NTTパーソナル系端末(32k対応)


312D

  • 1号機

    アイスピンク。97年8月製。97年8月から11月まで電測端末として使用。留守電応答時の音漏れ、Smartのカバンモードのバグでクレームを付け、2号機と交換。関西契約できゃらメール付き。電測時の最大dB値は66dB。

  • 2号機

    アイスピンク。97年11月製。97年11月から12月まで電測端末として使用。電測時の最大dB値は今までのところ64dB。黄色シール付き。

  • 気に入っているところ

    電測ができる。しかもデュアル。
    フリップを開くとキー・イルミネーションがonになるので暗いところですごく便利。
    スピーカーの音質がまあまあ良い。
    感度が良く、郊外のCSが疎な場所ではかなりいけてる。
    日付・タイムスタンプ付きで発着信履歴が残る。
    時計、タイムコール、留守電など一通りの機能をもつ。
    個人的に形やキー操作が好き。

  • 気に入らないところ

    いまどきイヤホンマイク端子がない。
    ハンドオーバーがいまいち。
    端末の留守電の応答時間が10秒に固定で変えられない。
    フリップの蝶番の強度がなく、何回かポケットに入れて持ち歩いただけでフリップがぐらぐらするようになる。
    感度が良いため、遠くの変なCSを掴み込んで着発信不良に陥る傾向があるところは201Dゆずりで相変わらず。
    公衆モードでは、ホームアンテナの電波を捕捉していても、少しでも公衆電波が届いていれば(着発信不能なレベルでも)ホームアンテナモードに自動では切り替わらない。(8月製)
    家庭+公衆モードでは絶対にホームアンテナを掴まない。
    番号通知がされていない相手からの着信を逃しても「チャクシンアリ」と表示されない。

  • 使ってみての感想

    北海道では発売予定が無いはずだったカラーなので、やむを得ずWeb上の通販で購入。込み込みタダ、3カ月縛り。
    31xシリーズの中では最初に電測が発見され、感度もかなり良いので、廢人からの注目度No.1のNTTP端末。201Dの時と同様、お出かけ時の性能は優秀。しかし、我が家のようなCS密集地の高層階で、多くのCSから電波が届く場所では変なCSを掴んでしまい、それらのCS間をハンドオーバーしまくるので非常に使いづらい。特に初期ロットだとホームアンテナモードで使うには、事実上いちいちモードを切り替えなければならないため、個人的には×な端末。また、当初は、留守電応答時に端末側のマイクが働き、相手に音が漏れる、Smartモードにバグがあるなどの問題も報告されている。黄色シール付きは、留守電とSmartのバグ、ホームアンテナとの相性などの点でかなり改善されている。


311P(A) スケルトンタイプのブルー

  • 1号機

    97年8月製。97年9月中3週間使用。
    物珍しさに釣られてつい買ってしまった端末。記念すべき通算第20号機(笑)。

  • 2号機

    97年8月製。97年11月、アステラーOFF1次会の端末オークションで落札。
    トランシーバーとして遊んだ後、当初の計画通り、Hへの誕生日プレゼントに活用。

  • 気に入っているところ

    レア性、廃なデザイン(笑)。
    ハンドオーバーが早いので街中のCS密集地帯を歩きながら使うのには良い。
    軽いし、リーチが丁度良い大きさなので使いやすい。
    スピーカーの音量がかなり大きくできるので、喧噪な場所で便利。
    HSモードで端末の留守電が機能するのは良いような悪いような・・・。

  • 気に入らないところ

    今時時計がない。
    感度があまり良くない。
    PIAFS端子が底にあり、充電しながら使えないなどの不便がある。
    留守電が1件しか記録できない。
    音質があまり良くない。
    弱いノイズが常に聞こえ、静かなところで長電話すると気になる。

  • 使ってみての感想

    万人受けするデザインで、ノーマルタイプも含め廃人以外には結構人気のある機種。 HAやHSとの相性は良く、感度の悪さと相まって、電波が安定しない場所でHAを置いておくとさっさとHAモードに自動で入ってくれるので、HA併用で使う分には着発信安定性が良い。また、街中でCSが多い場所なら早めにハンドオーバーしてくれるのでかなり安定して使える。よそのページでは酷評が目立つが、特別に優秀な端末を使ったことがない人ならば「PHSだからこんなもの」と言う感じで満足に使えるのではなかろうか。廃人じゃない人には初期の312Dより寧ろ使いやすいだろう。
    しかし、203Sと比べれば相当に落ちる。感度がそこそこで、203Sよりも圏外になる場所は明らかに広い。ビル陰などに入ると途端にダメになる。また、音質も聞こえれば良いというレベルで、PHS本来の高品質なものではないのはKazumiが最も気に入らない点。機能の面はA235のPIAFS対応NTT-P版とでも言ったところで、新型機種にしてはかなり淋しい。留守電3件と時計くらいは欲しかった。
    総評としては「松下製品らしい」端末とでも言えようか(笑)。うるさいことを言わなければそれなりに使える反面、特記できる長所はない。80点主義で作られるトヨタの車のような端末である。


311T(B)

  • ライトブルー。97年7月製。

    97年9月、白ロムでJUNさんより購入。子機としてテスト後97年10月から98年8月、331Tへの機種変までの長きに渡りメイン機として活躍。電測時の最大dB値は68。

  • 気に入っているところ

    感度が良い。
    適切なレベルでホームアンテナモードに入り、しかも簡単には離さない。
    着信音の種類が豊富。
    日付・タイムスタンプ付きで発着信履歴が残る。
    バーの表示が正確。
    ハンドオーバーが上手い。
    スピーカーの音質が良く、音量も大きくできる。
    時計、タイムコール、留守電など一通りの機能をもつ。
    スライドダイヤルはやっぱり便利。
    電測ができる。

  • 気に入らないところ

    ホームアンテナ1台にしか登録が出来ない。
    ハンドオーバーに時間がかかるので、高速移動中はあまり使いものにならない。
    今時の端末にしてはちと大きく重い。
    イヤホンマイク端子がない。
    文字メッセージの受信は出来ない。

  • 使ってみての感想

    噂通り基本的性能の面では優秀な端末。写真で見たデザインはあまり好きではなかったが、実物はまあまあだった。203Sよりは僅かに感度と安定性が劣るが、機能が強化されているという印象。ハンドオーバーは確実にこなすが、時間がかかるため、高速移動中の使用はかなり苦しい。また、ホームアンテナを1台しか登録できず、別宅と自宅を行き来する度にHA登録をし直さなければならないのは、Kazumiにとって致命的な欠点。機種変更価格の下落に伴い、メイン機の座は短くなりそうな気配だったが、電測発見により10カ月の長きに渡りメイン機の座を維持した(笑)。


313S(グレー)

  • 97年4月製。

    97年10月、某ダンのキャッシュバックで購入、98年3月に311Yに機種変して現在は白ロム。

  • 気に入っているところ

    PHSとして最低限の性能は堅く押さえてある。
    安定性が高い。バー0本の着発信にも殆ど問題がない。
    操作性が良い。シャトルはやっぱり便利。
    高級感あるデザイン。
    実際持ってみると、スペック以上に小さく軽く感じる。
    やはり音質が良い。

  • 気に入らないところ

    時計が付いているのに着信履歴にタイムスタンプが残らない。
    期待したほどは感度が良くなかった。
    着信音の種類が今となっては少ない。
    ダイヤルロックがとても面倒。

  • 使ってみての感想

    個人的にデザインが好きなのと、311Tがスペック以上に大きく重く感じることから、203Sよりちょっと感度が悪いくらいなら311T後継のメイン機を考えて導入。しかし、実際には311Pよりちょっと上と言った程度の感度で、203Sよりは明らかに感度が悪く、ちょっとした場所ですぐ圏外に落ちるのでイライラするケースも多い。Nパの端末の中では普通のレベルなのだろうが、昨今の感度の良い端末を使い慣れると今一つに感じる。


314S(O)

  • 97年11月製。

    98年1月、アステラー新年会で集団購入。98年3月、101Yに電番を移し白ロムに。
    オリンピックモデル。

  • 気に入っているところ

    感度はまあまあ合格。
    安定性が高い。バー0本の着発信も難なくこなす。
    操作性が洗練されている。
    廃なデザイン(笑)。
    機能が充実している。
    やはり音質が良い。
    着信音作曲機能付き。

  • 気に入らないところ

    発着信履歴に時間が残らない。
    未だに着信ネームに対応していない
    ダイヤル・ロックが面倒。

  • 使ってみての感想

    アステラー新年会とうちの掲示板の関係者だけで17台を集団ゲットした限定モデル。北海道での発売予定はないため中央での新規契約となった。
    313Sは感度の面ではぎりぎり不合格であったが、こちらはぎりぎり合格といったところか。
    313S同様、バー0本でもらくらく発着信をこなし、音声も破綻しないのはさすがである。313Sにさらに磨きをかけた操作性と充実した機能、優れた音質・・・と、Nパのスタンダードとして使うにはオススメの1台である。ホームアンテナとの相性も良い。ただし、バーの振りが渋いため、最近の優秀な他の機種と比べると圏外に落ちるのが若干早く、他の機種だったらバー0本で確率50%位で使えた場所が圏外になってしまい、完全に使えなくなってしまうのは残念。また、せっかく時計が付いているのに、発着信履歴に時間が残らないのは311Tを使いなれた身にはかなり不満。細かい不満はあるものの最近のNパ端末の中では最も無難な端末であろう。


311M

  • 98年3月製、黄色丸シールつき。

    98年3月、アステラーOFF会で集団購入。98年5月、電番を101Nに移し一旦メイン子機に成り下がるが、復活の可能性もあり(笑)。電測時の最大値は70dB。

  • 気に入っているところ

    感度は条件付きで非常に良い。
    ハンドオーバーが上手く早い。
    安定性が高い。バー0本の着発信も難なくこなす。
    粘りもある。
    電測が出来る。
    時計や留守電など一通りの機能はある。
    ELディスプレーは大きく見やすい。
    デザイン(笑)。
    とにかく小さく軽い

  • 気に入らないところ

    ホームアンテナに1台しか登録できない。
    着信音が小さい。
    アンテナが環境変化に敏感でちょっと指が触れただけで大幅に電測値が落ちる。
    端末を寝かせて置くと電測値がかなり落ちる。
    アンテナの位置が悪く、通話中に指がアンテナを覆ってしまいやすい。
    S端末に比べると音質が落ちる。また、ノイズも良く乗る。

  • 使ってみての感想

    アステラーOFFでまたやってしまった(爆)集団ゲットの獲物。感度そのものはかなり良好。311Tよりも上だと思う。ハンドオーバーも確実かつ迅速にこなし、粘りも充分ある。また小さく軽く、ディスプレーが見やすい。カタログ上では機能が少ないようにも見えるが、通常使う分には充分な機能を搭載している。
    ところがこの311M、些か難物の気がある。アンテナ回りの環境の変化には非常に敏感。アンテナに指が当たると10dBは電界強度が下がる。私の場合、一番楽な持ち方をすると、丁度人差し指がアンテナを覆ってしまうので始末が悪い。また、寝かせると電波の掴みが悪くなる。311Mの充電台は、端末を寝かせて置くタイプで、充電台に載せると電界強度が下がる。HA併用ではない方が、家で充電せずに待ち受けするときは、充電台の上よりも寧ろカーテンレールか何かからぶら下げて置いた方が良いだろう。従って、お出かけ時も、なるべく端末を立てた状態で持ち歩くこと、アンテナがなるべく隠れないように持ち歩くこと、などの注意が必要である。細かい点では、311T同様1台のHAにしか登録できないこと、CSによってはノイズが多いこと、受話音声にハム音が若干乗っていてちと耳障りなこと等が挙げられよう。
    以上のように、端末の個性を良く知って上手く使えば非常に優秀である反面、あまり難しいことを考えず、ラフに扱うと非常に問題が多い201Dのような端末である(笑)。


315P

  • 98年2月製。

    98年3月、101Yから機種変。98年7月、電番を331Sに移し休眠。

  • 気に入っているところ

    きゃらトークが使える初めての機種。
    受話音声の音質が良い。昔のP端末とは大違い。
    小さく軽く、持ちやすい。
    電池残量が常にディスプレーに表示されている。
    きゃらトークの送信メッセージが蓄積型。

  • 気に入らないところ

    感度は並。
    バー表示が甘い。バー1本でも発着信にしくじることもある。
    粘りは無いと言わざるを得ない。
    着信履歴にタイムスタンプが残らない。
    性能面で特筆すべき点はない。
    着信音が貧弱すぎ。昔のPと同じでメロディーが入れられない。
    傷が付きやすい。
    ハンドオーバー自体は遅い。
    PIAFSの端子カバーがはずしにくい。

  • 使ってみての感想

    311Pなど以前の機種に比べれば音声系・感度とも格段に良くなっており、Pらしく変に粘らないので、CSの濃いところではさくさくとハンドオーバーしてくれるので使いやすい。また、きゃらトークが使える端末の中では安価なことと、きゃらトークの使い勝手が316SなどS系のバージョンアップ端末よりも格段に良いことは評価に値する。すなわち、315Pは331Pと同様、CT送信時に一旦送信メッセージをメモリに入れるタイプなので、相手方が話中とか圏外トーキーでも折角入力したメッセージが無駄にならず、またコールバックを使ったきゃらトーク発信が非常に簡単である。しかし、バーの振りが甘く、見かけの感度を良くしているのは許せない。実の感度は313Sあたりと良い勝負。311T、314S、311M等と比べたら明らかに下。さらに、今時着信音がメロディーに出来ない点もいまいち。電話として全体的に見ると、特段に悪い点はなく使えないものではないが、331Pと比べると「売り」になる点が見当たらない。勿論、デザインや操作系が気に入った等、私とは違う観点で欲しいと思っている方の購入を止めたくなるほど酷いものではないので、気に入って使っている方は大事に使ってあげて下さい。


311Y(B)

  • 98年2月製。

    98年3月、313Sから機種変でゲットしたが、6月には早くも331Pに機種変の憂き目となり引退。

  • 気に入っているところ

    ジョグダイヤルの操作性は良い。さすが元祖。
    折り畳んだときのデザインが電話らしくなく良い。

  • 気に入らないところ

    圏内復帰が遅い。
    感度もいまいち。
    受話音声の質がいまいち。
    今時時計がない。

  • 使ってみての感想

    デザイン的に電話機を感じさせないところに惹かれて買った端末。しかし、本来の電話機としての性能は残念ながら決して良いものではない。まず、内蔵アンテナタイプに良くあることだが、感度が悪すぎ。弱電界ではなかなかバーが立たず、立ってもバー1本だと発着信がかなり怪しい。さらに圏内復帰が遅く、酷い例だと一度圏外に落ちると何日も圏外だった話しも報告されている。一度離したCSにはなかなか戻らないような気がするので、弱電界にいるとえらいことになる。ホームアンテナ併用か、余程電波条件の良い場所じゃないとまず使いものにならない情けない端末。また、折り畳み式だから要らないと思ったのか、今時時計がなく、着信履歴にタイムスタンプ・・・、なんて事は夢のまた夢(笑)。早々に機種変の対象となった。


316S(D)

  • 98年3月製。

    98年4月、101Nから機種変。6月にきゃらトークバージョンアップを行う。99年1月に電番を332Sに移し保存機に。

  • 気に入っているところ

    314S同様、感度は合格。
    安定性が高い。バー0本の着発信も難なくこなす。
    廃なデザイン(笑)。
    機能が充実している。
    やはり音質が良い。
    着信音作曲機能付き。

  • 気に入らないところ

    再送キーがない。
    未だに着信ネームに対応していない
    発着信履歴に時間が残らない。
    シャトルの位置が悪く、回しにくい。
    ダイヤル・ロックが面倒。

  • 使ってみての感想

    簡単に言えば、314Sにどらえもんの外装と「いまどこサービス」を追加した端末。だから314Sと癖などは一緒で、電話としての基本性能も優れている。ただ、ドラタッチ等の機能によりキー割り当てが苦しくなったため、一般的な操作が犠牲になっている面がある。また、CT送信時は一旦送信メッセージをメモリに入れるタイプではないので、相手方が話中とか圏外トーキーだと折角入力したメッセージが無駄になる点は大きなデメリットである。


331P(B)

  • 98年6月製。記念すべき50台目の端末。

    98年6月、311Yから機種変。9月に331Nに機種変するまでCTメイン機として活躍。

  • 気に入っているところ

    漢字きゃらトーク対応。
    きゃらトークの使い勝手が最高。
    感度はまあまあ。
    電池残量が常にディスプレーに表示されている。
    バー表示が(Pらしくなく(笑))素直。
    日付と時間付きの着信履歴
    漢字電話帳 & 漢字着信ネーム。
    着信音作曲機能付き。

  • 気に入らないところ

    漢字きゃらトークモードでは半角文字が一切入力できない。
    半角仮名で「っ」や「ゃ」等の小さい文字が入力できない。
    (全角モードではOK)
    発信履歴には日付が残らない。
    331シリーズ中では最も感度が悪い。

  • 使ってみての感想

    悪名の高かったP端末であるが、私にとっては大きな不満はなかった。感度の面で、331シリーズの中で比較すると最低ではあるものの、314S並ではあり、ハンドオーバーもそつなくこなす。弱電界での処理もなかなか上手く、着発信の安定性も高いなど、今までのP端末の面影はない。さらに、きゃらトーク(CT)のインターフェースが315P同様使いやすく、これでCTを打つことを覚えてしまうとSやTは使う気になれない。今のところ、Kazumiのお気に入りの1台であった。ただし、CT送信時に漢字モードを選択すると、半角を一切受け付けなくなるのは痛い。


331S(W)

  • 1号機

    98年5月製。98年6月、白ロムでこーいちさんより購入。7月に315Pの電番を引き継ぎ使用の後、9月にガーデニングのバグで預託機交換に。感度は悪く圏内復帰が遅かった。

  • 2号機

    98年4月製。98年9月、1号機と交換でget、99年1月まで使用の後、電番を333Pに移し子機として活躍中。
    感度が良く、圏内復帰もそこそこ早い。ただし、バグは直っていない(ーー;。

  • 気に入っているところ

    感度が良い。
    発着信安定性が高い。
    弱電界下での安定性が高い。
    バー表示が頼りになる。
    着信音作曲機能付き。
    やっぱりシャープ。音質が非常に良い。

  • 気に入らないところ

    相変わらず着信履歴に日付が残らない。
    確認音が異常に大きくうるさい。
    電池残量がコマンドを打たない限りわからない。
    CTの使い勝手が悪い。
    操作性がいまいち。今回のシャトルは使いにくい。
    横幅と厚みが結構あるので、胸ポケットに入れると邪魔。

  • 使ってみての感想

    今回のS端末はインターフェースでは完全にPに負けている。勿論、電話としての基本的な性能は、Sらしくそつなくまとめられており極めて優秀であるが、些細な使い勝手で悪い点があまりにも多く、331Pと比べると不愉快になることが多いため、その積み重ねでマイナスの印象を持ってしまった。とは言うものの、感度、安定性などの基本性能の点では他の331シリーズから一頭地抽んでている。個性の乏しい端末ではあるが、普通に使う分には使いやすいだろう。
     私がメイン電番を331Sを入れなかった最大の理由は異常にうるさい確認音である。あんなバカでかい音が出たのでは、公共の場所で設定の切り替えやデータ通信をする気にはなれない。つまり、私にとっては持ち歩きには向かないと言うことである。またCT関係も331Pに慣れてしまうと、およそこいつで使う気にはならない。加えて、331Pも基本性能が上がっており、電話としての基本性能でSを選ぶ積極的理由はKazumi個人としては見いだせなかった。
     なお、預託機と交換前の端末の差が大きかった。個体差が結構あるのかも知れない。


331T(M)

  • 98年7月製。

    98年8月、311Tから機種変。メイン機として活躍したが、99年1月、611Sモニターの絡みで泣く泣く機種変。電測時の最大dB値は70。

  • 気に入っているところ

    漢字きゃらトーク対応。
    取りあえず感度そのものは極めて良い。
    電測が出来る。
    着信音作曲機能付き。

  • 気に入らないところ

    挙動不審が多く、損呼率が高い。
    バー表示が頼りにならない。
    発着信履歴に日付が残らなくなった。311Tから後退。
    A272以降のアステル東芝製と同様の塗装で、傷がつきやすい。

  • 使ってみての感想

     311Tから万を侍してのメイン機の機種変をしたのだが、挙動不審が多かった。まず、HSモードで近所を徘徊してみると、近所のスーパーの奥の方や、100m以上離れたビルの影などでも30dB台のバー2本。こんなにバーの立ちが良い端末は今までなかった。ところが、発信をかけてみるとバーが2本立っているくせにこけることがある。さらに公衆モードで電測しながら散歩してみると、結構CSから離れていても70dBに張り付く。どうも、プリアンプのゲインが高すぎて到底リンクできないくらい弱い電波でもバー2本くらいまで増幅してしまうため、端末側がCSを乗り換える閾値が低すぎ、到底リンクできない遠いCSをいつまでも掴んでいて損呼が発生しているような気配だ。部屋に公衆モードで放っておいても、なかなか公衆を諦めずにHAに入ってくれない。
     なお、感度そのものは極めて良い。バー表示はあてにならないが、隣のブロックの窓のないBAR(間に8F建てのホテルを挟んで90mくらい離れている)でデュアルモードで一杯飲んでいたら、HSモードで着信したのには恐れ入った。また、電波の届きの悪いホテルなどでも331Tだけが使えるという場面に、何度も遭遇した。


331N(G)

  • 多分98年7月製。

    98年9月、331Pから機種変(笑)。99年12月までCTメイン機として活躍
    622Sに電番を移し、現在は休眠中。

  • 気に入っているところ

    常に電池残量が表示される。
    感度はまあまあ。
    発着信履歴とも日付と時間が残る。
    漢字電話帳 & 漢字着信ネーム。
    着信音作曲機能付き。

  • 気に入らないところ

    バー表示がインチキ。
    ハンズフリーに対応していない。
    操作性最悪。バグだらけ。
    作曲した着信音の音程が酷い。
    受話音声の質が悪い。
    受話音量があまり大きくならず、喧噪な場所で不便。

  • 使ってみての感想

     Nらしく感度がなかなか良く、331シリーズ中では着信履歴が群を抜いて充実しているが、長所はそんなところ。普通に使う分にはこれほど使いにくい端末も今時珍しい。3Dスイッチのフィーリングの悪さと言い、バグだらけなところと言い、あまりにも練られていない端末である。CTを打つにしてもハンズフリーがないのでいちいち耳にあてなければならないのは気に入らない。ところが、バグだらけなところが廃人をくすぐり、廃人の所有率が妙に高かったりする変な端末である(笑)。


311N(S)

  • 97年8月製。

    98年10月、102Uから機種変。11月に電番を101Sに移し実験機となる。

  • 気に入っているところ

    感度が非常によい。
    バー0本でも発着信安定性が高い。
    かなり粘る。
    切り戻しも確実。

  • 気に入らないところ

    操作体系が非常に煩雑。
    NらしくかなりCSを引っ張る。
    出た時期と大きさを考えると機能が少ない。
    時計・留守電すらついていない。

  • 使ってみての感想

     電話としての癖はAN-11に酷似。良くも悪くもN(爆)。感度は極めて良く、33xシリーズと比較しても全く遜色がない。さらに、バー0本の損呼率も低く、弱電界でもかなり使える。車や列車の速度での移動中のハンドオーバーは絶妙であるが、徒歩や自転車の速さだと引っ張り過ぎでうっとうしいだろう。また、Nらしく操作性が最悪なのみならず、時計や留守電がないなど、出た時期を考えれば売れなかったのは当然(苦笑)。この私ですら、基本性能には魅力を感じるが、操作性を考えるとおよそ長く使う気にはならず、101Sに電番を移すなどと言う酔狂な事をしてしまった(爆)。


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