名前について
一般に「ニーレンベルギア」と言ったら、栽培されている複数の種(しゅ;species)をまとめて表すそうです。日本で栽培されている種は、後述します。
形態、栽培について
一年生か多年生の草本か亜低木です。茎は、直立か匍匐します。葉は単葉で、縁に切れ込みが無く、互生します。花は単生、頂生し、集散花序を形成することがあるそうです。萼筒は筒状〜釣り鐘状で、5裂します。花冠は基部は筒状で、先端が広がり、5裂します。4本の雄ずいと1本の仮雄ずいがあります。果実は刮ハで、2室あります。
繁殖は、実生の他、株分けや挿し芽も出来るそうです。適地で旺盛に広がる種の場合は、近くに弱い植物を植えない方が良いと言われています。日当たりが良いところを好みますが、夏の日差しが強い場合は、陰を作ってやると良いそうです。種によるようですが、水捌けの良いところか、ある程度水分が保たれている土壌を好むそうです。冬でも、控えめに水遣りすると良いそうです。花殻は、摘まなくても良いと言われています。 ギンパイソウ(N. repens)のように、特に耐寒性が強い種以外は、−12℃以下には耐えられず、保護してやる必要があるそうです。
種類など
種数は上記の通りです。以下に一部を挙げます。@が付いているのは、主に栽培されている種や変種(variety or varietas; var.)です。
・N. calycina Hook.
@アマモドキ(別名:アマダマシ;N. frutescens Durieu)
・N. gracilis Hook.
@ヒッポマニカ(N. hippomanica Miers)
@ var. violacea Millán(= N. caerulea Sealy)
・N. linariifolia Graham.)
@ギンパイソウ(銀盃草;別名:ギンサカヅキ[銀杯、銀盃];N. repens Ruiz et Pav.)
・N. scoparis Ruiz et Pav.
・N. veitchii Hook.
本棚以外の参考文献
(2006.1.29.)
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