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ニーレンベルギア属[ニエレンベルギア属]


このサイトで紹介している種

ヒッポマニカ      
ヒッポマニカ
hippomanica
     

ナス科Solanaceae
学名Nierembergia Ruiz et Pav.
和名アマモドキ属
英名cupflower
分布メキシコ〜チリ。特に、アルゼンチン
種数約23〜36種(資料によって異なります)
属名の性別女性

属名の由来

 17世紀に活躍した、スペインのイエズス会士であり、博物学者であった John Eusebius Nieremberg氏(Juan Eusebio Nieremberg, Jean Eusèbe de Nieremberg;1595〜1658年)の名前に由来する。
 和名はアマ(亜麻)に似た花を咲かせることから。

花言葉 
メモ

名前について
 一般に「ニーレンベルギア」と言ったら、栽培されている複数の種(しゅ;species)をまとめて表すそうです。日本で栽培されている種は、後述します。


形態、栽培について
 一年生か多年生の草本か亜低木です。茎は、直立か匍匐します。葉は単葉で、縁に切れ込みが無く、互生します。花は単生、頂生し、集散花序を形成することがあるそうです。萼筒は筒状〜釣り鐘状で、5裂します。花冠は基部は筒状で、先端が広がり、5裂します。4本の雄ずいと1本の仮雄ずいがあります。果実は刮ハで、2室あります。

 繁殖は、実生の他、株分けや挿し芽も出来るそうです。適地で旺盛に広がる種の場合は、近くに弱い植物を植えない方が良いと言われています。日当たりが良いところを好みますが、夏の日差しが強い場合は、陰を作ってやると良いそうです。種によるようですが、水捌けの良いところか、ある程度水分が保たれている土壌を好むそうです。冬でも、控えめに水遣りすると良いそうです。花殻は、摘まなくても良いと言われています。
 ギンパイソウ(N. repens)のように、特に耐寒性が強い種以外は、−12℃以下には耐えられず、保護してやる必要があるそうです。


種類など
 種数は上記の通りです。以下に一部を挙げます。@が付いているのは、主に栽培されている種や変種(variety or varietas; var.)です。

N. calycina Hook.
@アマモドキ(別名:アマダマシ;N. frutescens Durieu
N. gracilis Hook.
ヒッポマニカ(N. hippomanica Miers
@  var. violacea Millán(= N. caerulea Sealy
N. linariifolia Graham.
@ギンパイソウ(銀盃草;別名:ギンサカヅキ[銀杯、銀盃];N. repens Ruiz et Pav.
N. scoparis Ruiz et Pav.
N. veitchii Hook.


本棚以外の参考文献
  • Savchenko, T., et al. Ecdysteroid agonist and antagonist activities in species of the Solanaceae. Biochemical Systematics and Ecology. 28: 403-419. 2000.

(2006.1.29.)
 
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