アキメネス

　属名は、「寒い天候を好まない」というギリシア語に由来するそうです。上記英名は、アキメネス属の英名です。原産は中南米（メキシコ、ブラジル、アルゼンチン）です。

　ヨーロッパには18世紀に導入されたそうです。園芸品種は、19世紀中頃にヨーロッパでA. longifloraやA. erecta その他の種から作出されたといわれています。また、18世紀には種間雑種が育成されて多くの品種が紹介され、その後低迷したものの、1945年以降にアメリカのムーア・コーネル大学教授や、ポール・アーノルドらによって多くの新品種が作出されたとも言われています。

　花は、長日条件で多く咲くと言われています。半日陰を好むため、室内や都会地のベランダに向いているそうです。強い日差しを避け、5月以降は遮光してあげると良いようです。繁殖は、球根の他、挿し木でも可能です。
　属名の通り寒さが苦手だそうですが、暑さにも弱いようで、高温下では開花しないそうです。
　写真は八重咲きの品種ですが、一重咲きの品種もあります。

　4月上旬に球根植え付け、最初の開花は9月上旬でした。小さい球根で、土に埋めていても水をやっているうちに土の表面に浮いてきてしまいました(^^ゞ。なかなか発芽しませんでしたが、発芽適温が20〜25℃と比較的高いせいだったのかもしれません。いい加減な管理の割にちゃんと咲いてくれましたが、今年の仙台の夏は天候不順だったからでしょうか。
　品種名の‘ブルーローズ’に惹かれて買いましたが、本物のバラに青い品種がないのと同じように、アキメネスのブルーも今ひとつのようです。それに、上から見ると花冠筒部が長くて、全然バラに見えないのですが(^^；（2001．12．8．）