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トルコギキョウ

トルコギキョウ種子電顕写真
品種:‘あずま’種子電顕写真


リンドウ科 ユーストマ属(エウストマ属)
学名Eustoma grandiflorum (Raf.) Shinn.
英名prairie gentian
和名トルコギキョウ
別名ユーストマ、リシアンサス
花言葉

よい語らい、優美、希望、他

メモ

 属名は、ギリシア語の「eu(良い)」と「stoma(口)」に由来します。

 原産は北アメリカですが、品種改良は日本で進みました。写真は一重咲きの品種ですが、半八重や八重の品種もあり、色は花弁の縁に色が付いた覆輪の品種があります。

 幼苗期に高温に遭遇するとロゼット(節間が伸長しない、タンポポみたいな状態)化する性質があります。

コメント

 5月中旬に播種した後、ある程度大きくなったところで温度がやや低い温室の中で電照栽培したところ、9月半ばに開花しました。私の後輩は同じ時期に播種して露地で栽培したのですが、今のところまだ開花に至っていないようです。
 普通、一重咲き品種の花弁は5〜6枚なのですが、白花の方は4枚しかありませんでした。ちょっと珍しいかも。(2000.9.30.)

 右は職場の電子顕微鏡の調整ついでに撮影した種子の電顕写真です。トルコギキョウを種子から育てたことがある方はご存じかと思いますが、トルコギキョウの種子は微細なため、市販されているものは粘土などでコーティング(被覆)されています。写真はコーティングされていない種子で、直径はおよそ0.5mm程です。花を咲かせた後、人為的な受粉は行わなかったので、正常な受粉や成熟をしたかどうか分かりませんが、成熟種子は黒褐色で光沢があると言うことなので、未熟種子かもしれません。(2000.12.23.)

 
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