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クレマチス・タングチカ

クレマチス・タングチカクレマチス・タングチカ
果実群
品種:‘Radar Love


キンポウゲ科クレマチス属(センニンソウ属)
学名Clematis tangutica (Maxim.) Korsh.
英名golden clematis, old man's beard, Russian virgin's bower
和名 
別名 
花言葉属の解説参照
メモ

 クレマチス属の解説は、こちらをご覧下さい。
 英名は、Plants Database に依ります。「old man's beard(老人の顎髭)」は、果実の形態(写真右)から付けられたものと思われます。
 原産地はモンゴル、中国北西部だそうです。

 草丈は、3〜5メートルになると言われています。葉は羽状、あるいは、二回羽状で、小葉には鋸歯があります。葉序は対生です。花は、枝の先端に一つ着きます。花(写真・左)の黄色い物は萼片で4枚あります。花弁はありません。品種によるかもしれませんが、微かですが、良い香りがします。種子は痩果で、羽毛のように見える物は伸長した花柱に毛が生じたものです。

 亜種(C. tangutica ssp. obtusiuscula)や他種と交雑して出来た品種(‘Bill Mackenzie’、‘Corry’、‘Drake's Form’、‘Lambton Park’等)があるようです。

 関連する資料は少なく、手に入れることが出来るものはありませんでした。要約だけ読めた論文によると、サポニンが含まれていて、最近、新たに、tanguticoside Atanguticoside B と言う2種類のトリテルペノイドサポニンが同定されたそうです。何らかの薬効があると思われますが、そのことについては要約の中には記されていませんでした。


本棚以外の参考文献
  • Zhong, H. M. Triterpenoid saponins from Clematis tangutica. Planta Medica. 67: 484-488. 2001.(要約のみ参考)

コメント

 播種は昨年の4月末、発芽は同年の5月下旬、最初の開花は今年の6月上旬です。昨年の10月下旬〜11月上旬頃に無加温の温室内に搬入した後、そのまま温室内で栽培しています。また、11月上旬頃に植え替えをしました。
 T&Mの通販で買いました。カタログには、播種から3ヶ月で咲く、と書いてありましたが、約13ヶ月もかかっちゃいました。たぶん、ブルースターと同じく、密植して生育が悪かったせいだと思います(^^ゞ。今は6号鉢に1株を植えていますが、成長が良くて相当伸長しちゃって、今度は、仕立て方を失敗しています( ̄▽ ̄ゞ
 写真の‘Rader Love’とは別に、改良園から‘ランプトンパーク(Lambton Park)’という品種が発売されています。改良園のカタログによると‘ランプトンパーク’の花径は5cm程らしく(「The New RHS Dictionary of Gardening」によると7cm)、3〜4cmの‘Rader Love’より若干大きいようです。ちなみに、‘ランプトンパーク’のお値段は、1株4200円Σ( ̄▽ ̄;。うちの‘Rader Love’は、タネ約30粒で504円(税込み)でした。1株約17円です。(2003.8.4.)

もう一言(2004.7.31.)
 今年も咲きました(^^)。昨年、ほとんど枯れた後に、地上部を十数cmほど残してばっさりと切って(一応、剪定のつもりです)、無加温の温室内で越冬させたところ、暖かくなってから萌芽し、6月中旬に最初の花が咲きました。昨年より10日程遅かったです。

 
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