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ユリ(オリエンタル・ハイブリッド)

ユリ
品種:‘雪の舞’


ユリ科ユリ属(リリウム属)
学名Lilium spp.
英名 
和名 
別名 
花言葉

 

メモ

 ユリ属の説明は、こちらをご覧下さい。
 オリエンタル・ハイブリッドに分類されるユリのうち、種が分からない物、あるいは、調べられなかった物を一括してこのページで紹介します。

 ユリの交雑種は、イギリス王立園芸協会(RHS)の分類基準に従って、交雑親から9グループに分けられています。オリエンタル・ハイブリッドは、ヤマユリカノコユリオトメユリ、タモトユリなどを親とする雑種と、これらとキカノコユリの雑種で、ディビジョン(division)7に分類されています。アジアティック・ハイブリッドが、主に日本を含むアジア原産のユリを交配親としているのに対し、オリエンタル・ハイブリッドは、主に日本原産のユリが親となっているため、ジャパニーズ・ハイブリッドと呼んだ方が良いと言う話を聞いたことがあります(公の見解ではなく、私的な話で、「この方が良いのに」程度の話ですが)。
 オリエンタル・ハイブリッドの雑種群で最初に育成されたのは、カノコユリ×ヤマユリの交雑で作出された L. × parkmannii (1869年)だそうです。写真の‘雪の舞’は、タモトユリとサクユリ(別名タメトモユリ)を交配したものだそうです。

 ほとんどのオリエンタル・ハイブリッドは、発芽後に花芽分化するそうです。原種は長日性を示し、交配種でも、‘カサブランカ’のような晩生品種ほど長日によって開花がより促進されるそうです。

コメント

 春蒔き種子の通販で、タキイ種苗の売り上げに貢献したところ(^^;、「お得意さま用カタログ」なるものが送り付けられ、その中で紹介されていたのが‘雪の舞’でした。奇麗でしたし、更に、品種名が気に入ったので、衝動買いしちゃいました(^^;。球根の植え付けは1月末、最初の花の開花は7月上旬です。5月上〜中旬頃、下の葉から落葉したときは、昨年、同じ症状が現れて枯れてしまった‘カサブランカ’のことを思い出して冷や冷やしました。知り合いのユリの専門家に聞いたら、「ウイルスの可能性がある(ユリはウイルスに弱く、抵抗性品種の育成が望まれています)」ということでしたが、ダメもとで殺菌剤を潅注したら症状が治まりました。ウイルスなら、殺菌剤は効かないはずですが・・・。今にして思うと、茎の柔らかい‘カサブランカ’では、日照不足でそのような症状が出やすいらしく、日当たりの良い温室で育てた‘雪の舞’では症状が抑えられたのかなと思います。このような苦労をしたし、思い入れが強いこともあって、開花したときは感無量でした(^^)(2001.7.7.)

もう一言(2003.5.4.)
 写真を差し替えました。この写真はお気に入りの写真でしたが、花の下から撮影したもので、花の形態を見るには少々不都合かと思ってお蔵入りにしていたものですが、訳ありで、差し替えました。ちなみに、昨年は病気でとうとう枯れてしまいました(--;

 
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