東京に行く機会があったので、そのついでに4月2日に行ってきました。
ゴミ埋め立て処分場の跡地に整備された夢の島公園内にあります。温室では熱帯雨林をモデルとした環境が作られていますが、暖房の熱はゴミ焼却熱の余熱を利用しているそうです。メインの温室は、木生シダやオオオニバスが生えている人工の池があるAドーム、ヤシ、バナナ、カカオなどの食用となる植物が植えられているBドーム、小笠原の植物等が集められたCドームの3つに分かれています。Cドームを抜けたところには小さな温室があり、食虫植物が展示されていました。その他の屋内施設として、植物に関する情報を映像で紹介する情報ギャラリーや、シネマスコープ映像で熱帯地域の様子を紹介する映像ホール、喫茶室、売店があります。今回は撮影しませんでしたが、屋外には、板根、ハーブ園、この時期は水しかありませんでしたが、オオオニバス用のプールがあったり、温室の裏にはクリスマスローズが植えられたりしていました。
綺麗に撮れた写真が少なかったので、ここではかろうじてまともそうな(それでも、ピンボケしているものがありますが(^^;)写真をご紹介します。
なお、詳細は、公式サイトをご覧下さい。
余談ですが、すぐ近くに第五福竜丸(説明するまでもないと思いますが、1954年に、アメリカの水爆実験で被爆したマグロ漁船)が展示されています。ただし、展示している施設は16時までしか開館していないとのことで、17時少し前に植物館を出た時には、既に閉館していました。
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温室内は、写真を撮影しながらゆっくり見て回っても、全部を見るのに1時間もかかりませんでした。A、Bドームに植栽されていた植物は、「とちぎ花センター」や「ろまんちっく村」で見たようなものもありましたが、Cドームでは小笠原固有の植物が見られて良かったです。熱帯の植物を展示した植物館では定番だと思いますが、ファレノプシスやカトレアなどのランは綺麗でした。 | ||
大株にならないと咲かないそうですが、鉢植えなのに珍しく開花したそうです。 |
父島、兄島に分布しているそうです。良い香りがしました。 |
小笠原固有種で、丸に囲まれた逆さまの八の字が、葉が落ちた跡に残ることから、その名が付いたそうです。 |
小笠原固有種ですが、絶滅危惧種だそうです。 |
デリケートと言う理由で、大半がプラスチックケースの中に入れられていました。サラセニア、ウツボカズラ、ミミカキグサ、ムジナモ等もありました。 | ||
食虫植物の温室の向かい側(だったかな?)に集められていました。 | ||
Dampiera diversifolia。属名を見て、20年近く前に読んだ菊池秀行氏の某小説を思い出してしまった私って・・・( ̄▽ ̄ゞ。17世紀にオーストラリアの植物を収集した William Dampier氏の名前に由来するそうです。 |
種形容語(種小名)の通り、ローズマリーのような葉を着けています。 |
2/19〜4/3は、特別企画「東南アジアのツバキと早春を彩る花たち展」として、新種のツバキやキンカチャ(金花茶)等の黄色いツバキが展示されているはずでした。今回は、これを楽しみにして植物館訪問を予定に組み込んだのですが、既に花がほとんど落ちていました( つД`)゜・゜ | ||
キンカチャの血を引いているそうです。日本では初の千重咲き黄花雑種だそうです。 |
中国原産。別名は四季キンカチャだそうです。モウジのモウは「毛」、ジは「米子(米偏に子)」と書きますが、「種子に毛がある」という意味だそうです。 |