メモ | 属名の由来は、コスモスのページで説明しています。日本に導入されたのは大正の初め頃だそうです。
コスモスの説明にも少し書きましたが、コスモスとキバナコスモスは種が違います。葉の形は、キバナコスモスの方が幅があり、開花特性としては、キバナコスモスは夏咲き性が強いという性質を持っています。また、キバナコスモスとコスモスとでは、交配が出来ません。
写真の品種は、タキイ種苗専売の品種で、F.S.クオリティ受賞品種だそうです。また、赤い花を咲かせる‘サンセット’と言う品種がありますが、こちらは、橋本昌幸氏が育成し、1966年に日本人初のA.A.S.(All America Selection)金賞を受賞したそうです。
舌状花に含まれている色素は、カルコンに属するコレオプシンとオーロンに属するサルフレインです。このうち、サルフレインは、日本人によって発見されたものらしいです。キバナコスモスでは、これらのうち、サルフレインが多く含まれていると考えられています。また、‘サンセット’のような赤い品種には、コレオプシン、サルフレインの他、シアニジンが含まれていることが、明らかにされているようです。 参考文献Shimokoriyama, M., et al. Anthochlor pigment of Cosmos sulphureus, Coreopsis lanceolata and C. saxicola. J. Amer. Chem. Soc. 75: 1900-1904. 1953.
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