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ブドウ

ブドウブドウ
品種:‘巨峰’品種:‘ヒムロッドシードレス’
ブドウ
品種:‘デラウェア’


ブドウ科 ブドウ属
学名

Vitis spp.

英名grape
和名ブドウ
別名 
花言葉

陶酔、忘却

メモ

 属名は、古代ラテン語に由来するそうです。現在栽培されているもので重要なものは、アメリカブドウ(V. labrusca L.)とヨーロッパブドウ(V. vinifera L.)、およびこれらの交雑種です。アメリカブドウは耐寒性が強く、高温多湿にも耐えるので、日本の露地栽培に向いています。また、一般にアメリカブドウと呼ばれている物は、アメリカブドウを基本種としたヨーロッパブドウなどの他種との雑種のことで、V. labruscana Bailey と総称されているそうです。

 上段左の写真で、花の先端に付いているのは花弁で、頂部が癒合してキャップ状になっていて、開花するときに落ちてしまいます。

 種なしブドウで知られる‘デラウェア’は1850年頃にアメリカで栽培が始まり、日本には1882年に導入されたそうです。植物ホルモンの一種であるジベレリンを処理することで、種なしにすることが出来ます。開花2週間前くらいの処理によって、胚のうの発達を遅らせたり、花粉の粘性を失わせて(この原因については、ジベ処理によって花粉の酸化酵素の活性が低下して、酸素呼吸が抑えられて、呼吸代謝に異常が生じると説明されているようです。)種なしにして、更に開花後2週間ほどしてからもう一度ジベ処理をすることで果粒を肥大させます。また、‘ヒムロッドシードレス’のように、胚珠に異常があって受粉が行われないか、行われたとしても発育が異常で種子が形成されないような品種もあります。

コメント

 職場のブドウです。いい写真が撮れなかったので掲載しませんでしたが、他に‘コンコード’と言うアメリカブドウの代表的な品種もあります。

 普通‘デラウェア’と言ったら、お店にあるように種なしが一般的ですが、私の職場ではジベ処理を怠っているので「種あり」‘デラウェア’が豊富に収穫できます(^^;。なんでも、ホルモン処理をしなければ、ちゃんと種が出来ることの証明だとか(^^;。今年は、珍しくホルモン処理を行いましたが、ちゃんと種なしが出来るか、楽しみです(^^)(2001.7.1.)

 
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