属について
和製の図鑑(「園芸植物大事典」、「最新園芸大辞典」、「園芸植物図譜」、「世界有用植物事典」等)では、ルコウソウ属(クアモクリト属)は、イポメア属(サツマイモ属、Ipomoea)とは別の属として扱われていますが、ここでは、イポメア属にまとめました。詳細は、イポメア属のページをご覧下さい。
生態などについて
花芽分化については短日性であるといわれています。14℃以下では開葯しないために、受粉できないそうです。また、花粉の寿命が短く、お昼を過ぎてからは、ほとんど受精しないそうです。生育適温は20〜25℃だそうです。
種類など
種数は、前述の和製の図鑑に依ります。
・マルバルコウソウ(丸葉縷紅草;異名:Q. angulata Bojer、正名:Ipomoea phonicea Roxb.、)
・ハゴロモルコウソウ(羽衣縷紅草;別名:モミジバルコウソウ;異名:Q. cardinalis hort.、他、正名:Ipomoea × sloteri (House) Ooststr.)
・ウチワルコウ(団扇縷紅;異名:Q. coccinea (L.) Moench、正名:Ipomoea coccinea L.)
・ミナ・ロバタ(異名:Q. lobata (Cerv.) House、Ipomoea versicolor Meissn.、Mina lobata Cerv.、正名:I. lobata (Cerv.) Thell.)
・ルコウソウ(縷紅草;異名:Q. pennata (Desr.) Bojer、Q. vulgaris Choisy、正名:Ipomoea quamoclit L.)
マルバルコウソウ、ハゴロモルコウソウは、図鑑によっては、それぞれ、マルバルコウ、ハゴロモルコウとなっています。
本棚以外の参考文献
Quattrocchi, U. CRC World Dictionary of PLANT NAMES. Vol. III. CRC Press LLC. 2000.
本多康人.ルコウソウ属植物の遺伝学的研究.植物学雑誌.第75巻.309〜315ページ.1962年.
(2003.11.15.)
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