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シロミミナグサ

シロミミナグサ


ナデシコ科ケラスティウム属(セラスチウム属、ミミナグサ属)
学名Cerastium tomentosum L.
英名snow-in-summer
和名シロミミナグサ(白耳菜草)
別名セラスチウム、ナツユキソウ(夏雪草)
花言葉 
メモ

 ケラスティウム属の解説は、こちらをご覧下さい。
 ナツユキソウという別名がありますが、バラ科シモツケソウ属の Filipendula purpurea var. albiflora の和名もナツユキソウです。
 原産地は、イタリア、シチリア島で、日本には、明治29年(1896年)に渡来したと言われています。

シロミミナグサの花

 耐寒性がある多年草ですが、一年草として扱うこともあるそうです。地上部は、全体的に細かい白い毛で覆われています。種小名(種形容語)の「tomentosum(綿毛が密生した)」は、これに由来するものと思われます。葉は披針形で、対生してます。花序は二出集散花序です。花は、白色(基部は黄緑色)の花弁が5枚あり、各花弁の先端には切れ込みが入っています。雄しべは10本あります。子房上位で、花柱は5裂しています(左の写真の花の中心から放射状に出ている糸状の5本が花柱。その周りの10本が雄しべ)。果実は刮ハです。

 「園芸植物大事典」によると、変種(varietyvar.)の var. columnae (Ten.) Arcang. (異名:C. columnae Ten.)がふつうに栽培されているそうですが、基本種であるシロミミナグサとの違いは分かりませんでした。「園芸植物大事典」には、基本種と変種の写真が載っていますが、変種の方が花が大きいように見えます。写真も、もしかしたら、var. columnae かもしれませんが、判別できません。なお、変種には、特に和名等は付けられていないようです。
 ‘シルバーカーペット(Silver CarpetSilberteppich)’や‘Yo Yo’と言う園芸品種があるそうです。

 栽培については、ミミナグサ属のページをご覧下さい。発芽適温は20℃で、春播き、秋播きとも出来ます。アルカリ性土壌を好むと言われています。


本棚以外の参考文献
  • 特にありません

コメント

 播種は昨年の9月上旬、発芽はその5日後、最初の開花は今年の4月下旬です。冬の間は、無加温の温室内で栽培していました。記録に残していませんでしたが、開花期は比較的短かったと思います。
 相変わらずですが、英名に snow、別名に雪が含まれていたのが、購入の決め手です(笑)。初夏に開花して、株全体が白っぽく見えることから、snow-in-summer とか、ナツユキソウ(夏雪草)とかと名付けられたのかもしれませんが、白く輝く花弁も、新雪のようで綺麗です(^^) (2004.12.25.)

 
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