が表示されます。

加工箇所の情報をすべて入力していただきますと、レーザー加工での加工時間の結果を確認することができます。レーザー加工での加工時間は、終了し、見積り結果の表示ボタンをクリックしますと、これまで入力しました材料費と加工費(ここではレーザー加工)が表示されています。

加工条件の変更<フライス加工>

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加工条件の設定では、貴社の基準となる条件値を設定していただくことになります。(納品時は、弊社で設定した条件が入力されています。そのままお使いいただくことも可能です。)

レーザー加工の加工条件の設定では、上記の変更を行い、設定ボタンを押すとすぐに変更した条件で使用することができます。
加工条件の設定に関しましては、このほかに段取時間や余裕時間、材料取りや溶接の仮付け寸法など柔軟に変更できるようになっています。

                                                    

コスト教育の実施(有料サポート)

コスト算定システムについて、クライアント企業のご要望により、教育カリキュラムを提供しています。(別費用になります。)システムの特徴

1.採算性判断のための基礎となるコスト構築理論の教育。
2.原価算出をするうえで必要になる加工基礎知識の教育。
3.加工や設計上注意すべき加工限界の教育。
4.工順設計の進め方の教育。
5.プロジェクトチームによるコストダウンの進め方の教育。   など。