このページ内の文章・画像の転載を禁止します


ヒャクニチソウ

ヒャクニチソウヒャクニチソウ
8月上旬撮影9月末撮影
サンライズ混合


キク科 ジニア属(ヒャクニチソウ属)
学名Zinnia elegans Jacq.
英名common zinnia, youth-and-old-age
和名ヒャクニチソウ(百日草)
別名ウラシマソウ(浦島草)
花言葉不在の友を思う、注意を怠るな
メモ

 属名はドイツの医師で、植物学者でもあったZinnに因みます。メキシコ原産です。日本には江戸時代末期の1862年(文久2年)に導入されたそうです。花弁が丈夫で萎れにくく、花が長く咲き続けることから、ヒャクニチソウという和名が付いています。俗名の浦島草は、「長命の花」を意味するそうです。

 写真の品種は花弁の先が丸いダリア咲きですが、他にポンポン咲きや、花弁がよじれるカクタス咲きの品種もあります(ダリア咲きとポンポン咲きの違いが今ひとつ分かりませんでした(^^;。半八重と八重でしょうか?)。F1品種は揃いが良く、育てやすいと言われています。

 相対的短日植物です。短日・低温下で舌状花が減少すると言われています。また、矮化剤であるウニコナゾールを処理すると、花芽分化の初期段階に舌状花が筒状花に変わり、舌状花は減少、筒状花は増加して、半八重もしくは一重咲きになるそうです。このことから、ヒャクニチソウの舌状花と筒状花の形成には、内生ジベレリンが関わっていると考えられています。

参考文献
金 弘烈ら.ジニアの小花形成に及ぼすわい化剤ウニコナゾール処理の影響.園芸学会雑誌.第61巻.603−608.1992年

コメント

 播種は5月半ば過ぎ、発芽はおよそ4日後、最初の開花は7月半ば過ぎでした。4株育てましたが、ピンク、オレンジ、黄色の花が咲き、運良く「混合」に成功しました(^^)
 左の写真は8月上旬に撮影したもの、右の写真は9月末に撮影したものですが、9月の方が舌状花が多く、ボリュームがあるように見えます。相対的短日性だから、日が短くなって、花芽が分化し易くなって、花序当たりの花数が多くなったのかな、などと思っていたのですが、文献を探したら、逆に短日で舌状花が減るとか。今咲いている花の全てが、右の写真のようになっているのではないし、蕾のものもあるので、引き続き観察してみたいと思います。(2001.9.30.)

 
HOME   植物名一覧

このページ内の文章・画像の転載を禁止します