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メランドリウム属


このサイトで紹介している種

ホワイトキャンピオン レッドキャンピオン    
ホワイトキャンピオン
album
レッドキャンピオン
dioicum, rubrum
   

ナデシコ科Caryophyllaceae
学名Melandrium Röhling
和名フシグロ属
英名 
分布北半球の温帯、アフリカ、南米
種数約30〜100種(資料によって異なります)
属名の性別中性

属名の由来

 イタリア人のG. Melandiという人に因む。あるいは、テオフラストス(アリストテレスの弟子で、植物学の祖)が用いていた古代ギリシャ語の「melas(黒)+drys(オーク[ブナ科])」に因むとも言われているが、なぜそうなのかは不明。

メモ

属について
 現在、Silene属(シレネ属、マンテマ属)にまとめられています。詳細は、シレネ属のページをご覧下さい。
 一部の図鑑で、Melandryumと綴られていることがありますが、ここでは「The New RHS Dictionary of Gardening」、「The Plant-Book」に従いました。また、和製の図鑑では命名者名が Fries となっていますが、海外の図鑑に従いました。


形態など
 形態については、シレネ属にまとめましたので、そちらをご参照下さい。


種類など
 前述の通り、現在はシレネ属に移されていますが、かつてメランドリウム属とされていた種の一部を以下に挙げます。シレネ属に移されているので、学名を変更する場合は、種小名の語尾変化を中性から女性に変える必要があります。

ホワイトキャンピオン(ヒロハノマンテマ、マツヨイセンノウ;M. album (Mill.) GarckeSilene latifoliaの異名)
・タカネマンテマ(M. apetalum (L.) Fenzl subsp. arcticum Hultén
・ヒメケフシグロ(M. apricum (Turcz.) Rohrb.
レッドキャンピオン(M. dioicum (L.) Casson et GermaineSilene dioicaの異名)
・フシグロ(M. firmum (Sieb. et Zucc.) Rohrb.Silene firma Sieb. et Zucc. の異名)
・カムイビランジ(M. hidaka-alpinum Miyabe et Tatew.)
・オオビランジ(M. keiskei (Miq.) OhwiS. keiskei Miq. の異名)
  ビランジ(var. minor (Takeda) Ohwi et Ohashi
・マツヨイセンノウ(M. noctiflorum Fries)(※1
レッドキャンピオン(M. rubrum (Weigel) GarckeSilene dioicaの異名)
・テバコマンテマ(M. yanoei (Makino) Williams

※1和名は「原色日本植物図鑑」によりますが、マツヨイセンノウという和名は Silene latifolia に当てられていることが多いです。


本棚以外の参考文献
  • CRC World Dictionary of PLANT NAMES -Common names, scientific names, eponyms, synonyms, and etymology. CRC Press. 2000.

  • 北村四郎ら.原色日本植物図鑑.草本編(中).保育社.1961年.

(2004.2.9.)
 
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