南くりこま高原一迫ゆり園

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 6月28日と7月19日に行ってきました。今年の6月の岩手・宮城内陸地震で大きな被害があった栗原市内にあり、6月は地震があって間もない時でしたが、ゆり園の公式サイトに「元気に開園しております」とあって、実際、ゆり園内では被害は見られませんでした(ただし、後述しますが、周辺には被害があったと思われる施設がありました)。2回行ったのは、時期によって咲くユリの品種が違うためで、6月はアジアティック・ハイブリッド系の品種が咲いていて、7月はオリエンタル・ハイブリッド系の花が咲いていました。オリエンタル・ハイブリッド系は、来年に見に行くことも考えましたが、待ちきれませんでした(^^ゞ
 一迫総合支所からおよそ1km程離れた山の中にあります。30,000平方メートル、約200品種、15万株のユリが栽培されているそうです。昭和63年に有志が立ち上げたそうで、平成2年に試験園が開園され、平成3年に完成したそうです。これまでに、宮城県地域づくり大賞「スピリット部門」受賞、地域づくり団体自治大臣賞を受賞したそうで、今年(平成20年)も、社団法人日本観光協会による「花の観光地づくり大賞」で大賞を受賞したそうです。
 ゆり園の公式サイトは、こちらです。入園料は一般650円、小中高校生300円です。近くの山王史跡公園あやめ園とゆり園が同時に花の見頃を迎えている期間は、入園料が割引される共通券(大人1,000円、小中高校生490円)が発売されます。また、咲き始めや閉園間際の花が少ない頃は、通常料金より安くなるそうです。

アジアティック・ハイブリッド系 オリエンタル・ハイブリッド系
6月 7月 6月 7月

 左二つは、主に、アジアティック・ハイブリッド系の品種で、園の中央にまとめられていました。6月に行ったときは見頃でしたが(左)、7月には花が終わっていました(右)。
 右二つは、主に、オリエンタル・ハイブリッド系の品種で、園の入り口に植栽されていました。6月には蕾があるだけでしたが(左)、7月には見事に咲いていました(右)。残念なことに、7月でも、期待していた‘カサブランカ’がまだ咲いていませんでした。たぶん、こちらのゆり園の中では、開花が一番遅い品種の一つになるかと思います。

 
テレビの取材 休憩所 ヘメロカリス園 ハーブ館


 6月は、ミヤギテレビ(日本テレビ系のローカル局)、河北新報(地元の新聞社)、NHKが取材に来ていました(7月5日のNHKの朝のニュースで一迫ゆり園の映像を流していましたが、この時に撮影したものでしょうか?)。上の写真で取材をしているのは、たぶん、ミヤギテレビで、リハーサルをしているところです。青いシャツに紫の帽子をかぶっている人達が、ゆり園のスタッフです。別のところでは、NHKが歩いている人(というよりは、あれこれ指示を出して歩かせているところ)を撮影していました。
 写真の休憩所は園内のもので、アイスやジュースなどが販売されています。撮影は7月です。園外には、ユリの株や鱗茎(球根)を売っている店(販売されている期間が限られていますが、公式サイトで鱗茎の通信販売も受け付けています)、地元のお土産品を売っている店、ラーメンやはっと汁(すいとんに似た地元の郷土料理)等の軽食の出店などがあります。
 ヘメロカリス園は、園内の一角にあります。6月は疎らに咲いているくらいでしたが、7月は満開でした。50品種、2万株が植えてあるそうです。ユリと違って、品種ごとに植えられていることはなかったです。
 ハーブ館は、「館」と言っても実はビニルハウスで、1棟に色々な種類(公式には80種類)のハーブが植えられていました。手入れは良くしてあったと思います。



‘マルコポーロ’ ‘アマテラス’ ‘ブラックアウト’ ‘カンヌ’ ‘ル・レーブ’ ‘ネモ’

 上の6品種は、6月に咲いていた品種の一部です。

 

‘ゴールドシティ’ ‘ペーソス’ ‘ブラジリア’ ‘ミス・ルーシー’ ‘ニンフ’ ‘タイガーウッズ’

 上の6品種は、7月に咲いていた品種の一部です。



 園内のユリは、販売されています(値段は不明)。好みの品種を選ぶことが出来ます。写真は‘ソルボンヌ’で、何カ所かに植えられていましたが、一部は掘り起こされた後の穴だらけで(中央)、よほど人気があったと見られます。撮影は7月です。

 

ユリの根入りソフトクリーム 蕎麦団子 ヤマユリ

 ソフトクリーム(たぶん、270円だったと思います)の中に時々硬いシャリシャリした物がありましたが、それがユリの根だったのでしょうか。7月には売り切れていたようで、普通のソフトクリームが販売されていて、こちらには、シャリシャリしたものは入っていませんでした。
 蕎麦団子は、6月28日が初登場だったそうで、この日はタダでした。もしかしたら、取材に合わせたのかもしれません。栗原の郷土料理だそうで、この写真では分かり難いと思いますが、ソバ粉を練った団子の他に、ソバの実も入っています。団子は意外とフワフワしています。ソバ粉を練るコツがあるそうで、泡立て器を使いますが、うまくいくと、プチプチと音がします。「栗原の空気が入っているから」美味しいそうです(^^)
 ヤマユリは、やまゆりの森と言う名前の、ほぼ自然に近い状態の一角で咲いていました。6月は咲いておらず、7月の訪問は、これを見るのが第一の目的でした。野生に近い状態でこれほど大きく見事に咲いているのを見られて、満足できました。

 お昼は、一迫総合支所前の「あやめの里」(地域物産展示販売施設)で郷土料理が食べられたらいいな、と期待していたのですが、6月は地震の被害があったのか、工事をしていて立ち入ることが禁止されていました(7月には復旧していたようでしたが、この日は、前を通っただけで、中には入りませんでした)。そこで、ゆり園に行く途中にあった「キッチン澪(みお)」というお店に入りました。こちらは、華道の池坊流の先生らしき方が営業されているようで、その場で注文できるのは、シーフードカレーライス(1日20食限定。カレーライスだけなら500円、サラダとコーヒー付きなら1,000円)、コーヒー(クッキー付き、200円)、お茶(300円)で、他のメニューは予約が必要になるようです。美味しかったです。客に限って演奏できるピアノが置いてあったり、刺繍の展示もされていて、落ち着いた雰囲気のお店です。お釣りがないようにすると良いと思います。なお、営業時間は11:30〜14:30、夕方は予約のみ、休業日不明です。

「日だまり仔猫」内の関連ページ:ユリ属ヤマユリオリエンタル・ハイブリッド



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