植物の二次代謝産物
植物の説明で足りない内容を補足する予定です。このサイトで取り上げた二次代謝産物に限って紹介しています。
このページは、随時、加筆・修正する予定です。ご了承下さい。
予め断っておきますが、この分野に関しては無知です。内容に誤りがございましたら、お知らせ下さい。
最新の更新:2006年 1月29日
- 植物エクジステロイド(phytoecdysteroids)
植物ステロールの一種で、植物起源のエクジステロイド(ecdysteroid)のことです。エクジステロイドはエクジソンのような構造・基を持つステロール類のことで、昆虫や無脊椎動物のステロイドホルモンとして作用し、変態、発達、生殖、その他の生理的過程の調節に関わっているそうです。エクジソンは昆虫の前胸腺から分泌される脱皮ホルモンですが、植物エクジステロイドの中には、脱皮ホルモン活性がないものもあるようです。植物がエクジステロイドを持つ理由として、昆虫から身を守るためということが推察されているようですが、このことを実証した例はほとんどないそうです。
- 植物ステロール(phytosterols)
植物(phyto-)に含まれるステロール(sterols)です。ステロールは生体膜に必須の構成成分で、高等植物には、シトステロール(sitosterol)、スティグマステロール(stigmasterol)、キャンペステロール(campesterol)が偏在するそうです。なお、ステロール合成能がないか弱い昆虫では、摂食したステロールを膜構成物質やホルモンとして利用しているそうです。
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