イベリス属の解説は、こちらをご覧下さい。 原産はスペインの中部・南部です。
詳細は不明です。イベリス属の他の種はともかく、この crenta種に関する文献は、図鑑等では「園芸植物大事典」と「The New RHS Dictionary of Gardening」と「CRC World Dictionoary of PLANT NAMES. Vol. II.」(名前のみ)、論文は見つかりませんでした。
耐寒性がある一年草です。T&Mから買ったタネから栽培しました。タネが入っていた袋に書いてあった説明と私の経験に基づく栽培方法を少々説明させて頂きます。タネ播きは春でも秋でも可能ですが、大きな株に育てるなら、秋播きの方が良いと思います。覆土は3mm程度と薄くします。発芽にはおよそ21日程かかるそうですが、春播き、秋播きとも、1週間もかかりませんでした。日当たりと水捌けの良い土地が向いているそうです。また、湿り気があると良いらしいです。 春播きした時は、播く時期が遅かったせいか十分に成長する前に花が咲いてしまいました。デルフィニウムなどで見られる、早期抽台でしょうか?
形態ですが、前出の図鑑に書いてあったことと比べると、以下のようになります。二つの図鑑の内容はほぼ同じなので、「The New RHS Dictionary of Gardening」を基とし、「園芸植物大事典」の内容は括弧書きとします。
| 図鑑 | 写真のキャンディタフト(秋播き) |
茎 | 直立し無毛(剛毛をつける) (茎の上部で)分枝する | 直立し細軟毛〜軟毛を着ける 茎の下部、上部で分枝する |
葉 | 葉序は互生 へら状〜線状で細かい歯状。 上位葉は幅が狭く全縁 大きさ:25×1〜1.5mm | 葉序は互生 形は左記の図鑑と同じ 大きさ:20×1mm(茎の上位)、 50×3mm(中位)、85×5mm(下位) |
草丈 | 30cm(35cm) | 主枝:約55cm、側枝:約30cm (2003年3月下旬の時点) |
花 | 散房花序 小花の大きさ:データ無し (花序の直径:2〜3cm) | 総状花序気味の散房花序 小花の大きさ:6×6mm〜10×10mm 花序の直径:約4cm |
栽培方法、環境条件、測定した時期等が違うかもしれませんが、私が栽培した物の方が大きいです。園芸品種として、改良されているのでしょうか?草丈は、秋播きでは上記の通りです。春播きは測定していませんでしたが、秋播きの半分にも満たなかったと思います。
本棚以外の参考文献
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