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ルコウソウ属


このサイトで紹介している種

ロバタ ルコウソウ    
ロバタ / ロバータ
[ミナ・ロバータ]
lobata
ルコウソウ
pennata
   

ヒルガオ科Convolvulaceae
学名Quamoclit Moench
和名ルコウソウ属
英名star glory
分布熱帯アメリカ、インド
種数約10種
属名の性別女性

属名の由来

 ギリシャ語の「kuamos(または、kyamos;マメ)」、あるいは、ギリシャ語の「kuamos(マメ)+klitos(低い、下部、傾斜した)」で、蔓性で、草丈が伸びないことによると考えられている。
 和名(縷紅草)は、糸のように細長く、赤い花を咲かせることから。

メモ

属について
 和製の図鑑(「園芸植物大事典」、「最新園芸大辞典」、「園芸植物図譜」、「世界有用植物事典」等)では、ルコウソウ属(クアモクリト属)は、イポメア属(サツマイモ属、Ipomoeaとは別の属として扱われていますが、ここでは、イポメア属にまとめました。詳細は、イポメア属のページをご覧下さい。


生態などについて
 花芽分化については短日性であるといわれています。14℃以下では開葯しないために、受粉できないそうです。また、花粉の寿命が短く、お昼を過ぎてからは、ほとんど受精しないそうです。生育適温は20〜25℃だそうです。


種類など
 種数は、前述の和製の図鑑に依ります。

・マルバルコウソウ(丸葉縷紅草;異名:Q. angulata Bojer、正名:Ipomoea phonicea Roxb.、)
・ハゴロモルコウソウ(羽衣縷紅草;別名:モミジバルコウソウ;異名:Q. cardinalis hort.、他、正名:Ipomoea × sloteri (House) Ooststr.
・ウチワルコウ(団扇縷紅;異名:Q. coccinea (L.) Moench、正名:Ipomoea coccinea L.
ミナ・ロバタ(異名:Q. lobata (Cerv.) HouseIpomoea versicolor Meissn.Mina lobata Cerv.、正名:I. lobata (Cerv.) Thell.
ルコウソウ(縷紅草;異名:Q. pennata (Desr.) BojerQ. vulgaris Choisy、正名:Ipomoea quamoclit L.

 マルバルコウソウ、ハゴロモルコウソウは、図鑑によっては、それぞれ、マルバルコウ、ハゴロモルコウとなっています。


本棚以外の参考文献
  • Quattrocchi, U. CRC World Dictionary of PLANT NAMES. Vol. III. CRC Press LLC. 2000.

  • 本多康人.ルコウソウ属植物の遺伝学的研究.植物学雑誌.第75巻.309〜315ページ.1962年.

(2003.11.15.)
 
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