山王史跡公園あやめ園

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 6月に一迫ゆり園に行った際、同じ時期にあやめ園も開いていることを知って行って来ました。この日は梅雨の最中でしたが、幸い天気に恵まれました。・・・恵まれすぎて、日焼けしちゃいました( ̄▽ ̄ゞ。こちらの今年の梅雨は、例年より雨が少なく、晴れの日が多かったです。もっとも、この後に梅雨明け宣言されてから雨が降り出して気温が低い日が続いていますが。
 あやめ園は、栗原市一迫総合支所の正面にある山王史跡公園の隣(総合支所から見ると史跡公園の奥)にあり、この種のあやめ園では定番ですが、アヤメ、カキツバタ、ハナショウブが植栽されています。私が訪れた時期はハナショウブが見頃でした。例年、6月中旬から7月上旬にあやめまつりが開かれ、みちのく鹿踊大会(こちらの鹿踊は早川流と呼ばれる最も古典的で勇壮なものだそうで、県民俗芸能文化財に指定されたそうです)やあやめ祭り神楽大会が開かれるそうです。
 詳細は、栗原市公式ウェブサイト紹介ページをご覧下さい。入園料は一般500円、小中高校生200円です。あやめ園とゆり園が同時に花の見頃を迎えている期間は、入園料が割引される共通券(大人1,000円、小中高校生490円)が発売されます。

 栗原市公式ウェブサイトの紹介ページによると、開園時間は8時30分ですが、この時間は人が少ないためなのか、少し過ぎた頃に私が着いた時は、受付が閉まっていました(スタッフの方を急かしてしまったようで、恐縮しました)。9時過ぎになって入園する人が増えてきましたが、それまでは、花殻を摘んでいるスタッフの方がいらっしゃるくらいで(中央の写真)、写真を撮るにはもってこいでした。13,000平方メートルの広さで、約400品種、120万本以上の花が咲くそうで、写真を撮りながらゆっくり見るのに、だいたい1時間半くらいかかったでしょうか。すっかり満喫していまいました。



 園内は、「ハナショウブ」改良歴史園(左端の写真)、平尾秀一博士コーナー、蜀光錦園など、様々なテーマ別に植栽されています。
 サミット記念植栽園(左から2番目)のコレクションは、平成8年に開催された第9回全国市町村あやめサミットにおいて、37の市町村から贈られた株だそうです。宮城県は、当園の他、南方町(登米市)多賀城、古川のハナショウブがありました。
 アヤメ属標本園(右から2番目)では、アヤメ属植物のうち、ハナショウブ、イチハツ、シャガ、ジャーマンアイリス等々、30数種が栽培されています。
 植えられている株が販売されていましたが、値段は確認できませんでした。右端は販売所の写真です。花は置いてありませんが、スタッフに声をかければ、掘ってくれるようでした。

 


 約400品種あるそうですが、残念なことに、品種名が明示されている株が少なかったです。管理は、品種名に依らず、「コイムラサキ」、「アカムラサキ」のように、色で分けているようでした。ここの名物は、その名もズバリ‘一迫’と言う品種名のハナショウブだそうですが、結局、どれなのか分かりませんでした。



 左:「みちのく縄文橋」と名付けられたスギを模した橋。国道398号線と山王史跡公園の間にある川に架けられています。中には、鹿踊や地元の農業の様子を表した絵が描かれています。公園内には、復元された縄文時代の住居もあります。
 中央:山王史跡公園を抜ける手前にある蓮池。ここに「あやめまつり」の幟が立っているので、どこに進めば良いか分かりやすいと思います。ここを抜けて道路を渡ったところにあやめ園があります。
 右:公園の一角にある山王牡丹園ですが、ひっそりと目立たないような印象がありました。個人の寄付によって作られたそうです。残念ながら、ボタンの花は既に終わっていました。

 余談ですが、山王史跡公園には、国指定史跡である山王囲遺跡を紹介している山王ろまん館がありますが、6月は休館していました(7月にもゆり園を見に行きましたが、この時は確認していません)。地震の影響があったのでしょうか。一刻も早い復興を祈念いたします(下の写真は、一迫ゆり園の休憩所です)。



「日だまり仔猫」内の関連ページ:アヤメ属(アイリス属、イリス属)



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