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ホップ

ホップ雌花序(毛花)ホップ
雌花序(毛花)
ホップ雌花序(毬花)
雌花序(毬花) 


クワ科 フムルス属(カラハナソウ属)
学名Humulus lupulus L.
英名common hop, European hop
和名ホップ
別名 
花言葉 
利用部雌花
利用法ポプリ、香料
薬効鎮静、消化促進
メモ

 属名はラテン語の「humus(土)」に由来するとも、ホップのラテン語名に由来するとも言われています。コーカサス付近が、原産と考えられています。

 利用の歴史は古く、野生のものなら、紀元前6世紀頃には既にビールに使用されていたという説があったり、エジプトでは薬用にされていたとも言われています。栽培は、8世紀頃に始まったそうですが、栽培が普及するようになったのは14世紀以降で、ビールにホップを入れることが定着するようになってからの事のようです。日本での栽培は、1877年(明治10年)に、北海道開発使が外国から苗を取り寄せて作ったのが始まりと言われています。

 雌雄異株で、受精すると有効物質であるルプリンの収量が減少したり、醸造上の問題があることから、雌株だけの栽培が行われます。左側上段の写真は、開花して間もない花(正確には花の集まりである花序)で、形態から毛花と呼ばれています。これが成熟すると苞が伸長して、左側下段の写真のような松毬状になります。これを毬花と呼びます。

 ビールの材料となるルプリンには、苦み・芳香を与える、泡立ちをよくする、防腐、タンパク質を沈殿させて清澄にするなどの効果があるそうです。

 
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