このページ内の文章・画像の転載を禁止します

パトリニア属


このサイトで紹介している種

オミナエシ オトコエシ    
オミナエシ
scabiosifolia
オトコエシ
villosa
   

オミナエシ科Valerianaceae
学名Patrinia Juss.
和名オミナエシ属(女郎花属)
英名patrinia
分布ヨーロッパ、ヒマラヤ、東アジア
種数約15種
属名の性別女性

属名の由来

 シベリアを旅した、フランスの博物学者であり、鉱物学者であった Eugeène Louis Melchior Patrin氏(1742〜1815年)の名前に因む。

メモ

形態
 多年生の草本です。葉は対生しています。葉の形は、茎の基部では卵形、長楕円形で、縁には切れ込みがありますが、稀にないこともあるそうです。茎の上部では、羽状か、切れ込みが入っています。花序型は散房花序で、やや円錐状になっています。小花の構造について、萼筒にはやや歯状の5つの萼裂片があります。花冠は5裂していて、白か黄色です。雄しべは4本、雌しべは1本で子房は下位です。子房の基部に苞葉があります。果実は痩果で、翼があることがあります。
 栽培については、オミナエシのページをご覧下さい。


種類など
 種数は、上記の通りです。一部の種を以下に挙げます。学名とそれに対応する和名が図鑑によって異なることがありますが、ここでは、「園芸植物大事典」に従いました。

・マルバキンレイカ(P. gibbosa Maxim.
P. intermedia (Hornem.) Roem. et Schult.
オミナエシ(P. scabiosifolia Fisch. ex Trevir.
・タカネオミナエシ(チシマキンレイカ;P. sibirica Juss.
・オオキンレイカ(P. takeuchiana Makino
・コキンレイカ(ハクサンオミナエシ;P. triloba (Miq.) Miq.
オトコエシ(P. villosa (Thunb.) Juss.


本棚以外の参考文献
  • CRC World Dictionary of PLANT NAMES -Common names, scientific names, eponyms, synonyms, and etymology. CRC Press. 2000.

  • 北村四郎.オミナエシ.世界の植物.193〜194ページ.朝日新聞社.1975年.

(2005.9.5.)
 
HOME   植物名一覧

このページ内の文章・画像の転載を禁止します