このページ内の文章・画像の転載を禁止します

ヘレボルス属


このサイトで紹介している種

ヘレボルス      
クリスマスローズ(種不明)
sp.
     

キンポウゲ科Ranunculaceae
学名Helleborus L.
和名クリスマスローズ属
英名hellebore
分布ヨーロッパ、トルコ〜旧ソ連、中国西部
種数15種、約21種(資料によって異なります)
属名の性別男性

属名の由来

1.ギリシャ語の「helein(殺す)+bora(食物)」で、根から採った樹液を狩猟に用いたことから。
2.テオフラストスがある薬草に用いた名前。ただし、その薬草はヘレボルス属ではない可能性がある。

花言葉中傷、発狂、私の心配を救ってください、慰め
メモ

名前など
 クリスマスローズ(Christmas rose)は、本来は、H. niger(ニゲル種[ニガー種])の英名です。しかし、日本では、H. orientalis(オリエンタリス種)や交雑種もクリスマスローズと呼ばれています。


形態・生態・栽培など
 耐寒性がある多年草です。茎の有無で、有茎と無茎の二つのタイプに大別されるそうです。葉は3枚以上の小葉から成る掌状の複葉ですが、中には羽状の葉を持つ物もあるそうです。葉の縁は歯状、あるいは、全縁です。花は、普通、集散花序を形成しますが、花が多い場合は円錐状になることがあるそうです。花弁のように見えるのは萼片で、5枚あり、重なり合っています。花弁は退化して蜜腺になっていますが、八重咲きの花では花弁に戻っています。雄しべは多数あります。心皮は2〜10枚で、離生しているか、基部が合着しているそうです。果実は袋果です。
 種によって開花期が異なり、例えば、ニゲル種はクリスマスの頃、オリエンタリス種はキリスト教の四旬節(Lent:聖灰水曜日〜復活祭[春分後の満月直後の日曜日]前日までの日曜日を除く40日間。オリエンタリス種の英名の lenten rose[レンテンローズ]は、これに由来するそうです)に開花するそうです。
 栽培について、繁殖は株分けか実生によります。株分けは、秋か開花後に行います。排水が良く肥沃な土壌を好みます。日当たりについては、半日陰が向いています。乾燥する場合は、十分に水遣りします。


種類など
 種数は上記の通りです。

H. argutifolius Viv:有茎
・コダチクリスマスローズ(H. foetidus L.):有茎
H. lividus Ait.:有茎
H. multifidus Vis.:無茎
・クリスマスローズ(H. niger L.Christmas rose):無茎
H. odorus Waldst. et Kit.:無茎
・ハルザキクリスマスローズ(H. orientalis Lam.lenten rose[レンテンローズ]):無茎
H. purpurascens Waldst. et Kit.:無茎
H. viridis L.:無茎
H. vesicarius Aucher.:無茎
H. × hybidus
H. sp.(種不明)


本棚以外の参考文献
  • 特にありません

(2004.12.12.)
 
HOME   植物名一覧

このページ内の文章・画像の転載を禁止します