小石川植物園(国立大学法人 東京大学大学院理学系研究科附属植物園)

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 近くに行ったついでに寄ってきました。訪れたのは昨年の10月20日なので、このページをアップする4ヶ月程前になります。
 「小石川植物園」という名称は、「国立大学法人 東京大学大学院理学系研究科附属植物園」の通称だそうです。大学の附属植物園であるためか、温室だけでなく、植物研究の歴史に関わりがある植物や建造物など、見所が沢山あります。このページで紹介しているのは、その一部です。日本庭園も整備されて、小さな子供を連れた人も何人か見かけ、有料ながら市民の憩いの場と言う感じでした。時期が遅いせいで咲いている花が少なかったことと、訪れたのが金曜日だったので、入室できる曜日が限られている公開温室に入れなかったのが心残りです。
 開園期間、開園時間、休園日、入園料などの詳細は、小石川植物園の公式サイトで御確認下さい。



精子発見のソテツ


精子発見のイチョウ

 ソテツは正門の近く、イチョウは植物園の中央から温室寄りの所にあります。植物には、ソテツやイチョウのように、花粉の代わりに精子を作るものがあります。ソテツの精子は1896年(明治29年)に当時東京大学農科大学の助教授であった池野成一郎氏が、イチョウの精子は1896年に当時帝国大学植物学教室の助手であった平瀬作五郎氏が、それぞれ発見したそうです。

 


柴田記念館


メンデルのブドウ

 理学部植物学教室の教授であった柴田桂太氏の研究所で、1919年(大正8年)に建設されたそうです。限られているかもしれませんが、中に入ることも出来ます。

 「遺伝の法則」で著名なメンデル氏(Gregor Johann Mendel、1822〜1884)が在職していた修道院から分譲された物で、1914年(大正3年)からここで栽培されているそうです。隣には、ニュートンのリンゴの木があります。

 


薬園保存園


植物分類標本園

 小石川植物園の前身は徳川幕府の小石川御薬園だそうで、ここにはその当時に薬用に栽培されていた植物がおよそ120種ほど植えられています。

 主に東アジアの植物約500種をエングラーの分類体系にしたがって植栽しているそうです。

 


小石川療養所井戸


温室

 時代劇にも登場する小石川養生所の井戸だそうです。小石川養生所は、第8代将軍・徳川吉宗が将軍に在職中の1722年(享保7年)に作られたそうです。

 一般に公開されている温室と非公開の研究温室があります。公開温室には、主に熱帯・亜熱帯の植物約600種が栽培されているそうです。公開温室は、公開されている曜日・時間が限られています。

 


日本庭園


旧東京医学校本館

 元は、第5代将軍徳川綱吉が子供の時に過ごした白山御殿の庭園だったそうです。梅林や、ハナショウブ園があります。

 1976年(明治9年)に建造されたそうで、現存する東大に関連する施設の中で最古の建造物だそうで、昭和45年に重要文化財に指定されています。

 季節柄咲いている花が少なかったですが、薬園保存園と植物分類標本園には意外と残っている花がありました。例によって、「雪」が付いている植物を優先しています(^^ゞ。もっとも、今回は、1種しか見つけられませんでしたが。

サザンカ‘雪山(せつざん)’
ツバキ科
トリカブト
キンポウゲ科
フジバカマ
キク科
 
フサフジウツギ
フジウツギ科
シコンノボタン
ノボタン科
シカヨウツツジ
ツツジ科


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