モモ

　属名の由来は、サクラ属を参照して下さい。

　中国原産です。種小名の「persica」は、以前ヨーロッパで、モモの原生地がペルシアだと考えていたことの名残です。

　「古事記」、「日本書紀」、「万葉集」に記載されていることから、日本にも古くからモモが存在していたと考えられますが、日本に原生していたものか、中国から導入されたものであるかは不明だそうです。平安末期〜鎌倉時代には既に食用のものがあったそうです。
　現在日本で栽培されているものは、明治時代にヨーロッパや中国から導入した品種からの偶発実生の中から、日本の風土に適したものを選抜したものだそうです。

　純正花芽（開いた場合に葉枝を含まない）で、着生位置は側生、果実は前年生枝に着果します。果実は真果で、可食部は中果皮、核（種子を覆っている硬い殻）は内果皮です。

　わたし自身が管理しているのではありませんが、栽培の手伝いをしているということで。3月には消毒のための石灰硫黄をたっぷり浴びたことだし(^^；

　2品種の花を紹介させていただきましたが、花卉と違って果樹の花は品種による違いがあまり分かりませんね(^^；。同じ枝の花でも色が薄いものや濃いものがありますし。

　メモに形態のことを少々書いておきましたが、極めて個人的な理由です(^^；。予習・復習は大切ですね（謎）。（2001．4．21．）